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2 初恋が降りて来ました。
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ジュノは男爵家の三男だ。
はっきり言って貧乏だ。
三男だから、家を継ぐ事もない。
幼い頃から長男の肉と、そのスペアになるかもしれない次男の肉と、出来ちまったね。の三男の肉の大きさは違っていた。
服だってお下がりのお下がりだ。
そうそうに自分の身は自分で守らないと。
と思ったジュノは、勉強した。
習い事には金が無い。
なら、出来る事は兄達の勉強をじっと息をころして覚える事だけだった。
そんな訳でジュノは秀才と言われて、三男特有の立ち回りと愛想というスキルで世を渡ってきた。
たとえ貧乏で三番目の子供でも、学園に行くなと言えない親達に
『生活費はバイトで賄いますから!』
と約束して学費を出して貰った。
ほら、"空気を読む"という貧乏人必須のスキルで、割といいバイトを頑張って来たわけなんだけど。
学園祭の時、招待席に宰相閣下がいらっしゃった。
ドガガガガガ……ン‼︎
効果音だとこうかな。
それとも、
ズギュュュュ……ン♡♡ かな。
とにかくジュノは棒立ちになって、雷に撃たれたようになった。
遥かな壇上でお話しされる宰相閣下は低いイケボで。
脳を甘く浸していく。
まだ30前というその御姿は、アッシュグレーの髪が後光をさしているようで。
視力2.0の目にはくっきりとその瞳が紺色だとか、ちょっとえくぼがあってイケ可愛いだとかを舐めるように堪能した。
~~ああ、もろタイプ♡
ジュノは硬く決意した。
王宮で働く‼︎
宰相閣下の補佐になる!
もう、脇目も振らなかった。
内申書の点数を上げる為にボランティアをする。
溢れんばかりのお愛想で購買のおばちゃんも、掃除のおじちゃんもたらしこみ。
必死でバイトで生活費を稼ぐ。
もちろん勉強は詰め込めるだけ詰め込んだ。
"凄くいい奴。""頑張ってる奴。"
そんな称号を手に、ジュノは学園生活を送っていた。
もちろん初恋の宰相閣下がいるから、告られたってごめんなさいだ。
頑張っちゃうよー‼︎
俺の前に道はある!
目指せ王宮。
待ってて宰相閣下!
はっきり言って貧乏だ。
三男だから、家を継ぐ事もない。
幼い頃から長男の肉と、そのスペアになるかもしれない次男の肉と、出来ちまったね。の三男の肉の大きさは違っていた。
服だってお下がりのお下がりだ。
そうそうに自分の身は自分で守らないと。
と思ったジュノは、勉強した。
習い事には金が無い。
なら、出来る事は兄達の勉強をじっと息をころして覚える事だけだった。
そんな訳でジュノは秀才と言われて、三男特有の立ち回りと愛想というスキルで世を渡ってきた。
たとえ貧乏で三番目の子供でも、学園に行くなと言えない親達に
『生活費はバイトで賄いますから!』
と約束して学費を出して貰った。
ほら、"空気を読む"という貧乏人必須のスキルで、割といいバイトを頑張って来たわけなんだけど。
学園祭の時、招待席に宰相閣下がいらっしゃった。
ドガガガガガ……ン‼︎
効果音だとこうかな。
それとも、
ズギュュュュ……ン♡♡ かな。
とにかくジュノは棒立ちになって、雷に撃たれたようになった。
遥かな壇上でお話しされる宰相閣下は低いイケボで。
脳を甘く浸していく。
まだ30前というその御姿は、アッシュグレーの髪が後光をさしているようで。
視力2.0の目にはくっきりとその瞳が紺色だとか、ちょっとえくぼがあってイケ可愛いだとかを舐めるように堪能した。
~~ああ、もろタイプ♡
ジュノは硬く決意した。
王宮で働く‼︎
宰相閣下の補佐になる!
もう、脇目も振らなかった。
内申書の点数を上げる為にボランティアをする。
溢れんばかりのお愛想で購買のおばちゃんも、掃除のおじちゃんもたらしこみ。
必死でバイトで生活費を稼ぐ。
もちろん勉強は詰め込めるだけ詰め込んだ。
"凄くいい奴。""頑張ってる奴。"
そんな称号を手に、ジュノは学園生活を送っていた。
もちろん初恋の宰相閣下がいるから、告られたってごめんなさいだ。
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