新三国志<真劉備伝>

中村夢野助

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第2話『5歳の即戦力張飛・美髪公関羽』

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「う~んどうしたら良い

んだろう。」

雨民こと劉備を見て

張角こと徐庶幸福は

飽きれていた。

「全く君主らしくない…

積極的に声も掛けない

メモをしない飽きれたわ。」

「どうもこんにちは、

貴女それでも民衆を纏め

る主君なのかしら情けな

いわ!」

「私はただ民衆を仁と義

で纏める為に戦いたいの!」

「仁と義ねぇ…フッフッ

フなら尚更人材が必要で

しょう!…でも貴女はブラ

ブラしてるだけじゃない!」

徐庶に虚を突かれ劉備は

何も言えなかった。

「じゃあ私はどうしたら

良いの!」

「まずは私の指示に従い

なさい既に人材登用する

為の資金と武人達を調べ

たメモ帳を持ってるわ!

この幽州拓郡の近くだと

関羽雲長19歳と張飛翼徳

5歳ね。」

「ちょっと待って5歳は

ないでしょう!」

徐庶のメモを聞き劉備が

ドン引きした。

「何言ってるの張飛翼徳

は立派な戦力よ!巨大な

虎を蛇矛で叩き斬り

盗賊達を一網打尽にして

るのよ充分な即戦力じゃ

ない!」

「そんなに強いの?会って

見たい!」

徐庶が事実を話した事で

劉備が目を輝かせた。

「でっ!関羽の方も対した

者よ!青龍偃月刀で盗賊約

300人をたった一人で倒し

たと言うししかも美髪公

と言われる髪長美人よ。」

「その二人に是非会いた

いよ!」

「ええ会えるわよ!関羽は

ここら辺で盗賊を討伐し

てるからねただ張飛も

孤児達の為に盗賊討伐に

参加してるわよ!」

「もちろん参加するわ!」

「解ったわ!私も参加して

上げるわ…もう!」

劉備の気合の入り方に

徐庶はドン引きした。

いざ盗賊討伐に向かうと

結果目に見えていて劉備

が実戦経験がない結果

徐庶に泣きついて来る。

「二人共離れて!!」

「討伐経験もないのに

戦いに加わるなぁ!」

長身の長髪美人が持って

いるのは間違いなく青龍

偃月刀を持ち小さな5歳

の少女は蛇矛を振り回し

盗賊達を容赦なく倒して

行く。

「お主らは何を考えている

危うく死ぬ所だったのだ

ぞ!!」

「雲長姉ちゃんの言う通り

なのだ!討伐隊の足引っ張

る所だったのだ!!」

劉備・徐庶達はこっぴどく

怒られていた。

「全く何事もなかったか

ら良かったものの…」

「そうなのだ…ねぇ雲長義

姉ちゃん…誰に士官使用

と考えているのだ。」

「はぁ…中々士官先も見つ

からんしどうするべきか…」

「お主達に提案がある!

この劉備玄徳に仕えたら

どうだ!」

徐庶の提案に

「ふざけるな!!侮辱を

するなら容赦せんぞ!!」

「そうなのだ!!邪魔して

おいてまだそんな事言うの

か!!」

関羽・張飛は激怒したが

「劉備殿も何か言え…」

徐庶がそう言い掛けた時

劉備のビンタがくらい

「徐庶ちゃん…仁と義に

悖る行為をしたら駄目で

しょう!!徐庶ちゃんの事は

私が謝ります。

どうかお願い

私に力を貸して下さい!!」

頭を下げた劉備を見て

「どうやら私達の方が

正気を失っていたようだ!」

「劉備お姉ちゃんごめん

なのだ!」

「済まない劉備私もカッ

となり過ぎたよ!」

関羽・張飛・徐庶達三人

も頭を下げ無事解決し

そして桃園で盃を四人で

義兄弟の誓いをし

「我らは、生まれた年は

違っても死す時は同じ!!」

四人は盃を交わした。

徐庶は日陰で一人に

なると

「羅貫中はおるか?」

「お主がこの劉備達の

物語を書くのだ!…陳寿

お主は劉備が王になった

頃の中原の歴史を書く

のだ!…」

「「はっ!同士お任せ

下さい!」」

徐庶幸福は肺結核を

患っていたその事を知っ

ているのは妹の張宝こと

徐庶元直だった。






















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