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召喚されました。
1 思ってたのと違った
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「この世界では男同士でも子供は出来ますよ。」
メイドのニャウムさんは、こてりと頭を傾げた。
可愛いな。と思ったのと、一拍遅れてその言葉の内容が脳内で爆発した。
はあぁぁぁぁっ⁉︎
レンの息が止まりそうなくらいの驚愕をちらりとも顧みずに、ニャウムさんはハナときゃっきゃ♡と話している。
「あ~ら、まぁ♡ うふふっ♡」
ハナの♡の多い驚きは、腐ってるからじゃ無い。
ただレンを揶揄っているのだ。
そりゃ「おれの結婚相手はボンキュッボンのお姉様が良いな」と本音を漏らしたら。
いつもの"レンちゃん"呼びじゃなく、『お兄ちゃん』と溜めてから『さっいてぇ~』と眉を顰めて言ったから。
他の(それも自分に無いボンのある)女にジェラったのは見え見えだった。
いや、大事なのはそこじゃ無い。
今の今まで男の俺が結婚相手として召喚されたから、相手は女性だと100%信じていたのだ。いや、200%だ!
今だってそうだと信じている。
ハナが番だという結婚相手の手をとった。
それを見て、ああこれで幸せになるね。
もう俺の役目は終えたんだな。
って安堵とちょっとの寂しさで感動の感涙だった。
ふと気がつくと、残されたのはレンだけだった。
他の召喚者は既にうっふん♡あはは♡とバカップルで去って行き、ハナも明日旅立つ。本当にレンだけが残っていた。
いつまで待ってもレンを望む可愛い姫も、かっこいいお姉様も現れなかったから
「あれぇ、俺ってなんか間違いだった?」
って心底思っていたのだ。
男と男。
女だけじゃ無く、男も結婚相手になるとしたら…
レンは訓練所の兵達を思い浮かべた。
平和な日本で剣なんか持った事は無かったから、
もう二度と殴り飛ばされない様にと、心機一転レンはマッチョを目指そうと決意した。
兵の訓練所でストレッチとランニングを始めると、みんな優しく応援してくれる。
剣を持つと『大丈夫か?』だの『無理するな』だの『ここをこうした方が体重が乗るぞ』とやたらボディタッチしてくる。
はては『独りは寂しく無いか』とか『番が見つからないなら、俺が貰ってやるよ』なんて言うから、こっちの世界の兵隊ジョークってなんか微妙だと思ってたのにマジもんだったということだ。
いやぁ、俺。男は守備範囲にはいってないし。
「レンちゃん。私と一緒に行く?」
俺の動揺を感じとって、ハナが不安そうに聞いたから全力笑顔で答える。
だめだよハナ。
この世界で幸せの為に頑張るって決めたんだから。
こっちを気にせず、あいつだけを見てろよ。
「いやぁ、も少し待つよ。きっと美人なお姉様が俺を探してると思うから」
ボンキュッボンを手でなぞってみせると、「んもぉっ‼︎」と頬を膨らませた。
ハナの目はもう恋を知った女の目だ。
こいつはもう、俺が護らなきゃいけない妹じゃない。
「身体に気をつけてね。無理しないでね。」
別れをつげるハナの目が、慈愛に満ちた母というモノに変わろうとしていた。
メイドのニャウムさんは、こてりと頭を傾げた。
可愛いな。と思ったのと、一拍遅れてその言葉の内容が脳内で爆発した。
はあぁぁぁぁっ⁉︎
レンの息が止まりそうなくらいの驚愕をちらりとも顧みずに、ニャウムさんはハナときゃっきゃ♡と話している。
「あ~ら、まぁ♡ うふふっ♡」
ハナの♡の多い驚きは、腐ってるからじゃ無い。
ただレンを揶揄っているのだ。
そりゃ「おれの結婚相手はボンキュッボンのお姉様が良いな」と本音を漏らしたら。
いつもの"レンちゃん"呼びじゃなく、『お兄ちゃん』と溜めてから『さっいてぇ~』と眉を顰めて言ったから。
他の(それも自分に無いボンのある)女にジェラったのは見え見えだった。
いや、大事なのはそこじゃ無い。
今の今まで男の俺が結婚相手として召喚されたから、相手は女性だと100%信じていたのだ。いや、200%だ!
今だってそうだと信じている。
ハナが番だという結婚相手の手をとった。
それを見て、ああこれで幸せになるね。
もう俺の役目は終えたんだな。
って安堵とちょっとの寂しさで感動の感涙だった。
ふと気がつくと、残されたのはレンだけだった。
他の召喚者は既にうっふん♡あはは♡とバカップルで去って行き、ハナも明日旅立つ。本当にレンだけが残っていた。
いつまで待ってもレンを望む可愛い姫も、かっこいいお姉様も現れなかったから
「あれぇ、俺ってなんか間違いだった?」
って心底思っていたのだ。
男と男。
女だけじゃ無く、男も結婚相手になるとしたら…
レンは訓練所の兵達を思い浮かべた。
平和な日本で剣なんか持った事は無かったから、
もう二度と殴り飛ばされない様にと、心機一転レンはマッチョを目指そうと決意した。
兵の訓練所でストレッチとランニングを始めると、みんな優しく応援してくれる。
剣を持つと『大丈夫か?』だの『無理するな』だの『ここをこうした方が体重が乗るぞ』とやたらボディタッチしてくる。
はては『独りは寂しく無いか』とか『番が見つからないなら、俺が貰ってやるよ』なんて言うから、こっちの世界の兵隊ジョークってなんか微妙だと思ってたのにマジもんだったということだ。
いやぁ、俺。男は守備範囲にはいってないし。
「レンちゃん。私と一緒に行く?」
俺の動揺を感じとって、ハナが不安そうに聞いたから全力笑顔で答える。
だめだよハナ。
この世界で幸せの為に頑張るって決めたんだから。
こっちを気にせず、あいつだけを見てろよ。
「いやぁ、も少し待つよ。きっと美人なお姉様が俺を探してると思うから」
ボンキュッボンを手でなぞってみせると、「んもぉっ‼︎」と頬を膨らませた。
ハナの目はもう恋を知った女の目だ。
こいつはもう、俺が護らなきゃいけない妹じゃない。
「身体に気をつけてね。無理しないでね。」
別れをつげるハナの目が、慈愛に満ちた母というモノに変わろうとしていた。
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