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13、記憶の中の、あなた

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「……アレン……」

「はい、エルティーナ様」

 二人は見つめ合う。ティーナの瞳には、また涙が溢れ出し止まらない。

「アレン……」

「はい、エルティーナ様」

「…………アレン……アレンだわ、アレンよ。私……貴方に……アレン! ……アレン!! アレン!!! ぅあぁーーー!!!」

 二人の距離はゼロになる。


 叫びながら、ティーナはヴィルヘルムに抱きついた。周りにミダのスタッフがいるのも、ボルタージュ団長や副団長、王宮の面々がいることはもう頭になかった。

 泣き叫ぶ声は抱きしめるヴィルヘルムの身体の中に消えていく。
 何度も何度も紡がれる愛しいアレンの名前は、三百年前のエルティーナの心の叫びだった。
 ティーナは今この瞬間、ティーナである事を忘れていた。


 柔らかく温かい身体が腕の中にいる。アレンの名を叫びながら泣きじゃくるティーナはティーナではなくエルティーナだった。

 白銀の騎士アレンの姿となった今でも、下半身には男の象徴もしっかりあるが、柔らかいエルティーナの身体を正面から抱きしめていても、欲望が出るわけもなく。

 鍛え上げられた強靭な肉体に宿る心臓は、エルティーナの辛さの入る泣き声で簡単に握り潰される。

 細い腕が背に回り締め付けられ、すがるような触れ合いはどれだけエルティーナに深い心の傷を残していたんだと、改めて理解できた。

 何故こんな姿になったのか…憎み悩んだ数時間前を笑ってしまう。


(私は、アレンの見た目になれて良かった…)


 昔からエルティーナは強がりで、本心を話されないのは知っていた……。
 あのように、殺された時を軽く笑って話せるものではない…。

 前世の記憶がなくても男に対して嫌悪感があり、触れ合えないのは、三百年前の事件が根底にある。
 ………未来はなくていい。
 今、ティーナが求める姿で、求める触れ合いをして、魂の傷を癒すべきなのだ。


(私だけが、それを出来る。喜ぶ事だ……。新たな人生を歩めるように。例えその未来にヴィルヘルムとなった私がいなくても、エル様が幸せならそれでいい……)


 ヴィルヘルムは意識をティーナに向ける。

 綿菓子のように触れると溶けそうな髪を見つめる。アレンの名前を呼び続け、まだ泣いているティーナを身体全体を使い抱きしめる。

 優しく…護るように…。


 泣き声が少なくなったところで、いつものように抱き上げる。腕にかかる重さも距離のある触れ合いも、ヴィルヘルムには懐かしかった。
 エルティーナは抱き上げると静かになる。

(忘れていたな。くっくっくっ)


 ヴィルヘルムは、銀髪になった髪をかきあげて出来るだけ表情が見えるようにしてからティーナに……エルティーナに話しかける。

「エルティーナ様、泣かないでください。目が腫れますよ?」

 アレンの甘い声が辺りに響き渡る。





 アレンの姿に我を忘れて泣きじゃくった自分が恥ずかしくて、ティーナはヴィルヘルムに抱き上げられたと同時に黙った。


 いっぱい泣いて恥ずかしいが、妙にスッキリした……。

(……前みたいに、ドキドキしないわ? はて??)



 ヴィルヘルム様姿のアレンは、もともとティーナとして過ごしてきた私の中では憧れの男性で、初めから異性として好きだ。

 王宮で、ヴィルヘルム様とはエッチな事も……色々……その……した。
 すっごく、ドキドキする。今思い出しても、ドキドキする。


 でも、この姿のアレンにはもうドキドキしない。異性とは違うからか? とても安心する。ティーナにとって三百年前のアレンは生身の男性ではないから……手を伸ばしても伸ばしても決して届かなかったひと。最期の最期まで……。

 エルティーナであった時。アレンとは誰よりも側にいて同じ時間を過ごしたけど、一切の触れ合いもなかった……子供の頃に多少エッチな事があってもそれは夢と一緒…男女の濃厚な触れ合いはあくまで想像だけ。

 実際は知らないから、今はもう白銀の騎士アレンの姿にはドキドキしない。ただ安心する。護られていて、とても心地よく感じる。

(不思議ね)


 ヴィルヘルムに抱き上げられたティーナは、久しぶりに見るアレンの姿をもう一度細部にまで、淡いブラウンの瞳に焼き付ける。


「泣きわめいてごめんなさい。…アレンって、本当に綺麗ね。
 私『白銀の騎士と王女』の舞台をたくさん観劇にいってるし、歴代の白銀の騎士様達の絵姿を集めたりしているけど、やっぱり本物は違うわね!! アレンが一番神秘的で美しいわ!!」

「左様でございますか。お褒め頂き光栄です」

「うん、うん、これでお兄様がいたらいいのにね、また拝みたいわ!! ツリバァ神にコーディン神!! 二人並ぶと圧巻よ!! ふふっ。でも、お兄様が全力で嫌がるだろうけどっ」


 アレンの甘い声に続き、エルティーナのふわっふわっな天使の声が辺りを優しく包み込む。

 エルティーナにしか出せない特別な声…、濃厚な大人の色気に、王女である甘さ、俗世を知らない聖女の雰囲気は、一般市民のティーナには絶対に出せない芸当だった。

 アレンとエルティーナの微笑ましい掛け合いは、楽園を描いた絵画の一場面の様であり、その光景にミダのスタッフ何人かは頬をつまみ、夢かどうか確認していた。

 全ての人が二人に魅入られて動けないのだ。

 三百年前……自らが神がかった美貌のレオンでも、魂を抜かれ見惚れる二人なのだ。今この現代で、伝説の物語の本物である、白銀の騎士と王女の二人に魅せられない訳がなかった。


 皆の魂を抜いた二人は全く気づかない、すでにたっぷり二人の世界だ。

 三百年前からすぐ二人の世界に入るアレンとエルティーナ。ストッパーのレオンがいなければ、そのまま野放しである。
 日頃ヴィルヘルムの美貌を目の当たりにし、慣れているはずの護衛騎士のラメールやコンラート。ボルタージュ騎士を率いる鋼の精神力を持つ団長でさえ放心状態。

 それだけ二人の雰囲気は周りから逸脱していた。



「レオンも嫌、と話してはいても。エルティーナ様がお願いすれば一発で折れますよ」

「そうかしら?」

「そうです。一緒に王都に降りて、防波堤壁画を見に行った時も、最初は文句を言いながらも結局付いて来たではありませんか。その場に黙っていてればいいものを……。
 エルティーナ様の可愛らしい魅力には、流石のレオンも形無しですね」

「まぁ!! アレンは相変わらず口が上手。うふふふ、そうだった、そうだった、防波堤壁画の一体凄かったわね!! 
 みんながアレンとお兄様を拝んでいて!! 気持ちが分かるから、私はなんっとも思わなかったけど、すっごい微妙な顔してたわよね二人とも!! 
 くふっふっふっ、ふふふっ、ふっふふふ」

 可愛らしい笑い声が聞こえたあたりで、やっと皆が覚醒しだす。一番早く覚醒し、突っ込みを入れたのはラメールだ。


「………ヴィルヘルム様……?…嫌、アレン様……か? まぁどっちでもいいですが、甘ったるいです!! 空気が甘い!! 止めてくれません? どうしたいんですか!?
 それから、賢王レオン陛下のイメージが壊れるような話題も止めてください!!
 もう、究極にアレン様とエルティーナ様は麗しいですよ。楽園のような光景でフワフワしますが、貴方がたの会話からは賢王レオン陛下が近所のお兄さんレベルですよっ!?
 イメージが壊れますので、それ以上はお話するのお・や・め・く・だ・さ・い!!!」


 ラメールのいきなりの言葉に、ティーナはキョトンとする。

「お兄様は凄い方とは思っていますが、基本面白い方だしツッコミ担当ですよ。私がボケボケだから、よく頬を抓られたり、頭を掴まれました!!」

 偉そうに話すティーナにヴィルヘルムの声が被る。

「その度に私は全力で阻止しておりました。多少の傷は男の勲章ですし、王となる頭脳さえ生きていれば……と思っておりました」

「なぁにそれ? なぞなぞ?? アレンの言ってる意味が分からないわ、ふふふっ」


 アレンとなったヴィルヘルムの顔が半端なく恐い、氷の美貌姿のアレンが笑顔なく凄みながら話すと半端なく恐い。

 普通に話しているティーナが変なのだ。

 エルティーナの記憶の中のアレンは、初めて会った天使の男の子であったアレンが基準。
 であるから大人になったアレンを見てもフィルターがはさまっているのか? 人を凍らす表情と雰囲気を恐く思わないのだ。

 勿論アレン自身が己の黒い部分を、エルティーナに一切みせないように徹底している事も理由の一つであった。

「思い出し怒りは止めてください」と皆が内心で盛大にツッコミながら、過去の人であるレオン陛下に、アレン様にさぞ手加減無しに攻撃されたのだろう。御愁傷様…と心の底から思ったのだった。




「…えっと、アレン……あのね、さっきは喚き散らしてごめんなさい。……感情のままに行動するなんて小さい子供みたいよね。
 ……とその、もう落ち着いたから降ろして。いたたまれないから」

「かしこまりました」


 ヴィルヘルムは拒否することなく、ゆっくりと静かにティーナを床に降ろした。ティーナの両足がしっかり地面に立っているのを確認してはじめて手を離す。

 ティーナにとっては慣れ親しんだ扱い。抱き上げるときは突然だが、降ろされるときは細心の注意を払うアレンの行動。

 あまりにも自然で当たり前な為、エルティーナであったころから気づいていない。勿論、無意識でそういう風に動いているアレン自身もエルティーナを特別扱いし過ぎる行動に気づいていない。

 三百年前。アレンのエルティーナに向ける深い深い想いは、決して言葉に載せることはなかったが、行動一つ一つに万感の思いが載せられていた。

 それは生まれ変わった今でも顕著になって表れており、ヴィルヘルムの過去を史実として理解しているラメールらは、ただただ胸が苦しかった。



 ラメールは、このドタバタ劇の前に決心していた思いを今ここで思い出していた。

 俺はエルティーナ様の記憶を持つティーナ様に、貴女が暗殺された後のボルタージュ王国の歴史を、アレン様の覚悟を想いを話すつもりだったんだ……。
 どれだけの想いで貴女を愛していたのか再確認して頂きたい。

 アレン様が……ヴィルヘルム様が言うつもりがないからこそ俺が話す!!

 俺がヴィルヘルム様側の人間だからではない。ヴィルヘルム様の…アレン様の気持ちを知ったら、身体だけの関係を楽しんで終わろうなどと冗談でも言えないだろう。

 こういう光景が日がな一日続いていて。
 三百年前のたった一瞬の光景を垣間見ただけでそこに〝愛〟があると分かるのに。
 ここまで、ここまで、愛されていて。何故、気づかないのか!?
 どんな理由があったにせよ。アレンを目の前にして。よくぞ違う男の元に嫁ぐと言えたものだ……とラメールは固く拳を握った。



「エルティーナ様、私が謝らなければならない。先に謝らないでください……申し訳ございません」

 ティーナに向かって頭を下げるヴィルヘルムに、ティーナはアワアワする。


「アレン、やめて、やめて、本当にごめんなさい!!
  すぐに怒る癖はダメね、昔は…エルティーナだった頃はもっと我慢できたのに……。
 でも、うん、見た目はこれだけど、私はやっぱりティーナなの。さっきは懐かし過ぎてちょっと普通じゃなかったけど。
 私は、エルティーナ姫ではないってはっきり分かったわ!!
 アレンが今はもうアレンじゃなくて、ヴィルヘルム様であるように!! ねっ!!」

「…エルティーナ様…それはどういう意味でしょうか?」


 ティーナの物言いはヴィルヘルムにとって意外で、どんなに頭で考えても答えに辿り着くことはなかった。

 アレンとどうにかなりたいのではないのでしょうか!?

 貴女が愛し合いたいアレンの見た目になったのに、何故やんわりとした拒否を感じるのでしょうか!?
 貴女の愛したアレンの姿ですよ!? この姿の私こそが、貴女の心の傷を癒せる唯一ですよね!?

 なのにヴィルヘルムの時より距離があるように感じるのは何故ですか!?
 もう貴女には悲しんでもらいたくないのです!! 涙は見たくない。


「どういうことって? 言葉のままよ、今、見た目がエルティーナ姫でも私はティーナ。絶対ティーナ。
 三百年前の家族だったお兄様やお母様、お父様はもう本当の家族とは思えない。遠い記憶の懐かしい人だわ!!
 私の家族はしっかり妹のターナに、ぽやっと優しいお父さん、少し頭の堅いお母さんなの」

「………エルティーナ様は。アレンを……この姿がお好きなのでは? 出来ればこの姿で色々したいのでは? エル様が望むのであれば。……私に出来ることなら、どの様な事でも致しますが?」

 何やら含みのある言い方はティーナのカンに触る。


 アレンは私の下僕にでもなりたいのか? …失礼だと思う。

 ティーナはアレンの魂を持ったヴィルヘルム様本人が好きなのだ。アレンの姿でエッチな事したらヴィルヘルム様に失礼だ。

 だいたい見た目はアレンより若干…若干ヴィルヘルム様の方が好きだった。

(貴方がそうなら耳の穴かっぽじって聞いて欲しいわねっ!! アレンの分からずや!!)


「アレンの姿は懐かしいし、涙が止まらないくらい嬉しい。だって命を引き取る瞬間まで貴方を想っていたから……。
 でもそれはあくまでエルティーナであってティーナではないわ。アレンを異性として生身の男性としては見れないもの、そういうドキドキは全くしない。安心はするけどね。
 触れていても気持ち悪くないし、むしろ心地良くて寝ちゃいそう? そんな感じ。だから、アレンが言うようなエッチな気分にはなりません!!」


 うぉいいいいぃ!!!!!!


 全員の心の中に、盛大のツッコミが入った。しかしティーナの爆弾発言に口を挟めない面々は成り行きを見守るしかない。

 アレンの表情が苦しそうに歪む。


「………左様で…ございますか……。生々しい触れ合いをしたくないのであれば、見るだけで良く、それが一番楽しんで頂けるのでしょうか。
 エルティーナ様が安心出来るのであれば、それで私は嬉し…」


「だ・か・ら!!! 違うっ!!! 暗い!! 暗い!! アレンの姿で凹まないで、暗いから!!!」


 暗い、暗いと連呼され数え切れない杭を心臓に刺されたヴィルヘルムは最早指一本動かせないでいた。
 アレンの姿でどうこうなった後に、ヴィルヘルムの姿に戻った時、ティーナとの未来の関係はその瞬間全てが終わる。

 その覚悟を胸に刻み、ティーナに対して唯一自信を持ってオススメ出来るこの三百年前の姿を見せたのに……。何がどう間違ったのか、皆目見当がつかない。

 まだ何か言いたげなティーナは、身体を反転させ支配人シモンを見る。


「支配人、ミダが開くまでには戻ってまいります。ちょっと家に帰ります!! 昼ご飯は後で食べるので置いておいてください」


 そう宣言して、支配人シモンの是非を聞かぬままティーナはヴィルヘルムの手を取る。
 昔は嫌われたくなくて、心地良い関係を壊したくなくて、自分からアレンに触れることはなかった。


 こんな風に手を繋ぐ日がくるとはね、感慨深い。アレンには私の気持ちをきっちり話して、未来はそれからよ。一緒に歩むのか、別々の道を行くのか。


 出来れば、アレンと結婚してたくさん子供がほしい。

 ……そう言えば、私が無事結婚した後にはアレンも結婚するって話だったわよね。まぁ…無事結婚は出来なかったけど、私が死んだ後、誰かと結婚したのかな?

 昔のことだし、聞いてみよっかな! たくさん恋人いたし……私の知ってる人かな? ……多少モヤっとするけど聞きたいわ!



「……エルティーナ…様……」

「アレン、家に行くわよ、私の家!! ほらっボケっとしないで!!」


 ティーナは呆然と固まるアレンの手を引いて促す。ティーナの手では掴みきれないほど大きて骨張った厚い手。
 軽くのせるくらいで、はしゃいでた昔の自分が可愛かった。

 私、お姫様の頃より神経かなり図太くなった。今はお姫様じゃなくて、一般市民だからね。当然だ。



 ティーナはヴィルヘルムの手を引きながらミダを出て、走り出す。

 忘れているようだが、今彼らは『白銀の騎士と王女』のアレンとエルティーナになっているのだ。煌びやかな姿で往来に出て行く。

 美しい金色の髪と、美しい銀色の髪が、風を受け舞い上がる。



「………はっ!?
 ちょっ、ちょっ、待ってくださいぃーー!? 変装は!? そんなあり得ない姿のまま、セットになって往来を闊歩しないで下さいぃーーー!!! ヴィルヘルム様ぁぁぁ ーティーナ様ぁぁぁー」


 さらっと出て行ったティーナとヴィルヘルム。また一番初めに覚醒したラメールが絶叫しながら二人の後を追う。



「支配人!! 私も抜けます!!! ちゃんと帰りますので、心配なさらず!!!」


 ケイも支配人シモンに軽やかに挨拶をし、ミダを出る。勿論、ティーナの行動の意味が分かるからだ。


(ティーナは、あの危ないくらい煌びやかな部屋をヴィルヘルム様に見せるつもりね)

 絶対に引かれるだろう。

 凄い数のヴィルヘルム様の絵姿は処分しろと話していたけど。ティーナに対して想いが振り切れているヴィルヘルム様なら喜ぶだろう。ケイは通常人間だから、キモッって思うが…。

(うん? そう言えば)

 今日、婦人会なるものをティーナの家でやるとケイの母が言ってた。

(大丈夫か!? まぁ、なんとかなるか!! 見ものだわっ、くふっ)

 ケイは邪道な気持ちで、二人の後を追う。




 人は驚くと声が出ないもの。アレンとエルティーナの姿を見て、すでに街は大混乱。アレンの美貌を見て失神する者もいる。

 そんな人達の喧騒はティーナとヴィルヘルムには聞こえていない。

 ティーナに全てを否定された気持ちのヴィルヘルムは、頭が混乱していて顔面蒼白であり、今から自らの恥をさらけ出しての大告白をするつもりのティーナは真っ赤。


 対照的な二人は手を取り合って、走っていた。


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