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第5章 新たな従魔探し
58-盗賊とレモン
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「それで、我々はどうすれば良いのかな?」
「あそこに、岩がゴロゴロしてる川原がありますよね。」
「ああ。あそこだな。」
ジョーンズさんが、そちらに視線を向ける。
「ちょっと道から外れますが、あそこで休んでおいて欲しいということです。」
「なるほど。休んでいるところを襲わせる訳だな。わかった。」
ジョーンズさんは、御者の人に指示を出して、馬車はそちらに進み始めた。
あ、後ろに続いていたいくつかの商隊が戸惑っている感じだな。
『クレア、後ろから来ているいくつかの隊があるから、それぞれにこの先に盗賊らしき人たちが潜んでいることを伝えてくれない?』
『了解!』
クレアのことは、皆多分知っているから、大丈夫だろう。
無視して襲われても、こっちの責任じゃないし。
川原に着くと、馬からハーネスを外してやり、休みに入った。
「もうすぐ着くんだろう?俺は特に休まなくても良いぞ?」
草を食みながら、リーダー的な馬が言って来た。
真面目なやつだ。
「ちょっと事情があるんだよ。」
「ふうん。まあ、草食べさせてもらえるから、良いけどな。」
普通は、こんなところで休んだりしないんだろう。
うしろの商隊も皆少し離れた所に来ていたが、馬は馬車に繋いだままだし、人もすぐ動ける様にしている感じだ。
盗賊のことを信じたのなら、警戒しているだろう。
これ、すごく不自然な状況に見えるけど、盗賊たちは襲って来るかな?
~~~
「こいつ、気持ち悪いんだが、噛み付いて良いか?」
盗賊の一人に抱きつかれた馬がそう言って来た。
馬でも気持ち悪く感じるんだな。
それでも、勝手に振り払ったりしないのは、さすが調教が行き届いた馬車馬というべきか……。
「もうすぐ、この人たちはいなくなるはずだから、もう少し辛抱してね。」
「しょうがないな。」
「ごめんね。」
聞き分けが良いな。
後でしっかり誉めてやろう。
どういう状況かというと……。
あれから少しして、盗賊たちが襲って来たのだが、皆何もない所で短刀を振り回してニヤニヤしていた。
しかも、それから、皆裸になって岩にしがみついた。
唖然としていると、後からリーダーとおぼしき男がやってきた。
「おい、お前らそんなことをしている場合か!」
彼はまともそうだなと思ったのもつかの間、彼は一頭の馬に向かって行き、抱きついたのだ。
ということで、ちょっと見るに耐えられない光景になっている。
「レモン、どうなってるの?」
岩にしがみついている男たちを指さして、レモンに聞いてみた。
「彼らは、美女と楽しんでいるつもりなのよ。」
まあ、大体予想は着いたけどね。
「あの男は?」
馬に抱きついている男を見ながら、レモンに尋ねる。
「あいつは、人には興味ないみたいだったから、試しに馬を獣人に見せてみたのよ。」
「あ、なるほど!ちょっと変わっているのか。」
いわゆる、『ケモナー』だな。
「ユウマ程では、ないけどね。」
「酷い!」
でも、否定できないことは、自分が一番よくわかっている。
~~~
しばらくすると、ヴァミリオが戻って来て、僕の肩にとまった。
「ヴァミリオ、お疲れ様。」
「連れて来たよ!」
見ると、馬に乗った人たちと馬車が近付いて来ているのが見えた。
ワーテンの警備隊の人たちとかかな?馬車は護送用だろう。
「こ、これは、一体……。」
警備隊らしき人の一人が、呆れた様に呟いた。
他の人たちも、唖然としていた。
うん。まあ、そうなるよね。
警備隊らしき人には、ジョーンズさんが状況を説明してくれた。
「あなたが、ユウマさんですか。噂は聞いております。あ、失礼しました。私は、ワーテンで警備を行っているルモールと申します。」
「はじめまして。ユウマです。」
噂というのは気になるが、触れない方が良いだろうな。
「この者たちは、こちらで引き取らせてもらいますね。」
「あ、待って。」
レモンが、盗賊たちを拘束しようとした警備隊の人を止めた。
「レモン、どうしたの?」
「せっかくだから、自分から乗ってもらいましょう。」
「「えっ?」」
見ていると、盗賊たちは自分から護送用の馬車に乗った。
警備隊の人も驚いている。
レモンが何か見せているのだろうが、聞かない方が良いかな?
「ありがとうございました。それでは、これで。あの者たちのことは、後でギルドで聞いてください。」
「わかりました。」
警備隊と護送用の馬車を見送って、進行を再開した。
その後は何事もなく、ワーテンに着いた。
「ジョーンズさん、お疲れ様でした。」
「お疲れ様。ユウマ君のお蔭で、荒事に鳴らずに済んだよ。」
「僕は何もしてないです。レモンのお手柄ですよ。」
「もっと誉めても良いのよ?」
僕に抱えられながら、そう言うレモン。
幻術が思い通りに決まって、満足そうだ。
「そうだね。エライエライ。」
「何かバカにされてる様な気がするけど……。」
「き、気のせいだよ。」
レモンの機嫌を損ねないように、慌てて撫でた。
「しかし、私たちは何もしませんでしたね。」
「確かに。」
「ホントだよね。」
ギザールさんたちは、活躍の場がなかったので、残念そうだ。
「勝手な事をして、すみませんでした。」
「いえ。ユウマさんと一緒という時点で、予想は付いていましたから。」
「皆さん、ありがとうございました。」
ジョーンズさんが、依頼の達成証明を渡してくれた。
それを受け取り、自宅に戻ろうとしたのだが……。
「ユウマさん、ギルドに行かないんですか?」
「あっ!」
ギザールさんに言われて、盗賊について後でギルドで聞いてくれと言われたのを思い出した。
僕は別に急がないが、ギザールさんたちと一緒に行った方が良いだろう。
~~~
ギザールさんたちと一緒にギルドに行くと、コリーさんの所に通された。
ギザールさんたちは、コリーさんと直接話をしたことはほとんどないようで、緊張していた。
「皆さん、今回は盗賊の捕縛に協力いただき、ありがとうございました。」
「い、いえ。捕まえたのは、ユウマさんで、私たちは何もしてないですので……。」
「いえ。やったのはレモンで、僕も何もしてないです。」
ギザールさんの発言に続けて、僕は抱えているレモンを見ながら、そう告げた。
「はあ。ちなみに、何をしたんですか?彼らは、ヤバい感じでしたが。」
「幻覚を見せたみたいです。」
「な、なるほど……。あんなに効果があるとは、さすが神獣ですね。」
「どういうことですか?」
「人間でも幻術が使える人がいますが、普通効果は限定されていて、しかも一時的なんですよ。」
「そうなんですか。」
「はあ。ユウマさんの従魔は規格外ばかりだから、一般的な水準がわからないのですね……。」
コリーさん、ため息ばかりだな。
「それで、なぜ今回コリーさんが直接話をしてくれているんですか?モフモフさせてくれるとかですかね?」
「そんな訳ないでしょ!」
思い切り拒否された。
横からも、ギザールさんたちの「何を言ってるんだお前は」みたいな視線を感じる。
「じょ、冗談に決まってるじゃないですか。ハハハ。」
「まったく……。皆さんを呼んだのは、直接お礼を言いたかったからです。」
「お礼ですか?」
「今回の盗賊は、捕縛依頼が出てた訳でもないので報酬もないですし、賞金首でもないので懸賞金も出ません。ですが、彼らは元々冒険者で、盗賊を始めたばかりでした。」
「元冒険者ですか……。」
冒険者から盗賊になるのは、ラノベでは有りがちだな。
「はい。このところ、上位の冒険者が戻って来ているので、依頼に対して冒険者が多い状態となっています。盗賊のリーダーはDランクでしたが、Dランクは特に仕事不足になっています。」
「それで、盗賊になる冒険者も増えている訳ですか。」
「そうなんです。そこそこ実力もあるので、余計に性質が悪くて……。彼がまだ盗賊を始めたばかりで捕まったことにより、他の冒険者に『盗賊になってもそう上手くいかない』ということを知らしめることになりました。なので、今回の皆さんの働きはありがたかった訳です。」
「そうなんですね。」
「はい。これからも、よろしくお願いします。……ところで、ユウマさん。」
「は、はい、何でしょう。」
何か急にコリーさんの表情が険しくなったが、どうしたんだろうか。
「フェニックスが割った窓の修理費を後で請求させていただきますね。」
「えっ?」
コリーさんの指さした先には、穴の空いた窓があった。
「ヴァミリオ、急いでくれたのはありがたいけど、窓から入らなくても良かったんじゃない?」
「てへっ(ペロッ)!」
フェニックスがてへぺろしてもかわいく……なくはないな。
窓は割ったというより、ガラスを溶かした感じだったから、炎魔法を使ったのだろう。
「今度から、ちゃんと入り口から入ってね。」
「わかったー!」
ヴァミリオなら、普通に入っても、皆注目するはずだからね。
「あそこに、岩がゴロゴロしてる川原がありますよね。」
「ああ。あそこだな。」
ジョーンズさんが、そちらに視線を向ける。
「ちょっと道から外れますが、あそこで休んでおいて欲しいということです。」
「なるほど。休んでいるところを襲わせる訳だな。わかった。」
ジョーンズさんは、御者の人に指示を出して、馬車はそちらに進み始めた。
あ、後ろに続いていたいくつかの商隊が戸惑っている感じだな。
『クレア、後ろから来ているいくつかの隊があるから、それぞれにこの先に盗賊らしき人たちが潜んでいることを伝えてくれない?』
『了解!』
クレアのことは、皆多分知っているから、大丈夫だろう。
無視して襲われても、こっちの責任じゃないし。
川原に着くと、馬からハーネスを外してやり、休みに入った。
「もうすぐ着くんだろう?俺は特に休まなくても良いぞ?」
草を食みながら、リーダー的な馬が言って来た。
真面目なやつだ。
「ちょっと事情があるんだよ。」
「ふうん。まあ、草食べさせてもらえるから、良いけどな。」
普通は、こんなところで休んだりしないんだろう。
うしろの商隊も皆少し離れた所に来ていたが、馬は馬車に繋いだままだし、人もすぐ動ける様にしている感じだ。
盗賊のことを信じたのなら、警戒しているだろう。
これ、すごく不自然な状況に見えるけど、盗賊たちは襲って来るかな?
~~~
「こいつ、気持ち悪いんだが、噛み付いて良いか?」
盗賊の一人に抱きつかれた馬がそう言って来た。
馬でも気持ち悪く感じるんだな。
それでも、勝手に振り払ったりしないのは、さすが調教が行き届いた馬車馬というべきか……。
「もうすぐ、この人たちはいなくなるはずだから、もう少し辛抱してね。」
「しょうがないな。」
「ごめんね。」
聞き分けが良いな。
後でしっかり誉めてやろう。
どういう状況かというと……。
あれから少しして、盗賊たちが襲って来たのだが、皆何もない所で短刀を振り回してニヤニヤしていた。
しかも、それから、皆裸になって岩にしがみついた。
唖然としていると、後からリーダーとおぼしき男がやってきた。
「おい、お前らそんなことをしている場合か!」
彼はまともそうだなと思ったのもつかの間、彼は一頭の馬に向かって行き、抱きついたのだ。
ということで、ちょっと見るに耐えられない光景になっている。
「レモン、どうなってるの?」
岩にしがみついている男たちを指さして、レモンに聞いてみた。
「彼らは、美女と楽しんでいるつもりなのよ。」
まあ、大体予想は着いたけどね。
「あの男は?」
馬に抱きついている男を見ながら、レモンに尋ねる。
「あいつは、人には興味ないみたいだったから、試しに馬を獣人に見せてみたのよ。」
「あ、なるほど!ちょっと変わっているのか。」
いわゆる、『ケモナー』だな。
「ユウマ程では、ないけどね。」
「酷い!」
でも、否定できないことは、自分が一番よくわかっている。
~~~
しばらくすると、ヴァミリオが戻って来て、僕の肩にとまった。
「ヴァミリオ、お疲れ様。」
「連れて来たよ!」
見ると、馬に乗った人たちと馬車が近付いて来ているのが見えた。
ワーテンの警備隊の人たちとかかな?馬車は護送用だろう。
「こ、これは、一体……。」
警備隊らしき人の一人が、呆れた様に呟いた。
他の人たちも、唖然としていた。
うん。まあ、そうなるよね。
警備隊らしき人には、ジョーンズさんが状況を説明してくれた。
「あなたが、ユウマさんですか。噂は聞いております。あ、失礼しました。私は、ワーテンで警備を行っているルモールと申します。」
「はじめまして。ユウマです。」
噂というのは気になるが、触れない方が良いだろうな。
「この者たちは、こちらで引き取らせてもらいますね。」
「あ、待って。」
レモンが、盗賊たちを拘束しようとした警備隊の人を止めた。
「レモン、どうしたの?」
「せっかくだから、自分から乗ってもらいましょう。」
「「えっ?」」
見ていると、盗賊たちは自分から護送用の馬車に乗った。
警備隊の人も驚いている。
レモンが何か見せているのだろうが、聞かない方が良いかな?
「ありがとうございました。それでは、これで。あの者たちのことは、後でギルドで聞いてください。」
「わかりました。」
警備隊と護送用の馬車を見送って、進行を再開した。
その後は何事もなく、ワーテンに着いた。
「ジョーンズさん、お疲れ様でした。」
「お疲れ様。ユウマ君のお蔭で、荒事に鳴らずに済んだよ。」
「僕は何もしてないです。レモンのお手柄ですよ。」
「もっと誉めても良いのよ?」
僕に抱えられながら、そう言うレモン。
幻術が思い通りに決まって、満足そうだ。
「そうだね。エライエライ。」
「何かバカにされてる様な気がするけど……。」
「き、気のせいだよ。」
レモンの機嫌を損ねないように、慌てて撫でた。
「しかし、私たちは何もしませんでしたね。」
「確かに。」
「ホントだよね。」
ギザールさんたちは、活躍の場がなかったので、残念そうだ。
「勝手な事をして、すみませんでした。」
「いえ。ユウマさんと一緒という時点で、予想は付いていましたから。」
「皆さん、ありがとうございました。」
ジョーンズさんが、依頼の達成証明を渡してくれた。
それを受け取り、自宅に戻ろうとしたのだが……。
「ユウマさん、ギルドに行かないんですか?」
「あっ!」
ギザールさんに言われて、盗賊について後でギルドで聞いてくれと言われたのを思い出した。
僕は別に急がないが、ギザールさんたちと一緒に行った方が良いだろう。
~~~
ギザールさんたちと一緒にギルドに行くと、コリーさんの所に通された。
ギザールさんたちは、コリーさんと直接話をしたことはほとんどないようで、緊張していた。
「皆さん、今回は盗賊の捕縛に協力いただき、ありがとうございました。」
「い、いえ。捕まえたのは、ユウマさんで、私たちは何もしてないですので……。」
「いえ。やったのはレモンで、僕も何もしてないです。」
ギザールさんの発言に続けて、僕は抱えているレモンを見ながら、そう告げた。
「はあ。ちなみに、何をしたんですか?彼らは、ヤバい感じでしたが。」
「幻覚を見せたみたいです。」
「な、なるほど……。あんなに効果があるとは、さすが神獣ですね。」
「どういうことですか?」
「人間でも幻術が使える人がいますが、普通効果は限定されていて、しかも一時的なんですよ。」
「そうなんですか。」
「はあ。ユウマさんの従魔は規格外ばかりだから、一般的な水準がわからないのですね……。」
コリーさん、ため息ばかりだな。
「それで、なぜ今回コリーさんが直接話をしてくれているんですか?モフモフさせてくれるとかですかね?」
「そんな訳ないでしょ!」
思い切り拒否された。
横からも、ギザールさんたちの「何を言ってるんだお前は」みたいな視線を感じる。
「じょ、冗談に決まってるじゃないですか。ハハハ。」
「まったく……。皆さんを呼んだのは、直接お礼を言いたかったからです。」
「お礼ですか?」
「今回の盗賊は、捕縛依頼が出てた訳でもないので報酬もないですし、賞金首でもないので懸賞金も出ません。ですが、彼らは元々冒険者で、盗賊を始めたばかりでした。」
「元冒険者ですか……。」
冒険者から盗賊になるのは、ラノベでは有りがちだな。
「はい。このところ、上位の冒険者が戻って来ているので、依頼に対して冒険者が多い状態となっています。盗賊のリーダーはDランクでしたが、Dランクは特に仕事不足になっています。」
「それで、盗賊になる冒険者も増えている訳ですか。」
「そうなんです。そこそこ実力もあるので、余計に性質が悪くて……。彼がまだ盗賊を始めたばかりで捕まったことにより、他の冒険者に『盗賊になってもそう上手くいかない』ということを知らしめることになりました。なので、今回の皆さんの働きはありがたかった訳です。」
「そうなんですね。」
「はい。これからも、よろしくお願いします。……ところで、ユウマさん。」
「は、はい、何でしょう。」
何か急にコリーさんの表情が険しくなったが、どうしたんだろうか。
「フェニックスが割った窓の修理費を後で請求させていただきますね。」
「えっ?」
コリーさんの指さした先には、穴の空いた窓があった。
「ヴァミリオ、急いでくれたのはありがたいけど、窓から入らなくても良かったんじゃない?」
「てへっ(ペロッ)!」
フェニックスがてへぺろしてもかわいく……なくはないな。
窓は割ったというより、ガラスを溶かした感じだったから、炎魔法を使ったのだろう。
「今度から、ちゃんと入り口から入ってね。」
「わかったー!」
ヴァミリオなら、普通に入っても、皆注目するはずだからね。
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