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第一話 『キスから始まるエトセトラ』
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しおりを挟む「まあ。そんな事があったの?」
「なるほど。それで深雪が雪音君に腹を立てていたのか」
「ごめんね、深雪君。この子、ちょっと気が利かないところがあるから」
さて。その後の食事会はどうなったのかと言うと――。
俺は文字通り自分を押し殺し、表面上では再婚相手の家族と食事を楽しむ息子を演じていた。
内心では腸が煮えくり返るほどに腹を立てているけれど。
「でも、もう怒ってはいないんだよな? ちゃんと雪音君に謝ってもらったんだろう?」
「ん……うん。まあ……」
ちなみに、俺と雪音の出逢いは学校帰りに寄ったスーパーの中になっていて、買い物をしている俺にぶつかってきた雪音が、俺に失礼な発言をしたことになっている。
本当のことなんか言えないから、そういう理由をでっち上げるしかないことはわかるけど、そんな事で翌日まで腹を立てるほど、俺は心の狭い人間じゃない、と言いたい。
本当のことを知ったら、父さんや宏美さんだって俺が最初にとった態度を「当然だ」と思うことだろう。
「それにしても、学校帰りに自分の息子達がばったり出くわすなんて思ってもみなかったな」
「本当ね。ひょっとして、これも運命ってやつなのかしら」
何が〈運命〉だよ。俺は雪音との出逢いを運命だなんて絶対に思わないんだから。
大体、雪音が自分の不注意で男三人に絡まれたりさえしていなければ、俺が路地に足を踏み入れることもなかったんだ。よその彼女に言い寄られたか何だかは知らないけれど、そういう事はもっと上手く、バレないようにやってよね。おかげで俺が酷い目に遭っちゃったよ。
「そんな運命的な出逢いをした二人だけど、こうして改めて顔を合わせた感想というか、お互いの印象はどうだ?」
「え」
今? 今それを聞いちゃいます?
(どうしよう……俺、何て答えたらいいの?)
今は父さんや宏美さんの前で猫を被っている状態の俺だけど、胸中は穏やかではない。いくら猫を被っていても、父さん達の前で雪音をいいように言いたくないし、ましてや「上手くやっていけそうだよ」なんて死んでも言いたくない。
「え……えっとぉ……」
既に親同士は恋人関係を結んでいて、再婚を考えているような仲だ。俺と宏美さん、雪音と父さんの相性ももちろん大事だけど、子供同士の相性も大事。再婚したはいいけれど、連れ子同士が上手くいかないって話はよくありそうな話だもんね。
「僕は気に入ったよ。出逢いこそちょっと失敗しちゃったし、あんまりお兄ちゃんって感じはしないけど。でも、深雪とは上手くやっていけそう」
「っ……」
どの口が物を言う。しかも呼び捨て? そりゃまあ、家族になろうかって相手だ。歳も一つしか変わらないから呼び捨てでもいいっちゃいいけど……。
でも、俺に二度もキスしてきた人間が、どういう思考から「上手くやっていけそう」なんて言えるんだよ。雪音の言う「上手くやっていけそう」は、どう上手くやっていくつもりなわけ?
「そうか。雪音君は深雪のことを気に入ってくれたか。それは良かった」
ああ……騙されないでよ、父さん。こいつ、父さんが思っているような〈素直ないい子〉じゃないし、俺のことを気に入ったって言っているけれど、それは俺の顔が自分の好みだからだと思う。
俺を家族として気に入ったわけではないし、家族どころか、俺を自分の兄として見るつもりなんて更々ないと思う。
「深雪君はどう? 雪音のこと気に入ってくれた?」
「へ⁉ あ……あの……俺は……」
俺が雪音の印象を言う前に、雪音が父さんと宏美さんを喜ばせるような発言をしてしまったから、その後に口を開く俺が非常にやりにくい。
ここで俺が
『こんな奴を気に入るわけがないじゃない。上手くやっていけるどころか、人として好きにすらなれそうにないよ』
なんて言っちゃったら、この場の空気が一気に凍りついちゃうよね。
ついでに言うと、それを聞いた雪音からどんな仕返しをされるかもわからない。
(くそー……俺がこいつに復讐してやるつもりが……)
雪音と再会を果たした暁には、俺からファーストキスを奪った雪音にそれ相応の報復をしてやるつもりだったのに。それが、雪音からの報復に怯えることになってしまう俺ってどうなの? 雪音の人間性のおかげで、俺の計画が台無しじゃんか。
「ま……まだよくわからないけど、今のところは特に……。問題があるようには思わない……かな」
雪音のことを良く言いたくないし、「上手くやっていけそう」とも言いたくない。
それでも、今ここで馬鹿正直に自分の気持ちを吐き出すことができない俺は、そう言うのが精一杯だった。
ハッキリとした拒絶は示していないけれど、こういう言い方をしておけば、後で「やっぱり合わないかも」って言いやすいし。
「そうか。深雪も雪音君が気に入ったか」
「え」
いやいやいや。言ってないよ? そんな事。俺はただ、「今のところは特に問題がない」って言っただけだよ? 雪音を気に入っただなんて一言も言っていない。
そもそも、父さんと宏美さんの前だから「気に入らない」って言えないだけで、本当は問題だって大アリなのに。
(ひょっとして、何かのフィルターでも掛かってる?)
再婚に踏み切り、こうしてお互いの家族と顔合わせまでした父さんだ。気持ちはもう再婚に向けて一直線なのかもしれない。
だとしたら、俺もあまり生温いことを言っている場合じゃない。元々再婚するつもりでいる二人は、子供達さえ〈問題無し〉と判断してくれれば、あっという間に話を進めてしまう可能性がある。
「あ、でも……」
そんな事になったら取り返しがつかない。そう思った俺は、慌てて自分の発言に補足を付けようとしたんだけれど――。
「いっ……!」
見えないテーブルの下で、俺の正面に座っている雪音の足が俺の足を踏んできた。
「~……」
こいつ……どうあっても俺に二人の再婚を邪魔させないつもりだな。
「ん? どうした? 深雪」
「う……ううん。何でもない……」
今、テーブルの下で何が起こっているのかを知らない父さんは、雪音の足にむぎゅむぎゅと足を踏み続けられている俺の気持ちに気付かない。
(ここで俺が余計な発言をしたら、多分、足を踏まれるだけじゃ済まない……)
そう判断した俺は、悔しいながらにもこの場は口を噤むことにした。
いいもん。家に帰ったら好きなだけ父さんに愚痴を零してやる。雪音は全然いい子じゃないこともバラしてやるし、俺が雪音のことをちっとも気に入っていないことも言ってやるんだから。
「二人は生まれた日も一緒だし、名前に〈雪〉がついているところも一緒だから、私達が結婚して家族になったら、本当の兄弟みたいになってくれるかもしれないわよね」
「そうだな。二人とも名前に〈雪〉がついていることも驚いたが、二人の誕生日が一緒だったことには本当に驚いた」
「しかも、二人とも二月十四日のバレンタインデー。イベントと誕生日が重なること自体が珍しい感じがするのに、その誕生日が一緒だなんて」
「何か運命的なものを感じるな」
はぁ……また運命? もう運命云々はどうでもいいよ。運命だとも思ってないし。
そりゃね、俺のファーストキスを奪った人間が父さんの再婚相手の息子だったという衝撃の事実は、運命ではなくて因果的なものを感じなくもないけどさ。
でも、そもそも人と人との出逢いなんて偶然やタイミングの一致。運命的だと言ってしまえば全ての出逢いが運命的になっちゃうの。父さんと宏美さんが出逢ったように、俺と雪音が偶然出逢ってしまっても不思議ではない。
だから、俺は人との出逢いを運命だとは思わない。俺と雪音の出逢いが運命だというのであれば、これまでの人生で俺が出逢ってきた全ての人間との出逢いだって運命だ。雪音だけが特別なんじゃない。
ただ、初対面の俺にいきなりキスしてきたことと、雪音が父さんの再婚相手の息子だったから、少しだけ特別っぽく感じてしまうだけだもん。
誕生日が一緒とか、名前の共通点とかはまあ……偶然の一致にしてはちょっと出来過ぎているような気もするけれど。
「……………………」
「ん? ああ……」
俺がおとなしく口を噤んでいるというのに、いつまでも俺の足を踏んだままになっている雪音を睨み付けると、俺と目が合った雪音は俺の足の上から自分の足を退かしてくれた。
ほんと、雪音には年上を敬う気持ちがまるでないよね。だから、昨日も怖そうなお兄さん達に絡まれちゃうんだよ。
あのお兄さん達は本当に怖かったけれど、雪音を〈生意気〉だと言っていたところには激しく同意しちゃう。
(そういえば、雪音ってやたらと喧嘩が強いみたいだったけど、何かやっているのかな?)
別に雪音に興味があるわけじゃなかったけれど、体格のいい男三人を一瞬で打ち負かしてしまった破壊力というか、戦闘能力の源は気になる。
見た目は細身で格闘技をやっているようには見えないけれど、格闘系のスポーツでもやっていたりして。
「……ねえ」
「うん? 何?」
一度気になると聞かずにはいられなかった。
宏美さんとの会話が弾む父さんに気付かれないよう、俺は雪音にそっと声を掛けると
「何かスポーツとかやってるの?」
と聞いてみた。
俺は小学校時代に週に二回あるクラブ活動でサッカー部に入っていたし、中学ではバスケ部に所属していた。
どちらもとても上手いとは言えないレベルだったし、俺自身もそんなに熱心ではなかった。どちらも強制だったからやっていただけのことである。
春から入学する予定の高校では部活が強制ではないみたいだから、部活そのものをするつもりがなかった。
「〈やってる〉じゃなくて〈やってた〉かな。小学校の頃に空手をね。一応黒帯だよ」
「空手……黒帯……」
ふーん……それで三人の男に絡まれたところで物怖じしなかったわけか。有段者ってことはそこそこ強いってことなんだろうし。
「中学に入ってからは友達の誘いでボクシング部に入ったんだけど、そっちは一年もしないうちに辞めちゃった。だって、みんな弱過ぎてつまらないんだもん」
「ああ、そう……」
でもって、中学では一時的ではあるけれどボクシング部に所属か。そりゃ喧嘩も強くなりそうだ。
しかも、そのボクシング部は〈他の部員が弱過ぎてつまらない〉って理由で辞めてるし。
(人は見掛けによらないなぁ……)
見た目は怖そうでも何でもないし、喧嘩が強いとも思えないのに。実際は三人の男が相手でもあっという間に伸しちゃうような強者だなんて、ちょっと反則臭いよね。
多分、昨日のお兄さん達も雪音の軟弱そうな見た目に騙されて、ちょっと痛い目に遭わせてやろうと思ったら、逆に痛い目に遭わされたってところだろう。
今思うと、もう少し根性を出して一発くらいは雪音を殴って欲しかった、と思ってしまう。
「だから、今は何もしてないよ。たまに近所を走るくらい。僕の学校は部活が強制ってわけでもないしね」
「ふーん……そうなんだ」
今気が付いたけど、雪音の一人称って〈僕〉なんだ。俺の周りに自分のことを〈僕〉なんていう奴はいないからちょっと新鮮かも。
俺の一つ年下ということは、雪音は現在中学二年生。パッと見は高校生にも見えなくない大人っぽさがあるけれど、大人っぽさの中に幼さもしっかり残っている雪音の整った顔なら、一人称が〈僕〉でも違和感はないな。
「深雪は?」
「へ?」
「へ? じゃないよ。聞いてきたなら今度は深雪が答える番でしょ? 深雪は何かやってるの?」
「あー……」
そっか。俺が雪音にそんな話題を振っちゃったから、当然俺のことも聞かれちゃうよね。
まさか雪音が俺のことを聞いてくるとは思っていなかったから完全に油断していたし、雪音に〈深雪〉と呼ばれることにもまだ慣れない。
「俺は特に何も。学校の部活に参加していた程度だけど、その部活も夏前には引退してるから、そこからは何もしてない」
「ちなみに何部?」
「バスケ。小学校の時はサッカー」
「へー、意外。深雪ってあんまり運動が得意じゃなさそうだから、文化系の部活に入っていたのかと思った」
「お前、本当に失礼だね」
先にスポーツ云々の話を振ったのは俺だから、俺が逆に聞き返されるのはまあいいよ。
でも、聞いておいて「運動が得意じゃなさそう」は失礼だし、余計なお世話って感じ。
それなのに、雪音ときたらここでも謝ることはせず
「〈お前〉じゃなくて〈雪音〉。ちゃんと自己紹介したでしょ?」
少しズレた指摘をしてくる。
こんな奴が俺の家族の一員になり、俺の弟なんかになってしまったら、俺の毎日は苦労続きになってしまうに違いない。ほんと、一刻も早く何とかしなくちゃ。
(ああ……早く頼斗に相談……っていうか、思いっきり愚痴りたい……)
昨日、俺の家に泊まった頼斗は、今朝俺達と一緒に朝御飯を食べ、しばらくのんびりした後で家に帰って行った。
帰り際に
『健闘を祈る』
なんて言われちゃったけど、健闘するどころか負けっぱなしの自分の悔しさを、頼斗に聞いて欲しい気持ちでいっぱいだった。
「あら。深雪君と二人でお喋り? すっかり仲良くなっちゃって」
「っ⁉」
違っ……ちょっと待ってよ。確かに二人で喋ってはいたけれど、仲良しとかそういうんじゃないんだってばっ!
「これなら、俺達が心配することもなさそうだな」
待ってぇーっ! 違うっ! 違うのっ! どうしてそう俺と雪音の仲を自分達の都合のいいように持って行こうとするの⁉ 俺と雪音は全然仲良しなんかじゃないのにっ!
「うん。僕達のことは心配しないで。言ったでしょ? 深雪とは上手くやっていけそうだって。僕達ももう子供じゃないし。だから、母さんと稔さんは自分達の幸せだけを考えてくれればいいんだよ」
「雪音……」
「雪音君……」
待って待って。何? このお涙ちょうだい的な展開。たった今の今まで俺に失礼な口を叩いていた癖に。その口で「自分達の幸せだけを考えてくれればいいんだよ」とか言わないでくれる? いい子ちゃんアピールが酷くない? 二重人格なのかと疑っちゃうよ。
そりゃね、俺だって父さんには幸せになって欲しいから、父さんと宏美さんが一緒になること自体には反対したくないよ。
でも、そうなるともれなく雪音がついてきちゃうことが気に入らないの。そこのところを誰かわかってくれないものだろうか。
「こうして四人揃ってご飯を食べたことで、何かもう家族みたいな感じになってるし。僕は二人の再婚に何の不満もないよ」
ちょぉーっ! また余計なことをっ! まだ再婚に賛成することができない俺の前で堂々と再婚賛成宣言っ! いくら母親に幸せになって欲しいからって、もう少し考える時間とかはいらないの? 母親の言うことは何でも賛成しちゃうタイプの息子?
(まさか、雪音ってマザコン?)
一瞬、そんな考えが頭の中を過り、背中の辺りがゾクッとした。
俺が父一人子一人で過ごしてきたように、雪音も母一人子一人で頑張ってきたことは知っている。だから、苦労した母親に対し、雪音の思い入れが強くなってしまう気持ちはわかるし、多少マザコンになってしまっても、それは仕方がないと理解できる。
でも、だからこそ、そう簡単に再婚に賛成できないんじゃないか、とも思う。
大事な母親の再婚にもなれば、新しい家族に対しては厳しい目を向けるものなんじゃないの?
それなのに、俺や父さんのこともまだよくわからない段階で〈再婚賛成〉ってなる雪音の考えていることがよくわからない。
今日は初めての顔合わせのはずだったから、いきなり〈再婚賛成〉って風にはなって欲しくなかった。雪音が父さんと宏美さんの再婚に全く異を唱えないでいると、俺が二人の再婚に反対しづらいじゃん。
「ありがとう、雪音君。君がそう言ってくれると、俺達も前向きな気持ちになれるよ」
「そうね。ありがとう、雪音」
そ……そんなぁ……。これ、もう再婚確定フラグが立っちゃってない? 俺の気持ちは?
「まあ、あとは深雪の気持ち次第ってことになるけどね」
散々二人の再婚を後押しするような発言をしたあとで、一応俺の気持ちを考慮してくれるような発言をする雪音だったけれど
「うぅ……」
この感動&祝福ムードの中、俺は自分が何て言えばいいのかなんてわからなかった。
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