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第36話 過酷なる負けバトル~〈風の秘密を唄う使徒〉ミリア戦~
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「風よ、吹け~」
開幕、〈風の秘密を唄う使徒〉は俺たちが何かする暇も挟ませない速攻を仕掛けてくる。
その呑気な声からは想像もつかない爆発したような威力の突風魔法に、俺たちはなすすべなく身体を何十メートルも吹き飛ばされ――
「がはっ……!」
ついに谷間を作る壁に激突し、初手から全員が大ダメージを負う事となった。
今のは、〈秘密を唄う使徒〉が例外なく使用する事ができる、自らの属性の古代魔法だ。
古代魔法について説明しておくと、ロセット師匠の緑色の炎を出す魔法なんかも古代魔法に分類される。
古代魔法は、通常の魔石で覚える属性Lvさえあれば誰でも覚えられる魔法とは違い、正真正銘オリジナルの、ユニーク魔法、唯一の魔法である。
非常に幅広く融通が利くのが特徴で、詠唱も要らず、当人のイメージ次第で多種多様な効果を発揮する、敵に回すととても厄介な魔法だ。
「シルフちゃん、おいでおいで~」
俺たちが遠くで立ち直れずにいる隙に、〈風の秘密を唄う使徒〉はその巨大な魔法杖をぐるぐると回して、またも古代魔法で、彼女の相棒である風の召喚獣シルフィードを召喚する。
前世の概念でいうとカーバンクルなんかに似ている、巨大なもふもふとした緑色の獣は、召喚された事を喜ぶように宙返りしてから、そのまま自らの敵に突進していく。
ルークとシエルの方を見ると、いまだ谷間に打ち付けられた衝撃から立ち直れず、ふらついている。
そこにあの獣が突進すると、おそらく2人は命を失うだろう。
俺は額の赤色の宝石を光らせ突進する獣の前に立ち塞がるように剣を構えると――
「インパルス――!!!」
全力の剣撃を持って、巨体の突進と衝突する――!
「ぴいッ――!?」
シルフィードは叫び声を上げて驚きながらその身体の軌道を逸らされるが、その反動で俺の身体も宙に浮き、そこにシルフィードの横合いから伸ばされた後ろ足の鋭い爪が勢いよく襲い掛かる。
「ぐああああああああああっ!」
懸命に空中で爪に〈氷と風の剣〉を合わせるも、なすすべなく吹き飛ばされた俺の身体は、またしても谷間の壁に打ち付けられ、大きなクレーターができるくらいの衝撃が俺を襲う。
その間に、アリーシャが光属性Lv4で覚えられる治癒魔法で、ルークとシエルの傷を癒していた。
「ホーリーヒール!」
「くっ……ありがとうアリーシャ!」
「助かった」
ルークとシエルが礼を言い、なんとか戦線に復帰しようと前に出てくる。
俺もボロボロの身体でそこに合流しようとリプレイスメントを詠唱し、
「ホーリーヒール!」
アリーシャが再び治癒魔法を背後から俺に詠唱し、俺の傷は一気に癒えて、敵に立ち向かう活力が湧いてくる。
だがそこに、恐るべきタイミングで唱えられた敵の「リプレイスメント」により、〈風の秘密を唄う使徒〉ミリアが突如俺の背後に現れ、「オーラ」の乗った魔法杖で強烈な一撃を背中に加える。
あまりの衝撃に吐血しながら地面を転がった俺に追い打ちをかけるように、ミリアが魔法を唱える。
「コンフューズタイフーン」
風属性Lv5、幻属性Lv5で覚えられるこの魔法は、食らった人間を〈混乱〉の状態異常にさせる嵐を吹き荒れさせる。
「うああああああああああっ!」
なすすべもなくその身体を吹き飛ばされたのは俺だけではなく、近くにいたルークとシエルも、コンヒューズタイフーンを食らいその身体を遠くの地面に落下させる。
俺は〈エクスペンダント〉があるから状態異常は効かないが、他の二人はまずいかもしれない。
素早くアリーシャが近くに吹き飛んだルークに「キュアバッド」を唱え、その傷を癒す前にまず混乱を癒すが、その隙に、反対側に吹き飛んだシエルの元では、とんでもない事が起こっていた。
「デウスシステム……エラー371件……うち285件は魂魄体――……によるヒューマンエラーの疑いあり――緊急事態発令……食物体シエル・シャットを起点にエマージェントマジックを発動……ディヴァインヒール……! ディヴァインブレーカー……! ディヴァインブレーカー……! ディヴァインブレーカー……! ディヴァインブレーカー……! ディヴァインブレーカー……!」
――一体何が起こったのか、まるで分からなかった。
今、シエルの身体は黄金色の天使の翼を生やして空中高く浮き上がり、目を瞑ったまますさまじい威力の見た事もない光属性魔法を使って、目の前の召喚獣シルフィードをずたずたに再起不能になるまで破壊していた。
「うっわぁ、なにこれ……さすがに想定外すぎるってぇ」
これに慌てたのは、少し離れた距離で唖然としてその光景を見つめていた〈風の秘密を唄う使徒〉ミリアだった。
「この隙にッ……!」
シエルに何が起こったのかも分からない中、これをチャンスだと思ったらしいルークが、〈風の秘密を唄う使徒〉ミリアに背後から斬りかかる。
「うーん未熟」
と、死角だったはずのルークの攻撃に完璧に超反応した魔法杖の突きがルークの肩を抉り、派手に骨が砕ける音とともにルークを宙高く吹き飛ばし、遠くにルークが倒れ伏す。
ルークに負けていられないと、その隙に「リプレイスメント」で〈風の秘密を唄う使徒〉の足元に移動するが――
即座にモグラたたきの要領で打ちつけられた魔法杖に頭を強打し、俺はそのまま意識を失ってしまう。
「うーん、こうなっちゃうと計画どころじゃないし……いや、いっそ早めちゃうのもありかな? どう思う、――チェたん? ――シャたん?」
暗転する意識の中、そんなミリアの声が響き渡り――
俺たちは初めての負けバトルに、見事に敗北したのだった。
だがそこで起こったことは原作とは大きく異なっており――
何か、戻りようのないターニングポイントが、切り替わったような感覚を覚えた――
*****
やがて俺が目覚めたとき、俺は天眼山脈の谷間にたった一人で倒れ伏していた。
全身がずきずきと痛む。
身体のダメージは重いようだ。
どこかふらふらとした意識が気持ち悪い。
だが、目の前に落ちている手紙がある事に気づき、その文面を見て、一気に目が覚めた。
その手紙にはこう書かれていた。
「パーティメンバーは預かった。天眼山脈の古代遺跡で待つ。一人で来い」
慌ててフル回転しだした脳みそが、現状と原作の違いを分析していき、やがて一つの結論に至る。
――これ、デウス原作1作目のクライマックス、ラスボスイベントじゃね……?
開幕、〈風の秘密を唄う使徒〉は俺たちが何かする暇も挟ませない速攻を仕掛けてくる。
その呑気な声からは想像もつかない爆発したような威力の突風魔法に、俺たちはなすすべなく身体を何十メートルも吹き飛ばされ――
「がはっ……!」
ついに谷間を作る壁に激突し、初手から全員が大ダメージを負う事となった。
今のは、〈秘密を唄う使徒〉が例外なく使用する事ができる、自らの属性の古代魔法だ。
古代魔法について説明しておくと、ロセット師匠の緑色の炎を出す魔法なんかも古代魔法に分類される。
古代魔法は、通常の魔石で覚える属性Lvさえあれば誰でも覚えられる魔法とは違い、正真正銘オリジナルの、ユニーク魔法、唯一の魔法である。
非常に幅広く融通が利くのが特徴で、詠唱も要らず、当人のイメージ次第で多種多様な効果を発揮する、敵に回すととても厄介な魔法だ。
「シルフちゃん、おいでおいで~」
俺たちが遠くで立ち直れずにいる隙に、〈風の秘密を唄う使徒〉はその巨大な魔法杖をぐるぐると回して、またも古代魔法で、彼女の相棒である風の召喚獣シルフィードを召喚する。
前世の概念でいうとカーバンクルなんかに似ている、巨大なもふもふとした緑色の獣は、召喚された事を喜ぶように宙返りしてから、そのまま自らの敵に突進していく。
ルークとシエルの方を見ると、いまだ谷間に打ち付けられた衝撃から立ち直れず、ふらついている。
そこにあの獣が突進すると、おそらく2人は命を失うだろう。
俺は額の赤色の宝石を光らせ突進する獣の前に立ち塞がるように剣を構えると――
「インパルス――!!!」
全力の剣撃を持って、巨体の突進と衝突する――!
「ぴいッ――!?」
シルフィードは叫び声を上げて驚きながらその身体の軌道を逸らされるが、その反動で俺の身体も宙に浮き、そこにシルフィードの横合いから伸ばされた後ろ足の鋭い爪が勢いよく襲い掛かる。
「ぐああああああああああっ!」
懸命に空中で爪に〈氷と風の剣〉を合わせるも、なすすべなく吹き飛ばされた俺の身体は、またしても谷間の壁に打ち付けられ、大きなクレーターができるくらいの衝撃が俺を襲う。
その間に、アリーシャが光属性Lv4で覚えられる治癒魔法で、ルークとシエルの傷を癒していた。
「ホーリーヒール!」
「くっ……ありがとうアリーシャ!」
「助かった」
ルークとシエルが礼を言い、なんとか戦線に復帰しようと前に出てくる。
俺もボロボロの身体でそこに合流しようとリプレイスメントを詠唱し、
「ホーリーヒール!」
アリーシャが再び治癒魔法を背後から俺に詠唱し、俺の傷は一気に癒えて、敵に立ち向かう活力が湧いてくる。
だがそこに、恐るべきタイミングで唱えられた敵の「リプレイスメント」により、〈風の秘密を唄う使徒〉ミリアが突如俺の背後に現れ、「オーラ」の乗った魔法杖で強烈な一撃を背中に加える。
あまりの衝撃に吐血しながら地面を転がった俺に追い打ちをかけるように、ミリアが魔法を唱える。
「コンフューズタイフーン」
風属性Lv5、幻属性Lv5で覚えられるこの魔法は、食らった人間を〈混乱〉の状態異常にさせる嵐を吹き荒れさせる。
「うああああああああああっ!」
なすすべもなくその身体を吹き飛ばされたのは俺だけではなく、近くにいたルークとシエルも、コンヒューズタイフーンを食らいその身体を遠くの地面に落下させる。
俺は〈エクスペンダント〉があるから状態異常は効かないが、他の二人はまずいかもしれない。
素早くアリーシャが近くに吹き飛んだルークに「キュアバッド」を唱え、その傷を癒す前にまず混乱を癒すが、その隙に、反対側に吹き飛んだシエルの元では、とんでもない事が起こっていた。
「デウスシステム……エラー371件……うち285件は魂魄体――……によるヒューマンエラーの疑いあり――緊急事態発令……食物体シエル・シャットを起点にエマージェントマジックを発動……ディヴァインヒール……! ディヴァインブレーカー……! ディヴァインブレーカー……! ディヴァインブレーカー……! ディヴァインブレーカー……! ディヴァインブレーカー……!」
――一体何が起こったのか、まるで分からなかった。
今、シエルの身体は黄金色の天使の翼を生やして空中高く浮き上がり、目を瞑ったまますさまじい威力の見た事もない光属性魔法を使って、目の前の召喚獣シルフィードをずたずたに再起不能になるまで破壊していた。
「うっわぁ、なにこれ……さすがに想定外すぎるってぇ」
これに慌てたのは、少し離れた距離で唖然としてその光景を見つめていた〈風の秘密を唄う使徒〉ミリアだった。
「この隙にッ……!」
シエルに何が起こったのかも分からない中、これをチャンスだと思ったらしいルークが、〈風の秘密を唄う使徒〉ミリアに背後から斬りかかる。
「うーん未熟」
と、死角だったはずのルークの攻撃に完璧に超反応した魔法杖の突きがルークの肩を抉り、派手に骨が砕ける音とともにルークを宙高く吹き飛ばし、遠くにルークが倒れ伏す。
ルークに負けていられないと、その隙に「リプレイスメント」で〈風の秘密を唄う使徒〉の足元に移動するが――
即座にモグラたたきの要領で打ちつけられた魔法杖に頭を強打し、俺はそのまま意識を失ってしまう。
「うーん、こうなっちゃうと計画どころじゃないし……いや、いっそ早めちゃうのもありかな? どう思う、――チェたん? ――シャたん?」
暗転する意識の中、そんなミリアの声が響き渡り――
俺たちは初めての負けバトルに、見事に敗北したのだった。
だがそこで起こったことは原作とは大きく異なっており――
何か、戻りようのないターニングポイントが、切り替わったような感覚を覚えた――
*****
やがて俺が目覚めたとき、俺は天眼山脈の谷間にたった一人で倒れ伏していた。
全身がずきずきと痛む。
身体のダメージは重いようだ。
どこかふらふらとした意識が気持ち悪い。
だが、目の前に落ちている手紙がある事に気づき、その文面を見て、一気に目が覚めた。
その手紙にはこう書かれていた。
「パーティメンバーは預かった。天眼山脈の古代遺跡で待つ。一人で来い」
慌ててフル回転しだした脳みそが、現状と原作の違いを分析していき、やがて一つの結論に至る。
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