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第四章:「新たなる大陸へ」
第39話 「まさかの人物」
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「また、いらしてくださいね!」
「はい、機会があれば是非」
その様に言われて、俺達は店を後にした。
時計を確認すると、後少しで記念祭の時刻だ。
そろそろ城に向かうとするか。
「バルバラ?もう少しで記念祭が始まる頃だ。向おうか」
「ふふっ、そうだな」
俺達は王国の城に向かった。
城は既に開門されており、それに伴い。
周りにはかなりの数の王国兵が、警備に当たっている。
みな鎧を身に纏い、腰元に剣を携えている。
どうやら手荷物検査を行っている様だ。
俺達もその列に並んだ。
「かなりの列だな」
「ふふっ、そうだな。去年もこんな感じだったのか?」
「いや、開催されているのは知っているが、城にまで来るのは初めてだ」
普段は家族と共に、家で建国祭を祝うからな。
わざわざ、首都に来てまで祝った事は無いな。
「ふふっ、そうなのか。なら初めては私とだな?」
そう言ってバルバラは微笑んだ。
そうだな、初めてがバルバラだ。
しかし長いな、並んでいるだけで、疲れてしまう。
だが、そんな人の列も王国兵の数の多さが幸いしてか、着実に列は進んでいく。
どれぐらい待っただろか、順番が来て警備の兵が俺に話しかけて来た。
「これは!『オラクロ家』の方ではありませんか!お手数ですが、あらかじめ危険な物など持っていたら渡してください」
どうやらローブの家紋が目に入ったのだろうか。
俺は指示通り、鞄とローブの内に忍ばせていた、門番から渡された短刀を手渡した。
「ありがとうございます!おや?随分と珍しい物をお持ちですね」
ん?珍しい物?
「この短刀…この鞘に描かれた紋章は隣の大陸でしか作られていません」
紋章が珍しいのだろうか、確かに紋章自体は二頭の獅子が争い合っている
そうなのか。
だが、隣の大陸でも手に入れる事は出来るのでは無いか?
「そうなのか?だが、手に入れる事自体は出来るのではないか?」
「いえ、これほどの物はさすがに回って来ませんね…」
そんなに珍しいのか。
一体どこからあの門番は手に入れたんだろうか。
「ご協力ありがとうございます。確と預かりましたのでお楽しみください」
そう言って俺は通された。
バルバラも同じく手荷物検査を通り、俺と共に巨大な城の正門を潜った。
城の庭の中心には巨大な噴水が建てられている。
「ふふっ、かなり豪華絢爛な造りだな」
バルバラの住んでいた城はどうなんだろうか?
これほどの城に住んでいてもおかしくは無いだろう。
「バルバラの城もこんな感じだったのか?」
「いや、私の城は噴水など置いていなかった」
そうなのか、意外だ。
城には噴水も置かれているものかと思っていた。
「ふふっ、意外か?」
俺の表情を察したのか、そんな言葉を返してきた。
「少し意外だ」
「ふふっ、無駄なものは嫌いでな」
その言葉に
また、少しバルバラの新しい一面を垣間見た気がした。
俺達はそんな会話を交わしながら、城の庭を通り、中に入った。
城の中は、この日の為だろうか?
赤いカーペットが廊下に敷き詰められている。
廊下だけではない、階段にもだ。
壁は白く塗装され、僅かな汚れでも目立ちそうだ。
かなりの高さがある天井には、シャンデリアが廊下を照らしきれる様に等間隔に付けられている。
その影響か、白い壁は淡い琥珀色になっており、とても柔らかく、暖かみを感じる色合いになっている。
「ふふっ、連れ来てくれてありがとう」
「良いんだ、折角の機会だからな。俺も興味はあった」
俺の言葉にとても嬉しそうな表情を見せる。
――――ご集まりの皆様。今宵は建国記念祭に御集まり頂き、誠に有難うございます――――
その言葉に先ほどの喧騒は静まり返り、みな顔を声の方に向けた。
「ん?あの人どこかで見た気が…」
「サモン?知り合いか?」
参加者の皆に挨拶をするぐらいだ、きっと王族の関係者だろう。
だが、さすがに俺の家系でも、王族に関係する知り合いは…
――流石はレッツェル王国の王女様ね
――あぁ、実に見眼麗しい
周りの参加者達がそんな言葉を発している。
王女?
俺は目を凝らして良く見てみる。
ん?
「あの人…」
図書館で降ってきた人に似ているな…
「どうした?」
「いや、実はバルバラと図書館に行った時、俺が本を探していると梯子から落ちた人が居てな」
「ふふっ、そうなのか?」
「あぁ、俺は下敷きになった。その落ちて来た人にとても似ているが…まさかな」
「ふふっ、サモンは色々と巻き起こる」
「そうだな…その人は大げさに言っていた。『救って頂いた』と」
バルバラは微かに肩を揺らして、笑っている。
確かにその通りだ、俺自身そんな事を感じる時がある。
――――今日、私を救って頂いた方が居ます―――
その言葉にみなが、どよめいた。
――『救ってくれた方!?』
――なんと!勇敢な!
待て、救うも何も以前の問題であろう。
俺は何もしていない。
ただ下敷きになっただけだ。
王女のそんな挨拶にバルバラの肩は先ほどよりも揺れが増している。
「ふふっ、どうやらサモン。その人の様だな」
俺はこの現実にどうしていいか考えすら浮かばない。
これ以上悪くならないのを切に願うばかりだ。
――――この場に居るかどうかも分かりませんが、その方に是非明日の『術者大会』に参加してくださる事を願うばかりです。私からの挨拶は以上です。ぜひ今宵の建国祭をお楽しみください――――
どうしたものか。
また新しい恐怖が増えてしまった。
「はい、機会があれば是非」
その様に言われて、俺達は店を後にした。
時計を確認すると、後少しで記念祭の時刻だ。
そろそろ城に向かうとするか。
「バルバラ?もう少しで記念祭が始まる頃だ。向おうか」
「ふふっ、そうだな」
俺達は王国の城に向かった。
城は既に開門されており、それに伴い。
周りにはかなりの数の王国兵が、警備に当たっている。
みな鎧を身に纏い、腰元に剣を携えている。
どうやら手荷物検査を行っている様だ。
俺達もその列に並んだ。
「かなりの列だな」
「ふふっ、そうだな。去年もこんな感じだったのか?」
「いや、開催されているのは知っているが、城にまで来るのは初めてだ」
普段は家族と共に、家で建国祭を祝うからな。
わざわざ、首都に来てまで祝った事は無いな。
「ふふっ、そうなのか。なら初めては私とだな?」
そう言ってバルバラは微笑んだ。
そうだな、初めてがバルバラだ。
しかし長いな、並んでいるだけで、疲れてしまう。
だが、そんな人の列も王国兵の数の多さが幸いしてか、着実に列は進んでいく。
どれぐらい待っただろか、順番が来て警備の兵が俺に話しかけて来た。
「これは!『オラクロ家』の方ではありませんか!お手数ですが、あらかじめ危険な物など持っていたら渡してください」
どうやらローブの家紋が目に入ったのだろうか。
俺は指示通り、鞄とローブの内に忍ばせていた、門番から渡された短刀を手渡した。
「ありがとうございます!おや?随分と珍しい物をお持ちですね」
ん?珍しい物?
「この短刀…この鞘に描かれた紋章は隣の大陸でしか作られていません」
紋章が珍しいのだろうか、確かに紋章自体は二頭の獅子が争い合っている
そうなのか。
だが、隣の大陸でも手に入れる事は出来るのでは無いか?
「そうなのか?だが、手に入れる事自体は出来るのではないか?」
「いえ、これほどの物はさすがに回って来ませんね…」
そんなに珍しいのか。
一体どこからあの門番は手に入れたんだろうか。
「ご協力ありがとうございます。確と預かりましたのでお楽しみください」
そう言って俺は通された。
バルバラも同じく手荷物検査を通り、俺と共に巨大な城の正門を潜った。
城の庭の中心には巨大な噴水が建てられている。
「ふふっ、かなり豪華絢爛な造りだな」
バルバラの住んでいた城はどうなんだろうか?
これほどの城に住んでいてもおかしくは無いだろう。
「バルバラの城もこんな感じだったのか?」
「いや、私の城は噴水など置いていなかった」
そうなのか、意外だ。
城には噴水も置かれているものかと思っていた。
「ふふっ、意外か?」
俺の表情を察したのか、そんな言葉を返してきた。
「少し意外だ」
「ふふっ、無駄なものは嫌いでな」
その言葉に
また、少しバルバラの新しい一面を垣間見た気がした。
俺達はそんな会話を交わしながら、城の庭を通り、中に入った。
城の中は、この日の為だろうか?
赤いカーペットが廊下に敷き詰められている。
廊下だけではない、階段にもだ。
壁は白く塗装され、僅かな汚れでも目立ちそうだ。
かなりの高さがある天井には、シャンデリアが廊下を照らしきれる様に等間隔に付けられている。
その影響か、白い壁は淡い琥珀色になっており、とても柔らかく、暖かみを感じる色合いになっている。
「ふふっ、連れ来てくれてありがとう」
「良いんだ、折角の機会だからな。俺も興味はあった」
俺の言葉にとても嬉しそうな表情を見せる。
――――ご集まりの皆様。今宵は建国記念祭に御集まり頂き、誠に有難うございます――――
その言葉に先ほどの喧騒は静まり返り、みな顔を声の方に向けた。
「ん?あの人どこかで見た気が…」
「サモン?知り合いか?」
参加者の皆に挨拶をするぐらいだ、きっと王族の関係者だろう。
だが、さすがに俺の家系でも、王族に関係する知り合いは…
――流石はレッツェル王国の王女様ね
――あぁ、実に見眼麗しい
周りの参加者達がそんな言葉を発している。
王女?
俺は目を凝らして良く見てみる。
ん?
「あの人…」
図書館で降ってきた人に似ているな…
「どうした?」
「いや、実はバルバラと図書館に行った時、俺が本を探していると梯子から落ちた人が居てな」
「ふふっ、そうなのか?」
「あぁ、俺は下敷きになった。その落ちて来た人にとても似ているが…まさかな」
「ふふっ、サモンは色々と巻き起こる」
「そうだな…その人は大げさに言っていた。『救って頂いた』と」
バルバラは微かに肩を揺らして、笑っている。
確かにその通りだ、俺自身そんな事を感じる時がある。
――――今日、私を救って頂いた方が居ます―――
その言葉にみなが、どよめいた。
――『救ってくれた方!?』
――なんと!勇敢な!
待て、救うも何も以前の問題であろう。
俺は何もしていない。
ただ下敷きになっただけだ。
王女のそんな挨拶にバルバラの肩は先ほどよりも揺れが増している。
「ふふっ、どうやらサモン。その人の様だな」
俺はこの現実にどうしていいか考えすら浮かばない。
これ以上悪くならないのを切に願うばかりだ。
――――この場に居るかどうかも分かりませんが、その方に是非明日の『術者大会』に参加してくださる事を願うばかりです。私からの挨拶は以上です。ぜひ今宵の建国祭をお楽しみください――――
どうしたものか。
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