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第十一話「キノコ奇想曲」
第一章「あるいはキノコでいっぱいの日」・②
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「本当なら人工衛星に映らない場所だとなお良しだから、厚い雲に覆われた島も一応見つけてはいたのだけれど・・・あそこはどうも、何かイヤな感じがしたのよね・・・・・・」
「? その島がどうかしたの?」
最後の方は声が小さくて聴こえず、何の気なしに聞き返す。
「あぁ、いえ。何でもないわ」
・・・が、はぐらかされてしまった。
余計に気になってしまったけど・・・そんな気持ちもお視通しだろうに、ティータは話は続ける。
「とは言っても、今はシルフィの球体のお陰で外から一切見えなくなってるから、どこでバカンスしても人工衛星なんて気にする必要ないんだけどね♪ 快適快適♪」
『ほんと、何から何までボクに感謝してよね~!』
「あはは・・・ありがとね、シル───」
少し拗ねたような顔をしていたので、素直に感謝を伝えようとして・・・
<グルァァァァアアアアアアアアアアッッ‼>
「うわぁっ⁉」
雄叫びと共に、バン‼とけたたましい音が耳をつんざく。
どうやら、カノンの放った雷が近くに落ちたみたいで・・・砂浜から煙が立ち昇っていた。
・・・ほ、本気でびっくりした・・・思わず飛び上がっちゃったよ・・・・・・
「もぉーカノン! 雷落とすのは海にだけって言ったでしょう! 島には動物もいるんだから、注意しなきゃダメじゃない!」
震え上がってしまった僕の横で、ティータがカノンの巨体へ向かって声を飛ばす。
海なら電気が拡散するから、海中の魚たちに影響はないけど・・・
確かに、砂浜に隣接した森に雷が落ちたら、山火事になる可能性もあるもんね・・・
<・・・グルァッ!>
カノンは、「んなこたァわかってら!」とでも言いたそうな様子で、短く吼えて応えた。
「全く・・・最近少しは丸くなったと思ったけれど、雑な所は相変わらずね」
ティータが唇を尖らせているのは、彼女が全ての生命を愛しているが故だろう。
苦笑しつつ、カノンへ目を向けると──
彼女は砂浜から浅瀬へと歩みを進めて、全身から細い稲妻をいくつか放出し始めた。カノンなりに、気を遣ってくれたらしい。
まぁ、傍目からは怒り狂っているようにしか見えないんだけど・・・彼女自身が望んだ息抜きの方法なワケだし、こういう場所でもないと出来ない事だもんね。
<グオオオオォォォォォッッ‼>
そこで、砂浜の反対側からクロの咆哮が聴こえた。
彼女は海面を斬り裂くように、繰り返し巨大な右腕を振るっている。
「・・・・・・」
・・・以前、クロは、ストレスによって力を解放しかけてしまった事もあった。
最近はもう平気かなと安心してたけど・・・カノンに便乗する形とは言え、クロも息抜きをしたがっていたと考えると、改めて注意深く見てあげる必要が───
「あぁ、クロはどうやら、修行?って言うのがしてみたかっただけみたいね」
「・・・・・・うん?」
決意を新たにしようとした所で・・・ティータから、しれっと種明かしをされる。
「ほら、いつもあの子が観てるヒーローモノの番組でよくあるでしょう? 強敵にやられた後、新しい必殺技を編み出す時にやるアレよ。この間、目をキラキラさせて観てたのよね」
改めて、様子を伺うと──クロは海面を叩きながら、しきりに首を傾げていた。
・・・多分、「これで合ってるかな?」と自問自答しているんだろう。
「あ、あぁ・・・そゆことね・・・あははは・・・・・・」
心配して損した・・・とは言わないけど、一瞬で肩の力が抜けてしまった。
最近のヒーローモノでは「新アイテムの登場」という展開に取って代わられてしまっている感があるけど、我が家にあるDVDは古めの作品ばかりだからなぁ・・・・・・
「まぁ・・・ずっと留守番じゃ息が詰まるし、これがクロの息抜きになってるならいっか」
「ふふっ、そういう事ね♪ 私にはイマイチ修行の良さは判らないけれど」
「私はこうしてのんびりしてるのが一番の息抜きだわ」と言いながら、ティータは笑顔でアイスティーを飲み干した。
「あはは・・・僕はむかし修行ごっことかよくしてたから、クロの気持ちわかるなぁ」
『ふぅ~ん。そうなんだ~~』
さすがに幼稚園の頃とかの話だけど、と内心で付け加えながら──ふと、引っかかった。
僕の事を何でも知っていると思っていたシルフィが、新鮮そうな反応を見せたからだ。
「・・・シルフィって、ペンダントの妖精・・・なんだよね?」
『ん~? そぉ~だよぉ~~』
「って事は・・・母さんが持ってた頃からこのペンダントに宿ってたの?」
『・・・・・・さぁ~ねぇ~~?』
少し間を置いた後、いつもより間延びした返事をする。
・・・どうやら今のは、答えたくない質問だったみたいだ。
「諦めなさいなハヤト。この手の話題になると、梃子でも動かないのは知ってるでしょ?」
そこで、意外にもティータが横槍を入れてくる。
「・・・まぁ、その事についてはティータよりもよく知ってる自信あるけど・・・」
「でしょう? 折角のバカンスなんだから、暖簾に腕押ししてる時間は勿体ないわ」
『そ~だそ~だ~~!』
「・・・シルフィが乗っかってくるのは納得いかない・・・・・・」
彼女には彼女なりの「使命」があって、それに則っているからこそ頑ななのは理解しているけど・・・僕の失くした期間について何か知ってるのは間違いなさそうだし・・・・・・
いつも好き勝手におちょくられている分、少しくらいこのガードの固い妖精の虚を衝く方法はないものか・・・と唸ったところで───
「・・・そうだ!」
ふと、この間思いついたアイデアがあった事を思い出し──ティータの方に向き直る。
「ティータ! 「廃空間」って知ってる?」
『あ~っ! ズルいぞハヤト~! それは反則~~!』
単純明快ながら、どうやらシルフィにとっては想定外だったらしく・・・実力行使で僕を止めにかかって来た。
左の頬が力いっぱい引っ張られる。・・・けっこう痛い・・・・・・
「うーん・・・そうねぇ・・・・・・」
良いアイデアだと思ったんだけど・・・ティータは、少し困ったような顔をしていた。
「存在は知ってるわ。でも、詳しくは知らないの」
「ほ、ほうなんふぁ・・・・・・」
頬が引っ張られたままなので、何ともマヌケな返事になってしまった。
・・・シルフィがテレポートを行う際に通る、色のない不思議な場所──「廃空間」。
秘密主義の彼女の能力について、唯一知っている固有名詞だったから、宇宙中を旅してきたティータなら詳しく知ってるかも! と思ったんだけど・・・・・・
と、そこでティータが、急に目をぱちくりさせる。
「! ・・・そうだったの。あの力、「廃空間」を利用してたのね」
どうやら、今の僕の思考を視たらしい。
そうか・・・思い返せばシルフィがきちんと能力について説明してる所は見た事ないし、ティータはそもそもこの事については知らなかったのか・・・・・・
「・・・と、なると・・・「廃空間」について知ってる事がないではなかったけど、口にするのは控えておいた方が良さそうね」
「へぇっ⁉ ほ、ほんふぁ・・・」
唯一の希望が絶たれ、思わずがっくりと肩を落とす。
『そ~そ~! その方がいいって~!』
顔の隣にいるシルフィは、ご機嫌な顔に戻って頬から手を離した。
すると、落胆した僕を見兼ねてか・・・
ティータは「イジワルで言ってるんじゃないのよ」と前置きした上で、どこか苦々しい顔をしながら話をしてくれる。
「──宇宙にはね、出来る事なら絶対に出逢うべきではない者がいて・・・「廃空間」には、そういう連中がいるかもしれないって噂があるのよ」
「出逢うべきでは・・・ない、者・・・・・・」
持って回った言い方に、ティータですら、それを恐れているのだと判ってしまう。
「えぇ。「眷属」ならまだしも・・・それこそ、ノージア───」
そして・・・彼女が何か言いかけた、その瞬間・・・・・・
<ピムウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥウウウウンッッ‼>
突然、無人島全域に──聴いた事のない、奇怪な声が響き渡った。
背筋に走った嫌な予感が、その声の正体を教えてくれているようにも感じたけど・・・僕の脳の正常性バイアスは、僅かな可能性に賭けた。
「え、えっと・・・今のは・・・クロかカノンの・・・くしゃみ・・・・・・?」
・・・だが、しかし。その希望はあっさりと打ち砕かれる。
『ううん。この感じは──』
「───怪獣よっ!」
「? その島がどうかしたの?」
最後の方は声が小さくて聴こえず、何の気なしに聞き返す。
「あぁ、いえ。何でもないわ」
・・・が、はぐらかされてしまった。
余計に気になってしまったけど・・・そんな気持ちもお視通しだろうに、ティータは話は続ける。
「とは言っても、今はシルフィの球体のお陰で外から一切見えなくなってるから、どこでバカンスしても人工衛星なんて気にする必要ないんだけどね♪ 快適快適♪」
『ほんと、何から何までボクに感謝してよね~!』
「あはは・・・ありがとね、シル───」
少し拗ねたような顔をしていたので、素直に感謝を伝えようとして・・・
<グルァァァァアアアアアアアアアアッッ‼>
「うわぁっ⁉」
雄叫びと共に、バン‼とけたたましい音が耳をつんざく。
どうやら、カノンの放った雷が近くに落ちたみたいで・・・砂浜から煙が立ち昇っていた。
・・・ほ、本気でびっくりした・・・思わず飛び上がっちゃったよ・・・・・・
「もぉーカノン! 雷落とすのは海にだけって言ったでしょう! 島には動物もいるんだから、注意しなきゃダメじゃない!」
震え上がってしまった僕の横で、ティータがカノンの巨体へ向かって声を飛ばす。
海なら電気が拡散するから、海中の魚たちに影響はないけど・・・
確かに、砂浜に隣接した森に雷が落ちたら、山火事になる可能性もあるもんね・・・
<・・・グルァッ!>
カノンは、「んなこたァわかってら!」とでも言いたそうな様子で、短く吼えて応えた。
「全く・・・最近少しは丸くなったと思ったけれど、雑な所は相変わらずね」
ティータが唇を尖らせているのは、彼女が全ての生命を愛しているが故だろう。
苦笑しつつ、カノンへ目を向けると──
彼女は砂浜から浅瀬へと歩みを進めて、全身から細い稲妻をいくつか放出し始めた。カノンなりに、気を遣ってくれたらしい。
まぁ、傍目からは怒り狂っているようにしか見えないんだけど・・・彼女自身が望んだ息抜きの方法なワケだし、こういう場所でもないと出来ない事だもんね。
<グオオオオォォォォォッッ‼>
そこで、砂浜の反対側からクロの咆哮が聴こえた。
彼女は海面を斬り裂くように、繰り返し巨大な右腕を振るっている。
「・・・・・・」
・・・以前、クロは、ストレスによって力を解放しかけてしまった事もあった。
最近はもう平気かなと安心してたけど・・・カノンに便乗する形とは言え、クロも息抜きをしたがっていたと考えると、改めて注意深く見てあげる必要が───
「あぁ、クロはどうやら、修行?って言うのがしてみたかっただけみたいね」
「・・・・・・うん?」
決意を新たにしようとした所で・・・ティータから、しれっと種明かしをされる。
「ほら、いつもあの子が観てるヒーローモノの番組でよくあるでしょう? 強敵にやられた後、新しい必殺技を編み出す時にやるアレよ。この間、目をキラキラさせて観てたのよね」
改めて、様子を伺うと──クロは海面を叩きながら、しきりに首を傾げていた。
・・・多分、「これで合ってるかな?」と自問自答しているんだろう。
「あ、あぁ・・・そゆことね・・・あははは・・・・・・」
心配して損した・・・とは言わないけど、一瞬で肩の力が抜けてしまった。
最近のヒーローモノでは「新アイテムの登場」という展開に取って代わられてしまっている感があるけど、我が家にあるDVDは古めの作品ばかりだからなぁ・・・・・・
「まぁ・・・ずっと留守番じゃ息が詰まるし、これがクロの息抜きになってるならいっか」
「ふふっ、そういう事ね♪ 私にはイマイチ修行の良さは判らないけれど」
「私はこうしてのんびりしてるのが一番の息抜きだわ」と言いながら、ティータは笑顔でアイスティーを飲み干した。
「あはは・・・僕はむかし修行ごっことかよくしてたから、クロの気持ちわかるなぁ」
『ふぅ~ん。そうなんだ~~』
さすがに幼稚園の頃とかの話だけど、と内心で付け加えながら──ふと、引っかかった。
僕の事を何でも知っていると思っていたシルフィが、新鮮そうな反応を見せたからだ。
「・・・シルフィって、ペンダントの妖精・・・なんだよね?」
『ん~? そぉ~だよぉ~~』
「って事は・・・母さんが持ってた頃からこのペンダントに宿ってたの?」
『・・・・・・さぁ~ねぇ~~?』
少し間を置いた後、いつもより間延びした返事をする。
・・・どうやら今のは、答えたくない質問だったみたいだ。
「諦めなさいなハヤト。この手の話題になると、梃子でも動かないのは知ってるでしょ?」
そこで、意外にもティータが横槍を入れてくる。
「・・・まぁ、その事についてはティータよりもよく知ってる自信あるけど・・・」
「でしょう? 折角のバカンスなんだから、暖簾に腕押ししてる時間は勿体ないわ」
『そ~だそ~だ~~!』
「・・・シルフィが乗っかってくるのは納得いかない・・・・・・」
彼女には彼女なりの「使命」があって、それに則っているからこそ頑ななのは理解しているけど・・・僕の失くした期間について何か知ってるのは間違いなさそうだし・・・・・・
いつも好き勝手におちょくられている分、少しくらいこのガードの固い妖精の虚を衝く方法はないものか・・・と唸ったところで───
「・・・そうだ!」
ふと、この間思いついたアイデアがあった事を思い出し──ティータの方に向き直る。
「ティータ! 「廃空間」って知ってる?」
『あ~っ! ズルいぞハヤト~! それは反則~~!』
単純明快ながら、どうやらシルフィにとっては想定外だったらしく・・・実力行使で僕を止めにかかって来た。
左の頬が力いっぱい引っ張られる。・・・けっこう痛い・・・・・・
「うーん・・・そうねぇ・・・・・・」
良いアイデアだと思ったんだけど・・・ティータは、少し困ったような顔をしていた。
「存在は知ってるわ。でも、詳しくは知らないの」
「ほ、ほうなんふぁ・・・・・・」
頬が引っ張られたままなので、何ともマヌケな返事になってしまった。
・・・シルフィがテレポートを行う際に通る、色のない不思議な場所──「廃空間」。
秘密主義の彼女の能力について、唯一知っている固有名詞だったから、宇宙中を旅してきたティータなら詳しく知ってるかも! と思ったんだけど・・・・・・
と、そこでティータが、急に目をぱちくりさせる。
「! ・・・そうだったの。あの力、「廃空間」を利用してたのね」
どうやら、今の僕の思考を視たらしい。
そうか・・・思い返せばシルフィがきちんと能力について説明してる所は見た事ないし、ティータはそもそもこの事については知らなかったのか・・・・・・
「・・・と、なると・・・「廃空間」について知ってる事がないではなかったけど、口にするのは控えておいた方が良さそうね」
「へぇっ⁉ ほ、ほんふぁ・・・」
唯一の希望が絶たれ、思わずがっくりと肩を落とす。
『そ~そ~! その方がいいって~!』
顔の隣にいるシルフィは、ご機嫌な顔に戻って頬から手を離した。
すると、落胆した僕を見兼ねてか・・・
ティータは「イジワルで言ってるんじゃないのよ」と前置きした上で、どこか苦々しい顔をしながら話をしてくれる。
「──宇宙にはね、出来る事なら絶対に出逢うべきではない者がいて・・・「廃空間」には、そういう連中がいるかもしれないって噂があるのよ」
「出逢うべきでは・・・ない、者・・・・・・」
持って回った言い方に、ティータですら、それを恐れているのだと判ってしまう。
「えぇ。「眷属」ならまだしも・・・それこそ、ノージア───」
そして・・・彼女が何か言いかけた、その瞬間・・・・・・
<ピムウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥウウウウンッッ‼>
突然、無人島全域に──聴いた事のない、奇怪な声が響き渡った。
背筋に走った嫌な予感が、その声の正体を教えてくれているようにも感じたけど・・・僕の脳の正常性バイアスは、僅かな可能性に賭けた。
「え、えっと・・・今のは・・・クロかカノンの・・・くしゃみ・・・・・・?」
・・・だが、しかし。その希望はあっさりと打ち砕かれる。
『ううん。この感じは──』
「───怪獣よっ!」
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