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ルツ、頑張る
13 教室で
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薬学は面白い。
ルツは田舎でじいサマと薬草を育てていた。
簡単な熱冷ましとかは調合できる。
それが学ぶことによって、きっちりとした効能やら割合やらで効果が変わってくる。
ルフッタンに毒液(毒液だぞ!)をミリ単位で入れてくと紫粘膜の解呪になっていく。
そこにハーンの葉を練っていれたら、なんと腸炎の熱に効く。
もう、びっくりだわ‼︎
だからより薬が効く為に人体の構造やら、天候を操ることを学んでいく。
「お世話係の生活はどうだい?」
アクィラ教授はお爺ちゃん先生だけど、いつも生き生きしている。
新しい薬草にすぐ飛びつくし、人の噂話も大好物だ。
「まだ1日目だからわかんないです。」
教室には先輩達もいて、興味津々の目をしている。
「とりあえず。とっととフォークとスプーンの種類を覚えようと思います。」
周りの先輩が爆笑した。
ルツは口を尖らせて、
「平民はフォーク一本でなんだって食べれるんですよっ‼︎」
と、叫んだ。
うんうんと頷くのは平民だけで、貴族のぼくちゃん達は
「それは効率的だっ!」
と驚いている。
ちょっと気取った奴は
「そんな野蛮な…」
と言いやがるが。そんな奴は無視だ!
ルツは元気で、頼んだ薬草を摂って来てくれる。
わからないことは目をキラキラさせて質問してくるから、教室では弟ポジに収まっている。
それがいきなり第二王子の"世話係"だ!
周りはハラハラと気を揉んでいる。
第二王子のラッシュ様は授業を抜け出して森に討伐に行ったり。
気に食わない奴をボコ殴りにしたことで有名な暴れん坊だ。
しかも、なんか森人を形相を変えても探していたと思ったら。
ルツに向かって
「コレじゃない‼︎」
とか叫んだそうで。
そりゃ、ルツは森人なのに綺麗じゃない。でもなかなか可愛い顔してるし、性格も可愛い奴だ。
そんなルツにコレなんて言いやがった事に、皆んなは結構怒っていた。
ラッシュ様といえば、特定の相手は決まっていない。
今までも狙う子息がわいたわいたで騒いでいた。
自選他薦で世話係になって、泣き喚いてクビになる。という騒ぎが何度もあった。
きっと今頃そいつらは、ルツの情報を目の色変えて集めているだろう。
教室の先輩達は、ラッシュ様の伴侶狙いの奴に虐められないように見守るぞっ!
と、心に決めた。
ルツは田舎でじいサマと薬草を育てていた。
簡単な熱冷ましとかは調合できる。
それが学ぶことによって、きっちりとした効能やら割合やらで効果が変わってくる。
ルフッタンに毒液(毒液だぞ!)をミリ単位で入れてくと紫粘膜の解呪になっていく。
そこにハーンの葉を練っていれたら、なんと腸炎の熱に効く。
もう、びっくりだわ‼︎
だからより薬が効く為に人体の構造やら、天候を操ることを学んでいく。
「お世話係の生活はどうだい?」
アクィラ教授はお爺ちゃん先生だけど、いつも生き生きしている。
新しい薬草にすぐ飛びつくし、人の噂話も大好物だ。
「まだ1日目だからわかんないです。」
教室には先輩達もいて、興味津々の目をしている。
「とりあえず。とっととフォークとスプーンの種類を覚えようと思います。」
周りの先輩が爆笑した。
ルツは口を尖らせて、
「平民はフォーク一本でなんだって食べれるんですよっ‼︎」
と、叫んだ。
うんうんと頷くのは平民だけで、貴族のぼくちゃん達は
「それは効率的だっ!」
と驚いている。
ちょっと気取った奴は
「そんな野蛮な…」
と言いやがるが。そんな奴は無視だ!
ルツは元気で、頼んだ薬草を摂って来てくれる。
わからないことは目をキラキラさせて質問してくるから、教室では弟ポジに収まっている。
それがいきなり第二王子の"世話係"だ!
周りはハラハラと気を揉んでいる。
第二王子のラッシュ様は授業を抜け出して森に討伐に行ったり。
気に食わない奴をボコ殴りにしたことで有名な暴れん坊だ。
しかも、なんか森人を形相を変えても探していたと思ったら。
ルツに向かって
「コレじゃない‼︎」
とか叫んだそうで。
そりゃ、ルツは森人なのに綺麗じゃない。でもなかなか可愛い顔してるし、性格も可愛い奴だ。
そんなルツにコレなんて言いやがった事に、皆んなは結構怒っていた。
ラッシュ様といえば、特定の相手は決まっていない。
今までも狙う子息がわいたわいたで騒いでいた。
自選他薦で世話係になって、泣き喚いてクビになる。という騒ぎが何度もあった。
きっと今頃そいつらは、ルツの情報を目の色変えて集めているだろう。
教室の先輩達は、ラッシュ様の伴侶狙いの奴に虐められないように見守るぞっ!
と、心に決めた。
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