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第23話 自己紹介と、突然の訪問者
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この特別クラス『Ⅴ組』は、当初わずか8人の生徒が所属する事になる。
個性の強い面々をまとめ上げるのが、今目の前に立つ筋骨隆々とした逆立った金髪の大男、カサドール教官である。
名門シュタット伯爵家の出身であるカサドール教官は、『烈剣のカサドール』の異名を持つB級冒険者でもあり、オーベル王国の軍属として大佐にまで登り詰めた経験も持つ、学園でも有数の猛者である。
「最初に全員の自己紹介をしてもらおうと思う。黒板の方を向いて右側前から、順番に立ってくれ。そうだな、まず生まれと好きな物、それから自由に一言を頼む」
「「はい」」
「では最初は、アリーシャ・アーレアから」
「……アリーシャ・アーレアです。王都オーベリアの仕立て屋『アーレア』が私の家です。好きな物はお洒落なお洋服と美味しいお菓子です。美味しいお菓子をくれたら、すぐその人の事を好きになっちゃいます。よろしくお願いしますね?」
着崩された制服に、短めに丈を詰められたスカートは、彼女の衣服への拘りを感じさせるが、その色香たっぷりのスタイルの良さの方に、どうしても意識が向いてしまう。
雪のような薄い水色の美しい長髪は可愛らしくあちこちに跳ねており、優し気で神秘的なアメジストの瞳は、見る者の理性を失わせる蠱惑的な魅力に満ちている。
カサドール教官ですら、彼女から漂うあまりの色香に、目を少し見開いて驚いている様子が伺えた。
そんな彼女に「すぐその人の事を好きになっちゃいます」なんて言われた日には、おそらく教室中の男子が思わず彼女の事を気になってしまっただろう。
かくいう俺も、例外なくドキドキとさせられてしまっていた。アリーシャ、魅力的すぎるだろ……
「……ありがとうアリーシャ。では次。カーン・フォン・ガノール」
「……カーン・フォン・ガノールである。ガノール帝国第三皇子として生まれ、このたび隣国オーベル王国への使者を兼ね、この王立オーベリア冒険者学園に留学する事となった。好きな物は優れた芸術作品である。卒業後も続く強き人脈を望む。よろしく頼む」
ガノール帝室直系の証である赤髪を長めに伸ばした髪に強気で気高い気質を表現した顔立ちのカーン。
原作では、この後に紹介されるユーフェリア公国から来た公女と非常に仲が悪かったのだが、なんやかんやあって結ばれるというサブストーリーが描かれていた。
「次、セレナ・フォン・ユーフェリア」
「……わたしの名前はセレナ・フォン・ユーフェリアだ。おそらく皆の多くが知っての通り、ユーフェリア公国の第一公女であり、友好国オーベル王国への使者として、この学園に留学させてもらっている。好きな物は、そこの元敵国皇子と同じく、芸術作品だ。まずはみなと仲良く友好を深めたい。よろしくお願いする」
ブロンドの髪をポニーテールにした髪型に、腰に下げた公国が誇る聖剣が印象的なセレナ。堅物そうな印象の通り、良くも悪くも厳格な性格をしている彼女は、掟破りの領土侵犯を犯しつい先日まで戦争していた相手であるガノール帝国の事が大嫌いであり、その第三皇子であるカーンの事も嫌っている。そんな彼女が次第にカーンの事を認めていき惹かれていく展開は、『デウス』シリーズの女性ファンにも人気があったらしい。
そんな彼女は、今カーンの事を指した際、キッと強い視線をカーンに向け、カーンはフンッとそれを受け流す一幕があった。今のところお互いの感情は原作通り悪いと言えよう。
「……次、ユエ・ツェー」
「はいはーい! ボクの名前はユエ・ツェーだよ! 白龍共和国の商家ツェー家の娘にして、『白森流』の初伝! 好きな物は、お金と美味しい食べ物! 卒業後は冒険者をしばらくやって人脈や経験を積んだ後、実家の商家を継ぎたいなと思ってるよ! よろしくねー!」
オレンジ色の髪を元気そうなショートカットにまとめつつ、そこに何やら白い兎の耳のついた帽子を被ったボクっ子少女、ユエ・ツェー。見た目によらず、学生とは思えない有能さと戦闘能力を誇る彼女の正体は、白龍共和国の諜報組織〈樹〉の諜報員であり、いわゆるスパイ、工作員である。
俺はそんな彼女を少し警戒して見てしまっていると、突然ユエがこちらに流し目を送ってきて、ドキリとする。
今の一瞬で考えがバレたか!? と慌てそうになるも、彼女の視線はすぐに逸れ、自己紹介を終えて座る。
大丈夫……だよな? 俺は早くも不安材料が増えたのを感じた。
「次、バルガス・ロヴェッリ」
「……バルガス・ロヴェッリ……グアラ高原の騎馬民族出身だ……好きな物は、瞑想している時間と、自然……よろしく、頼む……」
民族風の頭飾りやボディペイントを纏った茶髪の大男、バルガス・ロヴェッリは、無口ながら大変気のいいキャラクターで、『デウス』本編では要所要所で主人公に的確なアドバイスをしていた。
そんなバルガスの出身はグアラ高原というオーベル王国、ユーフェリア公国、ガノール帝国の三国の国境に跨って存在する高原であり、この高原は三国の間で戦争が起こった際によく火種になる地域でもある。
『デウス』第三作から第四作にかけては、学園を卒業した卒業生たちが、次第に広がる戦争の空気の中、いかにして生きるかを問うようなストーリーになっていて、俗に『戦争編』とも呼ばれる。
そうした中で、主人公ルークとメインヒロインシエルは二人の絆を育み恋人として結ばれて行くのだが、果たして今の状況でそうなるかは正直未知数だ……
それからの自己紹介は、ルークとシエル、が続く。内容は既に知っている通りなので、省かせてもらう。
そして最後に自己紹介する事になったのが俺、サルヴァ・サリュだった。
「最後、サルヴァ・サリュ。ちなみにこのサルヴァがこの学園の今年の首席合格者だ。後で入学式で短く挨拶してもらうから、よろしく頼む」
聞いてない!? と思いつつ、立ち上がり自己紹介を開始する。
といっても、好きな物があまり思いつかないな。敢えて言えばゲームなのだが、この世界でゲームを見た事がない。
特技に置き換えて、絵を描くこと、とでも答えようかな。正直言って、あのトラウマになっている出来事から数年が経った今でも、未だに絵は好きではないが……
「俺の名前はサルヴァ・サリュです。西のサリュ領を治める、サリュ侯爵家の子で、D級冒険者でもあります。特技は絵を描く事。首席合格という過分な評価をいただいたようですが、みなと仲良く楽しい学園生活を送りたいと思っています。よろしく頼みます」
この世界において、上位の冒険者というのは国境を超えて世界を護る役割を持った名誉職であり、ゆえに貴族などの高貴な身分の人間も、箔付けと力を求めて、冒険者を一度は経験する者が多い。
ゆえに、D級冒険者という学園入学者としては唯一の極めて高い級位を持った俺は、入学試験首席合格という箔と合わせて、周囲に否が応でも注目されることとなる。
「みなの模範となりうる能力を持った逸材だ。互いに切磋琢磨しながら励むように。では、この後は入学式に向けた説明を行った後、2時限目の入学式に臨んでもらう。3時限目は講義選択ガイダンスと選択科目の決定、4時限目に寮への引っ越しを行う。特に講義選択については、真剣に話を聞き、よく考えるように」
「「はい!」」
そのあとはスケジュール通りにあっという間にイベントが起こっていく。
入学式に講義選択ガイダンス、寮への引っ越しを終えた俺は、一人寮の部屋で一息ついていた。
1年Ⅴ組の8人のために用意された特別寮で、備え付けの魔道具でお湯を沸かし、紅茶を淹れた俺は、一人自室で香りを楽しんでいると……
コンコン、と部屋をノックする音がする。
誰だろう……
そう思いながら部屋の扉を開けると、そこにはなぜか誰もいない。
おかしいな、と思って部屋の外に出た所で――
「だーれだっ!」
と後ろから両目を塞がれる。
「!?」
と混乱するも、その声色は聞き覚えがあるもので、それと低めの位置に当たった豊満な胸の感触から、俺は一人の考えたくない可能性を類推せざるを得なかった。
「聖女さまが何をやってるんですか」
「わーすごーい! よく分かったね! さすがわたしのお兄ちゃん!」
手を剥がし、振り向きながら下を向くと、そこにいたのは月のように美しい銀髪に豪華なティアラを被った美少女、誰あろう聖女リーチェ・ストライトであった。
「遊びに来たんなら、帰ってください。ここは関係者以外立ち入り禁止です」
俺がそういって聖女を帰そうとするも、聖女はマイペースに手をぶんぶんと元気よく振って話を始める。
「いやいや、今日はね! ロセちゃんの弟子でもあるサルヴァに仕事を頼みに来たんだ!」
彼女の言葉に、D級冒険者でもある俺は、話を聞かざるを得ないかと観念して、聖女リーチェを部屋の中へと招き入れるのだった。
彼女の正体が〈天の秘密を唄う使徒〉、つまりれっきとした秘密結社〈円環の唄〉の幹部である事には目を瞑りながら――
個性の強い面々をまとめ上げるのが、今目の前に立つ筋骨隆々とした逆立った金髪の大男、カサドール教官である。
名門シュタット伯爵家の出身であるカサドール教官は、『烈剣のカサドール』の異名を持つB級冒険者でもあり、オーベル王国の軍属として大佐にまで登り詰めた経験も持つ、学園でも有数の猛者である。
「最初に全員の自己紹介をしてもらおうと思う。黒板の方を向いて右側前から、順番に立ってくれ。そうだな、まず生まれと好きな物、それから自由に一言を頼む」
「「はい」」
「では最初は、アリーシャ・アーレアから」
「……アリーシャ・アーレアです。王都オーベリアの仕立て屋『アーレア』が私の家です。好きな物はお洒落なお洋服と美味しいお菓子です。美味しいお菓子をくれたら、すぐその人の事を好きになっちゃいます。よろしくお願いしますね?」
着崩された制服に、短めに丈を詰められたスカートは、彼女の衣服への拘りを感じさせるが、その色香たっぷりのスタイルの良さの方に、どうしても意識が向いてしまう。
雪のような薄い水色の美しい長髪は可愛らしくあちこちに跳ねており、優し気で神秘的なアメジストの瞳は、見る者の理性を失わせる蠱惑的な魅力に満ちている。
カサドール教官ですら、彼女から漂うあまりの色香に、目を少し見開いて驚いている様子が伺えた。
そんな彼女に「すぐその人の事を好きになっちゃいます」なんて言われた日には、おそらく教室中の男子が思わず彼女の事を気になってしまっただろう。
かくいう俺も、例外なくドキドキとさせられてしまっていた。アリーシャ、魅力的すぎるだろ……
「……ありがとうアリーシャ。では次。カーン・フォン・ガノール」
「……カーン・フォン・ガノールである。ガノール帝国第三皇子として生まれ、このたび隣国オーベル王国への使者を兼ね、この王立オーベリア冒険者学園に留学する事となった。好きな物は優れた芸術作品である。卒業後も続く強き人脈を望む。よろしく頼む」
ガノール帝室直系の証である赤髪を長めに伸ばした髪に強気で気高い気質を表現した顔立ちのカーン。
原作では、この後に紹介されるユーフェリア公国から来た公女と非常に仲が悪かったのだが、なんやかんやあって結ばれるというサブストーリーが描かれていた。
「次、セレナ・フォン・ユーフェリア」
「……わたしの名前はセレナ・フォン・ユーフェリアだ。おそらく皆の多くが知っての通り、ユーフェリア公国の第一公女であり、友好国オーベル王国への使者として、この学園に留学させてもらっている。好きな物は、そこの元敵国皇子と同じく、芸術作品だ。まずはみなと仲良く友好を深めたい。よろしくお願いする」
ブロンドの髪をポニーテールにした髪型に、腰に下げた公国が誇る聖剣が印象的なセレナ。堅物そうな印象の通り、良くも悪くも厳格な性格をしている彼女は、掟破りの領土侵犯を犯しつい先日まで戦争していた相手であるガノール帝国の事が大嫌いであり、その第三皇子であるカーンの事も嫌っている。そんな彼女が次第にカーンの事を認めていき惹かれていく展開は、『デウス』シリーズの女性ファンにも人気があったらしい。
そんな彼女は、今カーンの事を指した際、キッと強い視線をカーンに向け、カーンはフンッとそれを受け流す一幕があった。今のところお互いの感情は原作通り悪いと言えよう。
「……次、ユエ・ツェー」
「はいはーい! ボクの名前はユエ・ツェーだよ! 白龍共和国の商家ツェー家の娘にして、『白森流』の初伝! 好きな物は、お金と美味しい食べ物! 卒業後は冒険者をしばらくやって人脈や経験を積んだ後、実家の商家を継ぎたいなと思ってるよ! よろしくねー!」
オレンジ色の髪を元気そうなショートカットにまとめつつ、そこに何やら白い兎の耳のついた帽子を被ったボクっ子少女、ユエ・ツェー。見た目によらず、学生とは思えない有能さと戦闘能力を誇る彼女の正体は、白龍共和国の諜報組織〈樹〉の諜報員であり、いわゆるスパイ、工作員である。
俺はそんな彼女を少し警戒して見てしまっていると、突然ユエがこちらに流し目を送ってきて、ドキリとする。
今の一瞬で考えがバレたか!? と慌てそうになるも、彼女の視線はすぐに逸れ、自己紹介を終えて座る。
大丈夫……だよな? 俺は早くも不安材料が増えたのを感じた。
「次、バルガス・ロヴェッリ」
「……バルガス・ロヴェッリ……グアラ高原の騎馬民族出身だ……好きな物は、瞑想している時間と、自然……よろしく、頼む……」
民族風の頭飾りやボディペイントを纏った茶髪の大男、バルガス・ロヴェッリは、無口ながら大変気のいいキャラクターで、『デウス』本編では要所要所で主人公に的確なアドバイスをしていた。
そんなバルガスの出身はグアラ高原というオーベル王国、ユーフェリア公国、ガノール帝国の三国の国境に跨って存在する高原であり、この高原は三国の間で戦争が起こった際によく火種になる地域でもある。
『デウス』第三作から第四作にかけては、学園を卒業した卒業生たちが、次第に広がる戦争の空気の中、いかにして生きるかを問うようなストーリーになっていて、俗に『戦争編』とも呼ばれる。
そうした中で、主人公ルークとメインヒロインシエルは二人の絆を育み恋人として結ばれて行くのだが、果たして今の状況でそうなるかは正直未知数だ……
それからの自己紹介は、ルークとシエル、が続く。内容は既に知っている通りなので、省かせてもらう。
そして最後に自己紹介する事になったのが俺、サルヴァ・サリュだった。
「最後、サルヴァ・サリュ。ちなみにこのサルヴァがこの学園の今年の首席合格者だ。後で入学式で短く挨拶してもらうから、よろしく頼む」
聞いてない!? と思いつつ、立ち上がり自己紹介を開始する。
といっても、好きな物があまり思いつかないな。敢えて言えばゲームなのだが、この世界でゲームを見た事がない。
特技に置き換えて、絵を描くこと、とでも答えようかな。正直言って、あのトラウマになっている出来事から数年が経った今でも、未だに絵は好きではないが……
「俺の名前はサルヴァ・サリュです。西のサリュ領を治める、サリュ侯爵家の子で、D級冒険者でもあります。特技は絵を描く事。首席合格という過分な評価をいただいたようですが、みなと仲良く楽しい学園生活を送りたいと思っています。よろしく頼みます」
この世界において、上位の冒険者というのは国境を超えて世界を護る役割を持った名誉職であり、ゆえに貴族などの高貴な身分の人間も、箔付けと力を求めて、冒険者を一度は経験する者が多い。
ゆえに、D級冒険者という学園入学者としては唯一の極めて高い級位を持った俺は、入学試験首席合格という箔と合わせて、周囲に否が応でも注目されることとなる。
「みなの模範となりうる能力を持った逸材だ。互いに切磋琢磨しながら励むように。では、この後は入学式に向けた説明を行った後、2時限目の入学式に臨んでもらう。3時限目は講義選択ガイダンスと選択科目の決定、4時限目に寮への引っ越しを行う。特に講義選択については、真剣に話を聞き、よく考えるように」
「「はい!」」
そのあとはスケジュール通りにあっという間にイベントが起こっていく。
入学式に講義選択ガイダンス、寮への引っ越しを終えた俺は、一人寮の部屋で一息ついていた。
1年Ⅴ組の8人のために用意された特別寮で、備え付けの魔道具でお湯を沸かし、紅茶を淹れた俺は、一人自室で香りを楽しんでいると……
コンコン、と部屋をノックする音がする。
誰だろう……
そう思いながら部屋の扉を開けると、そこにはなぜか誰もいない。
おかしいな、と思って部屋の外に出た所で――
「だーれだっ!」
と後ろから両目を塞がれる。
「!?」
と混乱するも、その声色は聞き覚えがあるもので、それと低めの位置に当たった豊満な胸の感触から、俺は一人の考えたくない可能性を類推せざるを得なかった。
「聖女さまが何をやってるんですか」
「わーすごーい! よく分かったね! さすがわたしのお兄ちゃん!」
手を剥がし、振り向きながら下を向くと、そこにいたのは月のように美しい銀髪に豪華なティアラを被った美少女、誰あろう聖女リーチェ・ストライトであった。
「遊びに来たんなら、帰ってください。ここは関係者以外立ち入り禁止です」
俺がそういって聖女を帰そうとするも、聖女はマイペースに手をぶんぶんと元気よく振って話を始める。
「いやいや、今日はね! ロセちゃんの弟子でもあるサルヴァに仕事を頼みに来たんだ!」
彼女の言葉に、D級冒険者でもある俺は、話を聞かざるを得ないかと観念して、聖女リーチェを部屋の中へと招き入れるのだった。
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