上 下
25 / 25

25話

しおりを挟む
鯷球「追跡されている感じはないみたいです」
恵美「そうですか…」イヤホンから聞こえる声に返答する。
鯷球「できるだけ周りを見ないようにお願いします」
恵美「わかってます」
目的地にまで行く。
鯷球の見えている範囲では誰も怪しい人はいない。
車も、窓も全て一通り見るが、怪しい人は見当たらない。
無事、目的地に着く。
家は誰も知らされていないはず。
姉以外には…
鯷球「それでは今日はこれで」
恵美「明日もお願いします」
鯷球「もちろんです」
鯷球は帰路に着く。

携帯が鳴る。
鯷球「もしもし」
恵美「財布については姉では無さそうです。特に怪しい素振りがありません」
鯷球「そうですか、まだ携帯のGPS機能の可能性もあるので気をつけてください」
恵美「そうですね…」
鯷球「それでは気をつけてくださいね」
恵美「ありがとうございます」

携帯を充電し、ご飯の準備をする。
今日も八百屋のお姉さんから色々な野菜を貰ってきたので汁物にする。
魚屋にもらったアラもあるのでアラ汁を作る。
アラ汁ができる直前、ドアフォンが鳴る。
外を見てみると…茜?
茜「ヤッホ」
鯷球「こんな夜にどうしたの?」
茜「ちょっと話聞いて欲しくて」
鯷球「うーん…今?」
茜「そう」
鯷球「晩御飯は?」
茜「まだ」
鯷球「食べる?」 茜「食べる」
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

変な屋敷 ~悪役令嬢を育てた部屋~

aihara
ミステリー
侯爵家の変わり者次女・ヴィッツ・ロードンは博物館で建築物史の学術研究院をしている。 ある日彼女のもとに、婚約者とともに王都でタウンハウスを探している妹・ヤマカ・ロードンが「この屋敷とてもいいんだけど、変な部屋があるの…」と相談を持ち掛けてきた。   とある作品リスペクトの謎解きストーリー。   本編9話(プロローグ含む)、閑話1話の全10話です。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

九竜家の秘密

しまおか
ミステリー
【第6回ホラー・ミステリー小説大賞・奨励賞受賞作品】資産家の九竜久宗六十歳が何者かに滅多刺しで殺された。現場はある会社の旧事務所。入室する為に必要なカードキーを持つ三人が容疑者として浮上。その内アリバイが曖昧な女性も三郷を、障害者で特殊能力を持つ強面な県警刑事課の松ヶ根とチャラキャラを演じる所轄刑事の吉良が事情聴取を行う。三郷は五十一歳だがアラサーに見紛う異形の主。さらに訳ありの才女で言葉巧みに何かを隠す彼女に吉良達は翻弄される。密室とも呼ぶべき場所で殺されたこと等から捜査は難航。多額の遺産を相続する人物達やカードキーを持つ人物による共犯が疑われる。やがて次期社長に就任した五十八歳の敏子夫人が海外から戻らないまま、久宗の葬儀が行われた。そうして徐々に九竜家における秘密が明らかになり、松ヶ根達は真実に辿り着く。だがその結末は意外なものだった。

三度目のはじめまして

一色一恵
ミステリー
ガタンゴトンガタンゴトン 毎日、同じ時間、同じ電車、同じ車両、同じドア、同じ席 毎日積み重なっていく、名前も知らない彼への初恋 これは、とある少女の淡い初恋が、時を超え、場所を超え、思わぬ奇跡を巻き起こす話

通勤電車

kumapom
ミステリー
ある日の事、主人公は奇妙な夢を見て目が覚める。気を取り直し、普通に出勤の準備をして出かけるが、ホームで電車を待っていた主人公の元に来たのは、いつもと違う奇妙な電車だった。

vtuber探偵、星空あかり~学校の七不思議編~

成神クロワ
ミステリー
私立双峰高校に通う高校2年生の俺、橘太助はいつも通りの毎日を送っていた。俺のクラスには不登校になった幼馴染がいる。彼女は1年の終わりごろから不登校になってしまった。噂ではいじめられているとか、非行に走って悪い仲間とつるんでいるなどと言われている・・・そう、言われているだけだ。 俺は知っていた・・・彼女が不登校になった理由を。 それは世界一のvtuberになるため!・・・である。 どういうこと?なんでそれで不登校に?そう思った皆は普通である。俺もそう思う。 彼女の名前は星空あかり・・・俺の家の向かいに住んでいて小さい頃はよく遊んでいた。昔からテレビゲームが好きで、アニメや漫画なんかも好きだったからか最近ではvtuberというものにハマっていた、そして去年の終わりごろに「私、有名vtuberになる!」といったきり、学校にすら来なくなっていた。 近所に住んでいるという理由で先生たちには不登校の理由を聞かれ・・・vtuberになりたいらしいっすと答えたらふざけるなと怒られた・・・理不尽すぎるだろ。 昔からあいつに関わると碌なことがない・・・そんなある日、あかりからチャットが来た・・・そのチャットを見てあかりの家へ行くと彼女はこう言ったのだ。誰も見てくれない・・・と・・・知らんがな。 泣きながら面倒くさいことこの上ないことを言ってくるあかりに適当に思いついたvtuberで探偵でもやってみたら新しいんじゃね?という言葉にあかりはノリにのってしまった・・・そして俺のことを勝手に助手にしやがった。vtuber探偵として学校の事件を解決するため俺にノートパソコンを持たせ推理を配信させるあかり・・・いや、学校に来いよ・・・。そんな身勝手な幼馴染に振り回されおれの平穏な学生生活は壊れていくのであった。

処理中です...