わたくし、悪役令嬢なんですが？ モテるのは破滅フラグだから勘弁して

人物

　イレーヌ・ヴェルメール

　ヴェルメール候爵家令嬢。
　乙女ゲームのいわゆる悪役令嬢。
　実は乙女ゲームのプレーヤーが転生した存在。
　前世の記憶をある日突然取り戻す。
　自分が転生した自覚があり、このままでは破滅することを予測する。
　前世の記憶が蘇ったことを境に、今までの傲慢な性格を改め、穏やかで礼儀正しい物腰を心がけるようになる。
　破滅フラグを回避するためにいろいろと行動するが…。
　天然ビッチであり、性的な経験は皆無であるにも関わらず、性欲が強く男をめろめろにするほどのテクニックを持つ。


　フリードリヒ・ゴルトシュミット

　ゴルトシュミット子爵家次男。
　ゴルトシュミット商会代表取締役。
　数々の事業を手がける商業貴族であり、彼自身も有能な商売人である。
　前世の記憶を取り戻し、穏やかな淑女となったイレーヌに惚れ込む。
　一方、イレーヌが貴族社会に節約を広めたことで経済が停滞してしまったことに頭を痛める。


　リュック・ミラン

　ミラン公爵家長男。
　王国王立軍将軍。
　軍人の家系であるミラン家に養子に出されているが、国王の甥であり３番目の王位継承権を持つ。
　幼いころから軍人となるべく育てられてきたため、恋愛には不器用。
　一見生真面目だがむっつりスケベである。


　ヴァンサン・デブロー

　デブロー伯爵家長男。
　王国司法省司法官。
　魔道士の家に産まれ、彼自身も高度な魔法を駆使する魔道士である。
　司法官として刑事事件の捜査に魔法を活用し、多くの事件を解決に導いている。
　実はやや特殊な性癖持ち。


　アレクサンダー・アトキンス

　ハイエルフ。
　アトキンス家当主。
　王国騎士。
　王国では数少ない亜人種の貴族。
　見た目は若いが、相当長く生きている。
　イレーヌとは幼いころからの知り合いである。
　傲慢なイレーヌに苦手意識を持っていたが、穏やかに豹変した彼女に心奪われてしまう。



　エクレール・レジェンヌ

　レジェンヌ伯爵家長女。
　乙女ゲームでは主人公だった。
　やや変わり者だが、貴族の娘にしては珍しく慎み深く人当たりがいい。
　誰からも好かれる才能を持つ淑女。
　不況が原因で困窮しているが、それでも笑顔を絶やさない強さも持つ。
　実はある性癖を隠している。