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僕は、ベットの上で、たった今ミズノに言われた言葉をぼんやりとしていた頭で思い出していた。
「あなたの自然回復力は大したものよ。でも、体力回復促進には食事と睡眠が必須なの。血肉に養分を与えなければ人はただの肉の塊よ?ただ、あなたは食事を取らないっていっている訳だから私だって無理強いはしない。点滴してそれ以上に睡眠をとってもらうまでだから。でもね、心の傷まで治せるような器用な医者じゃないの。私は。辛い経験をした事はわかってる。だけど、どこかで心の折り合いをつけないと。そればかりは、貴方次第よ」
そう言って工具を抱えて鼻歌交じりで部屋を出て行ってしまった。ミズノにそう言われた以上、眠るか食事をとるしかないのだが、相変わらず食事は喉を通らない。となると残るは一つ。寝るしかない。
「まったく、あの医者本当に医師免許持ってるのか?患者にたいしてあの態度はないだろう」
いや、ミズノは何も悪くない。だが、彼女に当たるしかなかった。
枕に頭を預ける。
正直、眠れないというよりは、眠りたくないのが本音だ。目を閉じれば、右目と身体と精神ココロが痛い。
再び村を、彼女を失う夢をきっと見てしまうのだから。

「‥‥‥やっぱりあの時」「死ねばよかったか?」
「!」


心臓が口からでそうなほど驚いた俺は、傷が痛むくらい飛び上がった。イオは煙草を加えてにやりと笑っていた。
「死にたがりは俺らにとっては贅沢者なんだぜ?」
「そんなこと願う前に心臓麻痺で死にそうだったよ」
僕は鼻で笑いながら悪態をつく。
「はっ、んな口聞けるくらいに回復したならもう大丈夫なんだろうな。よし、ミズノに外出許可もらいにいくか」
「外出許可?」
イオは煙を吐き出す。キセルの煙の匂いに似たそれは、ゆらゆらと揺らめき、空気に溶けていった。
「ああ。詳しい情報が入って来るには時間があるからな。お前の武器を買いに行くんだ。さすがに丸腰で復讐なんて考えてないだろ。えっと、刀って名前だったっけか?悪党討伐には使い慣れた武器がいい」
両手を握ったり閉じたりして、刀を握るのに支障がないか確認し、頷いた。
「よし、ミズノに頼んでくる」

しばらく扉の向こうで浮気をしても悪びれない男とそれを怒る女の言い合いのような罵声が聞こえていた。

『何言ってんのよ!包帯が取れたらって言ったでしょ?ろくに食事も取れてないんだから体力は戻ってないし、第一歩けるかどうかもわからない癖に。イオ君どうかしてるわよ。彼を殺す気?私の苦労を無駄にしないで頂戴!』
『いいじゃねえか。どうせ何も出来ないんだろ?こんなとこに何日も寝てたって治るものも治らないだろうし。息抜きだよ息抜き』
『そうやって絶対に面倒ごとに巻き込まれるのよ!今までの行いを思い出してみなさいよ。味方より敵の方が多いんだから。なんで、あんたは機械の癖にそんなに馬鹿なのよ!分解するわよ』
『や、やめ!注射器向けんな!あれか?最近裏ルートで手に入れたって筋弛緩剤か。ふざけんな、冗談じゃ・・・おい!やめろってーーーーー』

「・・・・・」

終いには物が壁にぶつかるような派手な音が数分間聞こえ、漸く扉が開いた。ネクタイが乱れ、ワイシャツが開けたイオが無事な手でOKのサインを作っていた。
「だ、大丈夫か?」
「あぁ。大丈夫、大丈夫。さ、早く着替えていくぞ。制限時間は三時間だ」
三時間か。
そう考えながら、懐かしい詰め襟の学生服に袖を通し、少し長い袖を捲りながら懐かしい感触を確かめた。

「懐かしいか?」
「ああ。まだ村の規模が大きかった時僕達が通っていた学校は、質素で小さい学校だった。年々学校に通う年代がどんどんと減っていったから」
イオは煙草を吹かしながら黙って頷き、続きを促す。
「僕とあやめは最上級生の時、小さい子の面倒もよく見てたんだ。最低限の事しか学ばなかったけど楽しかったな。なんか、学校っていうよりは‥‥‥」

言葉が繋がらない。
僕を慕ってくれた悪戯好きな子達や、あやめに憧れる女の子達。大勢の子供達に笑顔で勉強を教える先生。そんな日常はたったの一夜で思い出へと変わってしまった。もう、あの沢山の笑顔を見ることは叶わないのだ。
「マコト?」
イオはほぼ無表情で俯く僕の顔を覗き込んだ。どうやら心配という名の感情は備えているようだ。
「あ、悪い。大丈夫だ」
一気に吸い込み、吐き出された煙が晴れた時のイオの表情は絵から抜け出したような愁いを帯びていた。

「俺は、復讐に手を貸したことはない。復讐心なんて感情を持ち合わせた人間に出会ったことがないからな。だから、俺には復讐という行為が何を生みだし、お前に何を与えるのかはわからない。だがな、これだけは言える」
坦々と続けられる言葉は僕の胸に突き刺さり。

「躊躇うくらいならやめたほうがいい」

そして、貫いた。

「・・・・躊躇いなんてない。僕は、あいつに復讐するしか、もう生きる意味がないんだよ」
感情をあまり示さないイオの瞳が冷たく見えた。鋭く射抜くような瞳。


「シオン‥‥‥」「え?」
「お前の村を襲った壊れた玩具の名前だ。よく覚えとけ」

玩具。僕にとっては最悪の比喩だった。壊れた玩具に全てを奪われ、壊れた玩具のために、全てを捧げるのだから。
「着替えたならとっとと行くぞ」
イオは茶色い帽子を深く僕に被せて木製の扉を開いた。僕は、傷が痛まない事を確認し、後を追った。


「刀って意外と売ってないものなんだな」
「何言ってんだ。あんなもん使うのはお前らぐらいだよ。第一、刀が実在するのだって驚きだよ。俺なんて漫画本でしか見たことないぞ」

「もし、そこのお二方」

ふと、どこかで声がした。僕は辺りを見回す。
「こっちじゃ。下じゃよ」
視線を落とすと身長が小さいうえに、さらに腰が深くくの字に曲がった老人がいた。伸びた髪とひげで表情はうかがえない。

「ん?なんだよじいさん。俺達は忙しいんだ」
「生意気な童じゃの。まったく、せっかく捜し物のありかを教えてやろうと思ったんじゃがのぉ」
僕は、老人の言葉に聴く耳を持つ気のないイオを押し退けた。
「すみません。ここにきて、日が浅い上に、まだまだ世間知らずの子童ですから」
イオが何か言おうとしたが無視。
「ほほう。お主、なかなか礼儀を弁えておるの」「しかしご老体。何故僕らの探し物を?」
殺気も持たず丸腰でいかにも無害そうな老人であることは分かったが、こうも都合よく刀のありかを知る人間が現れたことは都合が良すぎるし、いくら僕であっても怪しいことは火を見るより明らかだった。第一、こんな怪しい恰好(自分で言っていて非常に複雑な思いではある)をした男にこうも簡単に声をかけるだろうか?

自身を訝しんでいることに気付いたのだろう、老人は温厚そうに笑って「迷える若人を導きたいだけじゃよ」と言った。
現状彼に頼る他に当てのない僕達は老人に頭を下げて続きを促した。
実際に頭を下げたのは僕だけだが。

「人の好意を素直に受け取るのはいい事じゃよ。よく聞け。―――ええ、この先の準工事街に入る。するとビルが入り交じる先の二つ目のビルがあるからそこを右に曲がり、そのまま真っすぐ進んで三つ目の角を左に曲がる。そして、すぐ右に曲がると、廃墟が見える。そこに入って左端の大きな穴を出て、しばらく真っすぐ。細い路地を左に曲がるとそれはそれは大きな煙突が見える。その煙突の小さな丸い穴の七つ目が見えたら右折。そこには雨の目レイアイという喫茶店があるからの、そこのマスターに「ぬるめの珈琲をブラックで」と頼めば裏口の門を開けてくれる。そこから、二つ目の角を曲がって、短い階段を上がり、四段目の右手草に隠れた扉を入って、縦の傷が入った五つ目の煉瓦を押すと、仕掛けが動いて扉が開く。そこを抜けて、左に三回、右に一回曲がった先の、三つある分かれ道の真ん中を通って、そこにある黒い扉を四回ノックする。扉が開いた先に捜し物を譲ってくれる者がおるじゃろう」

息継ぎする間もなく老人が言ってのけた道はまるでちんぷんかんぷんだった。もしかしたらイオの事を、根に持っているのかもしれない。
「あの、もう一回」「わかった。助かったぜじいさん」

イオが俺の言葉に被せるようにいうと温厚な表情を一切変えなかった老人の顔が、僅かだがぴくりと動いた。
「礼儀を弁えい。子童が」
「はっ、機械を試す変人に言われたくねーよ」
イオと老人の意味が読めない会話に驚く暇もなく、老人は去ってしまった。まるで目の前にいたことすら幻だったかのように。

「なんだったんだ?あの人」
「・・・・さあな」

イオは、話をはぐらかすように、例のキセルの臭いの煙草をくわえ、細い煙を吐き出した。
「本当にわかるのか?」
「勿論。この先の準工事街に入る。するとビルが入り交じる先の二つ目のビルがあるからそこを右に曲がり、そのまま真っすぐ進んで三つ目の角を左に曲がる。そして、すぐ右に曲がると‥‥‥」
驚いて、口が開きっぱなしの僕を見て、イオは煙草をくわえる白い歯を見せて笑った。機械というのはみんなそんなものなのだろうか。実に陽気、な気がする。
永遠の人形エターナルドールの音声感知式瞬間記憶力をなめんなよ。ちなみにメモリに内蔵された地図に場所もインプット済だ。それからーーーー」
「‥‥‥」

話を続けるイオに何故か呆れた。



イオの言う通り、いとも簡単に目的地へ辿り着いた。
僕達の目の前には壁と見間違えるほどの黒い扉がそびえていた。
「黒い扉って、これか?」「俺に聞くな」
イオはその扉に拳を向けて、四回ノックをした。
「さあ、どうぞ」
扉の向こうから聞こえた声に反応したかのように、扉は自らの重い体を動かした。

「誰もいない?今の声は‥‥‥イオ、本当に大丈夫なのか?雨の目とやらのマスターはとっくの前に死んでいたんだぞ」
雨の目に着くと、そこには真っ白な骨だけが残っていた。その骨はマスターの服を着ていたことから、老人の言っていた人物であることは間違いないだろう。頭蓋骨に穴が開いていたのでおそらく銃殺されたとイオがつぶやいていた。雨の目に残されていた音声操作プログラムとやらが主人を亡くした後も動作してくれたおかげで裏口はきちんと開いてくれはしたが。
「まあ、準工場を案内された時点で信用すべきじゃなかったんだ。ここは都市の主工場の成れの果てだからな」

準工場?首を横に傾けた僕に、イオは続けた。

「栄えた街、国の裏側には必ず、貧困や飢えで苦しむ奴がいる。機械業が今ほど盛んになる前は、準工場も立派な工業地帯だったんだ。だが、俺達が生まれてからは永遠の人形を扱う高等技術を持っていない準工場は一気に廃れて、職、家族を失った者達の住家となり、同胞の廃棄場となった。ここに来るまででわかっただろう」
淡々と続けるイオとは裏腹にその光景を思い出しただけで寒気がした。飯をくれと縋る性別判断しかねる人々や鼠を捕まえ頬張る子供達。そして、マスター同様白く変わり果てた身体。皮膚がはがれ、無残な骨格を晒し、死ぬことさえ許されず動き続ける永遠の人形達。

「確かに・・・・、なら、どうして」
「こんな所で足止めくらってる訳にはいかないだろう。手がかりはこれ以外ないんだ。それなら少しでも可能性がある場所へいくしかないだろう。さあ、いくぞ」
イオを先頭に、暗闇の先へ進んだ。
どこまでも続くかのような道の先にはの蝋燭ろうそくの光だけが灯る一室があった。

「ほっほっほ。よく来たの。子童」

聞き覚えのある声に、僕は辺りを見回した。しかし、辺りに人がいる様子は無い。

「下じゃよ」

あれ、この光景つい一時間程前にやった気が。視線を落とすとさっきの老人が立っていた。気配がまったくしなかった。
「‥‥‥」
驚いて言葉も出ないとはこの事を言うのか。老人は愉快に笑った。
「じじい。人をおちょくるのが趣味みたいだな」
「見事に記憶しきっておったか。流石新型は違うのお」


ヒュン――――。


突然何かが空を切った。イオを振り返ると人差し指と中指以外を握った右手を正面に突き出していた。指先を追うと、壁に貼られた一枚の絵の端に細いナイフが刺さっていた。イオがナイフを老人に向かって投げたのだ。
「おいイオ、やり過ぎだぞ!」
イオはともかく、老人も、眉一つ動かさない。
「試されるのは、嫌いなんだよ。じじい、いや、有名技師。その裏の顔は史上最悪の情報屋、〈指揮者〉ライディーン=クウォーツ」
老人は、三日月形に口を歪めてにやりと笑った。
「これまた流石と言ったところ。私に気づくとは。いやはや化学の進歩は目覚ましいですな。イオ君。そして、倭民族わみんぞく満長みつなが誠君」
この老人。僕のことを。
驚く僕を尻目に老人の姿は、みるみる変わっていった。くの字の身体は、水を得た若い木のごとく真っ直ぐに伸びていった。それは紳士と呼ぶに相応しい装いと顔付きだ。
「曲がりすぎた腰にまんまと騙されたぜ」
笑ったままの老人改め、ライディーンは再び腰を曲げ、そのまま歩いた。イオの眉がやや不快そうに吊り上がる。
「驚きましたかな?背骨をわざと折って、機械の間接を付けたのだが、どうだね?ああ、ちぎれた神経の代用品は銅線かなにかでも通ってるんじゃないですかね。ふふふふ」
「‥‥‥っ」
その無邪気な笑みに背中に悪寒気が走る。
「なぜこいつの名がわかった?」
「情報屋の勘ですよ。そんなことより、今はこれがお望みでしょう?」
腰を戻したライディーンは背後の棚から何かを取り出し、僕とイオに投げた。ずしりと重たいそれは刀だった。
「神刀 絶魔たつま魁天かいてん。昔、ある倭民族の刀鍛冶から譲り受けたもので、対を成す二刀。二人で使うも、二刀流にするも好きにしてくれたまえ。
ーーーーーーーーーーーただし、この刀は必ず二本同時に使わなければその力を発揮する事が出来ない」
「同時に?」

ライディーンへの恐怖をおさえて口を開く。
「そう。の君ならわかるだろう?刀にはそれぞれ魂がある。その二刀は強き縁で結ばれている。そのため、同時に鞘を抜かないと全く刀の意味をなさないのだよ。まあ、師匠が師匠だから、君のような指導者止まりが二刀流なんてやってのけるとは到底思えないがね」
彼の言葉は俺の怒りを一気に膨らませ、音を立て弾けた。僕は、冷静さを失い、イオの受け取った二振を強引に奪って、ライディーンの首に翳した。

「何の目的で僕達に手を貸すかは知らないが、刀については感謝する。だが、我が師を愚弄することは許さない。訂正願おうか」
ライディーンはそれでも笑顔を崩さなかった。
「ふふふ。そんなことは使いこなしてから言ってもらいたいものだ」
「ああ、やってみせるさ。そして、目的を果たしたとき、この刀は必ず返す。約束しよう」
それだけ言って、身を翻し、この胸糞悪い人間がいる部屋を後にしようとしたとき、イオの手がそれを静止した。
「一つ聞きたい。なぜ、〈指揮者〉と呼ばれるほどのあんたが、依頼もなしに俺達なんかに手を貸す?」
イオの問いにライディーンは笑う。血のように真っ赤な唇が浮き彫りになって気味が悪い。
「気まぐれ。ということにしておいてくれたまえ。君と同じさ」
ライディーンの答えに、イオは何も言わずに歩き出した。
「・・・・・・」
鞘越しからでも放たれる二刀を見つめた。
この時から薄々気が付いていたんだ。

この刀を、ライディーンが僕に渡した本当の理由が。


     † 
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