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02 眼鏡ギャルのこだわり
大丈夫じゃないかも…
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03
「参考までに聞きたいんだけど…。
わたしのことはどんなことがわかるの…?」
自分がどんな経験があってないのか、確かめずにいられないらしい梨香子が、顔を真っ赤にしたまま聞いてくる。
「ええと…それを言葉にしたら立派なセクハラになると思うんだが…」
治明は即答できなかった。
実際、梨香子について知っていることを全部話したら、トラウマを与えてしまうかも知れない。
本来であれば、女の子の秘密なのだから。
「でも…その…。わたしが納得してればセクハラじゃないじゃない…。
話して。どこまで知ってるか…」
梨香子は真っ赤になりながらも、真剣な表情だった。
これでは、話さないという選択はなさそうだ。
「わかったよ…。ただ、聞いて後悔しないでね?」
そう前置きして、治明は言葉を選びながら話していく。
「梨香子ちゃんは…まあセックスも、キスした経験もないね。
彼氏がいたこともない。
それに、その…なんだ…」
「どうぞ続けて」
梨香子が真剣な眼で続きを促す。
治明は腹を括るしかないと理解する。
「ええと…オナニーはするみたいだね。
絶頂…つまりオーガズムも経験済み…。
それと…なんだ…処女ではあるけど…」
「お願い、はっきり言ってよ」
ついもごもごとなってしまう治明に、梨香子が明確な説明を求める。
どこまで知られているか、よほど気になるのだろう。
「だ…だから…。
処女だけど、指をおま○こに入れて…Gスポットオナニーした経験はあるなって…」
「え…ええええええええっ!?」
恥ずかしさで絶叫する梨香子を見て、治明はしまったと思う。
(はっきりと言い過ぎた)
さすがにセクハラになってしまっただろう。
処女でありながら、指を入れてGスポットで自慰をした経験はあるなど、できれば他人には知られたくないことだろうから。
「はうううううう…」
恥ずかしさで神経が飽和してしまったらしい梨香子が、ぐったりとしてしまう。
治明は慌てて梨香子の体を支える。
「梨香子ちゃん…?だ…大丈夫か…?」
「だ…大丈夫じゃないかも…」
見れば、梨香子の顔は耳まで真っ赤で、本当に大丈夫ではなさそうだった。
「治明くん…。しばらくぎゅってしててくれないかな…?」
「う…うん。わかったよ」
治明は、梨香子の細い体を抱きしめる。
(柔らかいな…それにいいにおいがする…)
梨香子が落ち着くまで抱きしめていることは、治明にとって役得なのだった。
「その…なんかごめん…。はっきり言い過ぎた。
あれじゃセクハラだよねえ…」
「いや…はっきり言えっていったのは…わたしだし…」
互いに真っ赤になって目を合わせられないまま、治明と梨香子はそんなやりとりをする。
(やっぱまずかったなあ…)
治明は後悔していた。
梨香子にトラウマを与えてしまったかも知れない。
これから先、避けられてしまうかも知れない。
そんなことを思うと、憂鬱なことこの上ない。
が…。
「治明くん。
後日でいいから、ひとつお願いしたいことがあるんだけど…」
「ん?なにかな。俺にできることなら協力するよ」
意外にも、梨香子は治明に頼み事があるらしい。
梨香子が自分に忌避感を持ってしまったわけではないことに、治明は取りあえずほっとする。
そして、梨香子に恥ずかしい思いをさせてしまった自分には、梨香子のお願いに応えるのが誠意に思えたのだった。
「参考までに聞きたいんだけど…。
わたしのことはどんなことがわかるの…?」
自分がどんな経験があってないのか、確かめずにいられないらしい梨香子が、顔を真っ赤にしたまま聞いてくる。
「ええと…それを言葉にしたら立派なセクハラになると思うんだが…」
治明は即答できなかった。
実際、梨香子について知っていることを全部話したら、トラウマを与えてしまうかも知れない。
本来であれば、女の子の秘密なのだから。
「でも…その…。わたしが納得してればセクハラじゃないじゃない…。
話して。どこまで知ってるか…」
梨香子は真っ赤になりながらも、真剣な表情だった。
これでは、話さないという選択はなさそうだ。
「わかったよ…。ただ、聞いて後悔しないでね?」
そう前置きして、治明は言葉を選びながら話していく。
「梨香子ちゃんは…まあセックスも、キスした経験もないね。
彼氏がいたこともない。
それに、その…なんだ…」
「どうぞ続けて」
梨香子が真剣な眼で続きを促す。
治明は腹を括るしかないと理解する。
「ええと…オナニーはするみたいだね。
絶頂…つまりオーガズムも経験済み…。
それと…なんだ…処女ではあるけど…」
「お願い、はっきり言ってよ」
ついもごもごとなってしまう治明に、梨香子が明確な説明を求める。
どこまで知られているか、よほど気になるのだろう。
「だ…だから…。
処女だけど、指をおま○こに入れて…Gスポットオナニーした経験はあるなって…」
「え…ええええええええっ!?」
恥ずかしさで絶叫する梨香子を見て、治明はしまったと思う。
(はっきりと言い過ぎた)
さすがにセクハラになってしまっただろう。
処女でありながら、指を入れてGスポットで自慰をした経験はあるなど、できれば他人には知られたくないことだろうから。
「はうううううう…」
恥ずかしさで神経が飽和してしまったらしい梨香子が、ぐったりとしてしまう。
治明は慌てて梨香子の体を支える。
「梨香子ちゃん…?だ…大丈夫か…?」
「だ…大丈夫じゃないかも…」
見れば、梨香子の顔は耳まで真っ赤で、本当に大丈夫ではなさそうだった。
「治明くん…。しばらくぎゅってしててくれないかな…?」
「う…うん。わかったよ」
治明は、梨香子の細い体を抱きしめる。
(柔らかいな…それにいいにおいがする…)
梨香子が落ち着くまで抱きしめていることは、治明にとって役得なのだった。
「その…なんかごめん…。はっきり言い過ぎた。
あれじゃセクハラだよねえ…」
「いや…はっきり言えっていったのは…わたしだし…」
互いに真っ赤になって目を合わせられないまま、治明と梨香子はそんなやりとりをする。
(やっぱまずかったなあ…)
治明は後悔していた。
梨香子にトラウマを与えてしまったかも知れない。
これから先、避けられてしまうかも知れない。
そんなことを思うと、憂鬱なことこの上ない。
が…。
「治明くん。
後日でいいから、ひとつお願いしたいことがあるんだけど…」
「ん?なにかな。俺にできることなら協力するよ」
意外にも、梨香子は治明に頼み事があるらしい。
梨香子が自分に忌避感を持ってしまったわけではないことに、治明は取りあえずほっとする。
そして、梨香子に恥ずかしい思いをさせてしまった自分には、梨香子のお願いに応えるのが誠意に思えたのだった。
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