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第八話「記憶の淵に潜むもの」
第三章「克己」・②
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※ ※ ※
「それじゃあ、あそこのカメラ見てね~! はい、チーズ!」
「オッケー! かっこよく撮れてるよ!」
みーちゃんの声を合図に、ポーズを決めた後・・・カメラを持つ伸昌のサムズアップが見え、その場で膝をつく。
一緒に写真を撮ってくれた男の子と目線を合わせ、握手を交わした。
「ほら、ライズマンにありがとー、ってして?」
「・・・あいがと!」
お母さんに促されて、舌っ足らずな「ありがとう」を言ってくれる。
よく頑張ったね、の気持ちを込めて頭を優しく撫でると、満面の笑みを返してくれた。
「ありがとうございましたー! お写真の受け取りはあちらでーす!」
みーちゃんが親子に手を振りつつ、次の場所へ案内する。
──ここは、「ローカルヒーローフェス」のグリーティングコーナー。
入場料に含まれている撮影券を使って、好きなキャラクターと触れ合いつつ、一緒に写真を撮る事が出来るコーナーだ。
ショーが終わってすぐに始まる上に、このあと休憩挟んだら午後からミニショーともう一回グリーティングもあるし、体力配分をしながらお客さんも満足させなくちゃいけない考え事の多い時間なんだけど・・・今日に限っては、別の懸念が心に引っかかっていた。
──今、ティータはどこかでジャガーノートと戦っている。
決して楽な相手ではないんだろう。
けれど、彼女は僕に「信じて欲しい」と言い、それを聞いた上で僕もまた、「とっくに信じてるよ」と返したのだ。
・・・ただ、それでもやっぱり・・・心配する気持ちを抑えるのは、どうにも難しかった。
「お待たせしました! 次の方どうぞー!」
「ライズマーン! 今日はいちだんとかっこよかったよー!」
と、みーちゃんが次のお客さんを呼び込んだところで、耳馴染みのある声が聴こえる。
「さおりちゃん! こんにちは! やっぱり来てくれてたんだね~!」
そうか! この声・・・あの常連のさおりちゃんだ!
「とーぜんだよ! ライズマンが行くならどこへでも行くよ!」
えっへん、と小さな胸を張る姿に、思わずマスクの下で口元が緩んだ。
「その交通費を払うのはママなんだけどね~! うちの子が毎度すみません・・・」
遅れてやって来たさおりちゃんのお母さんが、みーちゃんに頭を下げる。
「いえいえ! いつも応援してくれて本当に嬉しいです! ・・・ねぇねぇさおりちゃん、ライズマンにして欲しいポーズってあるかな?」
笑顔で返した後、みーちゃんがこっそりと耳打ちする。
顔を輝かせたさおりちゃんと目が合って、「任せて!」の意味を込めて大きく頷いた。
「う~んとね、じゃあサンライズビーム! あ、いつものじゃなくて、去年の9月のショーでルナーンとビームのうち合いした時のパワーアップバージョンがいいな!」
・・・こ、この子・・・本当にプロだな・・・・・・
「さすがのチョイスだね~! それじゃあ、あそこのカメラにちゅうもーく!」
みーちゃんの合図で、久しぶりにやるポーズを決める。
・・・そうだよね。こうして熱心に応援してくれる子どもたちが目の前にいるのに、肝心の僕が心ここにあらずな状態じゃ失礼だよね!
「オッケー! バッチリだぜー!」
その場でしゃがんで、がっちりと握手をした・・・ら、目を瞑ったまま頭を差し出される。
ちゃっかりしてるなぁと感心しながら、茶がかった髪を優しく撫でた。
「えへへ♪ ありがとうライズマン! 今日はたいへんだと思うけど、がんばってね!」
感謝だけでなくねぎらいの言葉まで・・・出来た子だ・・・
お母さんに連れられて、さおりちゃんがバイバイと手を振る。
手を振り返すと、また笑顔が弾けた。
・・・何だか元気もらっちゃったな! よしっ! まだまだやれるぞ!
「最後尾こちらでーす‼」
気合を入れ直したところで、列整理をしているであろうスタッフさんの声が聴こえてくる。
今日は知名度の高いヒーローも来てるし、所によっては長蛇の列が出来るとも聞く。
僕も負けないように頑張ら───
「ライズマンとのグリーティング最後尾はこちらでーす‼」
・・・・・・え? ・・・・・・今なんておっしゃいました?
「あちゃー・・・何かいつもより多いなーと思ってたけど・・・凄い事になってるな~」
隣にいるみーちゃんが、ぼそりと呟く。
目を向けると──そこには既に、3回も折り返されている列があった。
そしてその列は、間違いなく僕たちのいるこのスペースに続いている。
『随分集中してたみたいだったから言わなかったけど、ざっと50人はいるね~』
普段は仕事中に話しかけてこないシルフィが、具体的な数を伝えてくれる。
・・・確か去年は、一日のトータルで50人くらいだったはずだ。
『ステージでの活躍が効果バツグンだったのかな~? 良かったね~♪』
さおりちゃんの言ってた「今日はたいへんだと思うけど」って・・・これの事か・・・
この炎天下でこの人数・・・正直、めちゃくちゃキツイけど・・・・・・弱音なんて吐いちゃいられない。
今の僕は、ヒーローなんだから!
「お待たせしました! 次の方どうぞー!」
──そうだ。今は、自分の戦いに集中しよう。
戻って来たティータに笑われないように・・・精一杯、僕にしか出来ない事をするんだ!
※ ※ ※
<くっ! このっ・・・! いい加減に・・・しなさいっ‼>
不規則に振り回される銀の触腕をかろうじて躱しながら、左瞳に意識を集中させる。
先程ステージでそうしたように、全身を押し潰そうと赤の力を収束して──
<ラァッ、ラララララッ、ラララ!>
耳障りな歌声が鳴り響く度、確かに銀の体は凹み、弾ける・・・けれど、同時に力を集中しきれていない所に体積が移動して、上手く圧し潰す事が出来ない。
ステージに現れた時のサイズならまだしも、あの大きさで接地している物をどうにかするのは難しいわね・・・!
宇宙空間──せめて空中なら、全方位から力をかける事も出来るのに!
<・・・それでも、何とかしなくちゃ・・・!>
───グレーの建物を後にして、数分が経過していた。
現在の状況は・・・あまり良いとは言えないわね。
カプトへの攻撃はあまり奏功せず──銀の巨体は、既に山間を抜けて林に入りつつあった。
野登洲湖まで、もうあまり距離がない・・・!
<圧し潰せないのなら──削り取る‼>
生憎と、再生する相手とは戦ったばかり。
この前クロがそうしていたように、相手の体積を削ぎ落とす事が出来れば、爆発の威力を抑える事にも繋がるはず!
カプトが巨体を引き摺ったために倒れた木々を、赤の力で持ち上げ──銀色の体に向かって弾丸のように放つ。
・・・私が暴走した時にシルフィにやられた手法に近いのが複雑だけれど、これが最も効率的だから我慢するしかないわね。
<ラララッ! ララッ、ラッラララッッ!>
木々の根や枝葉に削ぎ取られ、巨大なシルエットは瞬く間に穴だらけになっていく。
思いの外あっけなく片が付きそうな事に、安堵しかけて───
<ララララララララララララララララ‼>
つんざくような歌声が響くのと同時・・・体を貫通して後方の地面に刺さった木々から、無数の銀色の雫がひとりでに浮かび上がり、カプトの本体へと殺到していく。
<っ⁉ 勝手に元に戻るなんて・・・っ!>
「体に戻る前に阻止すれば!」と、咄嗟に雫を赤の力で捕らえようとすると、見透かしたようなタイミングで残った体から銀の触腕が飛び出し、集中を邪魔してくる。
その間にも、雫は一つ、二つと次々に元の体に戻り、銀の巨体が再生していく。
ザムルアトラとは、根本的に違う・・・! カプトの体は、完全にバラバラになったとしても再生しかねない・・・・・・!
<ラッ! ララッ! ララララララ────>
触腕による攻撃を受け流しながら、どうにか雫を堰き止めようとしている最中・・・突然、カプトの額にある菱形を四つ合わせたような紋様が、薄紅色の光を放ち始めた。
────何か仕掛けて来る!
防御のために、急いで雫にかけていた力を解除する・・・けれど、一歩遅かった。
「それじゃあ、あそこのカメラ見てね~! はい、チーズ!」
「オッケー! かっこよく撮れてるよ!」
みーちゃんの声を合図に、ポーズを決めた後・・・カメラを持つ伸昌のサムズアップが見え、その場で膝をつく。
一緒に写真を撮ってくれた男の子と目線を合わせ、握手を交わした。
「ほら、ライズマンにありがとー、ってして?」
「・・・あいがと!」
お母さんに促されて、舌っ足らずな「ありがとう」を言ってくれる。
よく頑張ったね、の気持ちを込めて頭を優しく撫でると、満面の笑みを返してくれた。
「ありがとうございましたー! お写真の受け取りはあちらでーす!」
みーちゃんが親子に手を振りつつ、次の場所へ案内する。
──ここは、「ローカルヒーローフェス」のグリーティングコーナー。
入場料に含まれている撮影券を使って、好きなキャラクターと触れ合いつつ、一緒に写真を撮る事が出来るコーナーだ。
ショーが終わってすぐに始まる上に、このあと休憩挟んだら午後からミニショーともう一回グリーティングもあるし、体力配分をしながらお客さんも満足させなくちゃいけない考え事の多い時間なんだけど・・・今日に限っては、別の懸念が心に引っかかっていた。
──今、ティータはどこかでジャガーノートと戦っている。
決して楽な相手ではないんだろう。
けれど、彼女は僕に「信じて欲しい」と言い、それを聞いた上で僕もまた、「とっくに信じてるよ」と返したのだ。
・・・ただ、それでもやっぱり・・・心配する気持ちを抑えるのは、どうにも難しかった。
「お待たせしました! 次の方どうぞー!」
「ライズマーン! 今日はいちだんとかっこよかったよー!」
と、みーちゃんが次のお客さんを呼び込んだところで、耳馴染みのある声が聴こえる。
「さおりちゃん! こんにちは! やっぱり来てくれてたんだね~!」
そうか! この声・・・あの常連のさおりちゃんだ!
「とーぜんだよ! ライズマンが行くならどこへでも行くよ!」
えっへん、と小さな胸を張る姿に、思わずマスクの下で口元が緩んだ。
「その交通費を払うのはママなんだけどね~! うちの子が毎度すみません・・・」
遅れてやって来たさおりちゃんのお母さんが、みーちゃんに頭を下げる。
「いえいえ! いつも応援してくれて本当に嬉しいです! ・・・ねぇねぇさおりちゃん、ライズマンにして欲しいポーズってあるかな?」
笑顔で返した後、みーちゃんがこっそりと耳打ちする。
顔を輝かせたさおりちゃんと目が合って、「任せて!」の意味を込めて大きく頷いた。
「う~んとね、じゃあサンライズビーム! あ、いつものじゃなくて、去年の9月のショーでルナーンとビームのうち合いした時のパワーアップバージョンがいいな!」
・・・こ、この子・・・本当にプロだな・・・・・・
「さすがのチョイスだね~! それじゃあ、あそこのカメラにちゅうもーく!」
みーちゃんの合図で、久しぶりにやるポーズを決める。
・・・そうだよね。こうして熱心に応援してくれる子どもたちが目の前にいるのに、肝心の僕が心ここにあらずな状態じゃ失礼だよね!
「オッケー! バッチリだぜー!」
その場でしゃがんで、がっちりと握手をした・・・ら、目を瞑ったまま頭を差し出される。
ちゃっかりしてるなぁと感心しながら、茶がかった髪を優しく撫でた。
「えへへ♪ ありがとうライズマン! 今日はたいへんだと思うけど、がんばってね!」
感謝だけでなくねぎらいの言葉まで・・・出来た子だ・・・
お母さんに連れられて、さおりちゃんがバイバイと手を振る。
手を振り返すと、また笑顔が弾けた。
・・・何だか元気もらっちゃったな! よしっ! まだまだやれるぞ!
「最後尾こちらでーす‼」
気合を入れ直したところで、列整理をしているであろうスタッフさんの声が聴こえてくる。
今日は知名度の高いヒーローも来てるし、所によっては長蛇の列が出来るとも聞く。
僕も負けないように頑張ら───
「ライズマンとのグリーティング最後尾はこちらでーす‼」
・・・・・・え? ・・・・・・今なんておっしゃいました?
「あちゃー・・・何かいつもより多いなーと思ってたけど・・・凄い事になってるな~」
隣にいるみーちゃんが、ぼそりと呟く。
目を向けると──そこには既に、3回も折り返されている列があった。
そしてその列は、間違いなく僕たちのいるこのスペースに続いている。
『随分集中してたみたいだったから言わなかったけど、ざっと50人はいるね~』
普段は仕事中に話しかけてこないシルフィが、具体的な数を伝えてくれる。
・・・確か去年は、一日のトータルで50人くらいだったはずだ。
『ステージでの活躍が効果バツグンだったのかな~? 良かったね~♪』
さおりちゃんの言ってた「今日はたいへんだと思うけど」って・・・これの事か・・・
この炎天下でこの人数・・・正直、めちゃくちゃキツイけど・・・・・・弱音なんて吐いちゃいられない。
今の僕は、ヒーローなんだから!
「お待たせしました! 次の方どうぞー!」
──そうだ。今は、自分の戦いに集中しよう。
戻って来たティータに笑われないように・・・精一杯、僕にしか出来ない事をするんだ!
※ ※ ※
<くっ! このっ・・・! いい加減に・・・しなさいっ‼>
不規則に振り回される銀の触腕をかろうじて躱しながら、左瞳に意識を集中させる。
先程ステージでそうしたように、全身を押し潰そうと赤の力を収束して──
<ラァッ、ラララララッ、ラララ!>
耳障りな歌声が鳴り響く度、確かに銀の体は凹み、弾ける・・・けれど、同時に力を集中しきれていない所に体積が移動して、上手く圧し潰す事が出来ない。
ステージに現れた時のサイズならまだしも、あの大きさで接地している物をどうにかするのは難しいわね・・・!
宇宙空間──せめて空中なら、全方位から力をかける事も出来るのに!
<・・・それでも、何とかしなくちゃ・・・!>
───グレーの建物を後にして、数分が経過していた。
現在の状況は・・・あまり良いとは言えないわね。
カプトへの攻撃はあまり奏功せず──銀の巨体は、既に山間を抜けて林に入りつつあった。
野登洲湖まで、もうあまり距離がない・・・!
<圧し潰せないのなら──削り取る‼>
生憎と、再生する相手とは戦ったばかり。
この前クロがそうしていたように、相手の体積を削ぎ落とす事が出来れば、爆発の威力を抑える事にも繋がるはず!
カプトが巨体を引き摺ったために倒れた木々を、赤の力で持ち上げ──銀色の体に向かって弾丸のように放つ。
・・・私が暴走した時にシルフィにやられた手法に近いのが複雑だけれど、これが最も効率的だから我慢するしかないわね。
<ラララッ! ララッ、ラッラララッッ!>
木々の根や枝葉に削ぎ取られ、巨大なシルエットは瞬く間に穴だらけになっていく。
思いの外あっけなく片が付きそうな事に、安堵しかけて───
<ララララララララララララララララ‼>
つんざくような歌声が響くのと同時・・・体を貫通して後方の地面に刺さった木々から、無数の銀色の雫がひとりでに浮かび上がり、カプトの本体へと殺到していく。
<っ⁉ 勝手に元に戻るなんて・・・っ!>
「体に戻る前に阻止すれば!」と、咄嗟に雫を赤の力で捕らえようとすると、見透かしたようなタイミングで残った体から銀の触腕が飛び出し、集中を邪魔してくる。
その間にも、雫は一つ、二つと次々に元の体に戻り、銀の巨体が再生していく。
ザムルアトラとは、根本的に違う・・・! カプトの体は、完全にバラバラになったとしても再生しかねない・・・・・・!
<ラッ! ララッ! ララララララ────>
触腕による攻撃を受け流しながら、どうにか雫を堰き止めようとしている最中・・・突然、カプトの額にある菱形を四つ合わせたような紋様が、薄紅色の光を放ち始めた。
────何か仕掛けて来る!
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