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22話

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ユズ「見かけ装備だから違和感があるけど、だいぶ強いね。オプションで火炎属性がついてるし、武器攻撃力も上がったし」
ミオ「“豪雪“も相手に敵の移動・攻撃速度が遅くなる凍結が付与されるので思ったより狩りやすくなりますね」
コトリ「この大楯なんてオートガードに反射ダメージがあるもん」
ユズ「第二までは書いてあるんだけど第三効果が???で見えないんだよね…」
ミオ「私のも」
ヒジリ「みんな急に強くなったなぁ」少し悄げる。
ヒジリの“無色”は長剣であること以外は攻撃力も並、効果は3つあるものの全て???で隠されている。
コトリ「まぁまぁ…武器効果が無くてもヒジリさん強いじゃないですか!」
ミオ「確かに。他の装備みたいに強くなる伸び代があるってことでいいじゃないですか?」
ユズ「もしかしたら転職したら解放されたりするのかもね」
ヒジリ「全部が全部初めましてだからね…」
コトリ「少しずつ調べていきましょ」
ミオ「第3の効果のある武器自体初だろうし…」
ユズ「でもコトリが一人でも狩れるようになったのは大きいね」
コトリ「反射ダメージが少ないから時間はかかるけどね」
ユズ「そろそろ攻撃技も覚えそうなものだけどね…」
ミオ「防御もできて、攻撃もできたら相当強くない?」
ユズ「そうだね…死角もオートガードもあるしね」
ヒジリ「一番の当たりはコトリさんかな」
ミオ「あ、そろそろ時間ですね」
ヒジリ「そうだね…あ今日行かなきゃいけないところがあるんだ」
ユズ「あれ?それじゃログインしない感じ?」
ヒジリ「要件が済み次第ログインするよ。時間がわからないけど」
コトリ「それじゃ街に戻って終わりましょうか」

ヒジリ「用意しなきゃ」
シャワーを浴びて、軽食を摂り、外に出る。
日差しが痛い。帽子を深々と被る。
電車に乗り、人の家に着く。ドアチャイムを鳴らす。
「あ、ヒーくん今開けるね」
十数秒後にドアが開く。
ヒジリ「よっ、来たよ」
「ヒーくんおかえり」ヒジリの妹、中学生のノドカだ。
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