少女の足跡

くろいひつじ

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*9 秘密

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少女はこう続けた

少女「実はねこの村の人達はみんな死んでるの。だからねみんなのこと助けてほしい。」


少女はうつむきながら静かに
そう言った。

とても悲しそうだった。


でもなぜそうなったのか
そこまでは教えてはくれなかった。



少女は続けた

少女「この山の頂上に神社があるの。そこにみんなの魂がいるの。」

たかし「そこに行けばみんな助かる?」

少女「うん。お願い助けてあげて。」


山を降りると村人たちがいる

山を登るしか選択肢はなかった。


「よし。行こう。」

僕たちは山頂を目指した。


村からそう遠くない場所に
ひっそりとその神社は建っていた。


神社には村人と思われる名前が
刻まれてあり
綺麗に清掃されていた。

花も綺麗に飾られていた。


人が立ち寄るようには思えない場所なのに。

僕は神社の本堂に向かった。


少女「手を合わすだけでいいと思う。」

僕は少女に従った。

手を合わせて
鎮まるように祈った。

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