運命の女~麗奈~

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記憶を取り戻す方法(42話)

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杏奈「記憶を取り戻すためには、天魔花森水(てんまかしんすいと言って天界、魔界、花界、森界、水界の真ん中にある島で、王族と王族に仕える者だけが入れる。)に行かなければなりません。
そして、そこにあるパーストミラー(過去の鏡という意味で過去をみたい人の手を鏡に当てると鏡から光が放たる。
そして、手を当てた人は鏡の中に吸い込まれてしまう。
過去の出来事を見終わると鏡に吸い込まれた人は鏡の中から現実へ戻ってこられる。
鏡の外にいる人も過去の出来事が見られる。)で、過去の出来事を見れるんです。」
幸太「よし、行こう!」
麗奈「え?今から?」
幸太「あぁ、今から出発だ!」
みらい「もう夜ですよぉ?」
幸太「だから、いいのではないか!
人気が少なければ、王様達に見られる心配もない。」
真輝「あぁ、確かにその通りだな。
言ってみよう!」
麗奈は少し考えてから頷いた。
そして、皆は美優のいる部屋へ向かった。
◯美優の部屋
美優の部屋へ入った麗奈達。
ベッドの上に座って、逃げないように魔法で縛られている美優。
美優「ふっ、私の記憶が間違っていると?
私はこんな奴と仲良くしてた覚えはないわ。」
真輝「なんだと…」
真輝が刀を抜こうとすると、麗奈が止めた。
麗奈「美優姉さん、行くだけ行かない?
過去を見たら、真相が分かるかもしれないわ。」
美優「じゃあ、過去を見たら解放してくれるの?
それとも、殺すの?
まぁ、あなたは許嫁を私に取られたんだものね?
その恨みで殺されるのね。
なんなら、ここで殺してくれたほうがいいんだけど?」
麗奈「私が美優姉さんを殺せると思う?
たった一人の姉なのに、殺せると思う?
私は美優姉さんみたいに残忍じゃないわ。
分かった。過去を見ても私達といたくないなら、どこへでも好きな場所へ行けばいいわ。」
美優はその言葉を聞くと、少し考えてから
美優「えぇ、約束よ?」
と言って行くことを承諾した。
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