玄洋アヴァンチュリエ

天津石

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Ⅳ 宝島

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 今日は、夏季休業期間中、唯一の仕事だった。

「今日はどこかに出かけるんですか?」

「ああ、宗像様むなかたさまんところに商売繁盛の祈願に行くけん、支度しんしゃい」

 佐一郎に尋ねると、彼は大きなピックアップトラックのエンジンをかけながらそう言った。

 宗像大社むなかたたいしゃ門司もじから車で一時間ほどの場所にある、大きな神社だ。

 思い返せば、社会の教科書にも載っていた。

 車内で聞いた話だが、宗像は佐一郎の会社の創業者からの縁だそうで、会社として、また個人として大きな奉納をいくつもしているそうだ。その金額をさらりと教えてもらったが、十万円渡されてたまげていた自分がものすごく小さく見えるくらい、果てしない金額だった。

 東京と見紛うほど観光客で溢れかえった宗像大社は、凄まじい様相だった。見渡せるほど広い駐車場は観光客の車やツアーのバスで埋め尽くされ、参道前の広場には夏祭りの只中のように数多くの屋台がひしめいていた。

 行列に並んで礼拝を行い、佐一郎が毎年申し込んでいるという商売繁盛の祈願とお祓いを済ませた僕たちは、「酔うけん船だけはどうもダメ」だという景子さんを置いて、フェリーに乗り込んだ。

 先程までの人だかりが嘘のように、連絡船のデッキは観光客まばらだった。

「す、すごい……!」

「凪、船乗るん初めて?」

「うん」

 少しだけ緊張しながら、揺れる船上で港を眺める暁に答える。

「あ、緊張しとー」

「してないよ!」

 いたずらっぽく笑うあきらの言葉が図星で、思わずムキになったのが恥ずかしかった。

 激しく吹く潮風が、火照った頬を冷やす。夏の熱気が嘘のように、船上で浴びる風は涼しく、心地よかった。

 大島おおしま。フェリーに揺られることおよそ二十分でたどり着いたその離島では、数百人の島民たちがそれぞれ漁業や農業を営んでいるという。

 有名人か何かが来たのではないかと思うほどに、佐一郎は島民たちに歓迎されていた。

 難しいことはよく分からなかったが、話を聞くにこの島へ漁船の燃料や生活用品などを卸しているのが佐一郎のグループ会社らしい。地元の商工会や組合との関係も良好で宴を勧められていたが、用事があるため次のフェリーで帰ってしまうという。

「暁、今年もこっち泊まっていくっちゃんな?」

「うん、この間もおじちゃんに電話したけん、送り火する前には帰るばい」

「分かった、迷惑かけんごとな、凪はどうするね」

「あ、えっと」

「決まっとーやろ!一緒に泊まってく!」

「分かった。凪、暁ん面倒ば見てやってくれ」

「いや、面倒見るなんて、そんな――!」

 二人のやり取りに受け答えする中、暁のほうをちらっと見る。やはりだ。

「面倒を見る」なんて言い方が気に触ったのか、案の定、彼女はぷくりと頬を膨らませていた。
 出会ったばかりの頃はそんな表情の暁に怯んだりもしていたが、今となってはそのむすっとした表情が何だかおかしくて、思わずぷっと噴き出した。

「なんで笑うと!」

「ごめんって」

 むきーっ!というフキダシが出てきそうなほどに顔を赤くした暁は、どこかへ走り去ってしまった。

 そんなやり取りを見ながら、佐一郎は豪快に笑う。

「なあ、凪」

「はい、なんですか?」

 フェリーに乗り込む前に、佐一郎は小さく呼びかけた。

「暁から宝島ん話ばされたんやろう。いつやったかな、あげん拘るごとなったんは」

 宝島伝説。バーベキューの日、暁から聞いた話だ。

 夏、凍えるほど冷え込んだ新月の夜、宝島を取り囲むように神々が集まり、人々より差し出された供物を受け取る。その見返りに、秋の豊穣を司る宝玉が人へ授けられる。というものだ。

 真偽は定かではないが、地域に伝わる言い伝えとしてはありそうな話だ。だが、暁がここまで宝島伝説について執着しているのかはわからないままでいた。

「暁が宝ん地図って言いよった物、あれは元々俺ん物や」

 あの古地図は佐一郎が十数年前に友人より譲り受けたもので、幼い暁が興味を示したので渡したらしい。佐一郎もその時におどけて「宝の地図だぞ」と言った記憶はあるらしいが、その時は暁も大して信じ込んだりする素振りはなかったという。

 呟いた佐一郎は息を吸うと、また続ける。

「ばってん、ある日ムキになったように宝島ん事ば調べるごとなったもんやけん、たまげちまってよ。そん話が本当か嘘かで学校で喧嘩になったみたいでな。俺も当時は会社ん代替わりなんかで忙しゅうしとったけん、あんま詳しゅう知らんたい」

 うつむきながら話す佐一郎からは普段のどっしりとした印象は感じられず、どこか悔いを残しているような趣すら感じられた。

「やけん、凪」

「はい」

「娘ば、どうか見守ってやってくれ。歳は殆ど変わらんかもしれんが、君は随分としっかりしとる。暁はまだ子供っぽいところがあるけん、やけん――」

 佐一郎は僕の肩をがっしりと掴んだ。

「まあ、難しいことは言わん。暁が無理しようとたら、止めてくれりゃあ良か」

「はい――!」

 汽笛の鳴り響く埠頭ふとうで、デッキから手を振る佐一郎に一礼、頭を下げた。

 佐一郎を見送り、小さくなった船影から振り向くと間近に立っていたのは、頬を膨らませて仁王立ちする暁だった。

「なんで付いてこんの!」

「いやだって、佐一郎さんを見送らなきゃだったから」

「そんなん良かたい!早う来て!日が暮れちゃう!」

 ぐいっ、と暁は僕の手を引っ張りながら唇を尖らせて言った。

 昼下がりの時間ではあるものの、じりじりと照りつける太陽の熱は健在だった。

 フェリー乗り場に併設された観光案内所や近くの商店・食堂はまばらな客で賑わっていた。

 しかし、本土に戻るフェリーの最終便が近いということで、旅館に宿泊するであろう僅かな観光客の一部を除いては暁のように島の奥に進んでゆく者はおらず、島の営みは普段と変わらない様相に感じられた。

 途中、神社の拝殿を見かけたので参拝しようとしたが暁は「明日来るから」と言って素通りを強行した。

 それから歩いた道のりは、ざっと小一時間、しかも傾斜のきつい坂道ばかりだった。

「暁、ちょっと休憩しよう」

「もうバテたと?体力なかね!もう少しやけん!しゃきっとしんしゃい!」

 息が途切れ途切れになりながら暁に問いかけたが、「お許し」は出なかった。

 プルプルと震える脚をはたいて気合を入れ直し、数歩先を行く暁を追う。こんなに急いでどこに行くんだと半ば嫌気が差してきた頃。

 溜まっていた疲れは、眼前に広がる絶景によって吹き飛んだ。

 一瞬にして開けた視界。青い海と広がる砂浜。

 生き生きと木が茂る島の輪郭が透き通る空に映える。

「すごい……綺麗だ」

 思わず声を発する僕を、暁はやはり予想通り、といった表情で見つめていた。

「やけん言うたやろ!ほら、こっち来て」

 暁がにっと笑って振り向いた。

 それからまた僕の手を引いて、小さな坂を下ってゆく。視界の隅に映ったのは、ちょこんと佇む小さな拝殿だった。

 吹き荒れる潮風によって流れるように幹を曲げて葉を揺らす低木や、中には根本からめくれ上がるような曲がり方をしている木が、この場所の風の強さや荒々しさを物語っている。それでもしっかりと人が手入れをしているのか、小さいながらも立派に佇む社殿と綺麗に刈り取られた足元の草。人の手入れのような痕跡はあるものの、人の気配はまるで感じない、神々しさを感じるような、そんな場所だった。

「覚えとる?宝島の話」

 呟いた暁に、ゆっくりとうなずく。

「宗像には、異なる三柱みはしら女神めがみまつられているの」

 佐一郎も言っていた、宗像三女神むなかたさんじょしんだ。

「本土・辺津宮へつぐうのイチキシマヒメ、ここ大島、中津宮なかつぐうのタギツヒメ、そっから」

 暁は社殿から視線をそらし、

「ここから二十五海里かいり、禁足地・沖津宮おきつぐうで宝玉を守るタキリヒメ」

 水平線の彼方を指さした。

 遠くに目を凝らす。遠く水平線の先に、ぼんやり青く浮かぶ孤島。沖ノ島おきのしまというらしい。

 沖ノ島は古来より神職以外の立ち入りを厳禁とされ、また、女人禁制の島としても知られるのだそうだ。

 その禁足地、沖津宮を遠くから礼拝できるように建てられたのが、この「沖津宮おきつぐう遥拝所ようはいじょ」だそうだ。

「あれが、宝島なのか?」

 本心からの素朴な疑問に、暁はこくりと頷いた。

「宝島。うちがずっと目指しとー場所。絶対にあそこに行って、伝説ば証明しちゃるんだ」

「でも、関係者以外入れないんだろ?どうやってあそこに行くんだよ」

「作戦があるけん。後で教えちゃる」

 暁は、にやりと笑った。

 結果的に下り坂が続く帰り道は、行きよりも随分と楽だった。

 日が落ちてからの島内は街灯が少ないというのもあって薄暗く、慣れない土地であることも相まって少しだけ不気味だった。

 だがそんなことを暁の前で悟られようものならまた茶化されるので黙っていたが、行きよりも早足で歩いていたことから見透かされ、また笑われるのであった。

「おお!あきら、それからなぎくんやね。佐一郎さいちろうから聞いちょるよ。ゆっくりしていきんしゃい」

 お世話になります、と頭を下げる。威勢よく出迎えてくれたのは地元の漁師のおじさんだった。暁も彼にはだいぶ心を開いているようで、最近見た大きな魚の話などを無邪気にせがんでいた。

 漁師が作る夕食はこれまた絶品だった。とれたての貝や魚を刺身で頂いたり、炭火で焼いたりして食べた。出汁が効いたアラ汁と、これらをおかずに白米をかきこむだけというシンプルなものだったが、新鮮な食材を引き立てるものは他には必要なかった。

「そんじゃあ、おっちゃんは母屋おもやにおるけん、何か困ったら呼びに来んしゃい」

「ありがとうございます」

 僕がちょうど風呂に入っている間に布団を敷いてくれた漁師はそう言い残すと、僕らが寝床にする離れ小屋の戸を閉め、つかつかと雪駄を鳴らしながら少し離れた母屋へと戻っていった。

 大島の夜は、実に静かだった。岸壁に打ち付けて砕ける断続的な波の音が壁越しに聞こえてきて、歩き疲れた体を癒やす深い眠りに付けそうな、穏やかな心地を感じさせた。

  目を閉じ、寝静まろうとしたその頃、かたかたと極めて静かに戸が開けられる音を知覚すると、ふわりと石鹸の香りが鼻腔をくすぐった。

「凪」

 暗闇の中、少女の声が囁いた。

「凪、起きとる?」

「暁――!?」

 驚いて声を出しかけたところ、柔らかな手のひらにそれを阻まれた。

「しーっ!声出したら気づかれるやろ!」

 窓から差し込む僅かな月光が、辛うじて少女の輪郭を映し出す。

「うち、夜目が効くけん、全然気づかんかったやろ?」

 表情は見えづらかったが、暁がなにやら悪い顔をして、にやりと笑っているのが容易に想像できた。

「ちょ、ちょっと!」

 思わず吐息混じりの声が漏れた。ごそごそと、暁が布団の中に潜り込んできたのだ。

 そんな僕を気にも留めず掛け布団の主導権を握った暁は、僕ら二人を覆い隠すように布団を大きく被りこんだ。

 聞こえていた波の音は、至近から聞こえる少女の吐息と、もぞもぞと動く身体と布団が擦れる音に打って変わった。

 布団の中に、ふわりとシャンプーの香りが広がった。横たわる腕に当たる、少女のきめ細かい髪の柔らかな感触がくすぐったかった。

 かちん、という金属音とともに、懐中電灯が照らされた。灯された明かりの中に、真ん丸な暁の目と輪郭が浮かび上がった。

「ど、どうしたんだよ」

 思わず問いかける僕に、暁は「そっちこそどうしたの?」と言わんばかりの不思議そうな表情で切り返してきた。

「覚えとらんの?昼間の話」

「昼間?」

「やけん、作戦会議するって言うたやろ」

 それのことか――。

『作戦があるけん、後で教えちゃる』

 あの時見た、にやりとした表情を思い出した。

「なにもこんなに、夜中にしなくても……」

 こっそりとぼやいた僕に、暁はきっと目尻を吊らせて釘を刺す。

「凪、わかっとらんね。これは秘密の作戦ばい。うちと凪以外に知られちゃつまらんの」

 暁はごそごそと、地図と鉛筆を取り出し、懐中電灯で照らしながら「作戦」を説明した。

「まず、ここ。桟橋の社務所には神職が年中滞在しとるけん、見つからんようせんといかん」

「それじゃあ、どうやってたどり着くんだよ」

「そこが重要と。滞在しとーって言うても一日中そこにおるわけやなか。掃除やお努めであそこば離るータイミングが必ずあるけん。そこば狙う」

「――具体的には?」

「確証はないけん、うまくいくか分からんけど、朝、神職がごはんを食べた後のお努めに出る時間。ここが一番可能性が高い」

 沖ノ島の地図を広げる暁は考え込むような表情を見せながら、鉛筆で社務所に印をつけた。

「そういえば、どうやって島に近付くの?僕たちだけで船を動かすことは出来ないだろ?」

「そりゃ心配なか。ここのおじちゃんに出してもらうけん」

 随分と自信満々に答えた暁だったが、胸のうちにはまだ疑問が残っていた。

「でも、関係者以外立入禁止なんだろ?どうやって船を寄せてもらうんだ?立入禁止なのは、あのおじさんも知ってることだろ?」

「む……」

 暁は、先程までの自信が嘘のようにしゅんとしぼんでしまった。

「そりゃ、なんとか頼み込んで寄せてもらう!」

「本当に考えなしじゃないか――むぐっ!」

 また口を塞がれた。

「しっ!声が大きか!作戦がバレたらどうするとよ!」

 ――そんな、バレるもなにも……なんて言い返そうとしたその時、

「どうかしたね?虫でも出たか?」

 扉越しに、漁師が心配そうな声で呼びかけてきた。

「だ、大丈夫です、ちょっと足がつっちゃって、びっくりしただけです。すみません」

「そうかい、痛みが続くなら、白湯飲ましちゃるけん、こっち出てきんしゃい」

「ありがとうございます!本当に大丈夫です。もう治りましたから、お気遣いすみません」

「よかよか、気にしなさんな。また何かあったら呼びんしゃい」

「はい……!」

 ……心臓のバクバクが止まらなかった。漁師の男の声に驚いた暁も布団の中で胸元をぎゅっと掴んでくるものだから、妙な緊張までしてしまった。顔中に汗がじわりとにじみ出た。

「……暁?」

 掛け布団を少しめくる。胸元にちょこんと収まった暁は、僕の服をぎゅっと掴んだまま離さずに、すうすうと寝息を立てていた。

 その表情はさながら親の羽の下に潜り込む雛鳥のようで、その無垢な寝顔に思わずドキッとした。

 寝返りを打とうにも、握る少女の手から逃れることは出来ず、仕方なく両手を枕に天井を見上げた。

 少女が漏らす断続的な吐息が波音に溶ける。

 先程までの緊張から解き放たれたのか、胸元で眠る少女の寝息で無意識に安心を覚えたのか、まぶたが意識の深部に落ちてゆくのに時間はかからなかった。
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