8 / 18
*高校生時代*
ーー繋がりーー
しおりを挟む少し話は戻りますが
高校一年生の時も相変わらずラムと行動を共にしていました。
一緒に寝たり
一緒に遊んだり
変わらない日々を続けていた。
そんな中で僕は塞ぎ込んだ。
僕はラムとの時間を過ごす程の気力が無かった。
寝ようとすることで精一杯
水を飲むのが精一杯
朝起きて調子が良さそうな時
ラムの散歩に母と一緒に行った。
それでも遠くに行くと怖くなるので
近場の散歩だった。
ここまでずっと一緒にいたラムも
僕の異変を察知していたように思う。
僕がしんどい時ラムはそっと
僕の足元にいた。
何を求めるわけでもなく静かに僕のそばにいてくれた。
僕は撫でてあげることでしか
返すことが出来なかった。
それでもラムは小さい尻尾を
大きく
大きく
振って僕に応えてくれた。
とある日
僕はいつものように吐き気と闘っていた
するといつも足元にいたラムが
スッと立ち上がって部屋を出た。
どこに行くんだろう、、、
遠くから音がした。
それとほぼ同時に
僕は急に吐き気が治まった。
動けると思って見に行った。
音がした方へ行くと
嘔吐していたラムがいた。
僕はすぐにラムを抱きしめた。
ラムが僕を楽にさせてくれた
自分が犠牲になって。
数年間という短い時間でも
ラムとの繋がりは深いものと確信した。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
名探偵を丸裸! シャーロック・ホームズ大事典
髙橋朔也
エッセイ・ノンフィクション
コナン・ドイルが世に生み出した名探偵シャーロック・ホームズ。今や探偵の代名詞となっているホームズのことを細かく記した大事典です。
ホームズの服装、外見、内面、捜査方法、誕生日、家族、バリツ......etc。ホームズの雑学や豆知識が盛りだくさん!
これを読めば、シャーロキアンになること間違いなし!
ホームズの調べ物にも適し、Wikipediaより細かく丁寧に記載。間違った認識も正しています。無料で読めるホームズ事典の永久保存版!
※毎日投稿、毎日更新。
※ホームズのネタバレもあります。
※小説家になろうでも同じものを投稿しています。
『色褪せ令嬢』シリーズ案内 ※小説ではありません
橘ハルシ
エッセイ・ノンフィクション
いつの間にか増えていた『色褪せ令嬢』シリーズの案内を作ってみました。各話のあらすじは初めての人にもわかるように書いたものなので、シリーズとして知りたいという場合のガイドに使っていただければと思います。
小説の案内なのですが、いつの間にかエッセイ・ノンフィクションに分類されておりました。
こもごも、巣ごもり読書メモ (2020年)
夜乃すてら
エッセイ・ノンフィクション
日々、ちょっとずつ本を読んでるひとの、読書と日常の一部をメモしたような、ゆるいエッセイ。
筆者はキンドルアンリミテッドと角川の読み放題サービスに入っているので、そのあたりが多め。
創作の本や学術までいろいろ。雑食。
BL書きなので、BL本の話題もあります。(※サブタイトルで注意しますから、自衛してね)
ファンタジーをメインに読んでいる偏食ぶり。
現代が苦手だったりするが、SF要素があれば読めるので、ラノベが多い。
感想もあるので、ネタバレ嫌いな人は読まないでほしい。
それから、つまみ食いのように、「つまみ読み」する読書スタイルなので、同じ本の話題を何回も出すかもしれない。
一度サブタイトルに書いたら、もう話題にならないという読書記録系とはちょっとちがうかと。
A:そこに推しがいるから
初瀬 叶
エッセイ・ノンフィクション
小説?エッセイ?いえいえ推しに対するラブレターです。
推しへの愛を語るだけ。ただそれだけ。
※ただ推しを語るだけの文章です
※ここに書いてある事は私個人的感想です。私の気持ちをなぐり書きしたもので、オタク全般に当てはまる事ではありません。
※1話200〜700文字前後の短いお話になります
※超不定期更新の予定です
※エッセイですが、全てノンフィクションな訳ではありません。
ホテルのお仕事 〜心療内科と家を往復するだけだったニートの逆転劇〜
F星人
エッセイ・ノンフィクション
※この物語は、ある男が体験した『実話』である。
尚、プライバシーの関係上、すべての人物は仮名とする。
和泉浩介(いずみ こうすけ)は、子どもの頃から『倒れちゃいけない』と考えれば考えるほど追い込まれて、貧血で倒れてしまう症状があった。
そのため、入学式、全校集会、卒業式、アルバイト等にまともに参加できず、周りからの目もあって次第に心を塞ぎ込んでしまう。
心療内科の先生によると、和泉の症状は転換性障害や不安障害の可能性がある……とのことだったが、これだという病名がハッキリしないのだという。
「なんで俺がこんな目に……」
和泉は謎の症状から抜け出せず、いつのまにか大学の卒業を迎え……半ば引きこもり状態になり、7年の月日が経った。
そして時は西暦2018年……。
ニートのまま、和泉は31歳を迎えていた。
このままではいけないと、心療内科の先生のアドバイスをきっかけに勇気を出してバイトを始める。
そこから和泉の人生は大きく動き出すのだった。
心療内科と家を往復するだけだった男の大逆転劇が幕を開ける。
私から見た世界
ガタヤマ
エッセイ・ノンフィクション
私たち人間は
一人ひとり自分の主観から
この世界を見ていると思います。
様々な出来事をきっかけに
自分から見える世界があります。
人との出会いや人との繋がりが
その世界を変えていくのではないかと
思います。
一人でも多くの人の支えとなる
文章を書いていきたいと思っています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる