運命の女~麗奈~

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消えた美優・正体不明の誰か(43話)

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◯天魔花森水
パーストミラーの前に立っている麗奈達。
鏡に手を当てようとしている美優。
麗奈(なんだか、嫌な予感がするわ。)
そう思った瞬間、突然砂嵐が起こり、麗奈達は目を瞑った。
麗奈達が目を開けると、目の前に美優の姿はなかった。
みらい「美優様はどこへ消えたのですかぁ!」
すると、どこからか不気味な笑い声が聞こえてきた。
<ハッハッハッハ、ブラックウィッチには、こちらへ帰って来てもらう!
あ、そうだ、お前達に良いことを教えてやる!
天界はもう俺達ブラック族(ブラックウィッチ、ブラックブロードの事)が乗っ取った!
まぁ、助けるも助けないもお前ら次第だな?
ハッハッハッハ>
と、言って声が聞こえなくなった。
かいき「どうしますか?
これは罠かもしれないですよ?」
幸太「でも、なんだか変ではないか?」
杏奈「何がですか?」
幸太「ここは王族と王族に仕える者しか入れないはず。
だが、今の奴はすんなり入って来れただろ?」
麗奈「確かに変ね。」
かいき「え?てことは、今のって王族か王族に仕える者だったのですか?」
みらい「ですが、聞いたことない声でしたよねぇ?」
全員が黙りこんだ。
すると、いきなり鏡が光った。
皆が鏡を見ると、鏡の中で天神王と奏太達が写っていた。
麗奈「父上!?なぜ鏡の中に?」
天神王「麗奈、今から言うことをちゃんと聞いてくれ。
私達は今、ブラックウィッチ達に天界の牢屋に閉じ込められてしまった。
だが、今は助けに来てはならぬ。」
麗奈はそれを聞くと、不思議そうに
麗奈「なぜですか?」
と、聞いた。
天神王「最後まで聞きなさい。
南夏村に私の古い友がいる。
そこへ行けば、十七人の戦士がどこにいるのかヒントをくれる魔法の鏡をもらえるはずだ。
戦士を全員集めて、私達の元へ来てほしい。
そして、戦うのだ。ブラックウィッチと。」
奏太「義父上、誰か来ます。」
奏太にそう言われると
天神王「麗奈、後のことはお前達に任せた。
いいか、まだ来てはならぬからな!」
そう言って、天神王達の姿が消えた。
幸太「きっと大丈夫だ。
ブラックウィッチが美優様なら、父上は殺さないはずだ。」
美依奈「早く南夏村へ行って、天神王様の友を訪ねましょう。」
美依奈が言うと、皆が頷いた。
そして、魔法の鏡を使って皆は南夏村へ向かった。
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