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第一章 異世界に来ました(一年前)
七、お金がないっ
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私は店の前から伸びていた路地の先へ進んでみることにした。住んでいるのは私と同じような人間……だと思いたい。路地を抜ける少し手前で表の通りの様子が窺えたので、しばらく立ち止まって観察してみる。
行きかう人々の姿を見る限り、とりあえず人間の街のようではある。人々の衣服は私が今着ているような学生服とはかなり趣が違った。スーツを着ている人がいるから、想像していたような中世ヨーロッパ風といった感じでもなさそうだ。白シャツにスカートにスラックス。それほど違和感を感じない。だが髪の色は様々だ。海外の国の人のように見える。金髪、薄い茶髪、たまに赤髪といった感じだ。私は思い切って表の通りに出てみた。
「わあ……」
表の通りへ出てみると、そこは所謂商店街のような場所だった。夕方だからなのか、人通りがかなり多い。通りに面した陳列台に商品を敷き詰めている店が軒を並べ、店員たちの声が飛び交い活気に満ちている。周囲を広く見渡すと、街は歴史の古いヨーロッパの街並みに似ている。木造や石造りの建物が並んでいて、茶色やオレンジ色の陶器の瓦で彩られた屋根が色鮮やかで美しい。
私は海外旅行に行ったことがないので、目に映る新鮮な風景に胸が高鳴る。と同時に心細くもある。日本に帰る方法が見つかるまではここで暮らしていかなければいけないのだ。
兎に角、ここでお金を得る方法を考えなければいけない。周囲を見渡していて、ふと野菜を陳列台に並べている店が目に入った。八百屋かな。
「収穫した野菜を買ってくれないかな……」
折角店舗があるんだから何かを作って売ったらいいんだろうけど。
私は料理、お菓子、パンなら作れる。もし陳列棚に並べるとしたらパンとお菓子か。でもパンとお菓子を作るなら小麦粉、卵、バターは必須だ。場合によっては牛乳、生クリームか。でも手に入れるにはお金がいる。
「しばらくは野菜を売って、お金がたまってきたら食材を仕入れて商品を作って店で売る……。うん、それがいいかも」
私は踵を返して再び隙間の路地を入って店へと戻った。今日はもう遅い。収穫は明日にしてもう休むことにしよう。私は家の入口近くのドアの奥にある寝室へ入って、ふかふかのベッドにダイブした。
§
「あったあった。えーっと、ジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、カブ、カリフラワー、ゴボウ……」
昨日はよほど疲れていたんだろう。早く起きるつもりだったのに起きたときには朝の八時くらいになってしまっていた。早速畑に向かって収穫を始めた。私は大きな背負い籠の中にあらゆる季節の野菜を収穫していく。あまり多くても持てないのであの八百屋まで持っていけるくらいの量に留めることにする。
「ふあぁ~。おはよう、ウメ」
「おはよう、ムーさん。お野菜貰うね」
「むーさん?」
「ノームさんだからムーさん」
「ふぅん。ねぇ、ウメ~。ボクお腹空いちゃったんだけど~」
ムーさんの意外な言葉に私は思わず収穫の手を止めて、目をぱちくりさせてしまった。
「精霊もお腹空くの?」
「空くよ~。お腹が空くと動けなくなるの~。動けなくなると畑のお世話ができなくなっちゃうの~」
「へ? 私が来るまではどうしてたの?」
「森で果物食べてた~。でももう飽きちゃったの~」
ムーさんが地面に四肢を投げ出してバタバタし始めた。……これはもしかして駄々っ子のポーズじゃないんだろうか。
――プッ、可愛い。
「昨日調理場から超いい匂いした~。ズルいズルい、ウメばっかりズルい~」
バタバタが続いている。私は『お腹が空いた』とか『食べさせて』っていう人は絶対に放置できない。バタバタし続けているムーさんの側に屈み込んで話しかけた。
「ムーさん、今度からご飯一緒に食べよう」
「えっ、いいの~?」
「いいよ。私も一人で食べるよりムーさんの美味しい顔を見ながら食べたい」
「やった~!」
ムーさんがピョンピョン飛び上がって喜んでいる。そんなに喜んでもらえるなんて作り甲斐があるな。
「取りあえずこの野菜を売って来てからでもいい?」
「いいよ~。ボク、待ってるね~」
「うん、いってきます」
「いってらっしゃ~い」
私はムーさんに送り出されて店の出入り口から昨日の商店街へと向かった。
§
それにしても重い。背負い籠一杯に野菜を入れてしまったから。下半分にはカボチャや芋類が入ってる。これもパンとお菓子を作れるようになるまでの辛抱だ。
私は昨日見つけた八百屋の店へと向かった。
「こんにちは」
「はい、こんにちは。おや、なんだい。行商さんかい?」
店の奥から顔をのぞかせたのは恰幅のいいおばさんだった。なんだか笑顔が明るい優しそうなおばさんだ。
「いえ、うちで取れた野菜をこちらで買い取ってもらえないかと思って持ってきました」
「あらあら、まだ幼いのに大変だったねぇ。重かったろう?」
幼いって、私、いくつくらいに見えるんだろう。私が小柄だから子どもに見えるのかな。
おばさんは私が背負い籠を卸すのを手伝ってくれた。そして私の姿を上から下まで眺めて言った。
「あんた農家の子かい? 農家にしては身なりがいいけど……。それに黒髪に黒い瞳って珍しいね」
私はまだ学校の制服を着たままだ。目立ちそうなので、寝室のクローゼットから黒いローブを借りて羽織ってきたのだ。今はまるで魔女みたいな格好だ。この世界で目立たずに済む衣服もそのうち買わなくてはいけない。
――それにしても黒髪黒目って珍しいのか。あんまり悪目立ちはしたくないんだけどな。
「農家じゃないけど庭で作ってるんです。でも野菜の質には自信があります。……あのー、私って目立つんですか?」
「ああ、結構ね。このシュヴェーリン王国じゃあ、まず髪も目も黒いって人間は見たことがない。黒に近い茶色ならいるがね。あと顔立ちもちょっとこの国の人間とは違うね。異国の子かい?」
ノームさんは家のある森はシュヴェーリン王国って言ってたから、この町も同じ国ってことか。
「ええ、まあそんなとこです。ちなみにこの町の名前は……?」
「何だい、変なこと聞くねぇ。ここはファーレルの町だよ。あんたみたいな可愛い女の子は目を付けられやすいから、暗くなったらあんまり出歩かないようにするんだよ。それと人が少ない所には行かないこと。気を付けな」
「ありがとうございます、おばさん」
親切なおばさんでよかった。それにしても可愛いなんて親以外に言われたことない。この町はあまり治安が良くなさそうだから気を付けなくちゃ。
「なぁに、うちの娘と同じくらいの年だからね。心配なのさ。それじゃ、野菜を見せてもらうよ。……うん、かなり品質が高いね。これならこれからも持ってきてほしいくらいだよ。……おや、珍しい。カリフラワーもあるじゃないか。そうだねぇ……全部で三千五百リムで買い取るよ」
三千五百リム……この国の通貨はリムっていうのか。でも物価がどのくらいか分からない。店頭のカボチャが一個五百リム……大体一リム=一円くらいの物価って感じかなぁ。……あれ? 私、なんでこの国の文字が読めるの?
「……お嬢ちゃん?」
「……あっ、ごめんなさい。それでいいです。ありがとうございます」
――ウメは三千五百リムのお金を手に入れた!
よし、これで買い物ができる。
「あいよ。また持ってきておくれ」
「はい、よろしくお願いします」
「ハハッ、礼儀正しい子だね」
おばさんはにこやかに私に手を振ってくれた。八百屋を出たあと、私は卵と牛乳と小麦粉を買うためにおばさんに場所を聞いて食料品店へと向かった。
歩きながら考える。さっき八百屋で値札の文字を読むことができた。日本語でもないのに。そういえばおばさんと普通に話もできた。違和感を感じなかったけど、考えてみたらすごくおかしい。まあ助かったけど。
「おい、お前」
店に入ろうとしたところで後ろから肩をぐっと掴まれて驚いた。恐る恐る後ろを振り向いたら、そこにはニヤニヤと薄ら笑いを浮かべた金髪の若者が立っていた。
行きかう人々の姿を見る限り、とりあえず人間の街のようではある。人々の衣服は私が今着ているような学生服とはかなり趣が違った。スーツを着ている人がいるから、想像していたような中世ヨーロッパ風といった感じでもなさそうだ。白シャツにスカートにスラックス。それほど違和感を感じない。だが髪の色は様々だ。海外の国の人のように見える。金髪、薄い茶髪、たまに赤髪といった感じだ。私は思い切って表の通りに出てみた。
「わあ……」
表の通りへ出てみると、そこは所謂商店街のような場所だった。夕方だからなのか、人通りがかなり多い。通りに面した陳列台に商品を敷き詰めている店が軒を並べ、店員たちの声が飛び交い活気に満ちている。周囲を広く見渡すと、街は歴史の古いヨーロッパの街並みに似ている。木造や石造りの建物が並んでいて、茶色やオレンジ色の陶器の瓦で彩られた屋根が色鮮やかで美しい。
私は海外旅行に行ったことがないので、目に映る新鮮な風景に胸が高鳴る。と同時に心細くもある。日本に帰る方法が見つかるまではここで暮らしていかなければいけないのだ。
兎に角、ここでお金を得る方法を考えなければいけない。周囲を見渡していて、ふと野菜を陳列台に並べている店が目に入った。八百屋かな。
「収穫した野菜を買ってくれないかな……」
折角店舗があるんだから何かを作って売ったらいいんだろうけど。
私は料理、お菓子、パンなら作れる。もし陳列棚に並べるとしたらパンとお菓子か。でもパンとお菓子を作るなら小麦粉、卵、バターは必須だ。場合によっては牛乳、生クリームか。でも手に入れるにはお金がいる。
「しばらくは野菜を売って、お金がたまってきたら食材を仕入れて商品を作って店で売る……。うん、それがいいかも」
私は踵を返して再び隙間の路地を入って店へと戻った。今日はもう遅い。収穫は明日にしてもう休むことにしよう。私は家の入口近くのドアの奥にある寝室へ入って、ふかふかのベッドにダイブした。
§
「あったあった。えーっと、ジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、カブ、カリフラワー、ゴボウ……」
昨日はよほど疲れていたんだろう。早く起きるつもりだったのに起きたときには朝の八時くらいになってしまっていた。早速畑に向かって収穫を始めた。私は大きな背負い籠の中にあらゆる季節の野菜を収穫していく。あまり多くても持てないのであの八百屋まで持っていけるくらいの量に留めることにする。
「ふあぁ~。おはよう、ウメ」
「おはよう、ムーさん。お野菜貰うね」
「むーさん?」
「ノームさんだからムーさん」
「ふぅん。ねぇ、ウメ~。ボクお腹空いちゃったんだけど~」
ムーさんの意外な言葉に私は思わず収穫の手を止めて、目をぱちくりさせてしまった。
「精霊もお腹空くの?」
「空くよ~。お腹が空くと動けなくなるの~。動けなくなると畑のお世話ができなくなっちゃうの~」
「へ? 私が来るまではどうしてたの?」
「森で果物食べてた~。でももう飽きちゃったの~」
ムーさんが地面に四肢を投げ出してバタバタし始めた。……これはもしかして駄々っ子のポーズじゃないんだろうか。
――プッ、可愛い。
「昨日調理場から超いい匂いした~。ズルいズルい、ウメばっかりズルい~」
バタバタが続いている。私は『お腹が空いた』とか『食べさせて』っていう人は絶対に放置できない。バタバタし続けているムーさんの側に屈み込んで話しかけた。
「ムーさん、今度からご飯一緒に食べよう」
「えっ、いいの~?」
「いいよ。私も一人で食べるよりムーさんの美味しい顔を見ながら食べたい」
「やった~!」
ムーさんがピョンピョン飛び上がって喜んでいる。そんなに喜んでもらえるなんて作り甲斐があるな。
「取りあえずこの野菜を売って来てからでもいい?」
「いいよ~。ボク、待ってるね~」
「うん、いってきます」
「いってらっしゃ~い」
私はムーさんに送り出されて店の出入り口から昨日の商店街へと向かった。
§
それにしても重い。背負い籠一杯に野菜を入れてしまったから。下半分にはカボチャや芋類が入ってる。これもパンとお菓子を作れるようになるまでの辛抱だ。
私は昨日見つけた八百屋の店へと向かった。
「こんにちは」
「はい、こんにちは。おや、なんだい。行商さんかい?」
店の奥から顔をのぞかせたのは恰幅のいいおばさんだった。なんだか笑顔が明るい優しそうなおばさんだ。
「いえ、うちで取れた野菜をこちらで買い取ってもらえないかと思って持ってきました」
「あらあら、まだ幼いのに大変だったねぇ。重かったろう?」
幼いって、私、いくつくらいに見えるんだろう。私が小柄だから子どもに見えるのかな。
おばさんは私が背負い籠を卸すのを手伝ってくれた。そして私の姿を上から下まで眺めて言った。
「あんた農家の子かい? 農家にしては身なりがいいけど……。それに黒髪に黒い瞳って珍しいね」
私はまだ学校の制服を着たままだ。目立ちそうなので、寝室のクローゼットから黒いローブを借りて羽織ってきたのだ。今はまるで魔女みたいな格好だ。この世界で目立たずに済む衣服もそのうち買わなくてはいけない。
――それにしても黒髪黒目って珍しいのか。あんまり悪目立ちはしたくないんだけどな。
「農家じゃないけど庭で作ってるんです。でも野菜の質には自信があります。……あのー、私って目立つんですか?」
「ああ、結構ね。このシュヴェーリン王国じゃあ、まず髪も目も黒いって人間は見たことがない。黒に近い茶色ならいるがね。あと顔立ちもちょっとこの国の人間とは違うね。異国の子かい?」
ノームさんは家のある森はシュヴェーリン王国って言ってたから、この町も同じ国ってことか。
「ええ、まあそんなとこです。ちなみにこの町の名前は……?」
「何だい、変なこと聞くねぇ。ここはファーレルの町だよ。あんたみたいな可愛い女の子は目を付けられやすいから、暗くなったらあんまり出歩かないようにするんだよ。それと人が少ない所には行かないこと。気を付けな」
「ありがとうございます、おばさん」
親切なおばさんでよかった。それにしても可愛いなんて親以外に言われたことない。この町はあまり治安が良くなさそうだから気を付けなくちゃ。
「なぁに、うちの娘と同じくらいの年だからね。心配なのさ。それじゃ、野菜を見せてもらうよ。……うん、かなり品質が高いね。これならこれからも持ってきてほしいくらいだよ。……おや、珍しい。カリフラワーもあるじゃないか。そうだねぇ……全部で三千五百リムで買い取るよ」
三千五百リム……この国の通貨はリムっていうのか。でも物価がどのくらいか分からない。店頭のカボチャが一個五百リム……大体一リム=一円くらいの物価って感じかなぁ。……あれ? 私、なんでこの国の文字が読めるの?
「……お嬢ちゃん?」
「……あっ、ごめんなさい。それでいいです。ありがとうございます」
――ウメは三千五百リムのお金を手に入れた!
よし、これで買い物ができる。
「あいよ。また持ってきておくれ」
「はい、よろしくお願いします」
「ハハッ、礼儀正しい子だね」
おばさんはにこやかに私に手を振ってくれた。八百屋を出たあと、私は卵と牛乳と小麦粉を買うためにおばさんに場所を聞いて食料品店へと向かった。
歩きながら考える。さっき八百屋で値札の文字を読むことができた。日本語でもないのに。そういえばおばさんと普通に話もできた。違和感を感じなかったけど、考えてみたらすごくおかしい。まあ助かったけど。
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