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第十三話「新たなる鼓動」
第二章「人類には牙のある事を」・②
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※ ※ ※
『──成程・・・』
画面の向こうで、リバスター副総局長は、沈痛な面持ちのまま眉間を指で揉んだ。
『地球最後の日、か・・・何とも、現実感のない表現だな』
「No.011の言葉を借りるなら・・・ですが、私もそう思います」
嘆息に同意しつつ、私は、松戸少尉に急ピッチで上げてもらった報告書へと目を落とす。
あれから──No.021が不気味な「聖火台」と化してから──実に15分を経て、自衛隊並びに在日米軍による航空支援が実施された。
市民の避難が完全ではなかったとは言え、「赤坂」はともかく「市ヶ谷」の動きまでもが遅かったのを目の当たりにして、改めてこの国の引き金は重いのだなと感じた訳だが・・・
最終的にこの攻撃が、「早かろうが遅かろうが同じ結果だった」のは、とんだ皮肉だったと言える。
手元のデータを見ながら、副総局長が数字を読み上げた。
『ヘリコプター編隊による機銃掃射が計300秒以上、ミサイルが12発、次いでB-2から投下された大型貫通爆弾が8発、おまけにイージス艦「まや」・「はぐろ」から20発以上のミサイル攻撃を行うも・・・その全てが「効果なし」・・・か』
「・・・正直、想定外でした。目標は動かない状態でしたし、ミサイルを反射できるNo.011を除く既存のジャガーノートであれば、間違いなく葬れているであろう火薬量ですから」
『あぁ。全く・・・ヤツらは常に、我々の想像を超えてくるな』
今一度眉間に手をやる副総局長の気持ちは、察するに余りある。
おそらくは、No.021を殲滅する方法について、日本政府を始めとして各国から矢の催促を受けているに違いない。
現場にいる私達には出来ない戦いをしてくれているのだ。
「No.021が活動を停止してから、6時間が経過しています。No.011によれば、再び動き出すのは明日らしいですが・・・精確な時刻は今のところ不明です」
『報告では、後ほどNo.011から再びコンタクトしてくる可能性があるとの事だったが・・・』
「えぇ。不本意ながら、ヤツとは何度か話した事がありますので・・・おそらく、約束を違える事はないかと思われます。向こうからの接触があれば、その時点ですぐに連絡します」
『判った。よろしく頼む』
報告を全て聞き終えて、副総局長はうぅむと唸りながら腕を組んだ。
『何にせよ・・・足りないのは、「NNo.021に通用する火力」・・・という事だな』
話が早い事に感謝しつつ、私は頷く。
「はい。報告の通り、現状でヤツが明確に嫌ったのは、No.009が放とうとしたメイザー光線のみ・・・という事になります。勿論、それが通用する事の証左であるとは言えませんが」
そして、可能性の話しか出来ない不甲斐なさを感じていると───
『───だが、今はそこに賭けるしかなさそうだな』
唐突に、我々の秘匿回線に割り込んでくる声があった。
「ッ⁉ あ、あなたは・・・?」
次いで、画面に表示されたのは──黒いガスマスクのようなもので顔を覆った、見るからに怪しげな人物だった。
訝しむのを隠せずにいると、副総局長が声を上げる。
『ダニエ・・・ウォーカー総局長! 体は大丈夫なのか⁉』
そして、口にした名前に、面食らってしまう。
JAGDに属する者のほとんどが、その顔すら見た事がない、組織のトップ── ダニエル・エデン・ウォーカー・・・
それがまさか、このような風体の人物とは・・・・・・
「しっ、失礼しました・・・総局長とは知らず・・・」
『いやいや。むしろ、このような格好ですまないね。この通り、体中に管を付けていないと生きてはいけない状態なんだ』
マクスウェル中尉であれば、一も二もなく「ベ◯ダー卿⁉」とリアクションしそうな物々しい格好ながら、マスク越しのしわがれた声は、とても優しげな雰囲気を感じさせる。
しかし・・・一方で、ワンダーマン支局長のような、好々爺と表現するには憚られる・・・強く深い「意志」が──そこには込められているようにも感じられた。
『時間がどのくらい残されているかも判らないから、手短に話そう。私の権限で、極東支局にラムパール社製の新兵器と、一部の支局から応援人員を送らせてもらった』
「・・・! あ、ありがとうございます・・・!」
降って湧いた話は、猫の手も借りたい我々にとって、まさに渡りに船だった。
帰投してすぐ、部下たちには休憩を取らせてはいるが・・・交代要員がいない状態で、いつNo.021が目覚めるかも判らないという緊張感の中では、ろくに眠る事も出来ないだろう。
おまけに、整備課は<モビィ・ディックⅡ>の修理、研究課はNo.021の体組織の分析、警備課はNo.021の監視にそれぞれ追われており、今の極東支局は文字通りフル稼働状態なのだ。
『勿論、応援人員の中には、新兵器の習熟訓練を終えている者もいるから、安心して欲しい。それにキリュウ少佐とは、ついこの間組んだばかりだと聞いている』
「! 成程・・・」
「ラムパール社製の新兵器」という単語に加えてそこまで聞けば、誰が来るのかはもはや問うまでもないだろう。
この未曾有の危機に、彼らの力を借りられるのはとても心強い。
『そして──一時的な措置として、君の権限を「少将」クラスにまで引き上げる。私からも交渉して日本政府と在日米軍には話をつけておくから、君の手足に加えてくれ』
「なっ・・・⁉」
唐突な二階級どころか三階級特進の話に、さすがに一瞬思考が停止してしまう。
『改めて、私からの指令を伝える。No.021殲滅作戦における全指揮権を──キリュウ少佐、君に任せる。これに伴う全ての責任は私が負うから、気兼ねなく戦ってくれ』
『ダニエル・・・』
寝耳に水としか言えない指令に、言葉を失う。
画面上では隣にいるリバスター副総局長も、思わず総局長のファーストネームを呟き、何か言うべきかと逡巡しているように見えた。
・・・当然、この規模の作戦となれば、本局のお偉方から指示が飛んでくるものとばかり考えていたのだが・・・・・・いったい、誰がこんな事態を想像出来ただろうか。
「しっ、しかし・・・・・・」
さすがに、普段は口にしない言葉が零れる。
だが、総局長の意志は、固いようだった。
『・・・今、この地球と人類を救えるのは・・・誰よりもジャガーノートと戦ってきた、君と、君の部下たちをおいて他にいないと、私は考えている。勿論、この采配を快く思わない者もいるだろうが・・・私は、私の判断が間違っているとは少しも思わない』
「・・・ウォーカー総局長・・・・・・」
画面に映る物々しいマスクの奥で・・・その顔が、微笑んだように見えた。
『人類の明日を・・・頼んだよ、キリュウ少佐』
その言葉に、込められた思いに嘘はないと、私は直感する。
腹芸が得意な方ではないが、私も結構な数の種類の人間を見てきたつもりだ。
それを踏まえて、なお──
私の名を呼んだ彼は、その立場にある者としては不釣り合いなほど純粋に、「人類を守りたい」と考えているのだと判った。
そして、それは・・・・・・私が首を縦に振るには、十分すぎる理由だった。
「──ハッ! お任せ下さい!」
背筋を伸ばし、画面に向かって敬礼する。
リバスター副総局長も、しばしの間、目を閉じてから・・・ゆっくりと頷いた。
『対外的には、私が直接指揮を取るという事にしておこう。真実をそのまま伝えてしまうと、納得しない者もいるだろうからな。諸々の折衝については、私に任せてくれ』
「副総局長・・・ありがとうございます!」
画面に向かって再度敬礼すると、副総局長は少し表情を崩した。
『勿論、作戦成功の暁には、全ての栄光は君のものだ。明日が世界最後の日でないなら、ね』
『フフ・・・最後の一言は聞かなかった事にしておくぞ、クェンティン』
『借りを作ったつもりなら、君の勝手の尻拭いをする私を労って欲しいものだがね?』
組織のトップとナンバー2が、そんな軽口を交わす。
思わず口角が上がり・・・最後に今一度感謝の言葉を述べてから、私は通信を切った。
・・・・・・人類の明日が、私の肩にかかっている。とてつもなく、重い事実だ。
だが、それでも・・・総局長と副総局長のお陰で、何のしがらみもなく、誰の命令を待つ事もなく、ただただNo.021と戦う事だけに集中出来るのだ。本当に・・・有り難い。
「・・・やってやろう。それが、私の仕事なのだから・・・」
最後に、そう独り言ちてから──私は、会議室を後にするのだった。
『──成程・・・』
画面の向こうで、リバスター副総局長は、沈痛な面持ちのまま眉間を指で揉んだ。
『地球最後の日、か・・・何とも、現実感のない表現だな』
「No.011の言葉を借りるなら・・・ですが、私もそう思います」
嘆息に同意しつつ、私は、松戸少尉に急ピッチで上げてもらった報告書へと目を落とす。
あれから──No.021が不気味な「聖火台」と化してから──実に15分を経て、自衛隊並びに在日米軍による航空支援が実施された。
市民の避難が完全ではなかったとは言え、「赤坂」はともかく「市ヶ谷」の動きまでもが遅かったのを目の当たりにして、改めてこの国の引き金は重いのだなと感じた訳だが・・・
最終的にこの攻撃が、「早かろうが遅かろうが同じ結果だった」のは、とんだ皮肉だったと言える。
手元のデータを見ながら、副総局長が数字を読み上げた。
『ヘリコプター編隊による機銃掃射が計300秒以上、ミサイルが12発、次いでB-2から投下された大型貫通爆弾が8発、おまけにイージス艦「まや」・「はぐろ」から20発以上のミサイル攻撃を行うも・・・その全てが「効果なし」・・・か』
「・・・正直、想定外でした。目標は動かない状態でしたし、ミサイルを反射できるNo.011を除く既存のジャガーノートであれば、間違いなく葬れているであろう火薬量ですから」
『あぁ。全く・・・ヤツらは常に、我々の想像を超えてくるな』
今一度眉間に手をやる副総局長の気持ちは、察するに余りある。
おそらくは、No.021を殲滅する方法について、日本政府を始めとして各国から矢の催促を受けているに違いない。
現場にいる私達には出来ない戦いをしてくれているのだ。
「No.021が活動を停止してから、6時間が経過しています。No.011によれば、再び動き出すのは明日らしいですが・・・精確な時刻は今のところ不明です」
『報告では、後ほどNo.011から再びコンタクトしてくる可能性があるとの事だったが・・・』
「えぇ。不本意ながら、ヤツとは何度か話した事がありますので・・・おそらく、約束を違える事はないかと思われます。向こうからの接触があれば、その時点ですぐに連絡します」
『判った。よろしく頼む』
報告を全て聞き終えて、副総局長はうぅむと唸りながら腕を組んだ。
『何にせよ・・・足りないのは、「NNo.021に通用する火力」・・・という事だな』
話が早い事に感謝しつつ、私は頷く。
「はい。報告の通り、現状でヤツが明確に嫌ったのは、No.009が放とうとしたメイザー光線のみ・・・という事になります。勿論、それが通用する事の証左であるとは言えませんが」
そして、可能性の話しか出来ない不甲斐なさを感じていると───
『───だが、今はそこに賭けるしかなさそうだな』
唐突に、我々の秘匿回線に割り込んでくる声があった。
「ッ⁉ あ、あなたは・・・?」
次いで、画面に表示されたのは──黒いガスマスクのようなもので顔を覆った、見るからに怪しげな人物だった。
訝しむのを隠せずにいると、副総局長が声を上げる。
『ダニエ・・・ウォーカー総局長! 体は大丈夫なのか⁉』
そして、口にした名前に、面食らってしまう。
JAGDに属する者のほとんどが、その顔すら見た事がない、組織のトップ── ダニエル・エデン・ウォーカー・・・
それがまさか、このような風体の人物とは・・・・・・
「しっ、失礼しました・・・総局長とは知らず・・・」
『いやいや。むしろ、このような格好ですまないね。この通り、体中に管を付けていないと生きてはいけない状態なんだ』
マクスウェル中尉であれば、一も二もなく「ベ◯ダー卿⁉」とリアクションしそうな物々しい格好ながら、マスク越しのしわがれた声は、とても優しげな雰囲気を感じさせる。
しかし・・・一方で、ワンダーマン支局長のような、好々爺と表現するには憚られる・・・強く深い「意志」が──そこには込められているようにも感じられた。
『時間がどのくらい残されているかも判らないから、手短に話そう。私の権限で、極東支局にラムパール社製の新兵器と、一部の支局から応援人員を送らせてもらった』
「・・・! あ、ありがとうございます・・・!」
降って湧いた話は、猫の手も借りたい我々にとって、まさに渡りに船だった。
帰投してすぐ、部下たちには休憩を取らせてはいるが・・・交代要員がいない状態で、いつNo.021が目覚めるかも判らないという緊張感の中では、ろくに眠る事も出来ないだろう。
おまけに、整備課は<モビィ・ディックⅡ>の修理、研究課はNo.021の体組織の分析、警備課はNo.021の監視にそれぞれ追われており、今の極東支局は文字通りフル稼働状態なのだ。
『勿論、応援人員の中には、新兵器の習熟訓練を終えている者もいるから、安心して欲しい。それにキリュウ少佐とは、ついこの間組んだばかりだと聞いている』
「! 成程・・・」
「ラムパール社製の新兵器」という単語に加えてそこまで聞けば、誰が来るのかはもはや問うまでもないだろう。
この未曾有の危機に、彼らの力を借りられるのはとても心強い。
『そして──一時的な措置として、君の権限を「少将」クラスにまで引き上げる。私からも交渉して日本政府と在日米軍には話をつけておくから、君の手足に加えてくれ』
「なっ・・・⁉」
唐突な二階級どころか三階級特進の話に、さすがに一瞬思考が停止してしまう。
『改めて、私からの指令を伝える。No.021殲滅作戦における全指揮権を──キリュウ少佐、君に任せる。これに伴う全ての責任は私が負うから、気兼ねなく戦ってくれ』
『ダニエル・・・』
寝耳に水としか言えない指令に、言葉を失う。
画面上では隣にいるリバスター副総局長も、思わず総局長のファーストネームを呟き、何か言うべきかと逡巡しているように見えた。
・・・当然、この規模の作戦となれば、本局のお偉方から指示が飛んでくるものとばかり考えていたのだが・・・・・・いったい、誰がこんな事態を想像出来ただろうか。
「しっ、しかし・・・・・・」
さすがに、普段は口にしない言葉が零れる。
だが、総局長の意志は、固いようだった。
『・・・今、この地球と人類を救えるのは・・・誰よりもジャガーノートと戦ってきた、君と、君の部下たちをおいて他にいないと、私は考えている。勿論、この采配を快く思わない者もいるだろうが・・・私は、私の判断が間違っているとは少しも思わない』
「・・・ウォーカー総局長・・・・・・」
画面に映る物々しいマスクの奥で・・・その顔が、微笑んだように見えた。
『人類の明日を・・・頼んだよ、キリュウ少佐』
その言葉に、込められた思いに嘘はないと、私は直感する。
腹芸が得意な方ではないが、私も結構な数の種類の人間を見てきたつもりだ。
それを踏まえて、なお──
私の名を呼んだ彼は、その立場にある者としては不釣り合いなほど純粋に、「人類を守りたい」と考えているのだと判った。
そして、それは・・・・・・私が首を縦に振るには、十分すぎる理由だった。
「──ハッ! お任せ下さい!」
背筋を伸ばし、画面に向かって敬礼する。
リバスター副総局長も、しばしの間、目を閉じてから・・・ゆっくりと頷いた。
『対外的には、私が直接指揮を取るという事にしておこう。真実をそのまま伝えてしまうと、納得しない者もいるだろうからな。諸々の折衝については、私に任せてくれ』
「副総局長・・・ありがとうございます!」
画面に向かって再度敬礼すると、副総局長は少し表情を崩した。
『勿論、作戦成功の暁には、全ての栄光は君のものだ。明日が世界最後の日でないなら、ね』
『フフ・・・最後の一言は聞かなかった事にしておくぞ、クェンティン』
『借りを作ったつもりなら、君の勝手の尻拭いをする私を労って欲しいものだがね?』
組織のトップとナンバー2が、そんな軽口を交わす。
思わず口角が上がり・・・最後に今一度感謝の言葉を述べてから、私は通信を切った。
・・・・・・人類の明日が、私の肩にかかっている。とてつもなく、重い事実だ。
だが、それでも・・・総局長と副総局長のお陰で、何のしがらみもなく、誰の命令を待つ事もなく、ただただNo.021と戦う事だけに集中出来るのだ。本当に・・・有り難い。
「・・・やってやろう。それが、私の仕事なのだから・・・」
最後に、そう独り言ちてから──私は、会議室を後にするのだった。
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