94 / 94
闇の物語
星の神
しおりを挟む
ある夜のこと、星の神ティラは宙に浮いたまま、満点の星空を見上げていた。今はこの世界に星の神は一人きりである。生まれた時からティカがそばにいたというのに、周りの神々はティカがいなくなってもまるで気にしない。ティラがティカのことを話せる神も限られている。
(あれからずいぶん経ってしまった気がするけど、まだそんなには経ってないんだよね。ティカ、元気にしてる? お父さんは僕の前では元気にしてるけど、きっとティカを恋しく思ってる。僕も、一人だと寂しいよ。もう、行先を相談する相手がいないんだもの)
ティラは、一人で夜空を漂う寂しさに、まだ慣れないようである。
闇の世界では、ティカは同じように夜空をみあげていた。こちらはあちらのように満点の星空ではない。一体何が星空を邪魔しているのかはわからないが、ちらほらと星が見えるだけである。ティカはあちこち飛び回り、この世界の地形は大体把握していた。この世界には、行ってはならない場所がある。街からあまり離れてしまうと、危険な生き物たちがいるらしい。ティカはここにきて数日後、その危険な生き物を見た。翼がある黒い生き物、鳥よりも大きなものが、遠くを飛んでいくのが見えた。ティカはその生き物のことを翌日ゲイルに聞いてみた。
「ああ、あれは危険だから、近づかないようにね」
ゲイルは驚いている様子はなく、よくあることだとでもいわんばかりだった。
「危険なの?」
「たいしたことはないやつらだけどね。追って行ったりしないようにね」
「わかったよ」
この世界には危険な生き物が多く生息しているらしい。
(神の国には危険な生き物なんていなかったなあ……)
と思ったが、行ってはいけない場所があったのを思い出した。
「神の国の外れは飛ぶな」
オルガはそうティカとティラに言い聞かせていたのだ。神の国の外れにも、危険な生き物がいるということなのだ。
(ハロルド様達も時々戦っていたようだし、僕は見たことがないけれど、やっぱり危険な生き物がいたんだ)
「その危険な生き物は、神もやられてしまうのかな?」
ティカはゲイルに聞いた。
「あまりやつらに接触しない方がいいんだよ。一人の時は気を付けて」
「うん。わかったよ。ところで、ゲイルは顔を変えることができるの?」
今会っているゲイルの顔は、最初に会った時とは違っていた。今は、ぞっとする美貌の顔ではなく、普通の美青年という顔立ちである。
「本当の姿だと周りが騒ぐから、普段はこうなんだ」
「そうなんだ」
「僕らは親戚だから、君は僕に遠慮しなくていいんだよ」
「ありがとう」
ティカはファリーヌにも挨拶をしたが、ガーベラと違って、ファリーヌは明るい女神という印象ではなかった。ゲイルによれば、ファリーヌはガーベラを憎んでいるらしい。だからファリーヌの前ではガーベラの話はしないようにと言われた。
(二人はあったこともないのに、どうしてファリーヌ様はガーベラお母さんを憎んでいるんだろう?)
ティカには不思議な話だが、ファリーヌにとっては、いろいろ複雑な感情があるらしい。
「僕の母はガーベラほど、人の心を惹きつける力がないからね。オルガおじさんは長い間ガーベラ一筋なんだろう? 他の恋人たちも。それってすごいことだよ。嫉妬したくなるのも当然だ」
「よくわからないけど」
「これは内緒の話だけど、僕の母は大昔、オルガおじさんに振られたことがあるらしい」
「え?」
「僕の母にもかわいいところがあるんだけどねえ」
(だからガーベラ母さんを憎んでるかな? 少し納得できた)
「じゃあファリーヌ様は、僕のことも嫌いなのかな?」
「君のことは嫌ってはいないよ」
「そう。ところで、ゲイルと話していると安心するな。クーリーフンといるような気がする。君たちは姿だけじゃなく、似てるところがあるね」
「そうかい? 彼と会って話してみたいけど、一生無理だろうねえ」
ゲイルの存在はティカにはありがたかった。ゲイルとクーリーフンの性質は違うが、どこか似ているおかげで、ティカはこの世界で孤独を感じることはなかった。
(こっちの神様たちは不思議だなあ。昔、お父さんは闇の王から生まれた。アシュラン様と闇の王は戦って、闇の王は敗れてこの世界にやってきた。いろんな神様や妖精を引き連れて──)
ティカがオルガにざっと聞いた話はこうだったが、この話にはいろいろ不思議なことがある。
この世界には人間たちがいるが、人間が生きるための様々な設備が整っている。建物などもちゃんとしている。城壁も、城も、かなり昔に建てられたものだが、まさか神が自分で城を建てたわけではないだろう。そういうことが得意な者たちも、一緒にこの世界にやってきていたに違いない。井戸もあれば川もある。人間たちが着ている衣服もある。家畜もいれば街の近くで管理されている農園もある。規模は大きくはないが、一通りのものはそろっているようだ。太陽の光があまり届かないので農作物の育ちは悪そうだが、農園には魔法か何かの光が灯っていて、農作物はそれなりに実っている。
(この何もない土地を住める土地にするのは結構大変だったのではないだろうか?)
闇の王が星の神を望んでアシュランが了承したことといい、二つの世界の神々は争っているというわけではないのかもしれない。
(一人で空を飛んでいるといろいろ妄想してしまうなあ。こんなこと、やっぱりゲイルにしか聞いちゃいけないんだろうな)
何かの音色を聞いて、ティカは地上に近づいた。笛の音である。その音をたどってみると、城壁の外で地面に座って笛を吹いている男がいる。男は一曲終わるとティカに顔を向けた。
「やあこんばんは」
「こんばんは。どうしてこんなところで笛を吹いているんですか?」
「誰かが起きてしまうと悪いと思ってね」
「素敵な笛の音ですよ」
「ありがとう」
肩までのストレートの黒髪、穏やかそうな顔つきの中年の男である。その身には黒い気をまとっている。どうやらこの男は神のようだ。この世界でも音楽があることに、ティカはほっとした。
「初めまして僕、ティカです」
「知っているよ。最近やってきた星の神だろう。私はソニード。違う世界へようこそ」
男が手を出したので、ティカはその手を握って握手をした。
「私も一応神だ」
「ソニードさんは何の神様なんですか?」
「音楽の神だよ。あちらではラメーンは元気でやっているのかい? 相変わらず、厳しいやつなんじゃないのか?」
「お元気ですよ。最近では、かわいい妖精の恋人ができたりして」
ティカはついそのことまでしゃべっていた。
「恋人? それはそれは……」
ソニードは笑っていた。ラメーンのことを知っているということは、ソニードは最初のころ生まれた神に違いない。
「あの、どうしてこの世界へ? と聞いてもいいですか?」
ソニードはけんかっ早そうでも荒っぽくもないようだ。ティカは不思議に思った。
「どんな世界でも、音楽は必要なんだよ。この世界では私は必要だ。必要とされたから来たのさ。君もそうだろう? 必要とされたからここに来た」
「はい。そばで少し聞いていてもいいですか?」
「いいとも」
獣の遠吠えが聞こえてきたが、笛の音が始まると遠吠えもやんでいた。
穏やかで美しい音色は夜空に溶けていく。獣でさえ、この音色には癒されそうだ。
そうか、この方の音色は……鎮魂。確かにこの世界では必要な方だ
僕も、必要とされたからここに来た
星よ、夜空を照らしておくれ。この世界の人々が闇に染まりきらないように──
夜空に星が一つ輝いた。
(あれからずいぶん経ってしまった気がするけど、まだそんなには経ってないんだよね。ティカ、元気にしてる? お父さんは僕の前では元気にしてるけど、きっとティカを恋しく思ってる。僕も、一人だと寂しいよ。もう、行先を相談する相手がいないんだもの)
ティラは、一人で夜空を漂う寂しさに、まだ慣れないようである。
闇の世界では、ティカは同じように夜空をみあげていた。こちらはあちらのように満点の星空ではない。一体何が星空を邪魔しているのかはわからないが、ちらほらと星が見えるだけである。ティカはあちこち飛び回り、この世界の地形は大体把握していた。この世界には、行ってはならない場所がある。街からあまり離れてしまうと、危険な生き物たちがいるらしい。ティカはここにきて数日後、その危険な生き物を見た。翼がある黒い生き物、鳥よりも大きなものが、遠くを飛んでいくのが見えた。ティカはその生き物のことを翌日ゲイルに聞いてみた。
「ああ、あれは危険だから、近づかないようにね」
ゲイルは驚いている様子はなく、よくあることだとでもいわんばかりだった。
「危険なの?」
「たいしたことはないやつらだけどね。追って行ったりしないようにね」
「わかったよ」
この世界には危険な生き物が多く生息しているらしい。
(神の国には危険な生き物なんていなかったなあ……)
と思ったが、行ってはいけない場所があったのを思い出した。
「神の国の外れは飛ぶな」
オルガはそうティカとティラに言い聞かせていたのだ。神の国の外れにも、危険な生き物がいるということなのだ。
(ハロルド様達も時々戦っていたようだし、僕は見たことがないけれど、やっぱり危険な生き物がいたんだ)
「その危険な生き物は、神もやられてしまうのかな?」
ティカはゲイルに聞いた。
「あまりやつらに接触しない方がいいんだよ。一人の時は気を付けて」
「うん。わかったよ。ところで、ゲイルは顔を変えることができるの?」
今会っているゲイルの顔は、最初に会った時とは違っていた。今は、ぞっとする美貌の顔ではなく、普通の美青年という顔立ちである。
「本当の姿だと周りが騒ぐから、普段はこうなんだ」
「そうなんだ」
「僕らは親戚だから、君は僕に遠慮しなくていいんだよ」
「ありがとう」
ティカはファリーヌにも挨拶をしたが、ガーベラと違って、ファリーヌは明るい女神という印象ではなかった。ゲイルによれば、ファリーヌはガーベラを憎んでいるらしい。だからファリーヌの前ではガーベラの話はしないようにと言われた。
(二人はあったこともないのに、どうしてファリーヌ様はガーベラお母さんを憎んでいるんだろう?)
ティカには不思議な話だが、ファリーヌにとっては、いろいろ複雑な感情があるらしい。
「僕の母はガーベラほど、人の心を惹きつける力がないからね。オルガおじさんは長い間ガーベラ一筋なんだろう? 他の恋人たちも。それってすごいことだよ。嫉妬したくなるのも当然だ」
「よくわからないけど」
「これは内緒の話だけど、僕の母は大昔、オルガおじさんに振られたことがあるらしい」
「え?」
「僕の母にもかわいいところがあるんだけどねえ」
(だからガーベラ母さんを憎んでるかな? 少し納得できた)
「じゃあファリーヌ様は、僕のことも嫌いなのかな?」
「君のことは嫌ってはいないよ」
「そう。ところで、ゲイルと話していると安心するな。クーリーフンといるような気がする。君たちは姿だけじゃなく、似てるところがあるね」
「そうかい? 彼と会って話してみたいけど、一生無理だろうねえ」
ゲイルの存在はティカにはありがたかった。ゲイルとクーリーフンの性質は違うが、どこか似ているおかげで、ティカはこの世界で孤独を感じることはなかった。
(こっちの神様たちは不思議だなあ。昔、お父さんは闇の王から生まれた。アシュラン様と闇の王は戦って、闇の王は敗れてこの世界にやってきた。いろんな神様や妖精を引き連れて──)
ティカがオルガにざっと聞いた話はこうだったが、この話にはいろいろ不思議なことがある。
この世界には人間たちがいるが、人間が生きるための様々な設備が整っている。建物などもちゃんとしている。城壁も、城も、かなり昔に建てられたものだが、まさか神が自分で城を建てたわけではないだろう。そういうことが得意な者たちも、一緒にこの世界にやってきていたに違いない。井戸もあれば川もある。人間たちが着ている衣服もある。家畜もいれば街の近くで管理されている農園もある。規模は大きくはないが、一通りのものはそろっているようだ。太陽の光があまり届かないので農作物の育ちは悪そうだが、農園には魔法か何かの光が灯っていて、農作物はそれなりに実っている。
(この何もない土地を住める土地にするのは結構大変だったのではないだろうか?)
闇の王が星の神を望んでアシュランが了承したことといい、二つの世界の神々は争っているというわけではないのかもしれない。
(一人で空を飛んでいるといろいろ妄想してしまうなあ。こんなこと、やっぱりゲイルにしか聞いちゃいけないんだろうな)
何かの音色を聞いて、ティカは地上に近づいた。笛の音である。その音をたどってみると、城壁の外で地面に座って笛を吹いている男がいる。男は一曲終わるとティカに顔を向けた。
「やあこんばんは」
「こんばんは。どうしてこんなところで笛を吹いているんですか?」
「誰かが起きてしまうと悪いと思ってね」
「素敵な笛の音ですよ」
「ありがとう」
肩までのストレートの黒髪、穏やかそうな顔つきの中年の男である。その身には黒い気をまとっている。どうやらこの男は神のようだ。この世界でも音楽があることに、ティカはほっとした。
「初めまして僕、ティカです」
「知っているよ。最近やってきた星の神だろう。私はソニード。違う世界へようこそ」
男が手を出したので、ティカはその手を握って握手をした。
「私も一応神だ」
「ソニードさんは何の神様なんですか?」
「音楽の神だよ。あちらではラメーンは元気でやっているのかい? 相変わらず、厳しいやつなんじゃないのか?」
「お元気ですよ。最近では、かわいい妖精の恋人ができたりして」
ティカはついそのことまでしゃべっていた。
「恋人? それはそれは……」
ソニードは笑っていた。ラメーンのことを知っているということは、ソニードは最初のころ生まれた神に違いない。
「あの、どうしてこの世界へ? と聞いてもいいですか?」
ソニードはけんかっ早そうでも荒っぽくもないようだ。ティカは不思議に思った。
「どんな世界でも、音楽は必要なんだよ。この世界では私は必要だ。必要とされたから来たのさ。君もそうだろう? 必要とされたからここに来た」
「はい。そばで少し聞いていてもいいですか?」
「いいとも」
獣の遠吠えが聞こえてきたが、笛の音が始まると遠吠えもやんでいた。
穏やかで美しい音色は夜空に溶けていく。獣でさえ、この音色には癒されそうだ。
そうか、この方の音色は……鎮魂。確かにこの世界では必要な方だ
僕も、必要とされたからここに来た
星よ、夜空を照らしておくれ。この世界の人々が闇に染まりきらないように──
夜空に星が一つ輝いた。
15
お気に入りに追加
331
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(8件)
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
[完結]いらない子と思われていた令嬢は・・・・・・
青空一夏
恋愛
私は両親の目には映らない。それは妹が生まれてから、ずっとだ。弟が生まれてからは、もう私は存在しない。
婚約者は妹を選び、両親は当然のようにそれを喜ぶ。
「取られる方が悪いんじゃないの? 魅力がないほうが負け」
妹の言葉を肯定する家族達。
そうですか・・・・・・私は邪魔者ですよね、だから私はいなくなります。
※以前投稿していたものを引き下げ、大幅に改稿したものになります。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
★恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
連載希望のコメントをいただきましたので、
連載に向け準備中です。
*他サイトでも公開中
日間総合ランキング2位に入りました!
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
婚約者の側室に嫌がらせされたので逃げてみました。
アトラス
恋愛
公爵令嬢のリリア・カーテノイドは婚約者である王太子殿下が側室を持ったことを知らされる。側室となったガーネット子爵令嬢は殿下の寵愛を盾にリリアに度重なる嫌がらせをしていた。
いやになったリリアは王城からの逃亡を決意する。
だがその途端に、王太子殿下の態度が豹変して・・・
「いつわたしが婚約破棄すると言った?」
私に飽きたんじゃなかったんですか!?
……………………………
たくさんの方々に読んで頂き、大変嬉しく思っています。お気に入り、しおりありがとうございます。とても励みになっています。今後ともどうぞよろしくお願いします!
皆で異世界転移したら、私だけがハブかれてイケメンに囲まれた
愛丸 リナ
恋愛
少女は綺麗過ぎた。
整った顔、透き通るような金髪ロングと薄茶と灰色のオッドアイ……彼女はハーフだった。
最初は「可愛い」「綺麗」って言われてたよ?
でも、それは大きくなるにつれ、言われなくなってきて……いじめの対象になっちゃった。
クラス一斉に異世界へ転移した時、彼女だけは「醜女(しこめ)だから」と国外追放を言い渡されて……
たった一人で途方に暮れていた時、“彼ら”は現れた
それが後々あんな事になるなんて、その時の彼女は何も知らない
______________________________
ATTENTION
自己満小説満載
一話ずつ、出来上がり次第投稿
急亀更新急チーター更新だったり、不定期更新だったりする
文章が変な時があります
恋愛に発展するのはいつになるのかは、まだ未定
以上の事が大丈夫な方のみ、ゆっくりしていってください
旦那様、愛人を作ってもいいですか?
ひろか
恋愛
私には前世の記憶があります。ニホンでの四六年という。
「君の役目は魔力を多く持つ子供を産むこと。その後で君も自由にすればいい」
これ、旦那様から、初夜での言葉です。
んん?美筋肉イケオジな愛人を持っても良いと?
’18/10/21…おまけ小話追加
3歳児にも劣る淑女(笑)
章槻雅希
恋愛
公爵令嬢は、第一王子から理不尽な言いがかりをつけられていた。
男爵家の庶子と懇ろになった王子はその醜態を学園内に晒し続けている。
その状況を打破したのは、僅か3歳の王女殿下だった。
カテゴリーは悩みましたが、一応5歳児と3歳児のほのぼのカップルがいるので恋愛ということで(;^ω^)
ほんの思い付きの1場面的な小噺。
王女以外の固有名詞を無くしました。
元ネタをご存じの方にはご不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。
創作SNSでの、ジャンル外での配慮に欠けておりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
シャリィ・ラメーンカップルが可愛くて、トキメキました~
子供できないかな〜!ノクターンさんの話しを読み始めたのが30代ですが、とうとう50代に!いつ読んでも変わらず面白い!
グレン可愛い!好きっっっ!今の速くなったグレンをゆりちゃんに見せたい。ピュアピュアな感じがたまらない。
ゆりちゃんガーベラに癒やされてるグレン…読んでいていじらしくて切なくなっちゃいました!
ダークファンタジアは、もう10年以上前から読んでるんですがお話の展開が面白くて本当に飽きません!
ずっと更新し続けて下さってる事に感謝します。。