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舞踏会の怪人 黒狐(こくこ)
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それぞれが家に戻り、舞踏会の準備をしていた。
「そう言えば、舞踏会とかで着るやつ何も持ってない。」
衣装ダンスの前で項垂れているとアイリスが箱を持ってきて
「この日の為に用意してました。」
ニコニコしながら箱を持ってきて、受け取って中を見ると、桜ノ国の陸軍元帥服が入っていて帯刀ベルトやガンドフォルダーや勲章などが入っていたが一番気になったのが、部隊章に書いてある(魔導剣客隊桜章)マークは桜に桜の花に刀がクロスしていて八咫烏が刀の真ん中を持ってるような奴だった。
「これって、あれだよな…」
俺は黒歴史(トラウマ)を思い出して、俺は高一の時に厨二病を患っていた。その時に来ていた物とそっくりと言うか同じ物がある事に物凄く、恐怖を覚えた。着ないのもあれなので着替えて見ることにした。
「サイズは少し大きいが問題ないだろう。」
中に入っていた説明書通りにメイクや帯刀ベルトなどを装着し他辺りで仕切りの奥にいるアイリスが
「裕也ーおわった?」
言ってきたので
「終わっぞ、鍵空いてるから入って」
扉が空いて、アイリスを見た瞬間に俺は
余りの美しさに泣いてしまった。
「ど、どうかなこの衣装?少し恥ずかしい…」
純白の騎士ドレスを来ていて帯剣ベルが白皮でバックルにアイシクルドラゴンの模様が彫っていて新しく渡した、聖剣ブリュンヒルデとても似合っていた。
「き…れ…」
「もっとはっきり喋って」
俺はその瞬間変なスイッチが入ってしまった。
「綺麗だ。俺と結婚してくれ!」
そして俺は悟った。あ、終わった…
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙なんてことをしたんだ!あながあったら入りたい!(脳内で乱心中)
すると横を向いてモジモジしながら
「裕也がそう思ってくれてるなら私わ構わないわ。」
「あ、ダメだもう無理 …」
鼻血を滝のように流し、貧血になって倒れてしまった。そして、こんなスキルいらねぇだろって思ってた増血スキルに助けられた。
「はぁ、落ち着いた。」
よし、王子様風な感じで行こう。
「恥かしがる事は無いよ。本当に美しいのだからね。こんな僕で宜しければ一緒にいきませんか?」
何でだよ!やばい!吐き気が抑えろ
と脳内で葛藤しているとアイリスは手をそっと取り
「で、ではご一緒させていただきます。」
今夜だけは馬車を用意されていたので乗って行った。しばらく馬車に揺られて城門に到着して、警備兵が招待状のチェックをしていた。
「こんばんは、招待状を見せて頂いてもよろしいですか?」
胸ポケットから招待状を出して見せた。
「夜月 雄也様ですね。今、お付きの者が来ますので少々お待ち下さい」
と丁寧な言葉遣いでそういった。数秒待つと執事長が現れて
「大変遅くなりました。本日のお付きを任されました。王宮執事長ヴェルハウデン・シュテンバルトと申します。以後お見知り置きをお願いします。」
深々とお辞儀をしたので俺も
「初めまして、大賢者夜月 雄也と申します。隣に居るのは」
「初めましてヴェルハウデン殿、妻の竜騎士のアイリス・ヴィルヘルムです。」
「ご紹介ありがとうございます。本日はよろしくお願い致します。」
俺は奴らが来てないか尋ねた。
「少しお尋ねしても宜しいですか?念写。こんな人達が着ませんでしたか?」
「既に中の方でお待ちになっております」
「そうですか。ありがとうございます」
案内してもらってサタン達と合流できた。そして会場に行くと国王陛下が手招きして呼んでいたので行くと玉座の所に行くと
「これはこれは裕也殿しばらくですな。」
「お久しぶりです。」
そして俺の格好とアイリスの格好を見て
「その服はまるでおとぎ話に出てくる桜ノ国元帥の服ではないか!隣にいるアイリス殿は竜騎士バラライカでは無いか!」
「そのおとぎ話って憂国の乙女でしたっけ?」
「知っておったか!」
「勿論です。先代の賢者から話を聞きました。」
「はは!実は、その話は桜ノ国の実話をおとぎ話にしたそうだぞ。」
おとぎ話って一国の軍人が他国の女騎士との恋物語だったよな?と思いながら隣を見ると王妃様もいらっしゃっていたのでその後の調子を聞いてみた
「お体の方は大丈夫ですか?」
「えぇ、それはもう全盛期のように動けますよ。ありがとうございます。」
そして全盛期と言うワードが引っかかったのでエレンさんに小声で聞いた。
「エレンさん、全盛期ってどういう意味ですか?」
すると大声で笑い
「実は私の妻は元聖騎士長なのだよ。確か通り名は蒼き薔薇姫だったかな。」
近くに置いてあった剣を鑑定眼出みてみると精霊剣 セイレーンと表示されたので
「水属性の使い手何ですか?」
「流石ですな、精霊剣舞と言う固有スキルがありましてそれを使いこなしているんだ。」
「今の聖騎士長は何故聖騎士長に?」
「彼は我妻の弟子だ。彼の通り名は鮮血ノ騎士リデル・ブラットそして王宮に即位する時に聖騎士長となったのだよ。」
なるほど、詳しく聞いて見ると深いんだな。
「それで黒騎士ヴィルヘルムの通り名は分かりますか?」
「知っております。漆黒の英雄と当時は呼ばれておっな。何でも単騎で国を滅ぼしたとかなとか」
ここである事に気づいた。暗黒竜ヴィルヘルムが二つ名でアイリスはドラゴン化して国滅ぼして人の姿で帰ったと言う事になった。
「長々とすいませんね。あぁ、それとこれを指に付けていてください。一度だけ外部からのダメージをうけませんから」
「これはマジックアイテムだな、有難く使わして貰うよ。」
「いえいえ」
そして、奥から
「裕也ー。こっちだ。」
「知人に呼ばれておりますので、失礼致します」
かしづいて頭を下げて
「うむ!楽しみたまえ」
そして王様と王妃様の所を後にしてサタンのところに行くと
「すまん、遅れた。」
「裕也、殿下と何を話していた?」
「軽い話だよ」
そしてリデル、サタンはアイリスを見るなり
「「美人を連れていらっしゃいると思いましたら、アイリス様ではありませんか!」」
何でみんな尊敬語なんだ?と思いながらウロボロスの姿が見えないので二人に聞いてみると
「ウロボロスは?」
するとサタンが
「ウロボロスはあそこですぞ」
指を指す方向見ると女性の方々に囲まれていた。そしてアイリスに
「アイリス、すまないがウロボロスを呼んで来ていいか?」
すると頷いて
「行っておいで雄也」
「後で一緒に踊ろうね」
「うん!」
ニコニコして手を振るて見送ってくれた。人混みを通ろうとすると皆避けて道ができてしまうそしてウロボロスのところについくと丁度貴族のご令嬢とお話していた。
「どちらから起こしになったんですか?」
食い気味で聞かれても冷静に
「グリーンペレス帝国からです。」
亡国から来たと答えたの傑作だった
「まぁ!あの亡国から」
驚いた様子だった。
「えぇ。」
どうしよう…非常に行きたくない。
心をよんだかのように
「同感ですぞ、裕也殿。心配なって見に来ました」
「腹くくって行ってくるよ…」
「ご武運を」
サタンの後押しで堂々と歩いていき、声をかけた。
「ウロボロス殿少し宜しいかな?」
どうやら、察してくれたようで。
「これはこれは裕也殿!お久しぶりですな」
すると一人の貴族らしき女性が
「あのー、どちら様でしょうか?」
「これは失礼しました。桜ノ国 陸軍元帥魔道剣客隊 桜章所属の夜月 裕也と申します。以後お見知りおきを。ミス・レディ」
膝まづいて手にキスをした瞬間めちゃくちゃ顔を赤くしていた。
「あ、あの一緒に踊って頂けませんか?」
アイリスを待たせて居るので断った
「お気持ちだけ貰って起きます。」
「それは残念だわ、待ち人でもいるのかしら?」
そして俺は
「はい、妻を待たせておりますので」
「それは仕方ないですね」
と引いてくれた。その後身分証と階級を聞いて見たところ、公爵家のお嬢様でグリフォン商会と言うのを経営していた。
そして目的の奪還に取り掛かった。
「ウロボロス殿そろそろお時間です」
ウロボロスは察しがよく乗ってくれた
「もうそんな時間か!分かったありがとう」
そして俺の方を向いてウィンクをしたので
「はい、ありがたきお言葉」
そして貴族令嬢達を退けた
「それではお嬢様方、失礼致します」
そしてお嬢様方は
「ご機嫌よう」
と言ってウロボロスと共にその場を後にした。
ウロボロス奪還を終え、戻るとアイリスがめちゃくちゃ拗ねてた。そしてリデルが
「た、助けてくれ!裕也、お前の嫁をどうにかしてくれ!」
なんか慌ただしそうだった
「一体、どうした?そんなに慌てて」
「あれを見てくれ」
指さす方向を見るとワインをボトルで飲んでた。
「あらら、酔っていらっしゃるな…」
「何とかしてくれ!サタンがとめたのだが心が折られてしまった!」
近くのテーブルを見ると椅子に座って項垂れているサタンが見えた。この訳の分からない状況に雄也は思わず
「カオスだ…」
と、呟いていると一人の神々しいオーラを放った人が近ずいて
「アイリスちゃん、飲みすぎよ」
と低い声でそう言ってボトルを取ってテーブルの上に置くとアイリスが我に帰ったかのように
「フランさん…」
すると隣にフランさんが座って
「何かあったの?」
と聞くと涙を流して
「私…初めて自分の無力さに気づいたんです…それでどうすれば良いのかわかんなくなって…」
そしてフランさんはアイリスに優しく答えた
「今強くなる必要なんてないわ。雄也だってアイリスのこと弱いなんて思っていないわよ。アイリスがどう強くなって行くのか楽しみにしていたわよ。」
その様子を遠目から見聞きしていた雄也は
「うぁ…あの女神余計な事をー!」
それを聞いて雄也はすぐさまアイリスの方にいき
「アイリス戻ったよ。」
何気なく声をかけると案の定、ハグしてきて
「雄也はほんとに優しい人なんだから!」
「もしかして、今朝のことかい?」
「うん。あの時ね、初めて自分の無力さに気づいて考えれば考えるほどわからなくなっちゃってね…」
と悲しげに言っていたので俺はアイリスにこう言った
「俺はアイリスと共に強くなりたいんだよ。だからね、今は強くなく立って良いんだよ」
と言うとアイリスはスッキリした様子で
「悩む必要なんて無かったわね」
嬉しそうに言ってきた
「良かった、でもね、何か困ったら相談するようにしてね。今みたいにヤケ酒はダメだからね!」
するとふふっと笑って
「うん!気おつけるね」
そして俺はアイリスに
「舞踏会はまだ始まったばかりだ。今夜は踊るぞ!では、お手をどうぞお姫様」
手を差し出すと柔らかい手でそっと握って
「私を楽しませてね」
「勿論だ」
小一時間ほど踊った後にアイリスにアルコールが回って、酔い覚ましに王宮庭園に行ったそしてアイリスは池のところで
「ぎもちわるい…」
と言いながら吐こうとしていたのですかさず
「飲み過ぎだよ。はい、これ酔い覚め薬」
アルコール即分解薬を飲ませた
「ありがとう」
渡した後にすぐ飲んで顔の赤みがだんだん取れて行った。
「もう、大丈夫見たい」
アイリスが落ち着き、ふと空を見ると綺麗な満月が浮かんでおり池に映る月も幻想的だった。景色に押されたのかアイリスが昔話をし始めた
「私ね、家族がいたんだ。それでね、兄弟もいたんだ。妹と兄が二人共、人族に殺されちゃてね…お母さんもお父さんもだから人に化けてお父さんとお母さん兄妹を殺した奴らを突き止めて国ごと滅ぼしたの。それから私はずっと一人だった。帰る場所も無くなっちゃってそして目の前に召喚陣が現れてそしたら裕也と会って私はやっと帰る場所ができたって嬉しかった。だから…だからね!これからもよろしくね!」
何故か体が動いてしまった。きづいたときにはアイリスを抱き締めていた。
「辛かったな、親や兄弟分まで生き抜くんだ。そして困った時は俺を頼れ。助けて欲しい時は何がなんでも助けに行く。それぐらい君はアイリスは大切だから。」
すると腰の刀がカタカタ揺れ始めた。そして鞘から抜けて上空に飛んで行って
強い光を帯びて地面に刺さった。よく見てみると刀の名前が刻印されていた。神器 紅兎。すると脳に変な声が流れた。
「武器レベルがMAXになりました。」
俺は何も言わずに引き抜いて鞘に納めて二人で会場へと戻ろうとした時に数キロ離れた時計塔から視線を感じた。
「まさか!」
何かに驚いた俺を見たアイリスが
「雄也、どうして驚いているの?」
「ここでは話せない…」
するとアイリスも何かを感じたらしく
「もしかして時計塔の小物?の事かしら?」
すごいなと思いながら首を縦に降った
「サタン達と国王陛下に伝えないと」
すぐさま今回の主計画を中止した。
「リデル、サタン計画は中止だ。」
「「何故だ?」」
「例のが来るぞ。警戒に当たれ。」
そしてホールでアイリスと別れて俺は会場に行くと国王陛下の服に変な印が着いていた。それを見つけて気づかれないように
「国王陛下」
「どうした?テレパシーなぞ使って」
例のことを伝えた
「ガンドで、脳天狙われてますよ。」
すると国王陛下が
「やはりきおったか…暗殺教団 黒翼ノ刃が…」
黒翼ノ刃とは暗黒都市の領主 バアル直属の部隊で暗殺任務で失敗と言う文字は無いほど凄腕だが今回の人数は一人だった。それを踏まえた上で国王陛下に
「気づかないフリしてください。」
「無詠唱魔法使います。ミラーシャドウ(幻影)」
幻影を展開して時計塔の様子を千里眼で見ていると
「ふふ、覚悟です。さようなら国王さんなのです。貫け!ライトニングバレット」
引き金が引かれて物凄い速さで弾が飛翔し、硝子が割れず溶けて穴が開き幻影に見事に命中した。その一連の流れを千里眼で見ていた。
「腕はいいな。セレクター!スナイパーガンド」
なんだこの武器?と思いながら構えて狙っていると
「それは神話級のガンド *白瑛の弾丸
*!!」
これはスロットにセットされてたやつなんだけどなと思いながら
「ここから狙えるな、バレットリンク!」
:(リンク中・・・・・完了。登録完了。使用者夜月 裕也、システムオールグリーン♪一部アップロード・・・・・完了。魔力回路と同調しましたー♪何時でもこいや~)
「何か感情豊かだな…システムコールリロード。」
:(弾を選択してください♪)
「(テンション高い!)麻痺の弾ある?」
:(エレキバレットを選択しました。リロード中☆完了)
「システムコールスコープ展開」
:(展開します^[]^♪)
「(顔文字やめろ!)標的ロック」
:(常時補正!何時でも撃てるよん♪)
「(こいつ…)行け!エレキバレット!!」
弾丸は窓ガラスをすり抜け遥遠くの例の奴に見事命中した。
「ふあぁーーー!!体が痺れるのですぅ!はうっ…パタン」
威力が少し強くて気絶して倒れた先が点検窓の外だったのでまずいと思って
「まず!スキルブースト間に合うか?あ、いい事思いついた。まずは、あの狐の前にゲート!そして転移先をここに設定して。お、成功した。そして簀巻きにして…よし、完了。」
見た所子供のようだが、でも魔力量が凄いな。まぁ、いいやエレンさんに連絡を
「エレンさん」
「間に合ったか?」
「何とか。部屋とベットを貸してください。それと飲み物と食べ物をお願いします。」
「承知した。では待っているぞ。」
「はい」
謎の黒狐仮面の正体は…
次回 おいなりさーん!
「そう言えば、舞踏会とかで着るやつ何も持ってない。」
衣装ダンスの前で項垂れているとアイリスが箱を持ってきて
「この日の為に用意してました。」
ニコニコしながら箱を持ってきて、受け取って中を見ると、桜ノ国の陸軍元帥服が入っていて帯刀ベルトやガンドフォルダーや勲章などが入っていたが一番気になったのが、部隊章に書いてある(魔導剣客隊桜章)マークは桜に桜の花に刀がクロスしていて八咫烏が刀の真ん中を持ってるような奴だった。
「これって、あれだよな…」
俺は黒歴史(トラウマ)を思い出して、俺は高一の時に厨二病を患っていた。その時に来ていた物とそっくりと言うか同じ物がある事に物凄く、恐怖を覚えた。着ないのもあれなので着替えて見ることにした。
「サイズは少し大きいが問題ないだろう。」
中に入っていた説明書通りにメイクや帯刀ベルトなどを装着し他辺りで仕切りの奥にいるアイリスが
「裕也ーおわった?」
言ってきたので
「終わっぞ、鍵空いてるから入って」
扉が空いて、アイリスを見た瞬間に俺は
余りの美しさに泣いてしまった。
「ど、どうかなこの衣装?少し恥ずかしい…」
純白の騎士ドレスを来ていて帯剣ベルが白皮でバックルにアイシクルドラゴンの模様が彫っていて新しく渡した、聖剣ブリュンヒルデとても似合っていた。
「き…れ…」
「もっとはっきり喋って」
俺はその瞬間変なスイッチが入ってしまった。
「綺麗だ。俺と結婚してくれ!」
そして俺は悟った。あ、終わった…
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙なんてことをしたんだ!あながあったら入りたい!(脳内で乱心中)
すると横を向いてモジモジしながら
「裕也がそう思ってくれてるなら私わ構わないわ。」
「あ、ダメだもう無理 …」
鼻血を滝のように流し、貧血になって倒れてしまった。そして、こんなスキルいらねぇだろって思ってた増血スキルに助けられた。
「はぁ、落ち着いた。」
よし、王子様風な感じで行こう。
「恥かしがる事は無いよ。本当に美しいのだからね。こんな僕で宜しければ一緒にいきませんか?」
何でだよ!やばい!吐き気が抑えろ
と脳内で葛藤しているとアイリスは手をそっと取り
「で、ではご一緒させていただきます。」
今夜だけは馬車を用意されていたので乗って行った。しばらく馬車に揺られて城門に到着して、警備兵が招待状のチェックをしていた。
「こんばんは、招待状を見せて頂いてもよろしいですか?」
胸ポケットから招待状を出して見せた。
「夜月 雄也様ですね。今、お付きの者が来ますので少々お待ち下さい」
と丁寧な言葉遣いでそういった。数秒待つと執事長が現れて
「大変遅くなりました。本日のお付きを任されました。王宮執事長ヴェルハウデン・シュテンバルトと申します。以後お見知り置きをお願いします。」
深々とお辞儀をしたので俺も
「初めまして、大賢者夜月 雄也と申します。隣に居るのは」
「初めましてヴェルハウデン殿、妻の竜騎士のアイリス・ヴィルヘルムです。」
「ご紹介ありがとうございます。本日はよろしくお願い致します。」
俺は奴らが来てないか尋ねた。
「少しお尋ねしても宜しいですか?念写。こんな人達が着ませんでしたか?」
「既に中の方でお待ちになっております」
「そうですか。ありがとうございます」
案内してもらってサタン達と合流できた。そして会場に行くと国王陛下が手招きして呼んでいたので行くと玉座の所に行くと
「これはこれは裕也殿しばらくですな。」
「お久しぶりです。」
そして俺の格好とアイリスの格好を見て
「その服はまるでおとぎ話に出てくる桜ノ国元帥の服ではないか!隣にいるアイリス殿は竜騎士バラライカでは無いか!」
「そのおとぎ話って憂国の乙女でしたっけ?」
「知っておったか!」
「勿論です。先代の賢者から話を聞きました。」
「はは!実は、その話は桜ノ国の実話をおとぎ話にしたそうだぞ。」
おとぎ話って一国の軍人が他国の女騎士との恋物語だったよな?と思いながら隣を見ると王妃様もいらっしゃっていたのでその後の調子を聞いてみた
「お体の方は大丈夫ですか?」
「えぇ、それはもう全盛期のように動けますよ。ありがとうございます。」
そして全盛期と言うワードが引っかかったのでエレンさんに小声で聞いた。
「エレンさん、全盛期ってどういう意味ですか?」
すると大声で笑い
「実は私の妻は元聖騎士長なのだよ。確か通り名は蒼き薔薇姫だったかな。」
近くに置いてあった剣を鑑定眼出みてみると精霊剣 セイレーンと表示されたので
「水属性の使い手何ですか?」
「流石ですな、精霊剣舞と言う固有スキルがありましてそれを使いこなしているんだ。」
「今の聖騎士長は何故聖騎士長に?」
「彼は我妻の弟子だ。彼の通り名は鮮血ノ騎士リデル・ブラットそして王宮に即位する時に聖騎士長となったのだよ。」
なるほど、詳しく聞いて見ると深いんだな。
「それで黒騎士ヴィルヘルムの通り名は分かりますか?」
「知っております。漆黒の英雄と当時は呼ばれておっな。何でも単騎で国を滅ぼしたとかなとか」
ここである事に気づいた。暗黒竜ヴィルヘルムが二つ名でアイリスはドラゴン化して国滅ぼして人の姿で帰ったと言う事になった。
「長々とすいませんね。あぁ、それとこれを指に付けていてください。一度だけ外部からのダメージをうけませんから」
「これはマジックアイテムだな、有難く使わして貰うよ。」
「いえいえ」
そして、奥から
「裕也ー。こっちだ。」
「知人に呼ばれておりますので、失礼致します」
かしづいて頭を下げて
「うむ!楽しみたまえ」
そして王様と王妃様の所を後にしてサタンのところに行くと
「すまん、遅れた。」
「裕也、殿下と何を話していた?」
「軽い話だよ」
そしてリデル、サタンはアイリスを見るなり
「「美人を連れていらっしゃいると思いましたら、アイリス様ではありませんか!」」
何でみんな尊敬語なんだ?と思いながらウロボロスの姿が見えないので二人に聞いてみると
「ウロボロスは?」
するとサタンが
「ウロボロスはあそこですぞ」
指を指す方向見ると女性の方々に囲まれていた。そしてアイリスに
「アイリス、すまないがウロボロスを呼んで来ていいか?」
すると頷いて
「行っておいで雄也」
「後で一緒に踊ろうね」
「うん!」
ニコニコして手を振るて見送ってくれた。人混みを通ろうとすると皆避けて道ができてしまうそしてウロボロスのところについくと丁度貴族のご令嬢とお話していた。
「どちらから起こしになったんですか?」
食い気味で聞かれても冷静に
「グリーンペレス帝国からです。」
亡国から来たと答えたの傑作だった
「まぁ!あの亡国から」
驚いた様子だった。
「えぇ。」
どうしよう…非常に行きたくない。
心をよんだかのように
「同感ですぞ、裕也殿。心配なって見に来ました」
「腹くくって行ってくるよ…」
「ご武運を」
サタンの後押しで堂々と歩いていき、声をかけた。
「ウロボロス殿少し宜しいかな?」
どうやら、察してくれたようで。
「これはこれは裕也殿!お久しぶりですな」
すると一人の貴族らしき女性が
「あのー、どちら様でしょうか?」
「これは失礼しました。桜ノ国 陸軍元帥魔道剣客隊 桜章所属の夜月 裕也と申します。以後お見知りおきを。ミス・レディ」
膝まづいて手にキスをした瞬間めちゃくちゃ顔を赤くしていた。
「あ、あの一緒に踊って頂けませんか?」
アイリスを待たせて居るので断った
「お気持ちだけ貰って起きます。」
「それは残念だわ、待ち人でもいるのかしら?」
そして俺は
「はい、妻を待たせておりますので」
「それは仕方ないですね」
と引いてくれた。その後身分証と階級を聞いて見たところ、公爵家のお嬢様でグリフォン商会と言うのを経営していた。
そして目的の奪還に取り掛かった。
「ウロボロス殿そろそろお時間です」
ウロボロスは察しがよく乗ってくれた
「もうそんな時間か!分かったありがとう」
そして俺の方を向いてウィンクをしたので
「はい、ありがたきお言葉」
そして貴族令嬢達を退けた
「それではお嬢様方、失礼致します」
そしてお嬢様方は
「ご機嫌よう」
と言ってウロボロスと共にその場を後にした。
ウロボロス奪還を終え、戻るとアイリスがめちゃくちゃ拗ねてた。そしてリデルが
「た、助けてくれ!裕也、お前の嫁をどうにかしてくれ!」
なんか慌ただしそうだった
「一体、どうした?そんなに慌てて」
「あれを見てくれ」
指さす方向を見るとワインをボトルで飲んでた。
「あらら、酔っていらっしゃるな…」
「何とかしてくれ!サタンがとめたのだが心が折られてしまった!」
近くのテーブルを見ると椅子に座って項垂れているサタンが見えた。この訳の分からない状況に雄也は思わず
「カオスだ…」
と、呟いていると一人の神々しいオーラを放った人が近ずいて
「アイリスちゃん、飲みすぎよ」
と低い声でそう言ってボトルを取ってテーブルの上に置くとアイリスが我に帰ったかのように
「フランさん…」
すると隣にフランさんが座って
「何かあったの?」
と聞くと涙を流して
「私…初めて自分の無力さに気づいたんです…それでどうすれば良いのかわかんなくなって…」
そしてフランさんはアイリスに優しく答えた
「今強くなる必要なんてないわ。雄也だってアイリスのこと弱いなんて思っていないわよ。アイリスがどう強くなって行くのか楽しみにしていたわよ。」
その様子を遠目から見聞きしていた雄也は
「うぁ…あの女神余計な事をー!」
それを聞いて雄也はすぐさまアイリスの方にいき
「アイリス戻ったよ。」
何気なく声をかけると案の定、ハグしてきて
「雄也はほんとに優しい人なんだから!」
「もしかして、今朝のことかい?」
「うん。あの時ね、初めて自分の無力さに気づいて考えれば考えるほどわからなくなっちゃってね…」
と悲しげに言っていたので俺はアイリスにこう言った
「俺はアイリスと共に強くなりたいんだよ。だからね、今は強くなく立って良いんだよ」
と言うとアイリスはスッキリした様子で
「悩む必要なんて無かったわね」
嬉しそうに言ってきた
「良かった、でもね、何か困ったら相談するようにしてね。今みたいにヤケ酒はダメだからね!」
するとふふっと笑って
「うん!気おつけるね」
そして俺はアイリスに
「舞踏会はまだ始まったばかりだ。今夜は踊るぞ!では、お手をどうぞお姫様」
手を差し出すと柔らかい手でそっと握って
「私を楽しませてね」
「勿論だ」
小一時間ほど踊った後にアイリスにアルコールが回って、酔い覚ましに王宮庭園に行ったそしてアイリスは池のところで
「ぎもちわるい…」
と言いながら吐こうとしていたのですかさず
「飲み過ぎだよ。はい、これ酔い覚め薬」
アルコール即分解薬を飲ませた
「ありがとう」
渡した後にすぐ飲んで顔の赤みがだんだん取れて行った。
「もう、大丈夫見たい」
アイリスが落ち着き、ふと空を見ると綺麗な満月が浮かんでおり池に映る月も幻想的だった。景色に押されたのかアイリスが昔話をし始めた
「私ね、家族がいたんだ。それでね、兄弟もいたんだ。妹と兄が二人共、人族に殺されちゃてね…お母さんもお父さんもだから人に化けてお父さんとお母さん兄妹を殺した奴らを突き止めて国ごと滅ぼしたの。それから私はずっと一人だった。帰る場所も無くなっちゃってそして目の前に召喚陣が現れてそしたら裕也と会って私はやっと帰る場所ができたって嬉しかった。だから…だからね!これからもよろしくね!」
何故か体が動いてしまった。きづいたときにはアイリスを抱き締めていた。
「辛かったな、親や兄弟分まで生き抜くんだ。そして困った時は俺を頼れ。助けて欲しい時は何がなんでも助けに行く。それぐらい君はアイリスは大切だから。」
すると腰の刀がカタカタ揺れ始めた。そして鞘から抜けて上空に飛んで行って
強い光を帯びて地面に刺さった。よく見てみると刀の名前が刻印されていた。神器 紅兎。すると脳に変な声が流れた。
「武器レベルがMAXになりました。」
俺は何も言わずに引き抜いて鞘に納めて二人で会場へと戻ろうとした時に数キロ離れた時計塔から視線を感じた。
「まさか!」
何かに驚いた俺を見たアイリスが
「雄也、どうして驚いているの?」
「ここでは話せない…」
するとアイリスも何かを感じたらしく
「もしかして時計塔の小物?の事かしら?」
すごいなと思いながら首を縦に降った
「サタン達と国王陛下に伝えないと」
すぐさま今回の主計画を中止した。
「リデル、サタン計画は中止だ。」
「「何故だ?」」
「例のが来るぞ。警戒に当たれ。」
そしてホールでアイリスと別れて俺は会場に行くと国王陛下の服に変な印が着いていた。それを見つけて気づかれないように
「国王陛下」
「どうした?テレパシーなぞ使って」
例のことを伝えた
「ガンドで、脳天狙われてますよ。」
すると国王陛下が
「やはりきおったか…暗殺教団 黒翼ノ刃が…」
黒翼ノ刃とは暗黒都市の領主 バアル直属の部隊で暗殺任務で失敗と言う文字は無いほど凄腕だが今回の人数は一人だった。それを踏まえた上で国王陛下に
「気づかないフリしてください。」
「無詠唱魔法使います。ミラーシャドウ(幻影)」
幻影を展開して時計塔の様子を千里眼で見ていると
「ふふ、覚悟です。さようなら国王さんなのです。貫け!ライトニングバレット」
引き金が引かれて物凄い速さで弾が飛翔し、硝子が割れず溶けて穴が開き幻影に見事に命中した。その一連の流れを千里眼で見ていた。
「腕はいいな。セレクター!スナイパーガンド」
なんだこの武器?と思いながら構えて狙っていると
「それは神話級のガンド *白瑛の弾丸
*!!」
これはスロットにセットされてたやつなんだけどなと思いながら
「ここから狙えるな、バレットリンク!」
:(リンク中・・・・・完了。登録完了。使用者夜月 裕也、システムオールグリーン♪一部アップロード・・・・・完了。魔力回路と同調しましたー♪何時でもこいや~)
「何か感情豊かだな…システムコールリロード。」
:(弾を選択してください♪)
「(テンション高い!)麻痺の弾ある?」
:(エレキバレットを選択しました。リロード中☆完了)
「システムコールスコープ展開」
:(展開します^[]^♪)
「(顔文字やめろ!)標的ロック」
:(常時補正!何時でも撃てるよん♪)
「(こいつ…)行け!エレキバレット!!」
弾丸は窓ガラスをすり抜け遥遠くの例の奴に見事命中した。
「ふあぁーーー!!体が痺れるのですぅ!はうっ…パタン」
威力が少し強くて気絶して倒れた先が点検窓の外だったのでまずいと思って
「まず!スキルブースト間に合うか?あ、いい事思いついた。まずは、あの狐の前にゲート!そして転移先をここに設定して。お、成功した。そして簀巻きにして…よし、完了。」
見た所子供のようだが、でも魔力量が凄いな。まぁ、いいやエレンさんに連絡を
「エレンさん」
「間に合ったか?」
「何とか。部屋とベットを貸してください。それと飲み物と食べ物をお願いします。」
「承知した。では待っているぞ。」
「はい」
謎の黒狐仮面の正体は…
次回 おいなりさーん!
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獣人ばかりの世界の主人公は、炎を使う人間の姿をした少年だった。
鳥人族の国、スカイルの孤児の施設で育てられた主人公、サン。彼は陽天流という剣術の師範であるハヤブサの獣人ファルに預けられ、剣術の修行に明け暮れていた。しかしある日、ライバルであるツバメの獣人スアロと手合わせをした際、獣の力を持たないサンは、敗北してしまう。
自信の才能のなさに落ち込みながらも、様々な人の励ましを経て、立ち直るサン。しかしそんなサンが施設に戻ったとき、獣人の獣の部位を売買するパーツ商人に、サンは施設の仲間を奪われてしまう。さらに、サンの事を待ち構えていたパーツ商人の一人、ハイエナのイエナに死にかけの重傷を負わされる。
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炎の力で獣人だらけの世界を切り開く、痛快大長編異世界ファンタジーが、今ここに開幕する!!!
魔力無し転生者の最強異世界物語 ~なぜ、こうなる!!~
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俺の名前は鬼瓦仁(おにがわらじん)。どこにでもある普通の家庭で育ち、漫画、アニメ、ゲームが大好きな会社員。今年で32歳の俺は交通事故で死んだ。
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仕方なくアイテムボックスを探ると入っていたのは何故か石ころだけ。
「え、なに、俺の所持品石ころだけなの? てか、なんで石ころ?」
それどころか、創造の女神ののせいで武器すら持てない始末。もうこれ詰んでね?最初からゲームオーバーじゃね?
それから五年後。
どうにか化物たちが群雄割拠する無人島から脱出することに成功した俺だったが、空腹で倒れてしまったところを一人の少女に助けてもらう。
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見た目は青年、中身はおっさんの自由気ままな物語が今、始まる!
「いや、俺はあの最低女神に直で文句を言いたいだけなんだが……」
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月見酒です。
正直、タイトルがこれだ!ってのが思い付きません。なにか良いのがあれば感想に下さい。
新日本書紀《異世界転移後の日本と、通訳担当自衛官が往く》
橘末
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20XX年、日本は唐突に異世界転移してしまった。
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そして、演習中の硫黄島沖で、アメリカ艦隊と武力衝突してしまった異世界の人間を、海から救助している作業の最中、自らの持つ翻訳能力に気付く。
その後、特例で通訳担当自衛官という特殊な立場を与えられた万屋は、言語学者が辞書を完成させるまで、各地を転戦する事になるのだった。
この作品はフィクションです。(以下略)
文章を読み易く修正中です。
改稿中に時系列の問題に気付きました為、その辺りも修正中です。
現在、徐々に修正しています。
本当に申し訳ありません。
不定期更新中ですが、エタる事だけは絶対にありませんので、ご安心下さい。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
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旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
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