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魔物の森最深部
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持たされたデバイスを開いて自分の位置を確認すると
「魔の森最深部、高ランクの魔物が住んでいるか…勝てるかな?まぁ取り敢えずさっきから騒がしくてたまらない犬コロ共を吹き飛ばすか…」
そう言うと最上はショートバレルショットガンにショットシェルを込めて、撃ち始めた。
「何コレ!めっちゃ楽しい!」
最上は次々と犬コロを確実に仕留めて行った
「何だ?この犬コロ弱いな…」
しばらく楽しんでから魔物をその場で解体し始めた。
「解体のスキルがあってよかった。オマケに鑑定眼まで助かる!早速鑑定してみるか。鑑定」
(ブラッドウルフ 推定ランクSS
この魔物は希少価値が高く、魔石や肉、毛皮、骨まで高く売れる。)
説明着いてるのは有難い
しばらく解体してブラッドウルフの肉を食べて見ることにした。
「これ一応食用だし大丈夫かな?」
火を起こしてこんがり焼いて食べてみたら
「う、うめぇぇぇぇ!!しっかりした肉の繊維!噛めば噛むほど旨みが口に広がる~」
異世界に来て初めての食事を感応しながら野営をする事にした。
「ここは無難に木の上がいいな~よし!作ろう!」
最上は中が空洞の木を見つけて、そこに拠点を構えることにした。
「何か不気味だな…ここはショットガンで行くか」
中に行くと人が居た形跡があった
「炭がまだ新しい…男女二人ずつの足跡だな。一人は甲冑に身を包んでいるが負傷しているのか片脚の踏み込みが浅いな…今朝までいたな」
デバイスを見て時間が午後4時になっていたので急いで野営の準備をした。
「こんだけ偽装すればわからないよな…」
眠りに着くとパトリオットと会った。
「はぁ…俺、また死んだのか…」
するとパトリオットが
「違います!貴方は現実では眠りに着いています。言わばここは精神世界です!」
何となく納得したが
「何の用だ?」
するとパトリオットが
「新しい武器を追加しときました。項目は起きてから確認してください!」
そこで夢は途切れてしまった、目が覚めると青空が見えた。
「ん…ふあ~、腹減ったな…飯でも食うか」
最上は朝ごはんを作り始めた
「今日はコカトリスの卵と
黄金小麦パンとシャングリラピッグを使ったホットサンドと極上コーヒーだな」
ホットサンドを慣れた手つきで作り、コーヒーは時間をかけた。
「美味いなー、あれを確認してみるか…ステータス」
と言うとデバイスが反応して画面にステータスが映し出された。
【最上 武尊 (20) 種族??? 職業???
体力12000/12000
筋力20000/20000
魔力200000/200000
称号 狼狩り、探検家、コレクター】
「あの狼そんな強いのか?経験値が高いな…」
最初に目に付いたコレクターを押すと図鑑が出てきた
「コレクター魔物図鑑
ブラッディウルフ 種族血狼
体力5000/5000
筋力200/200
魔力50/50
称号 血を操りし者
取れる素材
魔力を帯びた血液
紅血石
極上の毛皮
血狼の牙」
コレクターを押したら、昨日黙らせた狼の情報が載っていた。それに驚いた最上は
「便利だ…素材まで書いてやがる…」
身震いをするとメールの欄に気づきメールを確認すると
【武器熟練度が一定になりました。ギフトを取得しました。
・オートマチックショットガン
・対戦車ライフル
・30mmバルカン砲
・アンチマテリアライフル
・バリスティックナイフ
・神器 天羽々斬
・水陸両用軽装甲機動車(完全武装済み)
・無反動砲
・クレイモア
・徹甲榴弾
・徹甲弾
・炸裂弾
・魔弾(刻印無し)
・魔法書
・魔術書
・魔導書
・双黒マチェーテ
・言語完全習得書
以上となります。】
「多いな…今日は本系の物を読覇するか」
お茶を飲みながら本をひたすら読み続け全部読み終わる頃には魔法、魔術、魔導を全ての術式を解析し終えた。ついでに言語も習得した。
「初歩的な物から行くとしよう」
(そして体内の魔力循環を認知し、操作したら指から魔力を放出できるようになった)
「これなら行ける!」
(魔力を術式へと変換していき魔法陣が完成する。全ての属性の素となるルーン文字と魔法言語を発見しこれに属性魔法言語と属性ルーン文字を合体させたのが古代魔法言語と言うらしい。)
「初級魔法ファイヤー」
指の先に火が灯った、そこに詠唱を追加すると派生する。
「その道を照らす道標となれ、ランタン」
周りが明るくなったが魔力効率が悪くこれではガス欠になってしまうと考えた最上は
「魔力操作でどうとでもなるか」
元いた世界の武器はほぼ効かないのでこちらの世界仕様の武器が必要になると思いこれを気に魔法銃を作ることにした。
「まずベースとなる銃だがマガジンリロードはこの世界じゃ効率が悪いから回転弾倉のマグナム系統の武器を作ろう」
回転弾倉の武器を作って試作品を作り試したが弾が思いのほか散る為真っ直ぐ飛ぶようにライフリングを掘ってそこに物体加速のエンチャントをしてアタッチメントなどを充実させた。ダブルバレルの50口径マグナムを作った。そんな事をしていると大きな龍が空をホバリングしてこちらに何かを打とうとして溜めていたが
「は?!邪龍!?」
邪龍がゆっくりと降りてくるそして着地し
「我が名は龍帝バルバトス…」
身体から瘴気が漂っているがまだ魔物化していないようだ。
「お前…その体…」
するとバルバトスは苦しそうに
「女神の使徒よ…私を殺して来れ…魔物化は止められない…早くヤレ!!」
魔力が瘴気を放ち始めたのを魔力視で確認した。
「わかった…来い!天羽々斬」
最上は持てる全ての魔力を刀身に込めて
苦痛なく殺すため居合の構えを取り、極限まで意識を集中させ、刀身に魔力と霊力を注ぎ込むと発動出来る殺人術それが
「すまないバルバトス…」
瞬きをする暇も無いぐらい早い速度で首を落とした。
「旧式近接斬撃術秘剣瞬光」
龍帝は力無く崩れ落ち、瘴気が散っていった
「すまない!龍帝…もっと力があれば…」
しばらく悲しみに打ちひしがれた。そして龍帝バルバトスの魂が王冠とティアラそして指輪に姿が変わった
「これは…龍帝その願い任された」
(龍帝の願いを了承しました。スキルを増強します。後ほど確認してください。)
そして一日が終わった
「魔弾と呼ぼれる物も作ってみたがあらかじめ魔法を付与しないと行けないので属性ごとに全ての魔法をコンプリートした。魔法を付与した弾丸をクラス別で作ったそして多目的付与弾と言うものを作った。」
そしてブラッドウルフと龍帝の素材を使い服を作った。その服には魔法を付与しまくった結果…
「龍帝の願いレア度:UR
防御力:error
耐久性:error
カオスマスクもとい般若面
敵対の意思のある相手に威圧と恐怖を付与する。
獲得した全てのスキル
ノーマル・EXスキル
物理耐性、魔法耐性、爆破耐性、毒耐性、邪龍の意志、邪龍の加護、龍王覇気、龍帝覇気、龍を統べる者、紅月血族 、蒼月血族
、超感覚、身体能力強化、紅血ノ魔眼、蒼月ノ魔眼、龍王の紋章、龍帝の紋章、古の紋章、|
統合スキル
【聖人】
・最上位神官職であり、精神耐性がMAXであり闇属性、腐・負属性耐性、毒・瘴気耐性恐怖・威圧耐性への耐性が高く、聖属性魔法の威力が上がる。なおこの世界には3000年間存在していない。
【大賢者】
・全ての魔法や魔導に置ける熟練度がMAXになる。ほぼ魔力の上限が無くなる。
蒼紅龍神眼
・魔力の流れや質、密度、量が見る事が出来る魔眼、心・真・神眼、精霊眼、霊視眼の頂点にして原点である。すべの術を行使できる。
ULTスキル
〖世界の均衡〗
・人智を凌駕した存在であり、この世界の辿ってきた歴史、文明、魔法、原初を知識として保有している。全てにおいて上限が無くなる。」
「世界の調停者ね…あの頃とは想像もつかないな…」
クラフトで作った装備をレジェンド装備である転生特典の上から重ねてきた装備としては申し分無い性能であった。
そして腰のホルスターに銃を入れて近接格闘用の短刀と背中にパトリオットが持たせてくれた古びた刀を背中に背負い、
ポーチをつけて腰に予備の回転弾倉をつけて装備そして袖の中にバリスティックナイフを改造したナイフを装備して顔を般若面で隠して移動することにした。しばらく進んだら古木の下にできた洞窟に着いた。
「洞窟だな…」
中に行くとまた人が居た形跡があった
「ここにもか炭がまだ熱いから今さっきまでここにいたな…やはり男女二人ずつだな…」
するとMAPに生存者が表示された
「ビンゴだな!」
アサルトライフルに切り替えて走っていった。
「この辺のはずだが…居ないな」
すると悲鳴が聞こえた
「きゃあああ!!!」
悲鳴がする方向に走っていった。そこに着くと割と大変な状況だった。なんとレッドキャップとゴブリンジェネラルに囲まれていた。
「全員!目を塞げ!光魔法 フラッシュ!」
フラッシュを使うと凄まじい光を放ち目が潰れるレベルの明るさだが蒼月の魔眼が守ってくれた。そして3人の前に立って
「防御魔法 パーフェクトシールド」
そして急いでこの場を離れる為に
「軽装甲機動車モード無限軌道を召喚!!」
軽装甲機動車を召喚して4人を乗せて
別の場所に移動した。車を止めると
やはりあの痕跡の人達だった
「ここまで来れば安心です…」
そして中にベットや必要な品を揃えて一息着いた。
「改めて自己紹介を私は最上 武尊と申します。職業は銃魔師です」
(本当はワールドバランサーな事は黙っておこう)
すると少女が頭を下げて
「助けて頂きありがとうございます。ヘルエスタ王国第二王女ヘレナ・ヘルエスタです。以後お見知り置きを」
後ろの人達が
「私は 重装騎士 ヘラク・アザエルです」
「私はヘレナ様に使える戦闘メイドのクレア・ダグラスです」
「私はヘルエスタ王国ギルド長のベルフェルク・カザールだ。しかし、銃魔師ね…」
「ガンナーと魔術師の統合職らしいですよ」
すると王女が
「最上さん!貴方の腕を見込んで頼みがあります!ヘルエスタ王国に私達を連れて行ってください!お願いします」
これは良くある展開だなと思いながらも
「分かりました…と言いたい所ですが、一つ条件があります。私にギルドカードをください。それが条件です」
するとギルド長が
「分かった!帰ったら発行しよう。それとrankはSSSだ!何故かはこの森で生きているのがその証そしてその毛皮はブラッドウルフの物だ、それとその仮面はバルバトスの素材で出来ている。SSランクでは惜しい人材だ、なので特別ランクのレジェンドを約束しよう」
トリプルSは回避したくてレジェンドにしてもらったがこれは引退SSSランク冒険者の為にある名誉ランクであるがと思いながら最上はしばらくギルド長の話を聞いた後にヘラクさんに
「それとヘラクさん!怪我してますよね?」
「良く気づいたな、道中ニードルスコーピオンの棘を受けてしまってな…この有様だ」
そう言いながらヘラクは足の甲冑をとると傷口を見せてきた
「止血はしてあるみたいだな…外傷はここくらいか?」
メディカルバックに入っていたカルテで詳しく見ると骨にヒビが入っていてレイピアの刀身様なものが刺さっていた。カルテに修復手術のやり方が乗っていた。
「なるほどまずは麻酔をうって、骨に修復液をかけてと、くっ付いた!?あとは傷口に刺さっているニードルを抜いて付属の消毒液で洗い流すようにかけて縫合してガーゼで押えながら包帯を巻いて終わり?だな」
姫様達が眠りに着いたくらいに魔法を試す事にした。
「さてと、魔法の練習でもするか」
銃が無くても魔法が発動出来るように、まずは初級である魔力回路の確認すると血管と重なるように魔力が通っていた。
「まずは、あの魔法書にあった初級魔法からだな! ファイヤー」
発動はしたが浮いてるだけだった。
「これを飛ばすイメージで…ファイヤー」
的に当たるがやはり威力が弱かったので魔弾で威力の違いを見る事にした。
「なら、魔弾赤 ファイヤー装填」
銃に弾を込めて引き金を引くと
「なるほど、こう言う風に飛んでいくのね」
そして同じイメージで火属性魔法使用した。
「改めて、ファイヤー!」
火の玉が的に命中して石の的が溶けてしまった。するとステータスが表示されて
【ステータスが上昇しました。新たにスキルを取得しました。
・魔力コントロール
・反動軽減
・ブレ補正
・弱点一撃必中
・最上位魔法 (全属性)
・無詠唱
・錬金術
・デウスエクスマキナ
以上を完全習得しました。】
スキル一覧を見て
「魔弾緑 ウィンドカッター装填」
撃って見ると反動は無いにも等しく弾丸の弾道をコントロールできたので、禁忌魔法である核撃魔法も試して見た。
「エクス!プロージョン!」
目標地点上空に魔法陣が20段くらい出できて鑑定眼の応用でアナライズを使ってみると
「上の2段だけ火炎魔法陣で、中間の13段は威力増幅陣で最後の4段段は収束されるのか!一番最後のは射出なのか、なるほどね…派生を作れるな」
(何かの叫び声がしたけど気のせい…だよな…)
ほかの上位魔法を撃ちまくって魔力切れしたが即回復して撃ちまくった結果
「あー、うんやり過ぎた…」
地面に穴が空いてしまった。
穴の空いたところに降りて見るとミスリル、アダマンタイト、金、銀、神鉄があった。そこで元素の権能を使ってみることにした。
「なるほどねこの原石に含まれてるミスリルだけ抽質して塊にしてさらに要らないものを取り除けば純粋なミスリルになった」
一晩穴の中で鉱石を抽質しまくって錬金術師としての腕は一流になってしまった。
そして最上は空洞の木に帰って魔物を使い朝ごはんを作っていた
「食器も調理道具も中々いい出来だ」
そして最上が朝ごはんを作り終えたところでクレアさんが起きてきた
「おはようございます。最上様」
「おはようございますクレアさん、どうしたんですか?こんな朝早くに」
するとクレアさんが
「メイドですので、いつまでも最上様に任せる訳には行きません。」
最上はクレアさんに
「クレアさんにはお洗濯と掃除と食事の配膳をお任せ致します。生活魔法は苦手でして…」
するとクレアさんは何だか嬉しそうで少し頬んだその姿を見た俺は一瞬ドキッとしてしまった。
そしてクレアさんは鼻歌を歌いながら
お嬢様を起こしに行った。そして俺はギルド長とヘラクさんを起こしに行った。
「おはようございます。ヘラクさん、ギルド長!」
そして皆を食堂に案内した。
「こちらにおすわりください。
朝食は
コカトリスの卵とエンジェルビーツのサラダ
シャイニングオニオンスープ
黄金小麦パン
付け合せに
ダイヤモンドアップルのジャム
メインディッシュは
エレメントポークのベーコンです。
デザートは
クラウンピーチのムースにサンクチュアリブルノクリームを添え
ドリンク
ユグドラシルアップルミルクティー」
すると姫様達は唖然としていた。
「これは、高級な物ばかりではないか!」
「こ、これは夢にまで見た、ダイヤモンドアップルのジャム!」
と嬉しそうにしながらクレアが黄金小麦パンにジャムを塗ってほうばっていた。そしてヘラクさんはエレメントポークのベーコンを食べていた。
「美味い!エレメントポークの旨みが肉汁とともに口に広がるこれは幸せでありますな!」
姫様はサラダを食べていた。
「コカトリスの卵なんて兄様の結婚式以来だわ!とても美味しいです。」
久しぶりに食事が楽しかった、皆でたわいも無い話をしながら
「うん!シャイニングオニオンのスープも美味い!エレメントポークの骨で出汁をとって正解だった」
そして最後に
「お待たせしました、世界樹の葉とダイヤモンドアップルを使ったアップルティーでこざいます。」
ミスリル銀で作ったティーカップに注ぐと
ダイヤモンドアップルの甘い香りとユグドラシルの葉の香りとサンクチュアリブルのミルクのミルキーな香りがたまらなかった。最初に姫様がミルクティーを口にした。
「なんて美味しいのかしら、城でも出して欲しいですね。それとこのクラウンピーチのムースがたまらなく美味しわ~」
このお茶は疲労回復、安眠効果、ストレス解消、状態異常回復、治癒力上昇などの効能がある。そしてギルド長も飲み出した。
「ほお!是非商業ギルドで取引して貰えないか?」
そう言うギルド長に最上は
「お話は有難いですが、世界樹の葉をつんでいますので精霊に怒られちゃいます。セイレイオウ?って言う人には良いよって言われてるんですけどね」
するとギルド長が
「そ、その方は精霊を統べる者です」
最上はまだわからなかった
「誰?」
すると姫様が
「王様のことですよ」
やっと理解ができた
「精霊王ですね」
そんな話をしばらくして食器をクレアさんと洗って洗濯と掃除を済ませて、夕食を狩りに行くことにした。
「さてと、今日はやけに静かだな…ん?ベヒーモスが何かにおわれてる?」
近くで見てみるとデビルスネークの腹が膨れていたのが見えた。それとベヒーモスから変な魔力が出ているのを見逃さながった。
(あれは特殊個体なのでは?なら取られる訳には行かん!!)
ベヒーモスを取られたくなくて助けるもとい横取りをする事にした
「ベヒーモス!今、助けるぞ!」
デビルスネークの前に立って
「魔弾赤!ファイヤーバレット」
魔弾赤が弾かれてしまったので
「魔弾聖!ホリースマッシュ!」
神聖魔法が効いたので撃ちまくった。ようやくデビルスネークを倒して中のベヒーモスを助けようと腹を切り開いたが強酸で溶かされた後だった。しかた無いので強酸とベヒーモスの魔石とかろうじて残っていた角を採取してデビルスネークの毒牙、毒袋などを採取して全ての素材を採取し終えた後に足音がして振り向くとベヒーモスがいた
「お前…知性が高いな…俺の言葉分かるな」
するとベヒーモスが喋りだした
「人間に助けらる日が来るとはな…助けてくれた事には礼を言うが我の角の件とは話は別だ」
何の話だと思いながら
「何の話だ!身に覚えがないぞ!」
するとベヒーモスが
「昨日、魔法の練習をしていたろ…あれの爆発で角が吹っ飛んでしまった」
あ、あの咆哮そうだったのと思い
「すまん俺だ、角、元に戻すぞ。再構築」
角が折れた部分からはえてきた
「角が治った!お主一体何者だ?!」
「十の権能を持つ、ただの銃魔師さ」
そしてベヒーモスに
「ベヒーモス、名前とかないのか?」
するとベヒーモスが言葉を濁すように
「昔はあったが今はない」
「名前つけてやろうか?」
ベヒーモスは少し考えて
「良かろう!これも何かの縁だ!カッコイイ名頼むぞ!」
少し考えて
「お前の名前はベルだ」
安直だったかなと思いつつも最上はその名前にした。
「ベルか…悪くない、今後はベルと名乗らせてもらう。それとこの姿では驚かれてしまう」
そう言うとベルは指輪になった。見た目は禍々しいが案外かっこよかった。魔族が使う魔法を習得した。
【ステータスが上昇しました。新たなスキルを習得しました。
・特殊刻印
・特殊付与
・特殊エンチャント
・魔法合成
・弾丸作成
・従魔師
・武器商人
以上が新たなスキルです】
「これが魔族の魔法か…
弾丸作成
薬莢作成
素材ミスリル 、火薬 、魔石の粉
弾頭作成
アダマンタイト 形成ロケット型
魔法刻印
デモンズスピア
魔術刻印
アシッドポイズン
合成刻印
ダーティスピア
魔弾 特 ダーティスピア
弾丸効果
着弾すると撃たれた部分が腐食する。
なるほどね…」
特殊弾丸をいくつか作って複製して弾薬箱に詰めて、脱出ルートを探したがあまりいい道は無かったので
「ベル、今から核撃魔法を使う…詠唱破棄 エクスプロージョン 、神龍の咆哮を魔法合成!核撃魔法!エクスプロージョン・ノヴァ!」
前方に魔法陣がラッパ状に展開されて行き、凄まじい熱と凄まじい閃光で辺り一面が光輝いていた。
「ふぅー、なかなかいい威力だ!」
安全地帯まで貫通していた。
「最上よ…お前と敵として戦っていたらこうなっていたと思うと震えが止まらん…」
「悪かったよ、でも、放つ前に言っただろう?」
「そうだが…」
「それはそうと、脱出するぞ!」
そして一旦木の空洞に戻り、姫様達に知らせた。
「クレアさん!皆を集めてください!」
クレアは頷いて、いなくなってしまった。
しばらくして皆が集まってくれた。
「どうしたのかね?最上君」
そして最上は
「実は核撃魔法で安全地帯まで道を作り、脱出ルートの確保が出来ました」
するとギルド長が
「核撃魔法とは!炎系攻撃魔法では最強であるが魔法の中にも等級が存在する。例えば、エクスプロージョンは3等級だが、その上はエクスプロージョン・ノヴァその上はアトミック・ステラが最上位核撃魔法だ!」
ギルド長流石だ。でも、まだまだだな
「それで車庫に置いてある乗り物で脱出しようと思います。」
そして皆を車庫に案内して
「これに乗って逃げますよ。ヘレナ様はこちらにおすわりください。クレアさんはそのお隣にヘラクさんは上の銃座でお願いします。ギルド長はそこでヘラクさんの手伝いをしてあげてください。」
そして皆を車に載せた後にここに結界を張って転送ゲートを設置して後にした。
「待ってろよ、人が住む所!」
次回「ギルドの洗礼」
「魔の森最深部、高ランクの魔物が住んでいるか…勝てるかな?まぁ取り敢えずさっきから騒がしくてたまらない犬コロ共を吹き飛ばすか…」
そう言うと最上はショートバレルショットガンにショットシェルを込めて、撃ち始めた。
「何コレ!めっちゃ楽しい!」
最上は次々と犬コロを確実に仕留めて行った
「何だ?この犬コロ弱いな…」
しばらく楽しんでから魔物をその場で解体し始めた。
「解体のスキルがあってよかった。オマケに鑑定眼まで助かる!早速鑑定してみるか。鑑定」
(ブラッドウルフ 推定ランクSS
この魔物は希少価値が高く、魔石や肉、毛皮、骨まで高く売れる。)
説明着いてるのは有難い
しばらく解体してブラッドウルフの肉を食べて見ることにした。
「これ一応食用だし大丈夫かな?」
火を起こしてこんがり焼いて食べてみたら
「う、うめぇぇぇぇ!!しっかりした肉の繊維!噛めば噛むほど旨みが口に広がる~」
異世界に来て初めての食事を感応しながら野営をする事にした。
「ここは無難に木の上がいいな~よし!作ろう!」
最上は中が空洞の木を見つけて、そこに拠点を構えることにした。
「何か不気味だな…ここはショットガンで行くか」
中に行くと人が居た形跡があった
「炭がまだ新しい…男女二人ずつの足跡だな。一人は甲冑に身を包んでいるが負傷しているのか片脚の踏み込みが浅いな…今朝までいたな」
デバイスを見て時間が午後4時になっていたので急いで野営の準備をした。
「こんだけ偽装すればわからないよな…」
眠りに着くとパトリオットと会った。
「はぁ…俺、また死んだのか…」
するとパトリオットが
「違います!貴方は現実では眠りに着いています。言わばここは精神世界です!」
何となく納得したが
「何の用だ?」
するとパトリオットが
「新しい武器を追加しときました。項目は起きてから確認してください!」
そこで夢は途切れてしまった、目が覚めると青空が見えた。
「ん…ふあ~、腹減ったな…飯でも食うか」
最上は朝ごはんを作り始めた
「今日はコカトリスの卵と
黄金小麦パンとシャングリラピッグを使ったホットサンドと極上コーヒーだな」
ホットサンドを慣れた手つきで作り、コーヒーは時間をかけた。
「美味いなー、あれを確認してみるか…ステータス」
と言うとデバイスが反応して画面にステータスが映し出された。
【最上 武尊 (20) 種族??? 職業???
体力12000/12000
筋力20000/20000
魔力200000/200000
称号 狼狩り、探検家、コレクター】
「あの狼そんな強いのか?経験値が高いな…」
最初に目に付いたコレクターを押すと図鑑が出てきた
「コレクター魔物図鑑
ブラッディウルフ 種族血狼
体力5000/5000
筋力200/200
魔力50/50
称号 血を操りし者
取れる素材
魔力を帯びた血液
紅血石
極上の毛皮
血狼の牙」
コレクターを押したら、昨日黙らせた狼の情報が載っていた。それに驚いた最上は
「便利だ…素材まで書いてやがる…」
身震いをするとメールの欄に気づきメールを確認すると
【武器熟練度が一定になりました。ギフトを取得しました。
・オートマチックショットガン
・対戦車ライフル
・30mmバルカン砲
・アンチマテリアライフル
・バリスティックナイフ
・神器 天羽々斬
・水陸両用軽装甲機動車(完全武装済み)
・無反動砲
・クレイモア
・徹甲榴弾
・徹甲弾
・炸裂弾
・魔弾(刻印無し)
・魔法書
・魔術書
・魔導書
・双黒マチェーテ
・言語完全習得書
以上となります。】
「多いな…今日は本系の物を読覇するか」
お茶を飲みながら本をひたすら読み続け全部読み終わる頃には魔法、魔術、魔導を全ての術式を解析し終えた。ついでに言語も習得した。
「初歩的な物から行くとしよう」
(そして体内の魔力循環を認知し、操作したら指から魔力を放出できるようになった)
「これなら行ける!」
(魔力を術式へと変換していき魔法陣が完成する。全ての属性の素となるルーン文字と魔法言語を発見しこれに属性魔法言語と属性ルーン文字を合体させたのが古代魔法言語と言うらしい。)
「初級魔法ファイヤー」
指の先に火が灯った、そこに詠唱を追加すると派生する。
「その道を照らす道標となれ、ランタン」
周りが明るくなったが魔力効率が悪くこれではガス欠になってしまうと考えた最上は
「魔力操作でどうとでもなるか」
元いた世界の武器はほぼ効かないのでこちらの世界仕様の武器が必要になると思いこれを気に魔法銃を作ることにした。
「まずベースとなる銃だがマガジンリロードはこの世界じゃ効率が悪いから回転弾倉のマグナム系統の武器を作ろう」
回転弾倉の武器を作って試作品を作り試したが弾が思いのほか散る為真っ直ぐ飛ぶようにライフリングを掘ってそこに物体加速のエンチャントをしてアタッチメントなどを充実させた。ダブルバレルの50口径マグナムを作った。そんな事をしていると大きな龍が空をホバリングしてこちらに何かを打とうとして溜めていたが
「は?!邪龍!?」
邪龍がゆっくりと降りてくるそして着地し
「我が名は龍帝バルバトス…」
身体から瘴気が漂っているがまだ魔物化していないようだ。
「お前…その体…」
するとバルバトスは苦しそうに
「女神の使徒よ…私を殺して来れ…魔物化は止められない…早くヤレ!!」
魔力が瘴気を放ち始めたのを魔力視で確認した。
「わかった…来い!天羽々斬」
最上は持てる全ての魔力を刀身に込めて
苦痛なく殺すため居合の構えを取り、極限まで意識を集中させ、刀身に魔力と霊力を注ぎ込むと発動出来る殺人術それが
「すまないバルバトス…」
瞬きをする暇も無いぐらい早い速度で首を落とした。
「旧式近接斬撃術秘剣瞬光」
龍帝は力無く崩れ落ち、瘴気が散っていった
「すまない!龍帝…もっと力があれば…」
しばらく悲しみに打ちひしがれた。そして龍帝バルバトスの魂が王冠とティアラそして指輪に姿が変わった
「これは…龍帝その願い任された」
(龍帝の願いを了承しました。スキルを増強します。後ほど確認してください。)
そして一日が終わった
「魔弾と呼ぼれる物も作ってみたがあらかじめ魔法を付与しないと行けないので属性ごとに全ての魔法をコンプリートした。魔法を付与した弾丸をクラス別で作ったそして多目的付与弾と言うものを作った。」
そしてブラッドウルフと龍帝の素材を使い服を作った。その服には魔法を付与しまくった結果…
「龍帝の願いレア度:UR
防御力:error
耐久性:error
カオスマスクもとい般若面
敵対の意思のある相手に威圧と恐怖を付与する。
獲得した全てのスキル
ノーマル・EXスキル
物理耐性、魔法耐性、爆破耐性、毒耐性、邪龍の意志、邪龍の加護、龍王覇気、龍帝覇気、龍を統べる者、紅月血族 、蒼月血族
、超感覚、身体能力強化、紅血ノ魔眼、蒼月ノ魔眼、龍王の紋章、龍帝の紋章、古の紋章、|
統合スキル
【聖人】
・最上位神官職であり、精神耐性がMAXであり闇属性、腐・負属性耐性、毒・瘴気耐性恐怖・威圧耐性への耐性が高く、聖属性魔法の威力が上がる。なおこの世界には3000年間存在していない。
【大賢者】
・全ての魔法や魔導に置ける熟練度がMAXになる。ほぼ魔力の上限が無くなる。
蒼紅龍神眼
・魔力の流れや質、密度、量が見る事が出来る魔眼、心・真・神眼、精霊眼、霊視眼の頂点にして原点である。すべの術を行使できる。
ULTスキル
〖世界の均衡〗
・人智を凌駕した存在であり、この世界の辿ってきた歴史、文明、魔法、原初を知識として保有している。全てにおいて上限が無くなる。」
「世界の調停者ね…あの頃とは想像もつかないな…」
クラフトで作った装備をレジェンド装備である転生特典の上から重ねてきた装備としては申し分無い性能であった。
そして腰のホルスターに銃を入れて近接格闘用の短刀と背中にパトリオットが持たせてくれた古びた刀を背中に背負い、
ポーチをつけて腰に予備の回転弾倉をつけて装備そして袖の中にバリスティックナイフを改造したナイフを装備して顔を般若面で隠して移動することにした。しばらく進んだら古木の下にできた洞窟に着いた。
「洞窟だな…」
中に行くとまた人が居た形跡があった
「ここにもか炭がまだ熱いから今さっきまでここにいたな…やはり男女二人ずつだな…」
するとMAPに生存者が表示された
「ビンゴだな!」
アサルトライフルに切り替えて走っていった。
「この辺のはずだが…居ないな」
すると悲鳴が聞こえた
「きゃあああ!!!」
悲鳴がする方向に走っていった。そこに着くと割と大変な状況だった。なんとレッドキャップとゴブリンジェネラルに囲まれていた。
「全員!目を塞げ!光魔法 フラッシュ!」
フラッシュを使うと凄まじい光を放ち目が潰れるレベルの明るさだが蒼月の魔眼が守ってくれた。そして3人の前に立って
「防御魔法 パーフェクトシールド」
そして急いでこの場を離れる為に
「軽装甲機動車モード無限軌道を召喚!!」
軽装甲機動車を召喚して4人を乗せて
別の場所に移動した。車を止めると
やはりあの痕跡の人達だった
「ここまで来れば安心です…」
そして中にベットや必要な品を揃えて一息着いた。
「改めて自己紹介を私は最上 武尊と申します。職業は銃魔師です」
(本当はワールドバランサーな事は黙っておこう)
すると少女が頭を下げて
「助けて頂きありがとうございます。ヘルエスタ王国第二王女ヘレナ・ヘルエスタです。以後お見知り置きを」
後ろの人達が
「私は 重装騎士 ヘラク・アザエルです」
「私はヘレナ様に使える戦闘メイドのクレア・ダグラスです」
「私はヘルエスタ王国ギルド長のベルフェルク・カザールだ。しかし、銃魔師ね…」
「ガンナーと魔術師の統合職らしいですよ」
すると王女が
「最上さん!貴方の腕を見込んで頼みがあります!ヘルエスタ王国に私達を連れて行ってください!お願いします」
これは良くある展開だなと思いながらも
「分かりました…と言いたい所ですが、一つ条件があります。私にギルドカードをください。それが条件です」
するとギルド長が
「分かった!帰ったら発行しよう。それとrankはSSSだ!何故かはこの森で生きているのがその証そしてその毛皮はブラッドウルフの物だ、それとその仮面はバルバトスの素材で出来ている。SSランクでは惜しい人材だ、なので特別ランクのレジェンドを約束しよう」
トリプルSは回避したくてレジェンドにしてもらったがこれは引退SSSランク冒険者の為にある名誉ランクであるがと思いながら最上はしばらくギルド長の話を聞いた後にヘラクさんに
「それとヘラクさん!怪我してますよね?」
「良く気づいたな、道中ニードルスコーピオンの棘を受けてしまってな…この有様だ」
そう言いながらヘラクは足の甲冑をとると傷口を見せてきた
「止血はしてあるみたいだな…外傷はここくらいか?」
メディカルバックに入っていたカルテで詳しく見ると骨にヒビが入っていてレイピアの刀身様なものが刺さっていた。カルテに修復手術のやり方が乗っていた。
「なるほどまずは麻酔をうって、骨に修復液をかけてと、くっ付いた!?あとは傷口に刺さっているニードルを抜いて付属の消毒液で洗い流すようにかけて縫合してガーゼで押えながら包帯を巻いて終わり?だな」
姫様達が眠りに着いたくらいに魔法を試す事にした。
「さてと、魔法の練習でもするか」
銃が無くても魔法が発動出来るように、まずは初級である魔力回路の確認すると血管と重なるように魔力が通っていた。
「まずは、あの魔法書にあった初級魔法からだな! ファイヤー」
発動はしたが浮いてるだけだった。
「これを飛ばすイメージで…ファイヤー」
的に当たるがやはり威力が弱かったので魔弾で威力の違いを見る事にした。
「なら、魔弾赤 ファイヤー装填」
銃に弾を込めて引き金を引くと
「なるほど、こう言う風に飛んでいくのね」
そして同じイメージで火属性魔法使用した。
「改めて、ファイヤー!」
火の玉が的に命中して石の的が溶けてしまった。するとステータスが表示されて
【ステータスが上昇しました。新たにスキルを取得しました。
・魔力コントロール
・反動軽減
・ブレ補正
・弱点一撃必中
・最上位魔法 (全属性)
・無詠唱
・錬金術
・デウスエクスマキナ
以上を完全習得しました。】
スキル一覧を見て
「魔弾緑 ウィンドカッター装填」
撃って見ると反動は無いにも等しく弾丸の弾道をコントロールできたので、禁忌魔法である核撃魔法も試して見た。
「エクス!プロージョン!」
目標地点上空に魔法陣が20段くらい出できて鑑定眼の応用でアナライズを使ってみると
「上の2段だけ火炎魔法陣で、中間の13段は威力増幅陣で最後の4段段は収束されるのか!一番最後のは射出なのか、なるほどね…派生を作れるな」
(何かの叫び声がしたけど気のせい…だよな…)
ほかの上位魔法を撃ちまくって魔力切れしたが即回復して撃ちまくった結果
「あー、うんやり過ぎた…」
地面に穴が空いてしまった。
穴の空いたところに降りて見るとミスリル、アダマンタイト、金、銀、神鉄があった。そこで元素の権能を使ってみることにした。
「なるほどねこの原石に含まれてるミスリルだけ抽質して塊にしてさらに要らないものを取り除けば純粋なミスリルになった」
一晩穴の中で鉱石を抽質しまくって錬金術師としての腕は一流になってしまった。
そして最上は空洞の木に帰って魔物を使い朝ごはんを作っていた
「食器も調理道具も中々いい出来だ」
そして最上が朝ごはんを作り終えたところでクレアさんが起きてきた
「おはようございます。最上様」
「おはようございますクレアさん、どうしたんですか?こんな朝早くに」
するとクレアさんが
「メイドですので、いつまでも最上様に任せる訳には行きません。」
最上はクレアさんに
「クレアさんにはお洗濯と掃除と食事の配膳をお任せ致します。生活魔法は苦手でして…」
するとクレアさんは何だか嬉しそうで少し頬んだその姿を見た俺は一瞬ドキッとしてしまった。
そしてクレアさんは鼻歌を歌いながら
お嬢様を起こしに行った。そして俺はギルド長とヘラクさんを起こしに行った。
「おはようございます。ヘラクさん、ギルド長!」
そして皆を食堂に案内した。
「こちらにおすわりください。
朝食は
コカトリスの卵とエンジェルビーツのサラダ
シャイニングオニオンスープ
黄金小麦パン
付け合せに
ダイヤモンドアップルのジャム
メインディッシュは
エレメントポークのベーコンです。
デザートは
クラウンピーチのムースにサンクチュアリブルノクリームを添え
ドリンク
ユグドラシルアップルミルクティー」
すると姫様達は唖然としていた。
「これは、高級な物ばかりではないか!」
「こ、これは夢にまで見た、ダイヤモンドアップルのジャム!」
と嬉しそうにしながらクレアが黄金小麦パンにジャムを塗ってほうばっていた。そしてヘラクさんはエレメントポークのベーコンを食べていた。
「美味い!エレメントポークの旨みが肉汁とともに口に広がるこれは幸せでありますな!」
姫様はサラダを食べていた。
「コカトリスの卵なんて兄様の結婚式以来だわ!とても美味しいです。」
久しぶりに食事が楽しかった、皆でたわいも無い話をしながら
「うん!シャイニングオニオンのスープも美味い!エレメントポークの骨で出汁をとって正解だった」
そして最後に
「お待たせしました、世界樹の葉とダイヤモンドアップルを使ったアップルティーでこざいます。」
ミスリル銀で作ったティーカップに注ぐと
ダイヤモンドアップルの甘い香りとユグドラシルの葉の香りとサンクチュアリブルのミルクのミルキーな香りがたまらなかった。最初に姫様がミルクティーを口にした。
「なんて美味しいのかしら、城でも出して欲しいですね。それとこのクラウンピーチのムースがたまらなく美味しわ~」
このお茶は疲労回復、安眠効果、ストレス解消、状態異常回復、治癒力上昇などの効能がある。そしてギルド長も飲み出した。
「ほお!是非商業ギルドで取引して貰えないか?」
そう言うギルド長に最上は
「お話は有難いですが、世界樹の葉をつんでいますので精霊に怒られちゃいます。セイレイオウ?って言う人には良いよって言われてるんですけどね」
するとギルド長が
「そ、その方は精霊を統べる者です」
最上はまだわからなかった
「誰?」
すると姫様が
「王様のことですよ」
やっと理解ができた
「精霊王ですね」
そんな話をしばらくして食器をクレアさんと洗って洗濯と掃除を済ませて、夕食を狩りに行くことにした。
「さてと、今日はやけに静かだな…ん?ベヒーモスが何かにおわれてる?」
近くで見てみるとデビルスネークの腹が膨れていたのが見えた。それとベヒーモスから変な魔力が出ているのを見逃さながった。
(あれは特殊個体なのでは?なら取られる訳には行かん!!)
ベヒーモスを取られたくなくて助けるもとい横取りをする事にした
「ベヒーモス!今、助けるぞ!」
デビルスネークの前に立って
「魔弾赤!ファイヤーバレット」
魔弾赤が弾かれてしまったので
「魔弾聖!ホリースマッシュ!」
神聖魔法が効いたので撃ちまくった。ようやくデビルスネークを倒して中のベヒーモスを助けようと腹を切り開いたが強酸で溶かされた後だった。しかた無いので強酸とベヒーモスの魔石とかろうじて残っていた角を採取してデビルスネークの毒牙、毒袋などを採取して全ての素材を採取し終えた後に足音がして振り向くとベヒーモスがいた
「お前…知性が高いな…俺の言葉分かるな」
するとベヒーモスが喋りだした
「人間に助けらる日が来るとはな…助けてくれた事には礼を言うが我の角の件とは話は別だ」
何の話だと思いながら
「何の話だ!身に覚えがないぞ!」
するとベヒーモスが
「昨日、魔法の練習をしていたろ…あれの爆発で角が吹っ飛んでしまった」
あ、あの咆哮そうだったのと思い
「すまん俺だ、角、元に戻すぞ。再構築」
角が折れた部分からはえてきた
「角が治った!お主一体何者だ?!」
「十の権能を持つ、ただの銃魔師さ」
そしてベヒーモスに
「ベヒーモス、名前とかないのか?」
するとベヒーモスが言葉を濁すように
「昔はあったが今はない」
「名前つけてやろうか?」
ベヒーモスは少し考えて
「良かろう!これも何かの縁だ!カッコイイ名頼むぞ!」
少し考えて
「お前の名前はベルだ」
安直だったかなと思いつつも最上はその名前にした。
「ベルか…悪くない、今後はベルと名乗らせてもらう。それとこの姿では驚かれてしまう」
そう言うとベルは指輪になった。見た目は禍々しいが案外かっこよかった。魔族が使う魔法を習得した。
【ステータスが上昇しました。新たなスキルを習得しました。
・特殊刻印
・特殊付与
・特殊エンチャント
・魔法合成
・弾丸作成
・従魔師
・武器商人
以上が新たなスキルです】
「これが魔族の魔法か…
弾丸作成
薬莢作成
素材ミスリル 、火薬 、魔石の粉
弾頭作成
アダマンタイト 形成ロケット型
魔法刻印
デモンズスピア
魔術刻印
アシッドポイズン
合成刻印
ダーティスピア
魔弾 特 ダーティスピア
弾丸効果
着弾すると撃たれた部分が腐食する。
なるほどね…」
特殊弾丸をいくつか作って複製して弾薬箱に詰めて、脱出ルートを探したがあまりいい道は無かったので
「ベル、今から核撃魔法を使う…詠唱破棄 エクスプロージョン 、神龍の咆哮を魔法合成!核撃魔法!エクスプロージョン・ノヴァ!」
前方に魔法陣がラッパ状に展開されて行き、凄まじい熱と凄まじい閃光で辺り一面が光輝いていた。
「ふぅー、なかなかいい威力だ!」
安全地帯まで貫通していた。
「最上よ…お前と敵として戦っていたらこうなっていたと思うと震えが止まらん…」
「悪かったよ、でも、放つ前に言っただろう?」
「そうだが…」
「それはそうと、脱出するぞ!」
そして一旦木の空洞に戻り、姫様達に知らせた。
「クレアさん!皆を集めてください!」
クレアは頷いて、いなくなってしまった。
しばらくして皆が集まってくれた。
「どうしたのかね?最上君」
そして最上は
「実は核撃魔法で安全地帯まで道を作り、脱出ルートの確保が出来ました」
するとギルド長が
「核撃魔法とは!炎系攻撃魔法では最強であるが魔法の中にも等級が存在する。例えば、エクスプロージョンは3等級だが、その上はエクスプロージョン・ノヴァその上はアトミック・ステラが最上位核撃魔法だ!」
ギルド長流石だ。でも、まだまだだな
「それで車庫に置いてある乗り物で脱出しようと思います。」
そして皆を車庫に案内して
「これに乗って逃げますよ。ヘレナ様はこちらにおすわりください。クレアさんはそのお隣にヘラクさんは上の銃座でお願いします。ギルド長はそこでヘラクさんの手伝いをしてあげてください。」
そして皆を車に載せた後にここに結界を張って転送ゲートを設置して後にした。
「待ってろよ、人が住む所!」
次回「ギルドの洗礼」
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