61 / 361
第二章 新しい生活
16☆
しおりを挟むお風呂から上がると、俺の身体がリラックスモードに入ってしまっていて、なかなかうまく動く事が出来ず、夕食はゼンがコンビニでいろいろと買ってきてくれて、今は三人ともベッドで寛いでいる。
「レストラン予約せんで良かったわ。本当は食後にと思っとったんやけどなあ」
「よく兄貴が試合で調子良かったりすると、興奮おさまらん言うて、凛の写真……」
「おいゼル、そんな話すんなや!! り、凛くん、引かんでな?」
まあ、興奮がおさまらないっていうのは、俺も分かる。俺の場合はいい相手とあたった時だけど。でもそっか、ゼンは俺の写真をそういう使い方してたのか。なるほど。別にいいけどな。むしろ他ので発散してる方が嫌だ。
「俺も興奮おさまらないのは経験あるし、俺以外で発散される方が嫌だから、隠さなくてもいいよ」
「ちょい待ち!! 凛くんが興奮って、聞き捨てならんのやけど!! 凛くんが興奮って……誰やッ」
「俺も聞きたいなあ。そいつ誰なん?」
誰って言われても、いいスパイカーとしか言いようがない。中学の頃のなんか、名前覚えてないし。一回あたっただけだし。
「中2の頃だし覚えてない……それに、今はもっと強い人達がいっぱい居るし。ゼンとゼルが俺の中では一番だよ」
「凛くん、もうそろそろ第二ラウンドいこか。次は二人いっぺんに相手してくれるやろ?」
「せやな……凛が寝るまで付き合うてもらおか。もともとそのつもりやったし」
寝るまでって、それ俺が気失うまでって事だろ!! うー、断れない。
「好きにして。今日はゼンのご褒美デーでしょ?」
すると二人は素早く服を脱ぎ捨て、俺だけパンツでうつ伏せになってたせいか、あっという間に脱がされると、ゼンに突然持ち上げられて、ゼルの上にそのままうつ伏せになる形で乗せられた。
「もう夜やから、凛くんの好きなゼルのチュウで、口塞いでもらい」
「凛、こっち向いて。凛は結構これ好きやもんなあ」
ゼルは楽しそうにそう言って、俺の声が出ないように、口を塞ぎ舌を絡める。
「凛くん、次はさっきみたいにはいかんで。ちゃんとゴムもせなな~」
ゼンは自分にゴムをつけると、後ろから俺の中に侵入してくる。腰を動かし始めると、覆い被さるようにして、背中にキスをしたり舐めたりしてくる。
「ンッ……ん……んフ」
「あー、ずっとこの中居りたい。けど、それ以上に凛くん抱き潰したいわ」
ゼンは一度止まったかと思うと、急に激しく動き出し、遂に背中を噛み始めてきた。ゼルの方は揺れで歯があたらないよう、俺の顔を両手で挟み、息が荒くなって興奮してるのが分かる。
そしてさっきの比ではないほど長く、俺ばっかり何度もイかされる。
俺いつの間にか、後ろでイけるようになっちゃってる。
「はぁ、はぁ……もう我慢できんわ」
「ンッ……んン~ッ!!」
ゼンは一気に引き抜いた後、奥まで勢いよく突き、達したのか動きが止まり、ゼルも唇を離す。
「凛、後ろでイッとったな。その度に、こっちに押しつけてきよって……こっちがどんだけ我慢しとるか」
「ほいほい、ゼルには絶景が待っとるで」
ゼンはそれだけ言うと、俺を持ち上げてゼルがゴムつけたのを確認し、ゼルの勃ち上がっているモノが、直接俺の中に入るように座らせた。
「ヒッ……ん」
「確かに絶景やな」
「おっと、凛くん力入らん?? 俺が支えたるから、ゼルに気持ちようしてもらい」
俺はクタっとゼンに寄りかかると、次はゼンに口を塞がれ、胸もいやらしい手つきで触られる。それを見たゼルは、下から俺を突き上げ始めた。
「ンあッ!! まっ……これ……だめ」
「凛は下から突き上げられるんが好きなんやな」
「や……まって……へん、なる……ピリピリ……アッ」
「凛くん、変になってええよ。それにもうイッてもうてるんやない? 出とらんけど、中イキしたん??」
そのまま突き上げられる俺は、何も出来ずされるがままで、ゼンには完全に口を塞がれてしまう。
ダメだ。気持ち良すぎて、もう意識が……
「ありゃ、凛くん気ぃ失ってもうた」
「兄貴そのまま、凛こっちに寄越して。あと少しやから」
気を失った凛を、ゼルは押し倒すようにし、自分は凛に覆い被さって、心臓のある位置に噛みついて達した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
221
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる