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第九話「運命の宿敵 前編」
第二章「JAGD地底へ‼ ファフニール発進せよ‼」・⑥
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※ ※ ※
『──No.005の群れは速度を維持したまま、依然接近中です!』
柵山少尉の報告を聴きつつ、周囲の環境にも意識を向ける。
『少佐ッ! スピード出せば振り切れますよッ!』
カルガー少尉から頼もしい提案がなされるが・・・それこそ敵の思うつぼだ。
「少尉、焦るな。これはヤツらの常套手段・・・後ろから追い立てて巣の中へ誘導し、待ち構えている本隊が狩りに来るという罠だ。渡した資料にも書いてあっただろう」
『あー・・・そうでした・・・すみません。ちょっと落ち着きます・・・』
出発前はかなり余裕があるように見えた彼女も・・・あくまで今日が初陣。
逸る気持ちは判るが、ここは先達として、勇み足を抑えるのが私の仕事だろう。
「先行せず、陣形を維持するんだ。固まってさえいればヤツらの迎撃は容易い。いいな!」
『イエス・マムッ!』
良い返事が聴けたところで、テリオの声が右耳に届く。
『マスター。前方の地形に変化あり。ここまでと違い、かなり凹凸の激しい道です』
「・・・面倒だな」
現在、私の乗る<ヘルハウンド>が先頭、すぐ後ろにハウンド2──柵山少尉とピン少尉の乗る<グルトップ>と、ハウンド4──サラと整備課員たちの乗る<ドラゴネット>が控え、最後尾にハウンド3──カルガー少尉とルクシィ少尉の乗る<ファフニール>がついている。
このまま進むと、車両の性能で進行にバラつきが出て陣形が崩れ、そこを突かれる可能性があるな・・・。
一度停止して、後方のNo.005を先に殲滅すべきか・・・?
『──お姉さま! 提案がありますわ!』
思案の途中で、サラの声が聴こえた。
『<ファフニール>を先頭にされてはいかがでしょう? 悪路ならお任せあれですのよ!』
悪路なら──成程。そういう事か・・・!
「ハウンド3! この先は道が荒れている! 先行して整地してくれ!」
『・・・っ! 待ってましたぁ! アイ・マァム‼』
カルガー少尉のハイテンションな返事とともに、後方でエンジンが大きく唸りを上げたのが聴こえた。
全長20メートルのモンスターマシンの性能──見せてもらうとしよう。
「他のユニットは左右に分かれて道を開けろ!」
端末に表示されたNo.005との距離にも気を配りつつ、ハンドルを左に切る。
すると、すぐ横を<ファフニール>の巨体が通り過ぎていく。十分な距離を開けたとは言え、走っているだけでも凄い迫力だな・・・
『──カルガー少尉。前方の地形を確認、周囲に僚機なし・・・行けます!』
『ラジャ! ほんじゃあ行きますかぁっ! スイッチ・オーンっ‼』
ルクシィ少尉のサポートに従い、カルガー少尉が何かの装置を起動する。
すると───
<ギュオオオオオオオオオオッッ‼>
ジャガーノートの咆哮と紛う程の、大轟音が鳴り響いた。
音の発生源は──<ファフニール>の両側のユニット先端についた、巨大なアルキメディアンスクリューだ。
砕氷船や海底を移動する潜水艇にも用いられている機構であり、螺旋運動によって岩石を砕きながら乗り上げ、瞬時に悪路をなだらかな道に変えてしまう。
「ハウンド2、3は<ファフニール>の後ろに付け!殿は私が務める!」
指示を出し、<グルトップ>と2台の<ドラゴネット>を見送った所でハンドルを右へ。
・・・地面の凹凸による手元への衝撃は一向に訪れず、思わず関心してしまった。
カタログスペック通り、<ファフニール>の整地性能は眼を見張るものがあるようだ。
『うぅ~ん♡ さすが私の設計したマシンっ! 最高ですわ~! どうしてもドリルを付けたくて悪路走行用って事にしましたけれど、想定以上に役に立ちますわね! でもやっぱり──最終目標は地底戦車‼ サ○ダー○ードのザ・○ールのようなッ‼ いつの日か絶対に造ってみせますわッッ‼ ・・・あっ、お姉さま、日本だとジ○ット○グラでしたっけ?』
「知・る・かっ!」
苛立ちに任せて叫びながら・・・・・・私は、私自身に固く誓った。
──「サラとマクスウェル中尉を絶対に出会わせてはいけない」・・・と。
『隊長ッ! 前方からNo.005の群れです! 反応は全部で15‼』
内心頭を抱えていると、火急の報せが届く。
この轟音に耐えきれずに飛び出して来たようだな。
・・・よし、もう一つ試してみるか──!
「ハウンド3! 迎撃を任せる! 落ち着いていけ!」
『アイ・マァム! 「ロボットアーム・マシンガン」を使います!』
<ファフニール>の仕様書にあった兵器の一つ──全自動で小型ジャガーノートを感知し、銃撃を行うという「ロボットアーム・マシンガン」・・・・・・
話を聞いた限りでは、爆発反応装甲ばりに近づきたくない代物だな・・・というのが正直な感想だったが、僚機もおらず、敵に囲まれる可能性の高いこの状況下なら有効だろう。
「後方の群れは私が引き受ける! ハウンド2はバックアップだ! 前後で撃ち漏らしたNo.005を機銃で掃討しろ!」
『『アイ・マム!』』
揃った返事と、ほぼ同時に・・・カラスに似た耳障りな声が、鼓膜を震わせた。
<ガアァ───ッ‼ ガアァ───ッ‼>
端末を見ると、後方の群れがスピードを上げたのが判った。仕掛けてくる──!
「行くぞッ! 作戦開始ッ‼」
指示すると、早速前方からガション!と小気味良い音が鳴り、両側のキャタピラの上部分から左右2本ずつ、機銃を先端に装備した黒いロボットアームが飛び出して来た。
<ガアッ! ガアァッ!>
瞬間、トンネルの左の壁の一部が崩れ──その中からNo.005が<ファフニール>の車体目掛けて飛び出してくる。
生意気にも伏兵のつもりか──!
『・・・ふふふ。動きがトロすぎですわ・・・!』
サラが悪趣味な笑い方をするのが聴こえると、まるでそれに呼応するかのように、左側のロボットアーム2本が瞬時に動き、狙いを定めて──
あっという間に飛び出して来たNo.005を蜂の巣にしてしまった。
あれなら心配はなさそうだな・・・と思わず口元が緩んだ瞬間、右のスピーカーからやかましい声が飛び込んでくる。
『あああぁぁんッッ♡ 最ッ・・・高ですわ‼ 愛しい我が子が! 憎きジャガーノートどもを容赦なくミンチに変えていく光景ッ‼ ・・・カ・イ・カ・ン・・・♡』
『・・・マザー。心拍数・血圧共に上昇しています。どうか落ち着いて下さい』
あの愚妹・・・自分の造ったAIにまで引かれてるじゃないか・・・
『あっ、私の事はどうぞお構いなく──お姉さまとテリオもじゃんじゃんNo.005をすり潰しまくって・・・オホン! あのニヤケ面をぺしゃんこにしてしまって下さいなッ‼』
・・・サラの乗る<ドラゴネット>の運転手に同情しつつ・・・私は私の仕事に集中する。
「テリオ、バック走行だ。運転はお前に任せる」
ついさっきまで、トンネルの路面状況を鑑みて「やはり<ヘルハウンド・チェイサー>で来るべきだったか?」と考えていたのだが──あれはバック走行が出来ない。
出発前に「いつもの<ヘルハウンド>の方が良い」と言い切ったサラの考えをこんな所で知る事になるとは・・・どうにも癪だが、やはりあの子は天才と呼ぶに相応しいな。
『了解。どうぞ、ご存分に。今日の私にミスはありません』
「授業参観で張り切るタイプか──来るぞ! 油断するな!」
やはりどこか浮ついているテリオを嗜めつつ、車体を180度回頭させた。
天井から地面まで四方に生えている光るコケによって、トンネルの中は照明がなくとも多少明るくなっている。
・・・お陰で、多少遠目でもこちらへ迫るNo.005どもの目玉が見えた。
今日は以前にモンゴルで使った「シールド・ブレイカー」はない。
だが、あの時とは違って広々とした空間であるが故に、遠慮なく「ニードル・シューター」が使える。
「・・・・・・ッ!」
十分に引きつけてから──撃つ!
発射された小型の針状機雷は、狙い過たず・・・一瞬でNo.005の鼻先へと到達する。
<ガッ⁉ ガアアァァッッ‼>
──群れが横並びになっていたお陰で、爆発に3体ほど巻き込む事に成功した。
『お見事。・・・私もミサイルでお手伝いしても?』
「親の前で良いところを見せたいのは判るが、温存しておけ。この先何が起こるか判らない。無駄弾を撃つ余裕はないぞ」
『・・・了解です。運転と「宿題」に集中します』
・・・「宿題」? ・・・先程何やらサラがデータを転送していたが、あれの事か。
「いいから運転だけに集中し──ろッ‼」
再び引き金を引く。味方の被害を見て咄嗟に散開したNo.005どもの知能にはやはり驚くばかりだが・・・弾丸を躱せる程の動体視力はヤツらにはない。
<ガアァッ‼>
一匹、二匹──人差し指を引く度に、追跡者どもは数を減らしていく。
・・・一撃でヤツらを倒す事の出来る武器に、ヤツらの足に追いつかれないマシン・・・
三年前にも今日と同じ装備があればな・・・過ぎた事ながら、そう思わずにはいられなかった。
『──No.005の群れは速度を維持したまま、依然接近中です!』
柵山少尉の報告を聴きつつ、周囲の環境にも意識を向ける。
『少佐ッ! スピード出せば振り切れますよッ!』
カルガー少尉から頼もしい提案がなされるが・・・それこそ敵の思うつぼだ。
「少尉、焦るな。これはヤツらの常套手段・・・後ろから追い立てて巣の中へ誘導し、待ち構えている本隊が狩りに来るという罠だ。渡した資料にも書いてあっただろう」
『あー・・・そうでした・・・すみません。ちょっと落ち着きます・・・』
出発前はかなり余裕があるように見えた彼女も・・・あくまで今日が初陣。
逸る気持ちは判るが、ここは先達として、勇み足を抑えるのが私の仕事だろう。
「先行せず、陣形を維持するんだ。固まってさえいればヤツらの迎撃は容易い。いいな!」
『イエス・マムッ!』
良い返事が聴けたところで、テリオの声が右耳に届く。
『マスター。前方の地形に変化あり。ここまでと違い、かなり凹凸の激しい道です』
「・・・面倒だな」
現在、私の乗る<ヘルハウンド>が先頭、すぐ後ろにハウンド2──柵山少尉とピン少尉の乗る<グルトップ>と、ハウンド4──サラと整備課員たちの乗る<ドラゴネット>が控え、最後尾にハウンド3──カルガー少尉とルクシィ少尉の乗る<ファフニール>がついている。
このまま進むと、車両の性能で進行にバラつきが出て陣形が崩れ、そこを突かれる可能性があるな・・・。
一度停止して、後方のNo.005を先に殲滅すべきか・・・?
『──お姉さま! 提案がありますわ!』
思案の途中で、サラの声が聴こえた。
『<ファフニール>を先頭にされてはいかがでしょう? 悪路ならお任せあれですのよ!』
悪路なら──成程。そういう事か・・・!
「ハウンド3! この先は道が荒れている! 先行して整地してくれ!」
『・・・っ! 待ってましたぁ! アイ・マァム‼』
カルガー少尉のハイテンションな返事とともに、後方でエンジンが大きく唸りを上げたのが聴こえた。
全長20メートルのモンスターマシンの性能──見せてもらうとしよう。
「他のユニットは左右に分かれて道を開けろ!」
端末に表示されたNo.005との距離にも気を配りつつ、ハンドルを左に切る。
すると、すぐ横を<ファフニール>の巨体が通り過ぎていく。十分な距離を開けたとは言え、走っているだけでも凄い迫力だな・・・
『──カルガー少尉。前方の地形を確認、周囲に僚機なし・・・行けます!』
『ラジャ! ほんじゃあ行きますかぁっ! スイッチ・オーンっ‼』
ルクシィ少尉のサポートに従い、カルガー少尉が何かの装置を起動する。
すると───
<ギュオオオオオオオオオオッッ‼>
ジャガーノートの咆哮と紛う程の、大轟音が鳴り響いた。
音の発生源は──<ファフニール>の両側のユニット先端についた、巨大なアルキメディアンスクリューだ。
砕氷船や海底を移動する潜水艇にも用いられている機構であり、螺旋運動によって岩石を砕きながら乗り上げ、瞬時に悪路をなだらかな道に変えてしまう。
「ハウンド2、3は<ファフニール>の後ろに付け!殿は私が務める!」
指示を出し、<グルトップ>と2台の<ドラゴネット>を見送った所でハンドルを右へ。
・・・地面の凹凸による手元への衝撃は一向に訪れず、思わず関心してしまった。
カタログスペック通り、<ファフニール>の整地性能は眼を見張るものがあるようだ。
『うぅ~ん♡ さすが私の設計したマシンっ! 最高ですわ~! どうしてもドリルを付けたくて悪路走行用って事にしましたけれど、想定以上に役に立ちますわね! でもやっぱり──最終目標は地底戦車‼ サ○ダー○ードのザ・○ールのようなッ‼ いつの日か絶対に造ってみせますわッッ‼ ・・・あっ、お姉さま、日本だとジ○ット○グラでしたっけ?』
「知・る・かっ!」
苛立ちに任せて叫びながら・・・・・・私は、私自身に固く誓った。
──「サラとマクスウェル中尉を絶対に出会わせてはいけない」・・・と。
『隊長ッ! 前方からNo.005の群れです! 反応は全部で15‼』
内心頭を抱えていると、火急の報せが届く。
この轟音に耐えきれずに飛び出して来たようだな。
・・・よし、もう一つ試してみるか──!
「ハウンド3! 迎撃を任せる! 落ち着いていけ!」
『アイ・マァム! 「ロボットアーム・マシンガン」を使います!』
<ファフニール>の仕様書にあった兵器の一つ──全自動で小型ジャガーノートを感知し、銃撃を行うという「ロボットアーム・マシンガン」・・・・・・
話を聞いた限りでは、爆発反応装甲ばりに近づきたくない代物だな・・・というのが正直な感想だったが、僚機もおらず、敵に囲まれる可能性の高いこの状況下なら有効だろう。
「後方の群れは私が引き受ける! ハウンド2はバックアップだ! 前後で撃ち漏らしたNo.005を機銃で掃討しろ!」
『『アイ・マム!』』
揃った返事と、ほぼ同時に・・・カラスに似た耳障りな声が、鼓膜を震わせた。
<ガアァ───ッ‼ ガアァ───ッ‼>
端末を見ると、後方の群れがスピードを上げたのが判った。仕掛けてくる──!
「行くぞッ! 作戦開始ッ‼」
指示すると、早速前方からガション!と小気味良い音が鳴り、両側のキャタピラの上部分から左右2本ずつ、機銃を先端に装備した黒いロボットアームが飛び出して来た。
<ガアッ! ガアァッ!>
瞬間、トンネルの左の壁の一部が崩れ──その中からNo.005が<ファフニール>の車体目掛けて飛び出してくる。
生意気にも伏兵のつもりか──!
『・・・ふふふ。動きがトロすぎですわ・・・!』
サラが悪趣味な笑い方をするのが聴こえると、まるでそれに呼応するかのように、左側のロボットアーム2本が瞬時に動き、狙いを定めて──
あっという間に飛び出して来たNo.005を蜂の巣にしてしまった。
あれなら心配はなさそうだな・・・と思わず口元が緩んだ瞬間、右のスピーカーからやかましい声が飛び込んでくる。
『あああぁぁんッッ♡ 最ッ・・・高ですわ‼ 愛しい我が子が! 憎きジャガーノートどもを容赦なくミンチに変えていく光景ッ‼ ・・・カ・イ・カ・ン・・・♡』
『・・・マザー。心拍数・血圧共に上昇しています。どうか落ち着いて下さい』
あの愚妹・・・自分の造ったAIにまで引かれてるじゃないか・・・
『あっ、私の事はどうぞお構いなく──お姉さまとテリオもじゃんじゃんNo.005をすり潰しまくって・・・オホン! あのニヤケ面をぺしゃんこにしてしまって下さいなッ‼』
・・・サラの乗る<ドラゴネット>の運転手に同情しつつ・・・私は私の仕事に集中する。
「テリオ、バック走行だ。運転はお前に任せる」
ついさっきまで、トンネルの路面状況を鑑みて「やはり<ヘルハウンド・チェイサー>で来るべきだったか?」と考えていたのだが──あれはバック走行が出来ない。
出発前に「いつもの<ヘルハウンド>の方が良い」と言い切ったサラの考えをこんな所で知る事になるとは・・・どうにも癪だが、やはりあの子は天才と呼ぶに相応しいな。
『了解。どうぞ、ご存分に。今日の私にミスはありません』
「授業参観で張り切るタイプか──来るぞ! 油断するな!」
やはりどこか浮ついているテリオを嗜めつつ、車体を180度回頭させた。
天井から地面まで四方に生えている光るコケによって、トンネルの中は照明がなくとも多少明るくなっている。
・・・お陰で、多少遠目でもこちらへ迫るNo.005どもの目玉が見えた。
今日は以前にモンゴルで使った「シールド・ブレイカー」はない。
だが、あの時とは違って広々とした空間であるが故に、遠慮なく「ニードル・シューター」が使える。
「・・・・・・ッ!」
十分に引きつけてから──撃つ!
発射された小型の針状機雷は、狙い過たず・・・一瞬でNo.005の鼻先へと到達する。
<ガッ⁉ ガアアァァッッ‼>
──群れが横並びになっていたお陰で、爆発に3体ほど巻き込む事に成功した。
『お見事。・・・私もミサイルでお手伝いしても?』
「親の前で良いところを見せたいのは判るが、温存しておけ。この先何が起こるか判らない。無駄弾を撃つ余裕はないぞ」
『・・・了解です。運転と「宿題」に集中します』
・・・「宿題」? ・・・先程何やらサラがデータを転送していたが、あれの事か。
「いいから運転だけに集中し──ろッ‼」
再び引き金を引く。味方の被害を見て咄嗟に散開したNo.005どもの知能にはやはり驚くばかりだが・・・弾丸を躱せる程の動体視力はヤツらにはない。
<ガアァッ‼>
一匹、二匹──人差し指を引く度に、追跡者どもは数を減らしていく。
・・・一撃でヤツらを倒す事の出来る武器に、ヤツらの足に追いつかれないマシン・・・
三年前にも今日と同じ装備があればな・・・過ぎた事ながら、そう思わずにはいられなかった。
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