紫紺の痕を背負う者~聖狼様の伴侶~
神の遣いである十の聖獣が見守る世界。そこに存在するエンゾルトは、金糸と銀糸を織り交ぜたような毛並みを持つ聖狼が守護する国。
エンゾルト国軍総隊長であるガイザールは、二百年ぶりに聖狼の加護を受けて生まれた青年だ。
その彼が身勝手な欲望に身を染めた悪しき魔術師の呪いを受けてしまう。
聖狼の力を使っても呪いを解くことができない彼に救いの手を差し伸べたのは、華奢で小柄な女性、サイシャ。
彼女は今となっては書物の中でしか存在しないとされる「白の一族」であり、解呪の力を持っていた。
無事に呪いを解くことに成功した彼女だが、ガイザールにはなにも告げずにその場を後にする。
回復したガイザールは、呪いが解けた時のことを覚えていない。そんな彼が、夢の中で見た面影を探し回ることに。
しかし、叶わぬ想いを抱えているサイシャは、月夜の晩に起きたことをひたすら隠し通していたのだった。
エンゾルト国軍総隊長であるガイザールは、二百年ぶりに聖狼の加護を受けて生まれた青年だ。
その彼が身勝手な欲望に身を染めた悪しき魔術師の呪いを受けてしまう。
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おおぉ、動き出しましたねっ!
ていうかソニア様可愛すぎです……可愛いもの好きなクール美女って本当に可愛いです……
感想を寄せてくださいまして、ありがとうございました。
長編として書いた作品ではないため、ここから一気にお話が動きます。
物足りなさのないようにと心がけましたが、楽しんでいただけますと嬉しいです。
無表情な美女が、密かに悶える姿っていいですよね!同志がいて、大変心強いです★
本筋には関係のないソニア様のサイシャちゃん萌えなのですが、城の裏庭でほっぺを摘まむシーンを入れた後は、
思考回路が勝手にサイシャちゃん萌えの方向に走ってしまいまして。
ソニア様とサイシャちゃんが一緒に登場するシーンは、予定を大幅に越えた文字数に(苦笑)
間もなくお話が終りますが、最後までお付き合いいただけますとありがたいです。
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