ペルーカと魔法の国

モモ

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ペルーカと魔法の国~完~

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私はペルーカ。
普通の女の子だと思っていた。
でも、ある日突然魔法の国への招待状が届いたの。
私は面白半分に魔法の国へ向かった。
魔法の国に着くといろんな魔法使い達がいた。
だけど、そこにルメニーっていう悪の魔法使いの手下の少女が現れたのよ。
ルメニーは15年前に魔法の国を消そうと企んだ。
だけど、ミカルという女性が現れて、ルメニーを封印した。
でも、ミカルの後継者が現れたとき、ルメニーはよみがえる。
そして、後継者に倒されるだろう。
ミカルは死ぬ前にそう予言を残した。
ここからが重要なんだけど、予言の後継者って誰か分かる?
そう、私なのよ。
最後まで言っちゃうと面白くないから、続きは読んでね。

◯夏休み・森の中
昨日の朝に地図と招待状が届いて、魔法の国に行くために森の中を歩いているペルーカ。
ペルーカ「あっ、何かある!」
行ってみると、霧に包まれていた。
手を伸ばすと、石みたいな何かが手に当たった。
少し近づくと、何か文字が書いてあった。
ペルーカ「ま、ほう、の、国!?
やっと着いた!」
その瞬間に門が開いた。
魔法の国の案内人『ようこそ、ペルーカ様。
ここは魔法の国!
魔法の《才能》がある人だけが入れる国です。
それでは中を案内しましょう!』
ペルーカが門の中へ入って行った。
中へ入って行くと、霧がなくなり、目の前に草原が見えた。
そして、その草原で魔法使い達が魔法を使う練習をしていた。
ペルーカ「ワァーオ。」
すると、後ろから
?「どう?ビックリしました?」
と、話しかけられた。
ペルーカがビックリして後ろを向いた。
後ろを向くと、三人の男女がいた。
ペルーカ「えっと…あなた達は?」
ジュエリー「あっ、自己紹介が遅くなりました!
私はジュエリー!水の魔法使いです!
こっちはラムン!光の魔法使い!
最後にこちらは、ムシュー!炎の魔法使い!」
ジュエリーが自己紹介をしていると、男の人が近づいてきた。
アルミソン「やぁ、ペルーカ。」
ジュエリー「アルミソン先生!
今から先生の所へ行こうと思っていたんです。
でも、どうしてペルーカが来たことが分かったんですか?」
アルミソン「さっき、北から知らせを受けた。
ミカルに似た少女がこちらへ向かっていると。
ペルーカ、君の母親はミカルって名前だ。
今から、ミカルの死ぬ前の話をしよう。
昔、この国より北の方角に悪の魔法使いの国があった。
そこの女王、ルメニーは魔法の国を消そうと攻撃してきた。
だが、ミカルはそれを防ぎ魔法でルメニーを封印した。
そしてミカルが死ぬ直前にこう予言を残した。
"私の後継者が現れた時、ルメニーはよみがえる"と。
先ほど、ルメニーを封印したツボにヒビがはいっていると連絡が来た。
それも君が来てからだ。
そう、君が後継者なんだよ。
だから、私達で魔法を教える。
魔法の国を一緒に守ってくれないか?
君の力が必要なんだ!」
皆がペルーカを見つめた。
ペルーカは断るわけにはいかないと、魔法の国を守る事に決めた。
ペルーカ「それじゃあ、どうしたらいいの?」
アルミソン「まずは、魔法使いの着る服に着替えよう。」
◯ペルーカのために用意された部屋
魔法のトランクから服を探しているアルミソン。
アルミソン「これもダメ、これもダサイ。
これは汚れてる・・・あった!」
アルミソンが一枚のワンピースを持ってペルーカの元に来た。
アルミソン「君のお母さんが着ていた服だ。」
ペルーカは驚いた。
とても美しいワンピースだったからだ。
ペルーカ「素敵な服ですね!
可愛い!ありがとうございます!」
アルミソンが出ていくと、ペルーカはさっそく着替えた。
◯草原・魔法使い達が使っている練習場
アルミソン「それじゃあ、着替えたし魔法の練習を始めよう。」
ペルーカが頷いた。
アルミソン「まず敵を吹き飛ばす呪文。
エクスリーメンだ。
それじゃあ、杖を持って呪文を唱えてみなさい。」
ペルーカ「はい!」
ペルーカは深呼吸をしてから
ペルーカ「エクスリーメン!」
と、唱えた。
だが、なんの反応もない。
ジュエリー「ま、まぁ、最初は皆そうよ!
最初っからできる人なんていないわよ!」
ジュエリーが励ました。
ラムン「ペルーカ、魔法を使う時はまず、頭で自分が魔法を唱えた後を想像するんだよ!
それから、魔法を唱えて!」
ペルーカが頷いた。
そして目を瞑りと唱えた。
ペルーカ「よし、落ち着いて・・・エクスリーメン!」
だが、ペルーカは魔法を唱える時、誤ってジュエリーとラムンとムシューのいるところに杖を向けたため、三人が吹き飛ばされた。
三人『ウワー!!ペルーカ、どこに杖を向けてるのー!』
三人が少し離れた所へ飛ばされた事を知らずにペルーカが目を開けた。
ペルーカ「あれ?皆はどこへ行ったの?」
アルミソン「君に吹き飛ばされたよ。」
ペルーカ「え、嘘!?大丈夫ですよね?
ケガしてたらどうしよう。
ごめんなさい。」
アルミソン「大丈夫かは分からないけど、まぁ、今は急がないとだから次の呪文を教える。
次の呪文はリースミン。
敵を浮かす呪文だよ。
じゃあ、試しに私を浮かしてみなさい。」
ペルーカ「はい!分かりました!」
ペルーカがアルミソンに杖を向けて唱えた。
ペルーカ「リースミン!」
すると、アルミソンが浮いた。
アルミソン「凄いじゃないか。
この呪文もクリアするなんて。」
ペルーカがゆっくりアルミソンをおろした。
アルミソン「次で私が教えるのは最後だ。」
ペルーカ「分かりました!」
アルミソン「次の呪文はリースミンメンと言って自分を浮かせる呪文だ。
おりるときはリースミンメンともう一回唱えればおりれる。
それじゃあ、やってみなさい。」
ペルーカは自分に杖を向けて
ペルーカ「リースミンメン!」
と唱えた。
すると、少しずつペルーカの体が持ち上がった。
ペルーカ「やったー!これも成功!」
アルミソン「それでは、おりてきなさい。」
ペルーカ「はい!リースミンメン!」
ペルーカがおりてきた。
アルミソン「よくここまでついてこれたな。
私が教えるのはもうないから、次はジュエリーにバトンパスする。」
ペルーカが後ろを向くと、ジュエリー達が戻ってきていた。
ペルーカ「あっ、ジュエリーさん達!
さっきは大丈夫でしたか?
本当にごめんなさい。」
ジュエリー達は笑いながら
ジュエリー「そんな、気にしてないよ!
私達も最初はそうだったから!」
ペルーカがペコリとお辞儀をして
ペルーカ「ありがとうございます!」
と言った。
ジュエリー「まぁ、気を取り直して。
次、私が教えるのは水の魔法!」
◯草原・水の魔法使い達が練習する場所
ジュエリー「それじゃあ始めましょう!
最初教えるのが、エトックス!
水の竜巻が出てくるの!
いい?見ていてね!エトックス!」
ジュエリーが杖をクルクルと回すと、少しずつ水の竜巻が見えてきた。
ペルーカ「凄い!」
ペルーカは思わず触れようとした。
ジュエリー「ダメよ!触れると、中に吸い込まれてケガするわ!」
ペルーカ「えっ、そうなの?ごめんなさい。」
ジュエリー「ケガしなくて良かったわ!
それじゃあ、ペルーカ、やってみて!」
ペルーカは大きく深呼吸をして
ペルーカ「じゃあやります!
エトックス!」
ペルーカが杖をクルクル回すと、ジュエリーよりも大きな水の竜巻ができた。
ジュエリー「ペルーカ、凄いよ!
私の竜巻の5倍の大きさはあるわよ!
あなた才能あるわよ!」
ジュエリーとペルーカはすっかり仲良しになり、練習をしながら、ずっと話ていた。
その後は、ラムンとムシューに魔法を教わった。
だが、ルメニーが来るのは3日後の夜だと推測されている。
早く覚えなければ時間がなかった。

       ~3日後~
◯ペルーカの部屋
ペルーカの部屋の中へ入ってきたジュエリー。
ジュエリー「おはようございます!ペルーカ!」
ペルーカ「おはよう、ジュエリーさん!」
ジュエリー「さんずけ、やめていいよ!
もう友達でしょ!」
ペルーカ「分かった!じゃあ、ジュエリー今日も宜しく!」
二人は笑った。
すると、遠くの方からかすかに爆発の音が聞こえてきた。
ジュエリーが窓から外の様子を伺いながら
ジュエリー「ペルーカ、早く魔法を覚えて!
一つ言っておくわね。
ルーメン、ムメルー、ラムニンを同時に唱えると大爆発がおこるから、それだけは覚えておいて!」
ジュエリーが後ろを振り向くとペルーカの姿はなかった。
ジュエリーは焦りながら
ジュエリー「ペルーカ!?どこに行ったの?」
ジュエリーが外へ出た。
外に出るとムシューとラムンに、はち合わせした。
ジュエリー「あっ、ムシュー、ラムン!
ペルーカ見なかった?」
ラムン「見たよ!真っ青な顔をして南へ行ったよ!」
ジュエリー「二人とも、全員を集めて!
ペルーカは多分、怖くなって逃げだしちゃったんだと思うの。
だから、皆でペルーカと一緒に話し合いましょう。」
ムシュー「分かった!ここで待ってて!」
二人が全員を集めに行った。
◯15分後
皆が集まった。
ジュエリー「皆でペルーカの所へ行くわよ!」
全員『おぉー!』
◯草原の端っこにある小屋
座り込んで泣いているペルーカ。
中へ入ってきたジュエリー達。
ジュエリー「ペルーカ、やっぱりここにいたのね。」
ペルーカ「お願い。一人にして。」
震えながら言った。
ジュエリーがペルーカを抱き締めた。
ジュエリー「ペルーカ、あなたが怖いと思ってるのは分かるわ。
でもね、私達にはあなたみたいな人が必要なの。」
ペルーカがジュエリーを引き離した。
ペルーカ「あなた達は怖くないわよね。
だって、ルメニーと戦うのは私なんだもん。」
ジュエリーがそれを聞くと
ジュエリー「ペルーカ、良いものを持ってきたの。
ずるいかもしれないけど、あなたのお母さんに、"もしペルーカが魔法の国に来たら見せてほしい"って頼まれたの。」
ペルーカが顔を上げた。
ジュエリー「ミカルマジカル!」
そう言った瞬間ペルーカの母親、ミカルが現れた。
ミカル「ペルーカ、あなたは1人じゃないわ。」
すると、音楽が流れ出した。

~ミカル~
ねえ、聞いて
あなたは強く生きて
そしてあなたは戦うのです。
私は負けたも同然
お願い、国を守って。
私達が育った故郷を

~ペルーカ~
えぇ、分かってる
でも怖いのよ、恐ろしいのよ。
お母さんみたいに私は強くないし、できない。
私の何を見て皆は期待するの?
皆凄い親切にしてくれて、私だってここの人達が大好き。
けど、死ぬかもしれないのよ。
そんなの絶対に嫌よ・・・。
でも、私はお母さんの後継者。
何があってもお母さんの期待を裏切るわけにはいかないわ。

~ミカル~
それでこそ私の娘。
やってくれると信じていたわ。
ペルーカならできるわ、絶対にね。
だって、私の娘だもの。

~ペルーカ~
決めた!
私、戦うわ。
何も恐れずに、ここの皆を守る。
お母さんのように。

歌が終わると、
ミカル「ペルーカ、おいで。」
ミカルが両手を広げると、ペルーカが思いっきり抱きついた。
ペルーカ「お母さん、ありがとう!」
ミカル「ペルーカ、あなたの心にはいつも私や仲間達がいるわ。」
ペルーカ「うん!」
嬉しそうに頷いた。
その時だった。
近くから悲鳴が聞こえた。
門番「ルメニーがよみがえったぞー」
女の人「きゃー、助けて!
子供が危ないの!」
その声を聞くと
ミカル「さぁ、行って!
私はもう何もしてあげられない…けど、おまじないを一つするわ。」
そう言うと、ミカルが魔法でペンダントを出し、ペルーカの首に着けた。
ペルーカ「お母さん、これは何?」
ミカル「それは、私が水・光・炎の魔法の力で作ったペンダントよ!
それを着けた者は奇跡が起こるって言われてるの。
だから、一応持っていきなさい!
愛してるわ、ペルーカ。」
ペルーカがペンダントをギュッと握りしめ
ペルーカ「私も愛してるわ、お母さん!
行ってきます!」
そう言ってペルーカと皆は小屋を出ていった。
皆が外に出て空を見上げると、ルメニーがいた。
ペルーカ「あれがルメニー。」
すると、ルメニーがペルーカ達に気がついた。
ルメニー「お前がミカルの後継者か。
お前を始末してやる!私と戦え!」
ペルーカが手をギュッと握りしめ
ペルーカ「望むところよ!」
と言った。
そして二人同時に
二人『エクスリーメン!』
と唱えた。
そして、二人の魔法の光がぶつかり二人が衝撃で吹き飛ばされた。
ペルーカ「うわっ!」
ルメニー「くそっ!どうして」
魔法の国の皆「ペルーカ!頑張れー!」
そしてペルーカが自分を浮かして
ペルーカ「エトックス!」
と唱え、水の竜巻を出した。
ペルーカ「行け!」
竜巻がルメニーに向かって行った。
ルメニー「うわー!」
ルメニーが消えた。
ペルーカが辺りを見渡した。
後ろを振り向くとミカルがいた。
ルメニー「ペルーカ、大丈夫?」
ペルーカ「お、お母さん、なんでここへ来れたの?
外には出れないはずじゃ。」
ミカルに変装しているルメニー「え?
私はそんなこと一言も言ってないわよ?」
すると、ミカルに変装しているルメニーが、いきなり魔法の杖で攻撃してきた。
ペルーカ「きゃー!」
そして地面に突き落とされた。
ペルーカ「お、お母さん?なんで…?」
ラムン「おい、あのミカルってまさか、変装しているルメニーじゃないか?」
ミカルに変装しているルメニー「フッフッフッフ!
さっきの続きといこうか!」
ペルーカ「お母さん、やめて!」
ルメニーが攻撃しようとすると
ジュエリー「ペルーカ!
その人はあなたの母親じゃない!
その人はミカルに変装したルメニーよ!」
ペルーカ「そんな…私、お母さんとは戦えないよ!」
ペルーカが逃げ回っていると
アルミソン「ペルーカ、よく聞け!
ミカルはもう死んでるから、傷はつかない!
心配しないで戦え!」
ペルーカがそれを聞くと
ペルーカ「それなら、大丈夫ね!」
と言ってルメニーの方を向き
ペルーカ「エクスリーメン!」
と攻撃した。
ルメニーが吹き飛ばされた。
ルメニー「くそ、今度はこっちのばんだ!
リースミンメン」
ルメニーが浮いた。
ルメニー「ムメルー」
ルメニーが炎に包まれた。
ルメニー「ムシューケン」
ルメニーが一瞬でペルーカの前に来てペルーカを殴った。
ペルーカ「うっ!」
ペルーカが地面に突き落とされそうになると
ジュエリー「リースミン!」
ジュエリーがペルーカを浮かした。
ペルーカ「ジュエリー、ありがとう!」
ペルーカはそう言うと、ルメニーを攻撃した。
ペルーカ「ルック!」
ルメニーを炎で包みこんだ。
だが、ルメニーは無傷だった。
ペルーカ(そうだ!ルーメン・ムメルー・ラムニンを使えば大爆発がおきる。
でも大爆発がおきれば、私も無事ですまないかもしれない。
ううん、そんなこと思ってる場合じゃない!
なんとか、ここの人達を守らないと。
よし一か八か試してみよう。)
ペルーカがジュエリーを見て微笑んだ。
ペルーカ「ありがとう。楽しかった」
ジュエリー(え?何、死ぬみたいな言い方だわ。)
ジュエリーが心の中で思った。
ジュエリー「まさか、、、」
ジュエリーが驚いた表情でペルーカを見た。
ペルーカがルメニーを遠くに連れていった。
ジュエリー「ダメー!
ペルーカ!戻ってきて!」
ジュエリーが涙目で言った。
ラムン「え?何を言ってるの?
ペルーカは何をする気なの?」
ラムンが心配そうに聞いた。
ジュエリー「ペルーカは大爆発を起こすきよ!
止めないと死ぬわ!」
ペルーカがルメニーを1キロメートルのところまで連れてきた。
ペルーカ(ジュエリー、そして皆。
短い間だったけど、楽しかった。
皆に出会えて幸せだったわ。)
ペルーカはそう思うと
ペルーカ「ルーメン・ムメルー・ラムニン!」
と唱えた。
"ドッカーン"
ものすごい爆発音とともにペルーカ達の姿はもうなかった。
ジュエリー「いやぁー!ペルーカー!ペルーカァ!!」
と、ジュエリーが泣きながら、二人が落ちたと見られる場所へ走って行った。
皆もジュエリーに続き走った。
そして、森の中で倒れている二人を見つけた。
ジュエリーがペルーカの元へ行き、ペルーカを抱き締めた。
ジュエリー「ごめんなさい。ペルーカ。
こんな最後になるなんて…本当にごめんなさい。
私達のためにありがとう。」
それを見ていた魔法の国の皆も"ペルーカ、ありがとう"と言って泣き出した。
その時だった。
ペルーカの体が持ち上がって光に包まれた。
そして光が放たれた。
皆は眩し過ぎて目をつむった。
そして光が収まるとペルーカが立っていた。
魔法の国の皆『ペルーカ!!
やったー!ペルーカが生き返ったー!」
皆は大はしゃぎした。
ジュエリー「ペルーカ!」
泣きながらペルーカに抱きついた。
ペルーカ「ジュエリー、そんなに泣かないで!
私は無事よ?」
ジュエリー「ありがとう、ペルーカ!
私達のヒーローよ!」
ペルーカ「えへへ!皆のおかげだよ!」
そう言って魔法の国へ戻って行った。
そして、ルメニーはもう世に現れることはないだろう。
それから、ペルーカは国を守った英雄として国の女王陛下になり、国の皆と幸せに暮らした。
                ~終わり~
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