僕らの恋愛経過記録

藤宮りつか

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Final Season

    熱演! 恋人達の過激なラブシーン⁈(7)

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「オッケーっ! お疲れ様っ!」
 4月末日。ついに俺と悠那の映画撮影がクランクアップを迎えた。
 1月中頃から撮影が始まって約四ヶ月。俺と悠那にとっては初めての映画撮影で緊張したり、わからないことも多かったけれど、悠那と一緒にできる映画撮影の仕事は本当に楽しかったし、それなりに大変でもあった約四ヶ月だった。
「いやもう、ほんと、二人とも本当に物凄く良かったよ。これから最高の作品に仕上げられるように編集作業も頑張るから、映画の完成を楽しみにしててね」
「はい。こちらこそ本当に色々とお世話になりましたし、沢山勉強になりました。初めての映画撮影、凄く楽しかったです。ありがとうございました」
「俺も凄く楽しかったです。大変なこともあったけど、監督をはじめ、スタッフの皆さんに良くしてもらって本当に感謝してます。みんな優しくて、ここにいる皆さんと一緒に仕事ができて嬉しかったです」
 俺と悠那がそれぞれ撮影の感想を口にすると、その場にいたスタッフ全員が「うんうん」と感慨深そうに頷いて、ようやく迎えたクランクアップに各自思いを馳せているようだった。
 まあ、中にはこれで悠那に会えなくなると残念がっているスタッフも沢山いるのだろうが、悠那がこの業界にいる限り、またどこかで一緒に仕事をすることもあるだろう。
 とりあえず、初めての映画撮影を無事に終了させることができた俺と悠那は、今、心の底からほっとした気持ちであった。





「ねえねえ、司。明日から三日間もお休み貰ってるけど、明日は祐真といっ君と遊びに行くの忘れてないよね?」
「もちろん。ちゃんと憶えてるよ。昨日郁から確認のメールも来たし」
「なんか嬉しいよね。大きな仕事を一つ終えた後に、昔からの友達と遊びに行くのって。アイドルになる前に戻った気分になれてちょっと新鮮だし」
「そうだね。ついでに悠那の実家にも顔を出そうか。年末年始以来会ってないし」
「うんっ!」
 クランクアップを迎えた後の俺達は安心しきっていて、俺が運転する帰りの車の中で非常にリラックスした状態だった。悠那のテンションもやや高めである。可愛い。
 これは俺がいつも大きな仕事をやり遂げた後に感じていることではあるけれど、与えられた仕事をやりきった時の達成感というものはいいものである。
 しかし、そんな達成感にのんびり浸っている時間もあまりない。
「休みが終わったら今度はアルバム制作の仕事が本格的に始まるからね。休みの間にしっかりリフレッシュして、気持ちを切り替えておかないとね」
 映画撮影の仕事が終わったら、今度は夏に出す予定のFive S初となる二枚組のフルアルバム制作が本格的に始まる。
「そういえば俺、司のソロ曲まだ聴いてないんだけど」
「ん? それを言ったら、俺も悠那のソロ曲はまだ聴いてないよ」
 既にアルバム制作の仕事は始まっているのだけれど、レコーディングやジャケット撮影、ミュージックビデオの撮影はこれからだ。
 こちらは夏の発売に間に合わせるため、短期間でスケジュールが組まれているから、映画撮影に比べると一気に仕上げる感がある。
「メンバー一人一人のソロ曲は今回が初めてだもんね。アルバムが完成するまでのお楽しみにしておこうかな?」
 レコーディングはまだ始まっていなくても、曲や歌詞は完成している。それぞれのソロ曲がどんな曲なのか、聴こうと思えば聴けなくもないんだけれど、みんな初めてのソロ曲に照れ臭さがあるのか、自分の曲を他のメンバーに聴かせようとする人間はいなかった。
「うん。そうしよう。じゃあ、アルバムが完成したら真っ先に悠那のソロ曲を聴くよ」
「俺も。もちろん、他のメンバーのソロ曲も凄く楽しみだけど、司のソロ曲を一番最初に聴くね」
「うーん……正直、自分の書いた歌詞にいまいち自信がないから、悠那には聴いて欲しいような、聴いて欲しくないような……」
 特に、今回は自分の歌うソロ曲を自分達で作詞しているから余計に照れ臭い。
「そんなこと言っても、アルバムが完成して発売されちゃったら、もっと沢山の人が司のソロ曲を聴くんだよ? 今更恥ずかしがってもしょうがないよ」
「だよね」
 全くもって悠那の言う通りである。俺が今ここで恥ずかしがっていても、アルバムが発売されてしまえば、俺が自分で作詞した曲を自分で歌っているソロ曲の入ったアルバムが全国のCDショップに並ぶことになるんだ。恥ずかしいとか思っている場合ではない。
「それに、自分の作詞に自信がないのは司だけじゃないよ。俺だって自信なんてないよ。でも、一応オッケーは貰えたし、俺なりに一生懸命考えて書いた歌詞だから、誰か一人くらいは“いい”って思ってくれるかもしれないでしょ? 司の書いた歌詞だって、自分が書いたから自信がなくて不安になるだけで、俺や他の人間が聴いたら“凄くい歌詞”って思うかもしれないじゃん」
「ありがとう悠那。悠那にそう言ってもらえたら、俺もちょっと勇気が出てきた」
「どういたしまして」
 昔は俺が悠那の機嫌を直してあげたり、宥めて慰めてあげていたのに。今では悠那も立派に俺を慰めてくれたり、元気づけてくれるようになったものだ。それだけ悠那も大人になったってことだよね。
 悠那に勇気づけてもらえた俺は、それと同時に悪戦苦闘した作詞の日々を思い出した。
 不慣れな作詞は映画撮影と並行して行われたわけだけど、音源を貰った直後から取り掛かった作詞は難航し、どうにかこうにかして書き上げた歌詞に、何度もダメ出しをされ、書き直しを要求された。
 正直、この時ばかりは初めての映画撮影の仕事より、不慣れな作詞の方が俺にとってはプレッシャーになった。
 言っても、俺達Five Sのメンバーがこれまでに一度も作詞経験がない、というわけではない。作詞自体は全員過去に何度かやっている。
 でも、今までの作詞は一曲分の歌詞を書き上げるというより、与えられたテーマについてそれぞれがそれっぽい歌詞を書き上げ、作詞担当者が気に入ったフレーズを抜き出して使ったり、そこからイメージできる歌詞を自分で作り出すっていう感じだったから、プレッシャーを感じることはなかったし、自分達で作詞をした、という認識も薄かった。
 むしろ、自分の書いたフレーズが採用されていたら喜ぶくらいの無邪気さもあったくらいだ。
 でも、一曲丸々全部自分の作詞となると喜んでもいられないし、自分一人で完成させなくてはいけないというプレッシャーは想像以上に大きかった。
 もともと文章を書くのが苦手な俺が、ダメ出し、書き直し、試行錯誤、苦悩を繰り返し、ようやく完成した自身初となるソロ曲一曲分の歌詞。俺のソロ曲を聴いた人間全員が……だなんて贅沢は言わないから、一人でも多くの人間に“いい歌詞だな”って思ってもらえれば、俺の苦労も報われるんだけどな。
 苦しかった作詞をやり遂げた時も、今日のように深くて心地良い達成感を味わえたものだ。
「あーあ。それにしても、今日で司と一緒の仕事が終わっちゃったのは寂しいな」
 明日から三日間の休みが貰えている俺と悠那は、明日は郁と祐真と一緒に遊びに行く約束が入っているものの、少しだけドライブをして帰ることにした。
 二人との約束の時間は明日の午前9時ではあったけれど、今はまだ前日の午後10時を少し回ったところだ。約束の時間まで11時間もあるのなら、ちょっとくらいドライブをして帰っても余裕だ。
 悠那は俺と夜のドライブをするのが好きだから、映画の撮影中も次の日の入り時間に少し余裕があったりすると
『ちょっと遠回りして帰ろうよ』
 と、よく俺にドライブに誘ってきた。
 今日は映画の撮影を無事に終わらせることができたご褒美に、俺から悠那に
『寄り道して帰ろっか』
 と言い出した。
 もちろん悠那は
『うんっ!』
 と、嬉しそうに笑って頷いた。
 寄り道とは言っても、特に目的地があるわけではないから、いつも気の向くままにハンドルを切る行き当たりばったりのドライブになるんだけれど、悠那はその目的がないドライブが好きなのだそうだ。
「確かに、俺も悠那と一緒の仕事が終わったことは寂しいけど、今度はアルバム制作の仕事があるし、Five Sの仕事はいつも一緒だよ。それに、悠那とはこれからもずっと一緒に暮らすんだから、俺と悠那が仕事で離れ離れになる時間なんて、これからの人生の中のほんの一瞬だけだよ」
 そのドライブ中に俺との映画撮影の仕事が終わってしまったことが急に名残惜しくなった悠那を、今度は俺が慰めてあげる番だった。
 俺はハンドルを握ったまま、横目でチラチラと悠那の様子を窺いながら、この先も悠那が仕事で俺と離れる時間が寂しくないと思えるような言葉を必死に探し、見つけた言葉をさり気ない感じで悠那に掛けてあげた。
「司……」
 助手席に座る悠那は、今の俺の言葉に「胸がきゅんとした」と言わんばかりの顔で、運転席に座る俺の横顔を見上げてきた――と思ったら……。
 行儀よく座っていた身体を伸ばし、俺のほっぺたにちゅっ、ってキスをしてきたから、俺は危うくハンドル操作を誤りそうになってしまった。
「こっ……こらっ。運転中に危ないでしょ?」
「大丈夫だよ。ちゃんと周りに車がいないの確認したもん。ちょっとくらい車がふらついても大丈夫なタイミングでちゅーしたもん」
「全くもう……」
 そういう問題? と、もう少し悠那を注意するべきかとも思ったけれど、ご機嫌な悠那を叱る勇気は俺にはなく、大事には至らなかったから今回は大目に見ようという、甘々な結論をくだした。
 ほんと、悠那の愛情表現は時と場所を選ばないんだから。
 でも、そういうところが如何にも悠那っぽくて可愛い。
「ほんとは唇にしたかったのを我慢したんだからね。後で車が停まった時にまたするね」
 でもって、次の停車時にはキスの予約まで入れてくる。
 どうやらさっきの俺の言葉は悠那的に物凄く嬉しかったらしい。
「なんかさ、最近つくづく思うんだけど、俺と司も安定期に入ったっていうか、だいぶ落ち着いたよね」
 俺にキスの約束を取り付けた悠那は、再び助手席のシートに背中を預けて深く座り直すと、感慨深そうな顔になってしみじみとそう言ってきた。
「ん? そう?」
 対する俺は今の悠那の発言に同意すべきかどうかで悩んでしまう。
 確かに、俺も悠那とのラブシーンを撮り終わった後
『俺と悠那もそろそろ安定期に入ってもいいだろう』
 と考えた。
 実際、あのラブシーン撮影から三日。俺と悠那はただ一緒に寝るだけで何もしない夜を過ごしたから、その時は俺も
『俺と悠那もついに安定期に入ったか……』
 なんて、それこそ感慨深く、しみじみ思ったものである。ところが――。
 俺と悠那がおとなしくしていた夜はその三日間くらいのものだった。四日目の夜には再び盛り、三日間おとなしくしていた反動なのか、いつもより長くて濃厚なセックスを悠那とした。
 それでも俺は
『まあ、いきなり全くエッチしなくなるわけじゃないしね』
 と呑気に構えていたんだけれど、その翌日も、またその翌日も……と、悠那とセックスするペースが元に戻ってしまうと、あれ? ってなり
『もしかして俺と悠那、まだ安定期に入ってない?』
 と疑問に感じ始めた。
 それどころか、なまじラブシーン撮影で半日もの間、悠那とエッチな感じでイチャイチャしたせいか、悠那とのセックスに掛ける時間が前より長くなったようにも思う。
 強いて言うなら、時間を掛けるようになったぶん、ゆっくりしたセックスをするようになったと思うから、そういう意味では少し落ち着いた気がしなくもない。
 だけど、セックスをする回数が減ったわけでもなく、今まで以上に濃厚なセックスをするようになった俺達は決して落ち着いたとは言えなくて、むしろ今が最高潮。ラブラブ絶頂期なんじゃないかと思うほどだ。
 なので、何を思って悠那が“落ち着いた”と感じているのかがちょっとわからないのである。
「うん。だって俺と司、あのラブシーン撮影以来、凄く愛のあるエッチしてるじゃん。もちろん、それまでもいっぱい愛のあるエッチをしてたと思うんだけど、最近のエッチはなんて言うか、穏やかな愛で満たされるって感じじゃない? それがなんだか凄く安定と安らぎを感じちゃうんだよね」
 なるほど。性欲の落ち着き云々ではなく、セックスの質の変化か。それなら悠那の言うことも理解できるし、その通りだって気がしなくもない。俺もここ最近の悠那とのセックスは激しさより穏やかさを感じている。
 時間を掛けるようになったから、全体的にゆったりした印象が強くなったのかもしれないけれど、激しい部分が全くなくなったわけでもない。悠那を突き上げる時はやっぱり激しくしてしまうし、息を吐く暇もないくらいの深いキスも健在だ。
 わかりやすく言うと、上手く緩急がつけられるようになったって感じかな?
 悠那と愛し合う時はゆっくりたっぷり愛し合って、快楽に溺れる時はそれ以外のことなんか考えられないくらい、しっかりと快楽に溺れて……。そんな感じだ。
 多分、今までのセックスも基本はそうだったと思うけど、過激なラブシーンを経て、そのメリハリがもっとわかりやすくつくようになったと思う。それで満足感がアップし、それが安定や落ち着きに変わったのではないかと思う。
 だけど、多少の変化はあったにせよ、そこまでセックススタイルが大きく変わったわけでもないのに、どうして感じ方にそこまで大きな差ができてしまったんだろう。
(気持ちの問題……かな?)
 他に考えようがない。
 おそらく、ラブシーン撮影に乗じて人前で悠那とセックスしちゃったから、俺と悠那の関係がより一層強固なものになったというか、益々不動のものとなり、絶対的な安心感が生まれたんだろうな。
 俺は自分がこの先、悠那以外の誰かを選ぶ自分なんて益々あり得ないと思うようになったし、悠那とは一生一緒にいるのが当たり前みたいに思うようになった。
 きっと悠那もそういう気持ちになったんだろう。
 悠那の場合、それに加えて念願だった俺とのラブシーンを演じるという目標を達成しているわけだから、悠那の中で一つの節目みたいなものがついた感じなのかもしれない。
 俺と悠那の関係がより強固なものになったことで、セックスにも安定感や落ち着き感が生まれたってことなのかな。
「それにさ、あの撮影の後、司って益々大きくなったよね」
「え?」
「今までも充分大きかったけど、それより一回りくらい大きくなったと思う。司が中に挿入はいってくると、今まで以上に満たされる気持ちが強くなったんだよ」
「そ……そうなんだ」
 最初はどこのことを言われているのかわからなかったけれど、悠那の話でナニが大きくなったらしいことがわかった。
 大きくなったんだ、俺。
 通常サイズを見る限りでは大きさの変化は認められないし、悠那とセックスするようになってから、自分で自分のナニを触って気持ち良くなることがなくなったからな。自分のサイズの変化には全く気が付かなかった。
 もしかして、長時間の間に勃ったり萎えたりを繰り返し、へとへとになった俺のちんこが、限界を超えて成長したとか言う? そんなことで成長するものなんだろうか。アソコって。
「うん。だから俺、司とするエッチが益々好きになっちゃった。司からの愛情をいっぱい感じられるし、大きくなった司に身体もいっぱい満たされるし。俺、本当に司とするエッチに全然飽きないよ」
「……………………」
 俺と悠那もそろそろ……なんて思っていたけれどとんでもない。悠那はあのラブシーン撮影以降、俺とのセックスが益々好きになってしまったらしい。
 全く。大きく成長した俺の方がいいだなんて、悠那はエッチでけしからん子だ。
 でも、それじゃ俺と悠那の性生活が落ち着くわけがないよね。悠那は俺とのセックスが益々好きになっちゃったんだから。
 しかし、それならそれで望むところだ。
「俺も悠那とするエッチに全然飽きないよ。悠那の身体ってエッチで気持ちいいし。可愛い悠那もいっぱい見れるからね」
 悠那が俺とするセックスが益々好きになったと同様に、俺も悠那とするセックスが益々好きになっている。
 年々忙しくなる俺達のスケジュールや、悠那の身体や体力を考えたら、いい加減おとなしくした方が……とも思うんだけど、俺にしても悠那にしても、性欲が落ち着いて安定期に入るのはもう少し先の話になりそうだ。
 でもまあ、お互いがそれを望むのであれば、今すぐ落ち着いた安定期に入る必要もないよね。悠那に気を遣って下手にセックスの回数を減らしてしまったら、エッチ大好きな悠那の体調が逆におかしくなっちゃうかもしれないし。
それに、悠那だって疲れて無理な時はちゃんと言ってくれるから、俺が悠那に無理をさせることもないと思う。
 何はともあれ
「ねえ、司。ラーメン食べに行こ」
「ラーメン? いいよ」
「ラーメン食べたら遠回りして家に帰って、家に帰ったら一緒にお風呂に入ってから沢山エッチしよ」
 俺と悠那は相変わらずな感じで、悠那とのセックスライフもしばらくは相変わらずってことらしい。
 俺達って本当にお互いの身体に飽きないよね。非常にいいことだと思う。
「つまり、ラーメンは俺とエッチするための腹ごしらえってことかな?」
「そういうこと。でも、普通にラーメンも食べたいよ」
「悠那ってラーメン好きだよね」
「うん。好き。特に司と一緒に食べるラーメンが好きなの」
 自分の感情や欲望に頗る素直な悠那を微笑ましく思いながら、目の前の信号が赤になったから車のスピードを落とした俺は、車が停車ラインの手前で停まった瞬間
「司、大好き」
 助手席から身を乗り出して俺の唇にキスしてきた悠那に
「俺も大好きだよ」
 ってキスをし返してあげた。
 映画のラブシーンが終わっても、俺と悠那の日常的に繰り返されるラブシーンは終わらない。


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