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魔女の訪問販売
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始まりの町の酒場にて、駆け出しの冒険者は飲みかけのグラスを片手にうなだれていた。
冒険者「はぁ……」
魔女「あら、ため息つくと少ない経験値が逃げちゃうわよ」
冒険者「……アンタ誰だよ」
魔女「初めまして、しがない冒険者さん。魔女の訪問販売よ」
冒険者「訪問販売?」
魔女「そう、悩める冒険者たちにその時々の悩みにあった魔道具をおすすめするの。お隣いいかしら」
冒険者「怪しいな。壺とかなら買わないよ」
魔女「安心して、金持ちの権力者ならまだしも駆け出し冒険者で貧乏人の貴方にそんなことしないわ」
冒険者「お前さっきからちょいちょい失礼だな」
魔女「さあ、お姉さんにため息の理由を教えてちょうだい」
冒険者「……ちょっと疲れてるだけだよ」
魔女「なるほど、冒険者になって魔物を倒して金を稼いで遊んで暮らせると思ったら想像以上に自分が弱くて毎日魔物にボコボコにされるだけの日々に落ち込んでいたのね」
冒険者「大体合ってるけどやめろよ」
魔女「そんな貴方にはこれよ」
冒険者「なんだこの粉」
魔女「これを吸うだけであっという間に元気が出るし、些細な悩みなんてどうでも良くなるわ」
冒険者「どう考えてもやべえ粉だろこれ」
魔女「そんなことないわ、安全な薬よ。毎朝朝食後にさっとキメれば朝から笑いが止まらないほど愉快にに過ごせるわ」
冒険者「今おまえキメるって言ったろ」
魔女「ここの村長も愛用してくださってるわ」
冒険者「村長なにやってんだよ」
魔女「今なら初回無料だけどどう?飛ぶわよ」
冒険者「飛びたくねえ飛びたくねえんだよしまえ」
魔女「しょうがないわねえ……じゃあ他に悩みはあるかしら?」
冒険者「もうなにもねえよ。お前怪しいからどっか行ってくれ」
魔女「そう、モテないのね……」
冒険者「なにも言ってねえだろ」
魔女「顔を見ればわかるわ‘」
冒険者「どういう意味だよ」
魔女「ブサイクって意味よ」
冒険者「いきなり直球を投げるな」
魔女「でもあなた、モテないのはその醜い顔のせいだと思ってない?」
冒険者「なんで躊躇いなく人の心を刺し続けられるんだお前」
魔女「でもそれは勘違いよ。財力、富、地位、権力とあなたに足りないものは沢山あるわ」
冒険者「平たく金って言えよ」
魔女「そして何より貴方には力がない。冒険者としてはこれが一番の恥よ」
冒険者「ま、まあ確かに俺に力が足りないのはその通りだが……」
魔女「冒険者としてはこれが一番の恥よ」
冒険者「2回言うな」
魔女「醜い上に力もないのに魔王倒してモテようなんてある意味冒険ではあるけども」
冒険者「なんでトドメ刺しに来るんだよ」
魔女「でも大丈夫よ。私が貴方に力を授けてあげるわ」
冒険者「えっ……」
魔女「力が……欲しい?」
冒険者「う……うむ」
魔女「じゃあコレよ」
冒険者「…………おいなんだこの白い粉は」
魔女「プロテインよ」
冒険者「プロテインかよ」
魔女「日々の鍛錬の後にこれを煎じなさい。さすれば貴方は真の力をその身に宿すことができるわ」
冒険者「それっぽく言ってもプロテインなんだろ?これ」
魔女「味は定番のバニラ、ヨーグルト、バナナ、ココアから選べるわ」
冒険者「やっぱプロテインじゃねえか」
魔女「この国じゃまだ手に入らないから海外からの輸入品よ」
冒険者「もう完全にプロテインのそれだよ」
魔女「だからプロテインだと言っているじゃない。なにが不満なの」
冒険者「いや、なんていうか……。こういう時に言う力ってさ、もっと秘めたる力の解放とかそんなやつだろ」
魔女「いい?人間は本来持っている筋肉の10%程度しか使えてないと言われているのよ?このプロテインを使えばその筋肉の解放をーー」
冒険者「なんで筋肉一辺倒なんだよ。もっと他の能力覚醒させてくれよ魔力とか」
魔女「あら、覚醒に興味があるならやっぱり最初の粉の方が」
冒険者「やめろ」
魔女「あなた、筋肉を侮っているわね」
冒険者「なんなんだお前のその筋肉信仰」
魔女「巷で流行っているようなしゃらくさい魔法なんてね、鍛え上げられた本物の筋肉の前では無力よ無力」
冒険者「お前なんで魔女やってんだよ」
魔女「モニターのSん長様も、このプロテインを飲み始めて人生が変わったと」
冒険者「村長だろそれ。お前どんだけ村長カモにしてんだ」
魔女「プライバシーに関わるモニター個人の特定はやめてもらえるかしら」
冒険者「個人情報隠すなら最初の粉の時に隠せよ。あっちのがやべえだろ」
魔女「今なら一ヶ月分無料お試し中よ」
冒険者「いらねえよ。絶対そのあとしつこい営業電話してくるやつだろそれ」
魔女「まったく……不満ばかりね。パンクロッカーかしら」
冒険者「褒めてんのか」
魔女「村長なんていくらでも払うから売ってくれと毎日訪ねてくるというのに」
冒険者「それ欲しがってんの最初の粉の方だろ」
魔女「いいわ……そこまで言うならとっておきの物を出してあげましょう」
冒険者「もういいよ帰れよ」
魔女「いいの?今度の物は魔力をはじめあらゆるステータスを大幅に上昇させることのできる魔道具なのだけれど」
冒険者「……どうせ粉だろ」
魔女「違うわ。今回はれっきとした魔道具。この私が長年研究したどり着いた最高傑作よ」
冒険者「ふうん……」
魔女「普通の魔道具は一度だけの使い捨てなのだけれど、これは私の込めた魔力が永劫効果を発揮し続けるの」
冒険者「……?」
魔女「つまり、貴方が手元に持ち続ける限りステータスは上昇し続けていくわ」
冒険者「マジかよ」
魔女「ふふふ、興味が湧いてきたようね」
冒険者「まあ………物を見るだけなら見てやってもいい……かな」
魔女「力が……欲しい?」
冒険者「もういいよそのくだりは」
魔女「まあいいわ……コレがその魔法壺よ!」ドン!
冒険者「結局壺じゃねえか」
魔女「魔法壺よ魔法壺」
冒険者「ネーミングからして怪しいだろ」
魔女「そんなことないわ。これを持ち続けるだけでステータス上昇間違いなしよ」
冒険者「本当にか?保証できんのか?」
魔女「※効果には個人差があるわ」
冒険者「予防線張ってんじゃねえよ」
魔女「それだけじゃないわ。神の波動が出て金運や恋愛運もアップよ」
冒険者「なんでより怪しい方怪しい方へといくんだよ」
魔女「今なら金利手数料無料で36回払いでローンが組めるわよ」
冒険者「これは初回無料じゃないところが完全にクロなんだわ」
魔女「今から30分以内のご注文ならこの野菜の千切りが簡単にできるマルチスライサーも付いてくるわ」
冒険者「在庫処分やめろ」
魔女「いかがかしら?」
冒険者「要らん。時間の無駄だった。俺帰るわ」ガタッ
魔女「待ちなさい!帰る前にモニターの声を聞きなさい。ほら、目を閉じて心を穏やかによーく耳を澄まして……」
冒険者「モニターの声ってそんな神秘的なもんじゃねえだろ」
魔女「『この壺のおかげで人生が変わりました。今ではこの地を収める長となることができウハウハです』」
冒険者「村長じゃねえか」
魔女「60代男性O様より」
冒険者「王様かよ」
冒険者「はぁ……」
魔女「あら、ため息つくと少ない経験値が逃げちゃうわよ」
冒険者「……アンタ誰だよ」
魔女「初めまして、しがない冒険者さん。魔女の訪問販売よ」
冒険者「訪問販売?」
魔女「そう、悩める冒険者たちにその時々の悩みにあった魔道具をおすすめするの。お隣いいかしら」
冒険者「怪しいな。壺とかなら買わないよ」
魔女「安心して、金持ちの権力者ならまだしも駆け出し冒険者で貧乏人の貴方にそんなことしないわ」
冒険者「お前さっきからちょいちょい失礼だな」
魔女「さあ、お姉さんにため息の理由を教えてちょうだい」
冒険者「……ちょっと疲れてるだけだよ」
魔女「なるほど、冒険者になって魔物を倒して金を稼いで遊んで暮らせると思ったら想像以上に自分が弱くて毎日魔物にボコボコにされるだけの日々に落ち込んでいたのね」
冒険者「大体合ってるけどやめろよ」
魔女「そんな貴方にはこれよ」
冒険者「なんだこの粉」
魔女「これを吸うだけであっという間に元気が出るし、些細な悩みなんてどうでも良くなるわ」
冒険者「どう考えてもやべえ粉だろこれ」
魔女「そんなことないわ、安全な薬よ。毎朝朝食後にさっとキメれば朝から笑いが止まらないほど愉快にに過ごせるわ」
冒険者「今おまえキメるって言ったろ」
魔女「ここの村長も愛用してくださってるわ」
冒険者「村長なにやってんだよ」
魔女「今なら初回無料だけどどう?飛ぶわよ」
冒険者「飛びたくねえ飛びたくねえんだよしまえ」
魔女「しょうがないわねえ……じゃあ他に悩みはあるかしら?」
冒険者「もうなにもねえよ。お前怪しいからどっか行ってくれ」
魔女「そう、モテないのね……」
冒険者「なにも言ってねえだろ」
魔女「顔を見ればわかるわ‘」
冒険者「どういう意味だよ」
魔女「ブサイクって意味よ」
冒険者「いきなり直球を投げるな」
魔女「でもあなた、モテないのはその醜い顔のせいだと思ってない?」
冒険者「なんで躊躇いなく人の心を刺し続けられるんだお前」
魔女「でもそれは勘違いよ。財力、富、地位、権力とあなたに足りないものは沢山あるわ」
冒険者「平たく金って言えよ」
魔女「そして何より貴方には力がない。冒険者としてはこれが一番の恥よ」
冒険者「ま、まあ確かに俺に力が足りないのはその通りだが……」
魔女「冒険者としてはこれが一番の恥よ」
冒険者「2回言うな」
魔女「醜い上に力もないのに魔王倒してモテようなんてある意味冒険ではあるけども」
冒険者「なんでトドメ刺しに来るんだよ」
魔女「でも大丈夫よ。私が貴方に力を授けてあげるわ」
冒険者「えっ……」
魔女「力が……欲しい?」
冒険者「う……うむ」
魔女「じゃあコレよ」
冒険者「…………おいなんだこの白い粉は」
魔女「プロテインよ」
冒険者「プロテインかよ」
魔女「日々の鍛錬の後にこれを煎じなさい。さすれば貴方は真の力をその身に宿すことができるわ」
冒険者「それっぽく言ってもプロテインなんだろ?これ」
魔女「味は定番のバニラ、ヨーグルト、バナナ、ココアから選べるわ」
冒険者「やっぱプロテインじゃねえか」
魔女「この国じゃまだ手に入らないから海外からの輸入品よ」
冒険者「もう完全にプロテインのそれだよ」
魔女「だからプロテインだと言っているじゃない。なにが不満なの」
冒険者「いや、なんていうか……。こういう時に言う力ってさ、もっと秘めたる力の解放とかそんなやつだろ」
魔女「いい?人間は本来持っている筋肉の10%程度しか使えてないと言われているのよ?このプロテインを使えばその筋肉の解放をーー」
冒険者「なんで筋肉一辺倒なんだよ。もっと他の能力覚醒させてくれよ魔力とか」
魔女「あら、覚醒に興味があるならやっぱり最初の粉の方が」
冒険者「やめろ」
魔女「あなた、筋肉を侮っているわね」
冒険者「なんなんだお前のその筋肉信仰」
魔女「巷で流行っているようなしゃらくさい魔法なんてね、鍛え上げられた本物の筋肉の前では無力よ無力」
冒険者「お前なんで魔女やってんだよ」
魔女「モニターのSん長様も、このプロテインを飲み始めて人生が変わったと」
冒険者「村長だろそれ。お前どんだけ村長カモにしてんだ」
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冒険者「それ欲しがってんの最初の粉の方だろ」
魔女「いいわ……そこまで言うならとっておきの物を出してあげましょう」
冒険者「もういいよ帰れよ」
魔女「いいの?今度の物は魔力をはじめあらゆるステータスを大幅に上昇させることのできる魔道具なのだけれど」
冒険者「……どうせ粉だろ」
魔女「違うわ。今回はれっきとした魔道具。この私が長年研究したどり着いた最高傑作よ」
冒険者「ふうん……」
魔女「普通の魔道具は一度だけの使い捨てなのだけれど、これは私の込めた魔力が永劫効果を発揮し続けるの」
冒険者「……?」
魔女「つまり、貴方が手元に持ち続ける限りステータスは上昇し続けていくわ」
冒険者「マジかよ」
魔女「ふふふ、興味が湧いてきたようね」
冒険者「まあ………物を見るだけなら見てやってもいい……かな」
魔女「力が……欲しい?」
冒険者「もういいよそのくだりは」
魔女「まあいいわ……コレがその魔法壺よ!」ドン!
冒険者「結局壺じゃねえか」
魔女「魔法壺よ魔法壺」
冒険者「ネーミングからして怪しいだろ」
魔女「そんなことないわ。これを持ち続けるだけでステータス上昇間違いなしよ」
冒険者「本当にか?保証できんのか?」
魔女「※効果には個人差があるわ」
冒険者「予防線張ってんじゃねえよ」
魔女「それだけじゃないわ。神の波動が出て金運や恋愛運もアップよ」
冒険者「なんでより怪しい方怪しい方へといくんだよ」
魔女「今なら金利手数料無料で36回払いでローンが組めるわよ」
冒険者「これは初回無料じゃないところが完全にクロなんだわ」
魔女「今から30分以内のご注文ならこの野菜の千切りが簡単にできるマルチスライサーも付いてくるわ」
冒険者「在庫処分やめろ」
魔女「いかがかしら?」
冒険者「要らん。時間の無駄だった。俺帰るわ」ガタッ
魔女「待ちなさい!帰る前にモニターの声を聞きなさい。ほら、目を閉じて心を穏やかによーく耳を澄まして……」
冒険者「モニターの声ってそんな神秘的なもんじゃねえだろ」
魔女「『この壺のおかげで人生が変わりました。今ではこの地を収める長となることができウハウハです』」
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