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(35)SIDE:奏太
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ひとしきりキスをした斗輝は、最後に音を立てて唇を啄んだ。静かに顔を離し、形のいい目を細める。
「奏太から元気をもらったから、これまで以上に捗るな」
晴れやかな顔で笑う彼に、僕は苦笑を浮かべる。
できることなら、このまま触れ合っていたい。発情期中のオメガは自然とアルファの体温を求めてしまうようで、ぴったりとくっついていたいという思いがある。
だけど、どう考えても効率が悪いだろう。
どんなに斗輝が優秀で器用でも、片手と両手では明らかに差が出るはず。
右手だけでパソコンのキーボードを打ち、書類をめくり、ペンでサインをするのだから、不便で仕方がないはずだ。
それに、『ほんの少しの時間でも、離れたくなかった』と言ってもらえたから、ちょっとくらい別々の場所にいても我慢できる。
「両手を使えたほうが、もっと捗りますよ。やっぱり、僕はベッドに……」
腰を浮かせたところで、体に回されている斗輝の左腕に容赦のない力が込められた。おかげで、一瞬のうちに元通り。
「あ、あの……」
パチクリと瞬きをする僕の額に、彼がこつんと自分の額をぶつけてきた。
「奏太と離れたくないと、俺は言っただろ?」
至近距離で見つめてくる黒曜石の瞳が、「絶対に放さない」と物語っている。
「で、でも、邪魔に……」
「ならない」
「重い……」
「とは感じない」
口を開くたびにすかさず言い返され、僕は黙るしかなかった。
――どうしたら、斗輝は放してくれるんだろう。
自分に優しくて甘い番の性格を顧みるうちに、あるお願いを思いつく。
我ながらいい考えだとニマニマ笑っていたら、斗輝が鼻先にキスをしてくる。
「なにをニヤつているんだ?」
「ええと、早く仕事を終わらせて、両腕でしっかりと抱き締めてほしいなって」
これなら斗輝も僕も、少しの間、我慢するだけで済む。そして、あとでたっぷり甘えさせてもらえだろう。
軽く首を傾げてお願いすると、斗輝が「ぐっ」と低く呻いた。
「発情期中の奏太が可愛すぎて、俺の心臓が壊れそうだ……」
彼の様子から、なかなか効果があったことが分かる。
――よし、今のうちに。
「じゃあ、またあとで……」
僕はご飯を食べて一眠りしている間にいくらか回復した足を床に付け、「えい、やっ」という気合のこもった掛け声とともに踏ん張った。
……のだが、足の裏が床に着いたのは、ほんの一瞬だけ。一歩踏み出すどころか、上げた足が床に着くよりも早く、斗輝が僕の腰を攫ってしまう。
「あ、あれ?」
なにが起きたのか分からなくて、パチパチと瞬きを繰り返した。
そこに、斗輝が頭突きをしてくる。額同士をコツンと合わせるのではなく、ゴチンと鈍い音がするほどに。
大して痛くはなかったものの、ビックリして言葉が出なかった。
「離さない、邪魔ではない、重くもないと、言ったばかりだろうが。まったく、人の話を受け流すな」
こちらを軽く睨んでいるものの、彼の瞳には優しい光が浮かんでいる。
態度も口調も怒っているように感じるが、額に押し当てられた唇は、目に浮かんでいる光と同じく優しかった。
「ご、ごめんなさい、だって……」
たとえ僕が邪魔ではないとしても、仕事の効率が悪いことは確かだ。
そして、早く仕事を終わらせてもらわないと、斗輝に思い切り抱き締めてもらえない。
だけど、結局は僕自身が彼の邪魔をしていた。僕があれこれするせいで、斗輝は仕事を進められない。
眉尻も肩も落として、体を小さくする。
「本当にごめんなさい……」
「いや、俺のほうこそ悪かった。痛くないか?」
ちゃんと力を加減してもらえたので、コブにはなっていないはず。せいぜい、うっすら赤くなっている程度だろう。それだって、すぐに赤みが引くはずだ。
「はい。けっこう大きな音がした割には、痛くないですよ」
微笑み返すと、彼は深くため息を吐いた。
「本当に悪かった。奏太は大事な番なのに、こんなことをして……。奏太が一瞬でも俺から離れることが、どうしても耐えられなくて……」
「い、いえ、僕のほうこそ、なんだかんだで、仕事の手を止めさせてしまっていますし。大人しくしますから、続けてください」
どうあっても、この体勢が変わらないことはたっぷり理解できた。
彼がこのままでいいと言うなら、素直に従うことにしよう。
ギュッとしてもらえる時間がずれ込んでしまうが、その分、たくさん抱き締めてもらおう。
斗輝の肩に頭を載せ、ソッともたれかかった。
彼はそんな僕の様子を満足そうな顔で見つめ、仕事を再開する。
キーボードを打つ音や書類をめくる音が五分くらい続いた頃、ふいに斗輝が小さな声で呟いた。
「ああ、そうか。これなら両手が使えるうえに、奏太と離れずに済むな」
そう言って、彼は僕のお腹に両腕を回すと、軽く持ち上げる。そして、自分の膝の上に、僕を座らせた。
前を向いた僕は彼の胸を背もたれにしているので、怠い体でもずり落ちる心配はない。
それに僕が小柄なこともあって、斗輝の視界を妨げることにもならない。
「ああ、これでいい」
斗輝は僕の体の横から腕を伸ばし、両手を使って仕事を始めた。
おかげで、効率が格段に上がり、まもなく仕事が終わるだろう。
ただ、この体勢はちょっとだけ困ったことがある。
僕の右肩越しに彼が顔を覗かせているのだが、事あるごとに「愛してるよ」と囁かれたり、頬やこめかみにキスをされたりするのだ。
吐息や唇が当たる感触がくすぐったいけれど、それ以上に胸の奥がくすぐったい。
「もう、ちゃんと仕事してくださいよ」
クスクス笑いながら後ろを振り返ると、すかさず唇にキスをされた。
「してるだろ。さっきより、倍は早いはずだぞ」
首を伸ばして前屈みになった斗輝が、僕の口内にスルリと舌先を忍ばせる。数回軽く掻き混ぜてから、キスを解いた彼は仕事に戻った。
「奏太がいると、仕事が楽しいよ。なぁ、俺の秘書にならないか?」
「それは無理です。秘書なら、清水先輩みたいに気配りができる人じゃないと」
末っ子として甘やかされてきたこともあり、誰かを世話するというのは、僕にはちょっと難しい。
また田舎の農村でノンビリ過ごした僕に、テキパキと指示を出して人を動かすことも難しい。
もちろん、斗輝が本気で僕を秘書にしようと考えている訳ではないと分かっている。
カタカタと小気味よく響くキーボードを叩く音を聞きながら、僕はクスクスと笑った。
すると、斗輝がユルリと口角を上げる。
「なら、癒し担当としてそばにいてもらおうかな」
一瞬だけパソコンの画面から僕に視線を移し、彼が楽しそうに笑った。
「なんですか、それ」
さらに笑みを深める僕の右頬に、斗輝が左頬を緩く押し付けてくる。
「俺がイライラしはじめたらキスをしたり、抱きついたりする役目だ。間違いなく仕事の効率が上がって、父も会社の人間も喜ぶぞ」
「馬鹿なことを言わないでください」
僕は笑いながら、彼の頬を自分の頬で押し返した。
すると、斗輝も負けじと押し返してくる。
「失礼な、俺は本気だ」
そうは言うが、彼の声音にはそれほど真剣味はない。
そんな冗談をかわしながらも、斗輝は順調に仕事をこなしていった。
「奏太から元気をもらったから、これまで以上に捗るな」
晴れやかな顔で笑う彼に、僕は苦笑を浮かべる。
できることなら、このまま触れ合っていたい。発情期中のオメガは自然とアルファの体温を求めてしまうようで、ぴったりとくっついていたいという思いがある。
だけど、どう考えても効率が悪いだろう。
どんなに斗輝が優秀で器用でも、片手と両手では明らかに差が出るはず。
右手だけでパソコンのキーボードを打ち、書類をめくり、ペンでサインをするのだから、不便で仕方がないはずだ。
それに、『ほんの少しの時間でも、離れたくなかった』と言ってもらえたから、ちょっとくらい別々の場所にいても我慢できる。
「両手を使えたほうが、もっと捗りますよ。やっぱり、僕はベッドに……」
腰を浮かせたところで、体に回されている斗輝の左腕に容赦のない力が込められた。おかげで、一瞬のうちに元通り。
「あ、あの……」
パチクリと瞬きをする僕の額に、彼がこつんと自分の額をぶつけてきた。
「奏太と離れたくないと、俺は言っただろ?」
至近距離で見つめてくる黒曜石の瞳が、「絶対に放さない」と物語っている。
「で、でも、邪魔に……」
「ならない」
「重い……」
「とは感じない」
口を開くたびにすかさず言い返され、僕は黙るしかなかった。
――どうしたら、斗輝は放してくれるんだろう。
自分に優しくて甘い番の性格を顧みるうちに、あるお願いを思いつく。
我ながらいい考えだとニマニマ笑っていたら、斗輝が鼻先にキスをしてくる。
「なにをニヤつているんだ?」
「ええと、早く仕事を終わらせて、両腕でしっかりと抱き締めてほしいなって」
これなら斗輝も僕も、少しの間、我慢するだけで済む。そして、あとでたっぷり甘えさせてもらえだろう。
軽く首を傾げてお願いすると、斗輝が「ぐっ」と低く呻いた。
「発情期中の奏太が可愛すぎて、俺の心臓が壊れそうだ……」
彼の様子から、なかなか効果があったことが分かる。
――よし、今のうちに。
「じゃあ、またあとで……」
僕はご飯を食べて一眠りしている間にいくらか回復した足を床に付け、「えい、やっ」という気合のこもった掛け声とともに踏ん張った。
……のだが、足の裏が床に着いたのは、ほんの一瞬だけ。一歩踏み出すどころか、上げた足が床に着くよりも早く、斗輝が僕の腰を攫ってしまう。
「あ、あれ?」
なにが起きたのか分からなくて、パチパチと瞬きを繰り返した。
そこに、斗輝が頭突きをしてくる。額同士をコツンと合わせるのではなく、ゴチンと鈍い音がするほどに。
大して痛くはなかったものの、ビックリして言葉が出なかった。
「離さない、邪魔ではない、重くもないと、言ったばかりだろうが。まったく、人の話を受け流すな」
こちらを軽く睨んでいるものの、彼の瞳には優しい光が浮かんでいる。
態度も口調も怒っているように感じるが、額に押し当てられた唇は、目に浮かんでいる光と同じく優しかった。
「ご、ごめんなさい、だって……」
たとえ僕が邪魔ではないとしても、仕事の効率が悪いことは確かだ。
そして、早く仕事を終わらせてもらわないと、斗輝に思い切り抱き締めてもらえない。
だけど、結局は僕自身が彼の邪魔をしていた。僕があれこれするせいで、斗輝は仕事を進められない。
眉尻も肩も落として、体を小さくする。
「本当にごめんなさい……」
「いや、俺のほうこそ悪かった。痛くないか?」
ちゃんと力を加減してもらえたので、コブにはなっていないはず。せいぜい、うっすら赤くなっている程度だろう。それだって、すぐに赤みが引くはずだ。
「はい。けっこう大きな音がした割には、痛くないですよ」
微笑み返すと、彼は深くため息を吐いた。
「本当に悪かった。奏太は大事な番なのに、こんなことをして……。奏太が一瞬でも俺から離れることが、どうしても耐えられなくて……」
「い、いえ、僕のほうこそ、なんだかんだで、仕事の手を止めさせてしまっていますし。大人しくしますから、続けてください」
どうあっても、この体勢が変わらないことはたっぷり理解できた。
彼がこのままでいいと言うなら、素直に従うことにしよう。
ギュッとしてもらえる時間がずれ込んでしまうが、その分、たくさん抱き締めてもらおう。
斗輝の肩に頭を載せ、ソッともたれかかった。
彼はそんな僕の様子を満足そうな顔で見つめ、仕事を再開する。
キーボードを打つ音や書類をめくる音が五分くらい続いた頃、ふいに斗輝が小さな声で呟いた。
「ああ、そうか。これなら両手が使えるうえに、奏太と離れずに済むな」
そう言って、彼は僕のお腹に両腕を回すと、軽く持ち上げる。そして、自分の膝の上に、僕を座らせた。
前を向いた僕は彼の胸を背もたれにしているので、怠い体でもずり落ちる心配はない。
それに僕が小柄なこともあって、斗輝の視界を妨げることにもならない。
「ああ、これでいい」
斗輝は僕の体の横から腕を伸ばし、両手を使って仕事を始めた。
おかげで、効率が格段に上がり、まもなく仕事が終わるだろう。
ただ、この体勢はちょっとだけ困ったことがある。
僕の右肩越しに彼が顔を覗かせているのだが、事あるごとに「愛してるよ」と囁かれたり、頬やこめかみにキスをされたりするのだ。
吐息や唇が当たる感触がくすぐったいけれど、それ以上に胸の奥がくすぐったい。
「もう、ちゃんと仕事してくださいよ」
クスクス笑いながら後ろを振り返ると、すかさず唇にキスをされた。
「してるだろ。さっきより、倍は早いはずだぞ」
首を伸ばして前屈みになった斗輝が、僕の口内にスルリと舌先を忍ばせる。数回軽く掻き混ぜてから、キスを解いた彼は仕事に戻った。
「奏太がいると、仕事が楽しいよ。なぁ、俺の秘書にならないか?」
「それは無理です。秘書なら、清水先輩みたいに気配りができる人じゃないと」
末っ子として甘やかされてきたこともあり、誰かを世話するというのは、僕にはちょっと難しい。
また田舎の農村でノンビリ過ごした僕に、テキパキと指示を出して人を動かすことも難しい。
もちろん、斗輝が本気で僕を秘書にしようと考えている訳ではないと分かっている。
カタカタと小気味よく響くキーボードを叩く音を聞きながら、僕はクスクスと笑った。
すると、斗輝がユルリと口角を上げる。
「なら、癒し担当としてそばにいてもらおうかな」
一瞬だけパソコンの画面から僕に視線を移し、彼が楽しそうに笑った。
「なんですか、それ」
さらに笑みを深める僕の右頬に、斗輝が左頬を緩く押し付けてくる。
「俺がイライラしはじめたらキスをしたり、抱きついたりする役目だ。間違いなく仕事の効率が上がって、父も会社の人間も喜ぶぞ」
「馬鹿なことを言わないでください」
僕は笑いながら、彼の頬を自分の頬で押し返した。
すると、斗輝も負けじと押し返してくる。
「失礼な、俺は本気だ」
そうは言うが、彼の声音にはそれほど真剣味はない。
そんな冗談をかわしながらも、斗輝は順調に仕事をこなしていった。
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