運命の女~麗奈~

モモ

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1つ目の記憶(48話)

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◯天界・東宮・牢屋
魔法を唱えながら、美優に話しかけている天神王。
目を瞑っている美優。
天神王「最初にお前達のお母さんが亡くなった10年前の記憶を見せよう。」
◯10年前・天界・天神王妃の部屋
横たわっている天神王妃。
部屋に入ってきた天神王。
天神王が天神王妃の手を握って
天神王「王妃、目を開けてくれ!王妃ー!」
と、泣き叫んだ。
麗奈達はその声を聞いて、天神王妃の部屋に駆けつけた。
二人は天神王達の元へ行き、真っ白な顔をして横たわっている天神王妃を見つけた。
美優はすぐに何が起こっているのか察した。
そして、麗奈の目を手で隠し
美優「麗奈、母上は今眠ってるみたいだから、父上と二人きりにしてあげましょ?
飴と欲しがってた香り袋も買ってあげるから、行こ!」
そう言いながら、美優は涙を流していた。
天神王「美優、連れてかなくて大丈夫だ。
どうせ後から分かるのだ。
今、話しても変わりはなかろう。」
天神王が二人を引き留めた。
麗奈「何を話しているの?」
天神王が麗奈達の元へ来た。
そして、二人を抱きしめ
天神王「二人とも、よく聞きなさい。
お前達の母親は今、亡くなったのだ。」
と、言った。
麗奈「え…母上が?嘘ですよね?
嘘っていってください!父上!
ただ眠っているだけなのでしょう?」
麗奈が泣きながら言った。
天神王「最後まで聞きなさい。
お前達は今後、喧嘩をしてもケガをして慰めてくれる母親はいないのだ。
私は不器用でそんなことはできないが、父親として私が生きてる限りお前達の事を守り抜く覚悟だ。
だから、お前達も約束してくれ。
何があっても、姉・妹を信じ、大切にすると。」
美優と麗奈はお互いの手を握り
美優・麗奈「はい、父上!
その約束を必ず果たしてみせます!」
と、言った。
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