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最後に彼女は生への渇望を肉体で表現し、体はその切望を叶え、生存に成功したのですね。
痛ましいエピソードながら、彼女がここに至るためのここまでの物語でもあったのだろうなと思います。
クナリさん、ありがとうございます
ご指摘の部分(冒頭、説明がのところ)コンテストが終わったら少し考え直してみたいと思います
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人間は人間を求め、人間でしか傷つけられない傷があり、それは人間でしか埋められないものなのかもしれませんね。
ヒメノはやっと深い傷を癒し、最終的にはもっと生きたいと藻掻いた結果、生き延びたのだと思います。
素敵な感想ありがとうございます!
面白すぎて結局ラストまで一気読み。
最後は思い切りハラハラさせられましたが、生きるってこういうこと。どこか幽体離脱しているような生き方だったヒメノちゃんが、生にしがみつける「ひと」になれて、本当によかったと思います。愛のある出会いに感謝。
圧倒的な読みやすさと、思わず唸る言葉選びのセンス。夢中になって拝読しました。
心に、私の夜に沁みる作品を本当にありがとうございました。
初めの頃のヒメノなら諦めてたかもしれないですけど、人と出会い生きるって楽しいと思ったからこそ最後は這いつくばって必死になったんですよね。本当はこういうのを書きたいのですが読まれないから…最近書いてないなあ。さくらさんの感想に触れて、また書きたくなりました。こちらこそありがとうございます😊
やばい、おもしろい。
寝なきゃいけないのに続き読みたい病。
ありがとうございます🙏めちゃくちゃご褒美みたいなお言葉