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プロローグ

2 巨根へ口奉仕して恍惚に

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「じゅるるるるっ! ちゅぱちゅぱっ……!♡ あむむっ……!」
 入れ替わりにソファーに腰掛けた明人の勃起したものに、謙は口奉仕をしていた。
 亀頭を浅く咥え込み、思い切りバキュームしながら前後させる。
 唾液を大量に吐き出して、歯を立てないように大きく口を開き、ほおの内側の粘膜にこすりつける。
 隣人のものは大きく長い。しかも、まだ大きくなりそうだ。口が裂けそうになる。
「おおお……!♡ うまいぞ譲……。すっかりフェラが上達したじゃん♡」
「じゅぽぽぽぽっ! じゅるじゅるっ……!♡ ありがとうございます……。れろれろお……♡」
 男のものをしゃぶる手管を褒められて、謙は本気で嬉しくなってしまう。
(俺……ゲイじゃなかったはずなのに……。どうして……?)
 ふと疑問に思う。
 今の住居に越してくるまで、自分は男同士に興味はなかった。
 まあ、同性愛に偏見や嫌悪感があったわけではない。
 時々BLの同人誌を読むこともあったし、ネットのアダルトサイトでゲイ動画を見ることもあった。
 それだけだ。よもや、己がゲイ行為の当事者になるなど思いもしなかった。
 第一、自分には愛する妻がいる。男同士でも、これはれっきとした不倫だ。
(ああああ……。♡ でも……明人さんの熱くて固い……。おいしい……。ずっとおしゃぶりしてたくなっちゃう……♡)
 譲の疑問は、隣人の巨根の味とたくましさに塗りつぶされていく。男のものが、なんだかとても愛おしく感じてしまう。
「あああーー……!♡ だめ……だめっ……!♡ イく……!」
 尻の穴に埋め込まれたアナニーグッズが、意思に関係なく謙をドライオーガズムに押し上げる。
 明人の指で蕩かされたすぼまりと前立腺を、男をよがり狂わせる淫具が刺激し続ける。
 それが、譲が正気に戻ることを許さない。理性が蕩かされ、巨根への口奉仕に夢中になってしまう。
「れろれろれえ……。あむむむっ……!♡ じゅるじゅるっ……!」
 一度陰茎を口から抜いた譲は、裏筋を舌先で上下になぞり、玉袋の皮を唇でついばむ。
「おおおおーー……。すごい……。♡ すごいぞ……!」
 明人の玉が快感でキュッと収縮する。
(あああ……。♡ 明人さんが俺のフェラで気持ちよくなってる……)
 自分の口奉仕が隣人を感じさせている。その事実に、青年は無性に嬉しく誇らしくなる。ゲイにとって、男を手管で感じさせることは無情の悦びなのだ。
「譲……ケツも舐めてくれよ……?」
 そう言った明人がソファーに背中を預け、脚を抱える。紫色の菊の花が露わになる。
「はい……。♡ ちゅっ……。あふう……。れろお……」
 譲は嬉しそうに尻肉にキスの雨を浴びせ、尻の割れ目を舌先で上下になぞる。いきなり尻の穴を刺激することなく、周辺からゆっくりと焦らすように。
 やがて、紫のすぼまりに深くキスし、わざと下品な音を立ててなめしゃぶる。
 ふやけて柔らかくなってくると、舌先を尖らせてしわを押し広げて挿入していく。
(明人さんのケツ穴……おいしい……。♡ ヒクヒクしてかわいい……)
 男の排泄の場所を舐めることにも、すっかり抵抗がなくなった。ここに越してくる以前の自分なら、とてもできなかったことだろう。
 アナル舐めに満足した明人は元通りに腰掛ける。
 謙は再び巨根にキスし、咥え込む。
「おおお……。♡ 譲……最高だ……。♡出すからな……!」
 勃起したものがまた一回り大きくなり、ビクビクと脈動し始める。
「じゅるるるるるっ!♡ れろれろれろお……。じゅぷじゅぷじゅぷっ!♡」
 射精の兆候を感じ取った譲のフェラが激しくなる。力の限り吸い込み、中で舌を激しく動かしながら頭を上下させる。
「ああああっ!♡ 出るぞおっ!」
 言い終わる前に明人のものが弾ける。
「んぐうっ……!♡ んんんんんんっ……!」
 信じられないほど大量の熱くドロドロしたものが、譲の口の中にぶちまけられる。
(ああああ……!♡ 熱いのいっぱい……。濃くて……美味しい……)
 嫌悪感も苦痛もなかった。完全にゲイに目覚めた青年は、大量の精液をうっとりと口の中で味わう。
「まだ呑み込んじゃダメだ。口を大きく開けて見せるんだ」
「はい……。♡ あああ……」
 明人の言葉に応じて、譲は口を思い切り開けて中を見せる。命じられてもいないのに、下で白濁を転がして見せることまでする。
「よし、いい子だ。♡ よくできました。ごっくんしていいぞ」
「はい……。んく……」
 エサを食べる許しを得た犬のように、謙は精液を飲み下す。
 最初のころはのどに引っかかっておぞましかったものが、すっかり美味しく感じた。
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