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第5章 新たな従魔探し
55-魔物ブリーダー2
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やっと本題に入れたので、魔物の幼体について疑問に思っていることをカミルさんに聞いた。
まず、能力値表示だが、分母は成体になった時の能力値ということだった。
幼体の間は何もしなくても分母の能力値までは上がることはわかっているが、幼体の間の行動が最終的な能力値の引き上げに繋がるかは確認できてないということだった。
次に、知能についてだが、カミルさんの感覚だと、平均的に動物の成体より高いようだ。
もちろん、知能に関する能力値というのは見えないため、行動などから推察するしかないのだが……。
最後に、魔物の親の認識だが、これは事例が少ない上、カミルさんは条件を満たさない限り魔物の言葉が聞けないため、ハッキリしない様だ。
ただ、カミルさんは、産まれるまでに魔力供給した者を親と認識すると推測していた。
つまり、胎生の魔物は産んだ母親のみを親と認識するが、卵生の魔物は産んだ母親だけでなく卵を温めた者も親と認識するということになる。これは、リフィの場合にも合致している。
「ということで、どれもまだまだ確信が持てるに至ってません。ヒポグリフのリフィちゃんでしたっけ?その子についても、情報いただけるとありがたいです。」
「わかりました。私も気になるので、よく観察します。」
「助かります。それと、もし可能であれば、連れて来ていただきたいです。」
「私も会ってみたい!」
「そうですね。今度来る時は連れて来ます。」
「ありがとうございます。」
「やったー!」
カミルさんは良い人そうなので、リフィを連れて来ても、問題ないだろう。
「ところで、カミルさんは、ほかのヒポグリフに会ったことは有りますか?」
「一度だけですが、成体のヒポグリフを連れた人が来たことが有りました。」
「そのヒポグリフの性別はわかりますか?」
「メスでしたね。私もグリフォンはオスしかいないというのを聞いたことが有ったので、ちょっと意外だったんですよ。聞くと、その人が知ってるヒポグリフも、全てメスということでした。」
「そうなんですか。僕の推測ですが、ヒポグリフは通常の上位魔物と同じなんだと思います。」
「と、言いますと?」
「あ、すみません。それはですね……。」
僕は上位魔物の殆どがメスであることと、グリフォンの特殊性を説明した。
「そうなんですか。それは知りませんでした。」
僕もクレアに聞いたから知ってるだけで、あまり知られてないんだろう。
「すみませんが、ここで待ち合わせをしているので、少し待たせてもらえますか?」
「良いですよ。私の方は、そろそろ仕事に戻ります。」
「お仕事のお邪魔をして、申し訳ありませんでした。」
「いえいえ。ユウマさんとお話ができて良かったです。あ、そうだ。ミルクは、ユウマさんのお相手をしといて。」
「わかったわ!」
お、お相手?……ゴクリ。
い、いや、そういう意味じゃないよね。
「ユウマ?」
ステラが、なぜかジト目でこちらを見ていた。
もしかして、心を読まれたのか?
「どうしたの?」
「い、いや、何でもないよ。」
変な事を考えたのを反省しつつ、甘えて来るミルクさんをモフモフさせてもらうのだった。
~~~
「ここね。ごめんください!」
「いらっしゃいませ。あ、ユウマさんのお連れの方ですね。」
どうやら、レモンが来たみたいだ。
カミルさん、奥で仕事していたはずなのに、反応が早かったな。
「はい。レモンと言います。」
「ユウマさんは中にいるので、どうぞお入りください。」
「ありがとうございます。ユウマ、お待たせ!って、誰それ?もしかして、また……。」
「いやいや、こちらはさっきの人の奥さんだよ。」
「人妻に手を出すなんて!」
「だから、そういうのじゃなくて……。ステラ、レモンに説明してよ。あれ?」
ふと見ると、今さっきまで僕に甘えていたミルクさんが仰向けになっていた。
もしかして、誘ってる?……そんなわけないか。
「ミルク、どうしたの!?」
カミルさんが、異変に気付いてやって来た。
「か、体が勝手に!」
「えっ?も、もしかして、あなたは……。」
レモンの方を見るミルクさん。レモンが何かやったのか?
「え、私は何もしてないわよ?」
「ユウマさん、彼女はアース・ヴィクセンですね。」
「地狐様!」
「そ、そうですけど……。」
「なるほど。」
いや、カミルさん。納得してる場合じゃなくて、ミルクさんを何とかしてあげてくださいよ。
「私、どうしちゃったんでしょう?」
しばらくして、復活したミルクさんが、カミルさんにそう聞いた。
「圧倒的上位のレモンさんに対して、身体が本能的に服従のポーズを取ったんだろうね。」
「服従のポーズ?」
魔物でも、狼の習性があるということか……。
しかし、服従のポーズって、生で初めて見たな。
ちなみに、犬が飼い主にお腹を見せるのは、大抵服従を示している訳ではないと聞いたことがある。
いや、今は関係ないな。
「狼系の魔物は、強い相手に敵意がないことを示すため、お腹を見せるみたいだよ。」
「そうなの?」
ちょっとアクシデントがあったが、ミルクさんも落ち着いたので、カミルさんにお礼を言って家を出た。
「レモン、天狐と会ってどうだった?」
「彼女は相変わらずだったわ。彼女にユウマのことを言ったら、会ってみたいと言っていたわ。」
「えー。身の危険を感じるから行くのやめたんだけど……。」
「私がちゃんと説得したから、大丈夫よ。」
「本当!?さすが、レモン!」
「ふふん!もっと褒めても良いのよ!?」
~~~
「大きくなったな!」
今日は、リフィを連れてクレアのお母さんの所へ来たのだが、会う早々驚く様にそう言われた。
まだ、3日しか経ってないんだけど……。
「確かに大きくなりましたが、そんな驚く程ですか?」
「うむ。ユウマは毎日見てるからわかりにくいかも知れないがな。」
「魔物は成長が早いって聞いたし、こんなものかなと思ったんだけど。」
「クレアは、こんなに早くなかった。ほかの魔物の幼体はわからないが……。」
ちなみに、リフィはもう抱えるのは無理がある大きさになっていた。
そろそろ、カミルさんの所へ連れて行かないと、成体になってしまうな。
しばらく、リフィがクレアのお母さんに甘えるのを微笑ましく見ていた。
そう言えば、リフィが従魔になってから、スキル共有で使えるようになったアクティブスキルを確認していなかったな。
今のうちに、確認しておこう。
使えるアクティブスキルはステータスのように表示される訳ではないのだが、なぜか認識できる。
まとめてみると、こんな感じだ。
================
【回復魔法】(所持者:クレア)
・ヒール
・キュア
【空間魔法】(所持者:ステラ)
・テレポートポイント設定
・テレポート
【時間魔法】(所持者:リフィ)
・スロウ
・クイック
・ストップ
【結界魔法】(所持者:イリディ)
・結界生成
・結界強化
・結果解除
【結界解析】(所持者:イリディ)
【浮遊】(所持者:エルミナ)
【隠蔽】(所持者:ミノン)
================
これを見てもわかる通り、皆のアクティブスキルがすべて共有されてるわけではない。
まず、属性魔法。これは、恐らく、適性とかが必要なのだろう。
それと、種族に依存すると思われるもの。
代表的なのが飛行だ。これは、どうも、翼が関係する気がする。
レモンの様に飛ぶには役に立つと思えない翼――翼と呼ぶにはあまりにも小さいので、羽と呼んでるが――でも、飛行スキルを使用するには必要なのではないだろうか。
あと、スキルによって使用できる魔法や技にも制限があることがわかった。
例えば、ステラが使っているアイテムボックスは、空間魔法でありながら僕は使用できない。
推測だが、アイテムボックスは一時的な発動ではなく継続的な発動が必要となるからではないかと思う。
もしかすると、僕が認識していないだけで、他にも同様なものがあるかも知れない。
そして、僕がやっていっているのは、それらのスキルがどれだけ使えるの検証だ。
たとえば、多くの魔法は、使用者によって威力が違う。
もちろん、ステータスによるところも大きいが、それだけではなく魔法レベル的なものがあるようだ。
隠しパラメータ的なものだろうか。
これは、実際使ってみないとわからないので、
もちろん、検証と同時に、目標であるエラスの神獣を解放するまでの手順を検討しているが、なかなか良い案がない。
最終的に封印されている所へ行って、テレポートポイントを設定するのは決まっているが、そこに辿り着ける方法が見付かってない。
そもそも、エラスに入る手段がない。
次に、入ったとしても、封印されている場所に簡単には近付けないと思われる。
アランさんの話によると、厳重に警戒されているらしいからだ。
ミノンの隠蔽を使わせてもらっても、見えなくなる訳ではないので、見張りに見付からないように近付くのは、厳しいだろう。
最悪強行手段も考えなければいけないと思うが、その後面倒なことになるのは必至なので、なるべく避けたい。
まだ、時間はあるので、もう少し検討したいと考えている。
ちなみに、もうスキルのために積極的に従魔を増やさなくても良いかなと思い始めている。
良いスキルを持った魔物もいるだろうけど、そう都合良く見付かるとは思えないし。
まず、能力値表示だが、分母は成体になった時の能力値ということだった。
幼体の間は何もしなくても分母の能力値までは上がることはわかっているが、幼体の間の行動が最終的な能力値の引き上げに繋がるかは確認できてないということだった。
次に、知能についてだが、カミルさんの感覚だと、平均的に動物の成体より高いようだ。
もちろん、知能に関する能力値というのは見えないため、行動などから推察するしかないのだが……。
最後に、魔物の親の認識だが、これは事例が少ない上、カミルさんは条件を満たさない限り魔物の言葉が聞けないため、ハッキリしない様だ。
ただ、カミルさんは、産まれるまでに魔力供給した者を親と認識すると推測していた。
つまり、胎生の魔物は産んだ母親のみを親と認識するが、卵生の魔物は産んだ母親だけでなく卵を温めた者も親と認識するということになる。これは、リフィの場合にも合致している。
「ということで、どれもまだまだ確信が持てるに至ってません。ヒポグリフのリフィちゃんでしたっけ?その子についても、情報いただけるとありがたいです。」
「わかりました。私も気になるので、よく観察します。」
「助かります。それと、もし可能であれば、連れて来ていただきたいです。」
「私も会ってみたい!」
「そうですね。今度来る時は連れて来ます。」
「ありがとうございます。」
「やったー!」
カミルさんは良い人そうなので、リフィを連れて来ても、問題ないだろう。
「ところで、カミルさんは、ほかのヒポグリフに会ったことは有りますか?」
「一度だけですが、成体のヒポグリフを連れた人が来たことが有りました。」
「そのヒポグリフの性別はわかりますか?」
「メスでしたね。私もグリフォンはオスしかいないというのを聞いたことが有ったので、ちょっと意外だったんですよ。聞くと、その人が知ってるヒポグリフも、全てメスということでした。」
「そうなんですか。僕の推測ですが、ヒポグリフは通常の上位魔物と同じなんだと思います。」
「と、言いますと?」
「あ、すみません。それはですね……。」
僕は上位魔物の殆どがメスであることと、グリフォンの特殊性を説明した。
「そうなんですか。それは知りませんでした。」
僕もクレアに聞いたから知ってるだけで、あまり知られてないんだろう。
「すみませんが、ここで待ち合わせをしているので、少し待たせてもらえますか?」
「良いですよ。私の方は、そろそろ仕事に戻ります。」
「お仕事のお邪魔をして、申し訳ありませんでした。」
「いえいえ。ユウマさんとお話ができて良かったです。あ、そうだ。ミルクは、ユウマさんのお相手をしといて。」
「わかったわ!」
お、お相手?……ゴクリ。
い、いや、そういう意味じゃないよね。
「ユウマ?」
ステラが、なぜかジト目でこちらを見ていた。
もしかして、心を読まれたのか?
「どうしたの?」
「い、いや、何でもないよ。」
変な事を考えたのを反省しつつ、甘えて来るミルクさんをモフモフさせてもらうのだった。
~~~
「ここね。ごめんください!」
「いらっしゃいませ。あ、ユウマさんのお連れの方ですね。」
どうやら、レモンが来たみたいだ。
カミルさん、奥で仕事していたはずなのに、反応が早かったな。
「はい。レモンと言います。」
「ユウマさんは中にいるので、どうぞお入りください。」
「ありがとうございます。ユウマ、お待たせ!って、誰それ?もしかして、また……。」
「いやいや、こちらはさっきの人の奥さんだよ。」
「人妻に手を出すなんて!」
「だから、そういうのじゃなくて……。ステラ、レモンに説明してよ。あれ?」
ふと見ると、今さっきまで僕に甘えていたミルクさんが仰向けになっていた。
もしかして、誘ってる?……そんなわけないか。
「ミルク、どうしたの!?」
カミルさんが、異変に気付いてやって来た。
「か、体が勝手に!」
「えっ?も、もしかして、あなたは……。」
レモンの方を見るミルクさん。レモンが何かやったのか?
「え、私は何もしてないわよ?」
「ユウマさん、彼女はアース・ヴィクセンですね。」
「地狐様!」
「そ、そうですけど……。」
「なるほど。」
いや、カミルさん。納得してる場合じゃなくて、ミルクさんを何とかしてあげてくださいよ。
「私、どうしちゃったんでしょう?」
しばらくして、復活したミルクさんが、カミルさんにそう聞いた。
「圧倒的上位のレモンさんに対して、身体が本能的に服従のポーズを取ったんだろうね。」
「服従のポーズ?」
魔物でも、狼の習性があるということか……。
しかし、服従のポーズって、生で初めて見たな。
ちなみに、犬が飼い主にお腹を見せるのは、大抵服従を示している訳ではないと聞いたことがある。
いや、今は関係ないな。
「狼系の魔物は、強い相手に敵意がないことを示すため、お腹を見せるみたいだよ。」
「そうなの?」
ちょっとアクシデントがあったが、ミルクさんも落ち着いたので、カミルさんにお礼を言って家を出た。
「レモン、天狐と会ってどうだった?」
「彼女は相変わらずだったわ。彼女にユウマのことを言ったら、会ってみたいと言っていたわ。」
「えー。身の危険を感じるから行くのやめたんだけど……。」
「私がちゃんと説得したから、大丈夫よ。」
「本当!?さすが、レモン!」
「ふふん!もっと褒めても良いのよ!?」
~~~
「大きくなったな!」
今日は、リフィを連れてクレアのお母さんの所へ来たのだが、会う早々驚く様にそう言われた。
まだ、3日しか経ってないんだけど……。
「確かに大きくなりましたが、そんな驚く程ですか?」
「うむ。ユウマは毎日見てるからわかりにくいかも知れないがな。」
「魔物は成長が早いって聞いたし、こんなものかなと思ったんだけど。」
「クレアは、こんなに早くなかった。ほかの魔物の幼体はわからないが……。」
ちなみに、リフィはもう抱えるのは無理がある大きさになっていた。
そろそろ、カミルさんの所へ連れて行かないと、成体になってしまうな。
しばらく、リフィがクレアのお母さんに甘えるのを微笑ましく見ていた。
そう言えば、リフィが従魔になってから、スキル共有で使えるようになったアクティブスキルを確認していなかったな。
今のうちに、確認しておこう。
使えるアクティブスキルはステータスのように表示される訳ではないのだが、なぜか認識できる。
まとめてみると、こんな感じだ。
================
【回復魔法】(所持者:クレア)
・ヒール
・キュア
【空間魔法】(所持者:ステラ)
・テレポートポイント設定
・テレポート
【時間魔法】(所持者:リフィ)
・スロウ
・クイック
・ストップ
【結界魔法】(所持者:イリディ)
・結界生成
・結界強化
・結果解除
【結界解析】(所持者:イリディ)
【浮遊】(所持者:エルミナ)
【隠蔽】(所持者:ミノン)
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これを見てもわかる通り、皆のアクティブスキルがすべて共有されてるわけではない。
まず、属性魔法。これは、恐らく、適性とかが必要なのだろう。
それと、種族に依存すると思われるもの。
代表的なのが飛行だ。これは、どうも、翼が関係する気がする。
レモンの様に飛ぶには役に立つと思えない翼――翼と呼ぶにはあまりにも小さいので、羽と呼んでるが――でも、飛行スキルを使用するには必要なのではないだろうか。
あと、スキルによって使用できる魔法や技にも制限があることがわかった。
例えば、ステラが使っているアイテムボックスは、空間魔法でありながら僕は使用できない。
推測だが、アイテムボックスは一時的な発動ではなく継続的な発動が必要となるからではないかと思う。
もしかすると、僕が認識していないだけで、他にも同様なものがあるかも知れない。
そして、僕がやっていっているのは、それらのスキルがどれだけ使えるの検証だ。
たとえば、多くの魔法は、使用者によって威力が違う。
もちろん、ステータスによるところも大きいが、それだけではなく魔法レベル的なものがあるようだ。
隠しパラメータ的なものだろうか。
これは、実際使ってみないとわからないので、
もちろん、検証と同時に、目標であるエラスの神獣を解放するまでの手順を検討しているが、なかなか良い案がない。
最終的に封印されている所へ行って、テレポートポイントを設定するのは決まっているが、そこに辿り着ける方法が見付かってない。
そもそも、エラスに入る手段がない。
次に、入ったとしても、封印されている場所に簡単には近付けないと思われる。
アランさんの話によると、厳重に警戒されているらしいからだ。
ミノンの隠蔽を使わせてもらっても、見えなくなる訳ではないので、見張りに見付からないように近付くのは、厳しいだろう。
最悪強行手段も考えなければいけないと思うが、その後面倒なことになるのは必至なので、なるべく避けたい。
まだ、時間はあるので、もう少し検討したいと考えている。
ちなみに、もうスキルのために積極的に従魔を増やさなくても良いかなと思い始めている。
良いスキルを持った魔物もいるだろうけど、そう都合良く見付かるとは思えないし。
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