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ソーププレイとB級グルメ

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 03
 「こんばんは」
 「いらっしゃい。
 あら、洋一さん。もう、来てくれないから寂しかったんですよ?」
 小料理屋化野。
 女将である志乃はぷくっと可愛く頬を膨らませる。きれいな顔でふくれっ面しないで欲しいよ。と洋一は思う。萌え死にそうだ。
 「ごめんごめん。なんだか残業ばっかりでさ」
 「まあ、今夜は来てくれたから許してあげます。
 夕飯は?」
 志乃は優しい笑顔を浮かべておしぼりを出す。
 「ああ、飯は食ってきた。ビールと、なにかつまみもらいたいな」
 「ふふふ。洋一さんはついてますね。いいのがあるんですよ」
 そう言った志乃はビールを洋一に出すと、着物にたすきをかける。和服美人と呼んで差し支えない志乃だが、たすきをかけるとまた印象が違って見える。
 目の前で手早く調理されていくものは、洋一にも一目瞭然だった。四角い鉄板に、無数の半球状のくぼみがある。家庭用のたこ焼きプレートだ。
 「さ、どうぞ」
 「頂きます。お、うまい!」
 出来上がったたこ焼きは、何というか味に深みとコクがあった。ソースとマヨネーズと紅ショウガで濃く味付けられていてもよくわかる。
 「うむ。なにか隠し味がありますね」
 「ご名答。小麦をとくのにタコの出汁を使ってるんです」
 なるほど。と洋一は思う。
 たこ焼きはビールによく合うこともあって、たちまち平らげてしまう。
 「ごちそうさま。
 志乃さん、この後はなにか予定ある?」
 「いいえ。とくには」
 洋一の問いに、志乃は顔を赤らめ、妖艶な笑みを浮かべながら答える。
 「ちょっと面白いものをネットでみつけたんですよ。
 ためしてみませんか?」
 そう言った志乃に、洋一は脊髄反射的に頷いていた。きっと気持ちいいことに違いない。そう確信したのだ。
 志乃は普通より早めに暖簾を下ろしてしまい。洋一を2階へと案内する。

 「はああん…♡どうです?洋一さん?」
 「その…すごくいい感じです…。志乃さんのお肌と…おっぱいが当たって…」
 洋一と志乃は、“化野”の2階にある風呂場で触れあっていた。
 志乃がネットで見つけた面白いものとは、家庭用のソープマットだった。業務用のものと違って家庭の風呂場に収まるさいずであり。また上下の部分がフレキシブルに曲がる構造になっているため、さほど広くない風呂場でも敷くことができる。
 洋一は湯でといたローションを巻いたマットの上にうつぶせにされ、志乃に背中に乗られ、肌を擦り合わされていた。
 「あん…!♡私も…私も洋一さんのお肌の感触が気持ちいいです…♡
 乳首…擦れて…♡はあああん…!♡」
 「す…すごい…。本物のソーププレイだ…。
 気持ちいい…」
 ローションにまみれた志乃の肌が背中に触れる感触がとても心地よかった。男の背中にも性感帯があると聞いたことがあるが、これほどとは。
 志乃も、洋一と肌を触れあわせる感触に興奮していた。乳首が洋一の背中に擦れるたびに、全身に電流が走ったような快感を覚える。
 「うふふ…。洋一さんのお肌きれい…♡ちゅっ…れろお…♡」
 志乃は洋一の首筋や背中にキスの雨を浴びせてくる。唇と舌の感触が心地良い。
 志乃の唇と舌の快感は、どんな風俗嬢も真似できないだろう、と洋一は思う。蛇妖は床上手が多いらしいが、唇と舌だけでこんなに気持ちいいならむべなるかなと思う。
 「こっちはどうかしら…?」
 そう言った志乃は、洋一の身体の下に手を入れて、乳首をまさぐり始める。
 「ああ…志乃さん…気持ちいいよ…!」
 「やっぱり、洋一さんは乳首が弱いんですね。ほら…ほら…♡」
 背中を胸の膨らみでいやらしく擦りながら、手で乳首を責めてくる志乃の動きに、洋一はたまらない快感を感じていた。
 志乃も興奮しているらしく、耳元で艶めかしい吐息を吐いているからなおのこと。
 「じゃあ、次は…。んん…♡」
 志乃は身体を起こすと、ローションで滑らないよう慎重に後ろを向き、洋一の脚を跨いで正座する形になる。 
 そしてそのまま女の部分を洋一の脚に押し当て、前後させ始める。
 「おお…志乃さんの股が…」
 「あああんっ!♡なんかすごい…気持ちいいかも…♡お○んこが洋一さんの脚に擦れて…!
 やああんっ…!♡」
 それは洋一の脚を大人のおもちゃとして用いる、志乃のオナニーだった。
 洋一は、志乃の陰毛がじょりじょりと擦れる感触に、ぱっくりと開いた女の部分が脚をなぞる感覚に、どうしようもなく興奮していた。
 腰が前後するのに合わせて、志乃の足の裏が、玉と陰茎を撫でる感覚もたまらない。
 志乃もまた、洋一の肌が敏感なところを擦っていく甘美な感触に感じてしまう。興奮して充血した小陰唇が、クリトリスが洋一の肌と擦れていく。蜜壺からは愛液がとろとろと溢れて、ローションと混じり合っていく。
 「洋一さん、もっと気持ち良くなって下さいね…あんっ…!♡」
 右脚をお互い充分に楽しんだ後は左脚だった。同じように、志乃は女の部分で洋一の脚を擦っていく。
 「志乃さんのお○んこが当たって、すごく気持ちいいよ…」
 「うふふ、じゃあ、もっと気持ちいいことしてさしあげます♡」
 そう言った志乃は、身体をずらし、洋一の背中の上に腰掛ける形になる。そして、今度は洋一の脚に胸の膨らみを擦りつけながら、器用に洋一の背中に女の部分を擦りつけてくる。
 「うお…!志乃さんのおっぱいが脚に…」
 「ああん…♡洋一さんの背中にお○んこがこすれてます♡
 ほら、おっぱいも擦りつけちゃうますよお…♡」
 志乃は洋一の脚を抱き抱え、胸の谷間に脚を挟んだまま上下させる。当然のように、女の部分は洋一の背中にぴったりと当たり、洋一の背中を使ったオナニーは続いている。
 蛇妖ならではの身体の柔らかさで、全身がぴったりと密着する感覚が心地良い。洋一も志乃もどうしようもなく興奮していた。
 「おお…?乳首が足の裏に…?」
 「ああ…おっぱい…♡おっぱい感じます…!♡乳首が洋一さんの足の裏に擦れて…。
 あん…ああああああっ…!♡」
 志乃が洋一の左足を両手で自分の乳首に押し当てる。勃起した乳首が足の裏に当たるのがはっきりとわかる。
 志乃は、興奮して限界まで高まっていた官能が、乳首を足の裏で刺激したことで弾け、軽くアクメに達していた。
 「ああ…♡洋一さん、気持ちいい…♡
 洋一さんももっともっと気持ち良くなって下さいな♡」
 そう言った志乃は、洋一の股を開かせ、洋一の腰の下に自分の両脚を入れてマットの上に脚を投げ出す形になる。
 「し…志乃さん…!なにを…?」
 「洋一さん、お尻もきれいですねえ…♡ちゅっ♡はむう…」
 洋一は戸惑う。洋一の腰を浮かせた体勢で、なんと志乃が尻肉にキスをしてきたからだ。
 「どうですかあ?お尻も感じるかしら…?れろお…♡」
 「うああ…!志乃さんの舌が…!あああ…!」
 志乃の長い舌が尻肉をなめ回す感触に、洋一は女のような声を上げてしまう。自分でも、尻を舐められてこんなに感じるとは意外だったのだ。
 「気持ちいいんですね…♡じゃあ、こっちも…♡」
 志乃は両腕を洋一の腰に廻して後ろから抱き抱える形になると、尻に舌を這わせたまま洋一の陰茎と玉袋を刺激し始める。
 「あああ…!志乃さん…志乃さん…!気持ちいいよ…!はあああ…!」
 志乃が洋一の尻にキスの雨を浴びせ、舌が尻肉を這い回り、陰茎がゆっくりと絶妙な強さでしごかれ、そして玉袋が指先でさわさわとなぞられる。
 こんな気持ちいいことがこの世にあるのか。洋一は本気でそう思っていた。
 だが、志乃の淫蕩はそこで終わらない。
 「し…志乃さん!そんなところ…汚いから…あっああああ…!」
 「うふふ…よく洗ったから大丈夫ですよお♡洋一さんのお尻の穴…♡れろれろ…」
 あろうことは志乃は、洋一の尻の割れ目に舌を這わせて上下になぞる。そして、尻の穴のすぼまりにまでキスをしてくる。
 「どうですか…?洋一さん、気持ちいいですか?ちゅぱっ…れろおっ…♡」
 「ああっ…!志乃さん…気持ちいいです…!気持ちいいけど…」
 洋一にとっては、排泄する場所にキスされ、舌を這わされていることの戸惑いは消えない。だが同時に、美しく妖艶な志乃が、自分の排泄する場所に唇と舌で奉仕しているという倒錯した興奮にぞくぞくしてしまう。
 志乃もまた、洋一をア○ル責めで感じさせているという倒錯した興奮を感じていた。それに、フェロモンなのか、洋一の尻の穴に奉仕していると、なんだか女の芯が熱くなって、もっとハレンチなことをしたい衝動が抑えられないのだ。
 「洋一さん…もっとお尻で感じて…♡あむ…れろれろれえ…♡」
 「おーーーーーっ…志乃さん…そこは…!おおおーーーーっ…」
 志乃の舌の先が尻の穴のすぼまりをくりくりと刺激し始める。
 排泄している場所を舌で舐めていると言う嫌悪感は、志乃にはなかった。洋一のためならなんでもしてあげたいという気分になってしまっているのだ。
 洋一は、志乃がそこまでしてくれることに、感動さえ覚えていた。また志乃を好きになってしまいそうだった。
 「お尻の穴、ほぐれてきたかな…?舌入れちゃいますね…♡れろ…んふうううう…♡」
 「ああ…おーーーっ…おーーーーっ…!入ってる…!入ってるっ!」
 洋一は普通なら女が言うであろう言葉を抑えられなかった。志乃の長い舌がぬるりと尻の穴のすぼまりをかきわけて入って来たのだ。もちろん、手で陰茎と玉を刺激される動きも続いている。凄い快感だった。
 志乃は嬉しくて仕方がなかった。洋一が排泄する場所を舌で責められて、腰をぴくぴくと反応させるのに、どうしようもなく倒錯して興奮していく。
 「し…志乃さん…!もう出ちゃう…出ちゃうよ…!」
 「おっと…まだ早いですよ♡じゃあ、一度休憩と言うことで…」
 志乃はそう言うと、洋一の尻から口を離し、両脚を洋一の腰の下から抜く。あのままイかせても良かったとは思うが、もう少し楽しみたかったのだ。
 なにより、まだしていないプレイがいくつもある。
 お尻を責めてイかせてあげるのは、またのお楽しみと言うことで…。
 
 04
「お○んちん、落ち着きました?じゃあ、今度は仰向けになって下さいねえ♡
 あ、滑るから気をつけて」
 洋一は志乃に言われたとおり、洋一は慎重に身体を仰向けにする。
 「洋一さんの好きなこと、もっとしちゃいますね♡れろ…♡」
 「ああ…志乃さんの舌が…」
 志乃は洋一の弱点の1つである乳首にキスし、舌をつきだしてねっとりとなめ回していく。
 洋一は敏感に反応する。志乃の舌はいつも心地良いのだ。
 「すごい…!♡勃起してますね…♡びんびんですねえ…♡」
 志乃は舌と指で洋一の乳首を愛撫しながら、手で洋一の陰茎をしごき始める。手に感じる陰茎の熱さと固さが心地良い。自分の口と手で洋一がこれほど勃起していると思うと、女の芯がさらにざわざわとして、熱くなってしまうのだ。
 なんだかすごく興奮しちゃう…。手のひらが性器になったみたい…。
 「志乃さん、今度はパイズリとか頼めるかな?」
 「もう、洋一さんは本当におっぱい好きなんだから…♡いいですよお♡
 んしょ…ほらほら…♡」
 志乃が身体を洋一の股の間に滑り込ませ、豊かで量感ある2つの膨らみで陰茎を挟んでしまう。志乃の膨らみは大きいため、人並み以上にはサイズがあるはずの洋一の陰茎が完全に包まれてしまう。
 「おお…これ縦パイズリってやつか…?」
 「ふふふ…洋一さんのお○んちんが私のおっぱいに隠れちゃってますねえ♡」
 志乃が陰茎を垂直に胸の谷間に包み込んでしまう。大きいからパイズリも迫力があるだろうとは思っていたが、これは予想以上だった。
 圧巻と言える大きさの2つの膨らみがローションで滑りが良くなり、陰茎を挟んでしごく。その感触は、志乃でしか味わえないものに思えた。
 「志乃さん、もう我慢できない…!出ちゃうよ…!」
 「いいですよ…♡出しちゃっても…♡ほら…こうして…れろれろ…」
 志乃が陰茎の先端を胸の谷間から露出させ、亀頭をちろちろと舌でなぞる。そして、口をすぼめて亀頭に吸い付く。いわゆるひょっとこフェラだ。
 志乃の美しい顔がひょっとこフェラの形に歪む様は、とても卑猥で倒錯して洋一を急速に射精へと押し上げていく。
 「出して下さい!♡私のおっぱい○んこに…ザーメンびくびくってえ!♡」
 「ううううっ…!」
 志乃の卑猥で下品な言葉がとどめとなり、洋一は思いきり射精し、志乃の顔に大量の白濁をぶっかけていた。志乃の美しい顔が精液でどろどろに汚れていく様は、なんだかいけないことをしているようで洋一を興奮させ、さらに大量の白濁を出させてしまう。 
 「志乃さんごめん…!顔にぶっかけちゃった…」
 「うふふ…♡洋一さんが気持ち良くなってくれたならいいんですよ♡
 私のザーメン顔、興奮するでしょ?」
 射精が落ち着いて賢者タイムに入り、ぶっかけたことを急に申し訳なく感じ始めた洋一に、志乃は聖母のほほえみを浮かべる。ザーメン顔のまま。
 ザーメン、顔にかけられちゃった…。でも、なんだか幸せかも…。
 「志乃さん…好きだよ…」
 「ちゅっちゅっ♡私も洋一さんのこと大好きですよ…♡んむ…♡」
 シャワーでローションと精液を洗い流し、洋一と志乃はマットの上でじゃれ合い、キスを交わしている。
 「あんっ!♡お腹に固いのが当たる…♡もうこんなに元気になって♡」
 「志乃さんのキスが気持ちいいから、我慢できなくてさ」
 下腹部に熱く固い感触を感じた志乃は、無性に嬉しい気持ちになる。洋一がこんなに興奮してくれていることが、志乃の中の女の芯を悦ばせていく。
 「じゃあ、今度はお○んこで…洋一さんはそのままじっとしててくださいね…♡」
 そう言うと、志乃は洋一を跨いで正座をする形になり、女の部分に陰茎の裏筋を密着させる。そしてそのまま前後に腰を動かし始める。もちろん豊かな胸の膨らみを洋一の胸板に押し当てることも忘れない。
 「志乃さん…擦れ合ってて…すごく気持ちいい…」
 「私も気持ちいいですよ…♡あ…あんっ!♡びらびらとクリちゃんが…お○んちんを擦ってますよ…♡感じちゃう…!♡」
 愛液でとろとろになり、滑りが良くなった志乃の小陰唇と陰核が、洋一の陰茎の裏筋をねっとりとなぞっていく。
 敏感な部分が擦れ合う感覚は、洋一にも志乃にも甘美な快感だった。
 「じゃあ次は、お○んこで亀頭を可愛がっちゃいますよお…♡
 はあああん…♡ああ…ううん…!♡」
 志乃は身体を少しずらすと、蜜壺の入口に洋一の亀頭をあてがい、そのまま腰をくねらせて刺激していく。
 「申し訳ないけど、入れてはだめですよ…。今日は危ない日なので、生は勘弁して下さいね…?」
 「う…うん…」
 洋一はもどかしく感じる。すっかり興奮してまた勃起した陰茎は、志乃の中に入りたいと自己主張しているが、志乃は先端を浅く出し入れするだけだ。
 危ない日なら間違いがあってはいけないと思うが、入りそうで入らない深さで亀頭を刺激されるのは、焦らされているようで非常に切ないのだ。
 「志乃さん…入りそうだよ…。本当に入れちゃだめ…?」
 「ごめんなさい…。危ない日の生って怖くて…。また今度安全な日にね?♡」
 ああ…洋一さんがもどかしそうな顔してる…。すごく可愛い…。私のお○んこに入れたくてしかたないのね…?
 「ああ…志乃さん…?」
 一瞬だが、志乃が腰を落とし、陰茎をぬるりと奥までくわえ込んでしまったのだ。
 「ふふふふ…。ちょっとだけ入れちゃった…♡あ…ああああっ…!♡」
 ほんの少しの間だけ陰茎を深く挿入しただけなのに、志乃はアクメに達していた。
 やっぱり危ない日ね…。身体がいつもより敏感になってるみたい…。
 「じゃあ、そろそろ入れちゃいますね♡
 あむ…んふうう…。よし…♡」
 いっそこのまま最後まで。洋一の子供なら生んでも…。と熱っぽくなっていた志乃の頭は、軽くアクメに達したことで少し冷静になる。
 まだ自分は洋一の子供を産む覚悟はない。どうせ妊娠するなら、洋一としっかり合意した上でしたい。そう思い直したのだ。
 手を使わず口だけで器用にコンドームを装着した志乃は、洋一にまたがり、一気に腰を落としていく。
 「ああああっ!♡入って来ます…♡固くて…素敵…!♡」
 「うう…志乃さんのお○んこ…!温かくて…ぬるぬるして…」
 洋一と志乃は、コンドーム越しでも互いの体温と感触を感じていた。ひとつになっているという幸福感と充足感に満たされる。
 「洋一さん…♡ちゅう…れろれろお…♡」
 「志乃さん…ちゅっちゅっ…あむ…」
 洋一と志乃はきつく抱き合って濃厚なキスを交わす。まるで唇と舌が性器に変わってしまったような快感に、2人は夢中で舌をつきだし、絡ませ、貪り合う。
 「洋一さん、おっぱいも揉んで下さいい…!♡」
 「うん…志乃さんのおっぱい揉んじゃうよ」
 洋一は手を伸ばし、志乃の胸の膨らみを手のひらで揉みしだく。手のひらでさすりながら乳首を転がし、かと思うと乳首を摘まんでしごく。
 「志乃さん…すごいね。おっぱい弄ると、お○んこがぎゅってなるよ…」
 「あんっ!恥ずかしい事言わないで…♡おっぱいが感じすぎて…お○んこがお○んちんをぱくってしちゃうんですう…!♡
 ああっあああああああん…!♡」
 極限まで敏感になった志乃の身体は、乳首を愛撫されると全身に甘美な快楽のパルスが走り、蜜壺に勝手に力が入って陰茎を締め付けてしまうのだ。
 洋一も、乳首を弄られるのに蜜壺が反応して、甘く心地よく締め付けられる快感の虜になっている。
 「志乃さん…出そうだ!出すよ!」
 「洋一さん…私も…私ももうイく…イくうっ!♡
 ああ…ああああああああああああああああーーーーーーーーっ!♡」
 志乃がぐっと身体を仰け反らせて硬直し、アクメに達する。少し遅れて洋一も射精し、志乃の蜜壺の中でびくんびくんと陰茎が震えた。
 時間が止まった。2人はソープマットの上で交尾したまま荒い息をつく。
 「洋一さん、キスして…♡」
 「うん。ちゅ…はむ…」
 志乃の求めに応じて、洋一は志乃の顔を引き寄せ唇を重ねる。なんどキスをしても飽きることがない。“唇から媚薬”なんて歌があったが、本当にあったらこんな感じだろうか?そんなことを考えていた。
 そのあとは2人で抱き合って湯船につかる。
 「うふふ…こうしてお風呂もいいですねえ…」
 「そうだね…。いい湯だ…」
 ふつうに入浴を楽しもうと思うのに、志乃の裸が近くにあることで、洋一はまた興奮して来てしまうのを抑えられなかった。
 「志乃さん…その…もう一回いいかな…?」
 「ふふ…お腹に固いのがあたってますねえ…♡いいですよ…♡」
 志乃は洋一の腰を浮かせてその下に自分の下半身を滑り込ませ、潜望鏡フェラチオを始める。
 風呂場での2人のハレンチな肉の宴はまだ終わらないのだった。

 05
 「ねえ志乃さん、お腹空かない?」
 「そういえば、ちょっと小腹が空きましたねえ…。
 でも困りましたね。すぐに食べられるようなものがないんですよ」
 激しいセックスで消耗してしまったのか、2人とも小腹が空いていた。もう夜も遅いとは言え、何か食べたいのを我慢できない。
 志乃に寄れば、普段あまり感触や夜食をしないので、菓子類やカップラーメンの類いを置いていないのだという。
 「近所に業務スーパーあったね。ちょっと行ってきます」
 そう言った洋一は、申し訳程度に服を着て、サイフを握って出かける。遅いにも関わらず意外に品揃えは豊富だった。
 こういうあたりが、ブラック企業を増長させる一因だという声もそういえばあったな。そんなことを洋一は思い出す。どれだけ遅くなっても飯は食えるとなれば、長時間残業も仕方ないし不都合もないというかっこうの言い訳になることだろう。
 洋一が欲しいものはなんと全部買うことができた。
 “化野”に戻った洋一はさっそく料理を開始する。
 まず豚の挽肉と刻んだニンニクを油と日本酒で炒める。充分に火が通ったら弱火にしてとき卵を入れていく。半熟程度に炒めたら皿に空ける。
 後はラーメンを茹でて、パックで売っているタンタンスープを湯でとく。
 麺にもいろいろあるが、洋一は太麺を選んだ。辛いタンタンスープには太麺の方が味がわかりやすくていいと考えた。
 タンタン麺の上に挽肉と卵の炒めをのっけて、軽くほぐしてできあがりだ。
 「うん、いけますね。タンタン麺は辛いのに、卵はまろやかだからちょうどよくて」
 「そうなんだ。実は、横浜のタンタン麺を簡単に再現できないかと思っていろいろ試行錯誤してね」
 志乃は普段タンタン麺はあまり食べないと言うことだったが、これは気に入ったらしかった。
 相変わらず美味しそうに食べる志乃を見ていると、洋一も幸せな気分になってくる。
 「ねえ、今度一緒に横浜に行ってみませんか?
 私だいぶ前に行ったきりなんですよ。
 色んなところ見て、色んなもの食べたいな。もちろんタンタン麺も」
 「いいね。じゃあ、今度の休みにでも行ってみる?」
 志乃にとっての“だいぶ前”がどの程度かは、洋一は考えないことにする。
 その後、“化野”のメニューとまかない飯に、“洋一流タンタン麺”が加わることとなった。
 なお、後日の休みに横浜を訪れた志乃は完全に浦島太郎だったのだが、それはまた別の講釈だ。
 「東横線が横浜まで?なに、それより先のこの高い電車賃!?
 ていうか、渋谷が終点じゃないってどういうこと!?
 それに、ランドマークタワーっていつできたの…!?前はあそこにはなにもなかったのに!」
 「やっぱ、妖怪だからかな?浦島太郎ぶりが半端ないなあ…」
 ランドマークタワーが起工した時には生まれてもいなかった洋一はそう思わざるをえないのだった。
 
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