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01

裸コートの露出狂スタイルでお散歩

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 06
 しばらくして、旭はまた亜子に憑依していたずらをすることにした。
 「実際に自分でやってみると、けっこう恥ずかしいな...」
 亜子の部屋の中、亜子(旭)は姿見に自分を映して、ついそんなことを言ってしまう。
 まず服を全て脱いで生まれたままの姿になり、それからコーディネートをしていく。長い姫カットの美しい髪をシュシュでポニーテールにして、亜子愛用の大きなキャスケットの中に収めてしまう。これでだいぶ印象が変わる。念のため大きなマスクで顔を隠す。
 最後に、ロングコートをはおる。これで裸コートの露出狂スタイルの完成だ。
 エロゲーではお定まりのシュチュエーションだが、リアルでやってみるとかなり怪しく、恥ずかしい。だが、非常にエロい。
 「よ...よし、行くぞ...!」
 不自然さを和らげるために、靴は亜子の余所行き用のロングブーツを選んだ。
 亜子(旭)は外に出て散歩を始める。
 憑依の割合は95%に設定した。亜子の意識は全くないわけではないが、ぼんやりとして夢を見ているような感覚のはずだ。
 「けっこう注目集めてるなあ...」
 キャスケットにマスク、ロングコートというスタイルは、かなり人の目を引いてしまうものらしい。まあ、あからさまに顔を見られたくないための装いであるのは誰の目にも明らかだ。芸能人がお忍びでどこかに行くのに変装しているというところだろうか。
 道行く人の好奇心を刺激しない方がおかしい。
 「なんか...変な気分になって来ちゃう...」
 自分の姿を見ている通行人の視線が妙に熱く感じる。もしかしたら、みんな自分がコートの下は何も着ていないのを知っているのでは。そんな気分になってくるのだ。
 そんな想像をし始めると、もう止まらなかった。どんどんえっちな気分が溢れてきて、女の部分が熱くなっていくのを感じる。
 「やだ...乳首擦れちゃう...ああ...!♡くすぐったいよお...♡」
 亜子(旭)は、興奮してつんと立った乳首がコートの裏地に擦れるのを感じる。じんわりと甘いしびれが、乳首から全身に拡がっていく。
 「だめ...えっちなお汁...たれて来ちゃう...!ああ...止まらない...♡」
 すでに興奮してぱっくりと開いた女の部分はすでにとろとろに溢れて、蜜壺からしたたった愛液がふとももに伝っていく。
 ”恥ずかしい...。私、裸の上にコートだけで外を歩いて...お〇んこ濡らしてるよ...♡”
 亜子がおぼろげな意識の中で、恥ずかしさを感じているのが伝わってくる。
 「亜子も恥ずかしいんだね...。もっと2人でいっぱい恥ずかしくなろう...」
 そう言った亜子(旭)はさらに大胆な行為に出てみることにした。民家が並ぶ路地を通り抜け、私鉄の線路のすぐわきの道に出る。都合のいいことに人通りは全くない。女の一人歩きには物騒な場所だが、同時に露出には非常に都合がいい。
 亜子(旭)は緩やかな坂道になっているところを上り、ちょうど列車の床と同じくらいの高さであろう場所に立つ。そして、コートの前のボタンを外していく。
 「恥ずかしいけど...もう我慢できない...!ああ...恥ずかしい姿をみんなに見られたい...!♡」
 待つことしばし、列車がのそのそと走って来る。住宅街の中を走る私鉄だけにスピードは求められないのだ。ここは駅が近いからなおさらだ。
 「えいっ!♡」
 列車が前を通るのを待って、亜子(旭)はコートの前を思い切り開ける。白い肌。豊かな胸の膨らみ。つんと勃起した乳首。ぱっくりと開いてとろとろに愛液を溢れさせる女の部分。全部をさらけ出す。
 「ああああっ...!見られてる...見られてる...!恥ずかしい!でも...気持ちいいっ...!♡」
 興奮しているせいか、列車が通り過ぎるまでがやたら長く感じる。いつもより動体視力が鋭敏になっているのか、何人かの乗客が、自分が恥ずかしい部分を全部さらしていることに気づいているのが良く見える。
 「すごい...♡興奮しちゃう!もっと見て...恥ずかしい姿...もっと見て...!♡」
 亜子(旭)乗客たちの視線に、体を舐めまわされているかのような感覚を感じていた。信じられないほど心地よかった。触れているわけではないのに、乳首と女の部分からじんわりとしたしびれがこみあげて来る。
 ”やだやだ...!恥ずかしいよお!こんなことしてるのに...きもちいいなんてえ!♡”
 亜子が恥ずかしさと倒錯した興奮に悲鳴を上げているのを感じる。
 もっと感じていいんだよ。興奮していいんだよ、亜子。亜子は恥ずかしい姿を見られるのが大好きな露出狂なんだからね。
 亜子(旭)がそう思った時、予想外のことが起きる。列車が突然ブレーキをかけて急停車したのだ。停止信号化何かだろうか?
 そして、よりによって最後尾の車両が、亜子(旭)の目の前で停車してしまったのだ。
 「うそ...?やだ...見られてる...近くで見られてる...!」
 乗客の大半はスマホを見たり本を読んだりで窓の外を見ることはなかったが、何人かは窓の外に裸コートで前を大きく開けた女の姿を認めて、驚いた顔をする。
 見られている。完全に存在を気づかれ、見られている。その恥ずかしさと倒錯した興奮が、亜子(旭)にとってのトリガーになった。
 「あああああっ...!だめっ!イく...イっちゃうっ...!♡こんな格好で...!♡
 あっ...あああああああああああああっ...!♡」
 あろうことか、亜子(旭)はアクメに達していた。
 倒錯した興奮に焙られていた女の子の芯がついに弾け、子宮がきゅんと収縮して、体が落ちているような感覚に包まれる。
 誰も触れていない女の部分から、愛液がとぷっとあふれ出て来る。
 「やだあ...♡俺イっちゃったあ...!こんな恥ずかしい姿見られながら...!♡ああ...気持ちいいよお!♡
 だめっ...!どうしよう...?続けて来ちゃうっ!♡
 いやあああああああああああああっ...!♡」
 亜子(旭)は、もう自分でも快感を止めることができなかった。乗客たちの視線に全身を愛撫されているような感覚に包まれ、再びアクメに達してしまう。
 ”そんな...見ないで...!私のアクメ顔見ないで!ああ...こんなはしたないことしてイってるところ見ないで...!”
 亜子が必死で訴えるのが聞こえる。
 大丈夫だよ亜子...だってこんなに気持ちいいんだもの...。
 ほどなく列車は動き出すが、それまでの時間が亜子(旭)にはやたら長く感じた。列車が動き出すまで、乗客たちの視線を浴びながら何度も達してしまったのだ。
 「ああ...気持ち良かったよお...♡」
 列車が通り過ぎ後、亜子(旭)は見られながらの絶頂の余韻で、コートの前を開けて恥ずかしいところを全て露わにしたたハレンチな姿勢のままうっとりしてしまう。
 「移動しなきゃ...」
 あまりの気持ちよさに、ひざが笑ってしゃがみ込んでしまいそうになるのをこらえて、亜子(旭)はコートのボタンを止めると、歩き出す。
 人通りの少ないところとはいえ、人が全く通らない保証はないし、もしかしたら列車の乗客が様子を見に来る可能性だってある。
 力の入らない足を何とか動かして、亜子(旭)はやがて表通りにつく。もし、列車の乗客の中に亜子(旭)の身なりを覚えている人間がいたとしても、ここまでくれば安全だろう。
 亜子(旭)はそのまま雑踏の一部となり、帰路に着いたのだった。

 07
 数日後。下校しようとした旭は、下駄箱の中を見て”あれ?”と思う。白い封筒が入っていたのだ。
 「これ、もしかしてラブレターってやつですか?」
 が、中身をこっそり読んで拍子抜けすることになる。
 かなりの丸文字で「17時に体育館の裏に来てください」と書いてあるだけだったのだ。しかも、その字には見覚えがあった。
 間違いない。これは亜子の字だ。
 まさかヤキを入れられるというわけでもだろうし、ましてやわざわざ体育館の裏に呼び出して告白というのもおかしい。
 一体何だろうと思いながらも、せっかくの呼び出しなので行ってみることにした。
 体育館の裏は、見事に誰もいなかった。まあ、日当たりも悪いし清潔とも言い難い。わざわざ近づきたい場所では決してない。
 待つことしばし、人の気配を感じた旭は振り返る。
 そこにいたのはキャスケットを被って大きなマスクをし、ロングコートを来た小柄な女の子だった。
 ちょっと待て。と旭は思う。この姿、数日前に自分が亜子に憑依してさせた露出狂スタイルじゃないか。まさか、と思う。
 ”露出狂”はしばしためらった様子だったが、意を決したようにコートの前を開ける。中は予想通り生まれたままの姿だった。
 美しいな。こんな以上でハレンチな状況だが、旭は素直にそう思う。亜子に憑依していた時は、姿見に映して何度も見たが、こうして目の前で見ると、本当にきれいな裸だと思える。
 形のいい脚も、小さな尻も、きれいにくびれた腰も、豊かな胸の膨らみも、みんな美しいと思える。
 「んん...」
 マスクをしていても耳まで真っ赤になっているとわかる”露出狂”はそのまま脚を肩幅に開く。
 しゃああああああああああああーーーーーー
 まさか、と思った旭の予測通り、”露出狂”はコートの前を開いて恥ずかしい部分を全てさらした状態で、放尿を始める。黄色い飛沫が勢いよくほとばしり、きらきらと夕日に輝きながら地面に水たまりを作っていく。
 「あああ...♡」
 マスクとキャスケットで隠していても、”露出狂”が恍惚としてしまっているのが、旭にはわかる。”露出狂”は自分に裸コートの姿をさらしながら放尿して感じているのだ。
 黄色い飛沫は長く長く続いた。かなり長い時間我慢していたらしい。そのハレンチな光景に、旭も興奮して我慢できなくなってしまう。旭の股間は、すでに荒々しくテントを張っている。
 だがどうしよう?と旭は思う。お触りしていいとは一言も言われていないし、無理に触ろうとすれば”露出狂”は逃げ出してしまうかも知れない。
 だがその瞬間、旭の頭に電球が灯る。会心の閃きがあったのだ。
 「その...。拭いてあげるよ...」
 そう言って旭は、昨日たまたま駅前で受け取ったカラオケボックスのティッシュを取り出す。
 ”露出狂”はされるがまま、股間を旭に処理してもらうに任せる。お触りさせているわけじゃない。単に用足しの後始末をしてもらっているだけ。という理屈が、”露出狂”が股間を男に触れさせる言い訳になっているような気がした。
 「あのさ...これ、おしっこじゃないよね...?」
 旭は、”露出狂”の女の部分から尿とは明らかに違う、透明でぬるぬるしたものが滴って来るのをティッシュで拭きとり、”露出狂”に見せてみる。
 「ああ...♡」
 ”露出狂”は恥ずかしそうに眼を逸らすが、抵抗しようとはしない。
 「一緒に気持ちよくなろう...?」
 旭は思い切って、露出狂の手を自分の股間に導く。同時に、”露出狂”の女の部分に慎重に触れていく。
 裸コートって、いけないことをしてるみたいでなんだか全裸より卑猥な気がするな...。
 「ああ...すごい...♡あんっ!」
 ”露出狂”は最初はためらっていたが、やがて旭の股間を愛おしそうにズボン越しにさすり始める。”露出狂”の女の部分からも、すぐにくちゅくちゅと湿った音がし始める。
 「ああんっ♡感じちゃう...!気持ちいいのお...!♡」
 旭は”露出狂”の充血した小陰唇を指でなぞり、勃起して大きくなったクリトリスを皮越しにころころと指で転がしてやる。
 ”露出狂”も負けじとジッパーを下ろして旭の勃起したものをズボンから取り出し、手で握り、しごき始める。
 「はあ...はあ...」
 「あんっ!♡やだ...!気持ちいい...気持ちいいのお...!あああっ...♡」
 二人の吐息が重なり、激しくなっていく。旭と”露出狂”は、まるで競争のように互いの股間を愛撫しあう。2つの官能が、急速に絶頂に向かって加速していく。
 「うっ...もう出そうだ...!うううっ...!」
 「もうだめ...!♡イくっ!イくううっ!♡ああ...ああああああああーーーーーっ!♡」
 旭が激しく射精し、”露出狂”の白い腹に白濁を浴びせかけると同時に、”露出狂”もアクメに達し、全身を硬直させる。”露出狂”の蜜壺から愛液がぴゅっぴゅっとあふれ出て、旭の手をびしゃびしゃにしていく。
 「き...気持ちよかった...」
 「ああ...♡すごかった...♡」
 しばらく二人は向き合ったまま荒い息をついていた。
 「あれ、行っちゃうの?」
 どれほど経ったか、アクメの余韻から落ち着いた”露出狂”は、コートの前を閉じてボタンを占めると、手を振って歩き出したのだ。
 「また会える?」
 そう言った旭の言葉に、”露出狂”は振り向き、”またね”とばかりに手を上げる。
 寂しい気分にはなるが、本人が望んでいない以上は無理やり先に進むわけにはいかない。旭はそう思うしかなかった。
 それにしても、と思う。彼女は自分に憑依されて恥ずかしくハレンチな露出プレイをしたせいで、本当に露出に目覚めてしまったのかも知れない。
 それなら2人で楽しみたいのだが、それはまだ心の準備ができていないとでもいうのだろうか?旭はもどかしい気持ちでいっぱいだった。

 その後旭は帰宅する。亜子とどういう顔をして会えばいいかと思っていたが、亜子は意外なほどいつも通りだった。
 「兄さん、お腹空いた。外食にしようか?ラーメンがいいなあ」
 それこそ、亜子が本当にあの”露出狂”だったのかどうか自信をなくすほどに。
 旭はなんとなく確信する。亜子は、”露出狂”として自分と触れ合ったに過ぎない。”露出狂”の仮面を被ればハレンチで恥ずかしいことも平気だが、亜子自身として自分と触れ合う気はないと言うことだろうか。
 そう考えると、旭は急にもどかしく寂しい気分になる。亜子が素顔の自分と”露出狂”としての自分を使い分けていることが、なんだか悲しく思えた。
 亜子ともっと親密になりたい。亜子を自分のものにしたい。亜子の全部を。
 そんな思いに駆られるが、素顔の亜子は自分を男として見るのを拒んでいるというか、兄妹以上の関係になるのをためらっているように思える。
 こうなったら...。
 旭は二度と引き返せない道と悟りつつも、スマホを手に取り憑依アプリを調整しながら試案を巡らせるのだった。
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