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リッターの妹の話 〜 セシリーちゃんの夕食会
3、リッターの妹
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セシリーが、やっと少し落ち着いた。
サトミが彼女に向き合うと、ぐいっとダンクが間に入る。
サトミが苦笑して、ダンクの横から彼女に語りかけた。
「セシリー、俺は精神衛生上、砂糖とミルクが必要で沢山取る。
取らなきゃ俺は、気持ちが荒れて普通が遠くなるんだ。
まあ、今のあんたと似たようなものだな。
だが、あんたのアニキはなんて言ったと思う?
俺に健康に悪いから減らせと言うんだ。
だが、自分は健康を顧みず酒を溺れるほど飲む。
それは矛盾している。
飯も食わず飲み歩く、それは家に居場所がないんだ。
飯を食いたくてもこれじゃ食うモノがない。
リッターは、何のために命はって稼いでるんだ?
セシリーは何のために、誰のために飯を作る?
アニキに食わせたくて、飯を作っていたんじゃなかったのか?」
リッターは、無言で彼女の隣に立っている。
あまりに正論で、だが誰も言えなかった事だ。
それは、セシリーの寂しさを埋めるのがバターだとわかっていたから。
彼女は、日中ひとりぼっちで寂しいのだ。
だから、サトミの言葉は兄妹どちらにも痛かった。
でも、妹はそれで悲しそうな顔で唇をかんでいる。
だからこそ、リッターは妹のために手を上げようと思った。
「サトミ」
リッターが、サトミの肩を押して殴ろうとした。
だが、サトミは身体が勝手に反応する。
リッターは彼の肩に手を触れた瞬間、手を掴まれ身体が宙をくるりと舞って、地面にたたきつけられた。
「いってえええ!!今度はなんだよ、バンバン転がされて格好悪ぃ!」
「あ、すまねえ、俺殴ろうとしたろ?
駄目だわ、俺、危害加えられると感じたら、切るか投げるかどっちかだわ。」
「マジか!こええええ!!投げられて良かった!」
もういやだ、絶対サトミには触らねえ!
「お兄ちゃん…………お兄ちゃん、ごめんなさい。
お兄ちゃん、一生懸命働いてるのに。」
セシリーが、涙を浮かべてリッターに謝った。
意地っ張りの妹が、初めて泣いて謝ってくれた。
「セシリー……」
リッターが身を起こすと、セシリーが駆け寄って泣きながらのしかかる。
「おにいちゃーーーーん!あーん、ごめんなさいいぃ~~」
「ちょ、待てっ!うわあっ、おっ重い!セシリーちょっ!
助け……、げえっ!上と下から何かでるぅ!!おえええぇ~」
ダンクがそっと涙を拭く。
「いい兄妹愛だなー、俺うらやましい。」
「へえ、押しつぶされんのが羨ましいのか。珍しい変態だな、ダンクよ。」
「うるせー、お前、隊長辞めたんだろ?いつまでも引きずりやがって。
余計な世話なんだよ。」
ダンクが二人を見て笑いながら言う。
サトミが全くだとため息付いた。
「辞めてえんだがなあ、俺はこう言うジレンマが一番嫌いなんだ。
こう言うのほっとけば、いつかそこからヒビが入る。
リッターが肝臓やられて死ぬよりマシだろ?
彼女だってこれ、急激に太ったんだろ?放っといたらそのうち心不全でも起こすぜ?
それに、俺は妹ってのに弱いんだ。」
「ふうん……まあな、今回大目に見てやんよ。
で、お前ミルクと砂糖減らしたらどうなんの?」
「さあ、なあ……昔、嫌がらせで砂糖全部隠されて、食堂のテーブル刻んだら刀一週間没収で反省房入りになったな。
まあ、ドア壊して2分で出たけど。
結局、隠した奴見つけ出して…………ったら…………したなあ。
あの時、刀無かったのが不運だった。
駄目だ俺、砂糖無いとイラついて手加減できねえわ。」
「こええよ、やめてくれよ。よく聞こえなかったとこ、怖くて聞けねえよ。俺死にたくねえし。」
なんか、控えたところにとってもスプラッターな香りがする。
「で、深刻な話、今夜の飯どうするよ。
あの油だらけの飯食う?」
「俺もう吐きそう。ちょっと吐いてくるわ。食い直す。」
ダンクがトイレに向かいかけて、草ボーボー生えた庭の簡素なバーベキューコンロが目に入った。
「あーーーー!!これだ!リッター、豆炭ある?」
「あるある!あるぜ!たまに燻製作るから。セシリー、網洗え!俺、火起こす!」
「わかった!お兄ちゃん、火起こす前に草取り!」
「了解!」
リッターが、ナイスアイデアに親指立てて飛び起きる。
急にみんな元気になった。
ヨシとサトミが手を上げる。
「俺、肉買ってくる!3ポンドあればいい?他に買うのは?」
「ソーセージも2ポンド!俺食い直す!金は?」
「おごるよ、パーティーっての?やろうぜ!」
「じゃあビールは俺が買いに行く!サトミじゃ売ってくれないし。」
「ヒャッホーー!!あの油だらけのも焼いて油落とせば食えるぞ、セシリー。
準備だ!」
雨降って地固まる、ゴタゴタあってもなんだか楽しいバーベキューパーティが始まった。
肉の味付けは任せろと、ダンクが長い一人暮らしで料理は自然と得意になったらしい。
1ポンドで切り分けて、塩とコショウまぶしてなんか知らないハーブとやらを使って表面をジュウジュウ焼いて行く、食べてみると浸みてないけど確かに美味い。
サトミ以外はビール片手に肉食ってるが、サトミはコーラ片手でちょっと残念だ。
「くそー、俺もビールっての飲みてえ!」
「ヒヒヒ、ざまあ!大人ぶってもお子様だなーサトミよお!お子様はジュースだー!」
ムカついたらデカいソーセージ食って反撃だ。
「ああっ!それ俺が食おうと思ってたのに!」
「てめえなんか、ビールで溺れろ!俺は肉食って腹一杯になるんだ。」
セシリーのバターに浸かった食材も、焼いて油を落として何とか食えた。
激甘フレンチトーストは、サトミの腹に収まってゆく。
「あーうまー、ひっさしぶりに肉食えて幸せ~。」
「お兄ちゃん、美味しいね~。あたいも肉バター美味~い!」
「もう、お前ほんとバター抜けないんだな~。もういいや。」
給料のほとんどが酒とバターで飛ぶので、ろくな食事がなかったからなのか兄妹もご機嫌だ。
セシリーはやっぱりバターを持ち出して、焼いた肉にバター塗って食べている。
ガツガツ食べてると、ふとセシリーがご機嫌にビールを飲み干す兄貴を向いた。
「お兄ちゃん、あたいポストアタッカーになるから。」
ブーーーーーーーーーーーッ!!
リッターがビール噴いた。
サトミが彼女に向き合うと、ぐいっとダンクが間に入る。
サトミが苦笑して、ダンクの横から彼女に語りかけた。
「セシリー、俺は精神衛生上、砂糖とミルクが必要で沢山取る。
取らなきゃ俺は、気持ちが荒れて普通が遠くなるんだ。
まあ、今のあんたと似たようなものだな。
だが、あんたのアニキはなんて言ったと思う?
俺に健康に悪いから減らせと言うんだ。
だが、自分は健康を顧みず酒を溺れるほど飲む。
それは矛盾している。
飯も食わず飲み歩く、それは家に居場所がないんだ。
飯を食いたくてもこれじゃ食うモノがない。
リッターは、何のために命はって稼いでるんだ?
セシリーは何のために、誰のために飯を作る?
アニキに食わせたくて、飯を作っていたんじゃなかったのか?」
リッターは、無言で彼女の隣に立っている。
あまりに正論で、だが誰も言えなかった事だ。
それは、セシリーの寂しさを埋めるのがバターだとわかっていたから。
彼女は、日中ひとりぼっちで寂しいのだ。
だから、サトミの言葉は兄妹どちらにも痛かった。
でも、妹はそれで悲しそうな顔で唇をかんでいる。
だからこそ、リッターは妹のために手を上げようと思った。
「サトミ」
リッターが、サトミの肩を押して殴ろうとした。
だが、サトミは身体が勝手に反応する。
リッターは彼の肩に手を触れた瞬間、手を掴まれ身体が宙をくるりと舞って、地面にたたきつけられた。
「いってえええ!!今度はなんだよ、バンバン転がされて格好悪ぃ!」
「あ、すまねえ、俺殴ろうとしたろ?
駄目だわ、俺、危害加えられると感じたら、切るか投げるかどっちかだわ。」
「マジか!こええええ!!投げられて良かった!」
もういやだ、絶対サトミには触らねえ!
「お兄ちゃん…………お兄ちゃん、ごめんなさい。
お兄ちゃん、一生懸命働いてるのに。」
セシリーが、涙を浮かべてリッターに謝った。
意地っ張りの妹が、初めて泣いて謝ってくれた。
「セシリー……」
リッターが身を起こすと、セシリーが駆け寄って泣きながらのしかかる。
「おにいちゃーーーーん!あーん、ごめんなさいいぃ~~」
「ちょ、待てっ!うわあっ、おっ重い!セシリーちょっ!
助け……、げえっ!上と下から何かでるぅ!!おえええぇ~」
ダンクがそっと涙を拭く。
「いい兄妹愛だなー、俺うらやましい。」
「へえ、押しつぶされんのが羨ましいのか。珍しい変態だな、ダンクよ。」
「うるせー、お前、隊長辞めたんだろ?いつまでも引きずりやがって。
余計な世話なんだよ。」
ダンクが二人を見て笑いながら言う。
サトミが全くだとため息付いた。
「辞めてえんだがなあ、俺はこう言うジレンマが一番嫌いなんだ。
こう言うのほっとけば、いつかそこからヒビが入る。
リッターが肝臓やられて死ぬよりマシだろ?
彼女だってこれ、急激に太ったんだろ?放っといたらそのうち心不全でも起こすぜ?
それに、俺は妹ってのに弱いんだ。」
「ふうん……まあな、今回大目に見てやんよ。
で、お前ミルクと砂糖減らしたらどうなんの?」
「さあ、なあ……昔、嫌がらせで砂糖全部隠されて、食堂のテーブル刻んだら刀一週間没収で反省房入りになったな。
まあ、ドア壊して2分で出たけど。
結局、隠した奴見つけ出して…………ったら…………したなあ。
あの時、刀無かったのが不運だった。
駄目だ俺、砂糖無いとイラついて手加減できねえわ。」
「こええよ、やめてくれよ。よく聞こえなかったとこ、怖くて聞けねえよ。俺死にたくねえし。」
なんか、控えたところにとってもスプラッターな香りがする。
「で、深刻な話、今夜の飯どうするよ。
あの油だらけの飯食う?」
「俺もう吐きそう。ちょっと吐いてくるわ。食い直す。」
ダンクがトイレに向かいかけて、草ボーボー生えた庭の簡素なバーベキューコンロが目に入った。
「あーーーー!!これだ!リッター、豆炭ある?」
「あるある!あるぜ!たまに燻製作るから。セシリー、網洗え!俺、火起こす!」
「わかった!お兄ちゃん、火起こす前に草取り!」
「了解!」
リッターが、ナイスアイデアに親指立てて飛び起きる。
急にみんな元気になった。
ヨシとサトミが手を上げる。
「俺、肉買ってくる!3ポンドあればいい?他に買うのは?」
「ソーセージも2ポンド!俺食い直す!金は?」
「おごるよ、パーティーっての?やろうぜ!」
「じゃあビールは俺が買いに行く!サトミじゃ売ってくれないし。」
「ヒャッホーー!!あの油だらけのも焼いて油落とせば食えるぞ、セシリー。
準備だ!」
雨降って地固まる、ゴタゴタあってもなんだか楽しいバーベキューパーティが始まった。
肉の味付けは任せろと、ダンクが長い一人暮らしで料理は自然と得意になったらしい。
1ポンドで切り分けて、塩とコショウまぶしてなんか知らないハーブとやらを使って表面をジュウジュウ焼いて行く、食べてみると浸みてないけど確かに美味い。
サトミ以外はビール片手に肉食ってるが、サトミはコーラ片手でちょっと残念だ。
「くそー、俺もビールっての飲みてえ!」
「ヒヒヒ、ざまあ!大人ぶってもお子様だなーサトミよお!お子様はジュースだー!」
ムカついたらデカいソーセージ食って反撃だ。
「ああっ!それ俺が食おうと思ってたのに!」
「てめえなんか、ビールで溺れろ!俺は肉食って腹一杯になるんだ。」
セシリーのバターに浸かった食材も、焼いて油を落として何とか食えた。
激甘フレンチトーストは、サトミの腹に収まってゆく。
「あーうまー、ひっさしぶりに肉食えて幸せ~。」
「お兄ちゃん、美味しいね~。あたいも肉バター美味~い!」
「もう、お前ほんとバター抜けないんだな~。もういいや。」
給料のほとんどが酒とバターで飛ぶので、ろくな食事がなかったからなのか兄妹もご機嫌だ。
セシリーはやっぱりバターを持ち出して、焼いた肉にバター塗って食べている。
ガツガツ食べてると、ふとセシリーがご機嫌にビールを飲み干す兄貴を向いた。
「お兄ちゃん、あたいポストアタッカーになるから。」
ブーーーーーーーーーーーッ!!
リッターがビール噴いた。
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