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Final Season
挑戦には苦悩と邪魔がいっぱい?(4)
しおりを挟む今月も残すところあと三日に迫ってくると、僕はまだ完成していない二曲目の曲作りを、どうにかして終わらせなければと焦り始めた。
大体のメロディーは完成しつつあるんだけれど、何度聴き返してみても何かどこかが気に入らない。納得がいかない。
引き続き学校で作業を続けようとも思ったけれど、あの一件があってからというもの、学校の音楽室では集中して作業ができなくなってしまった。
それに、残り少ない高校生活を音楽室に籠って過ごすのもどうなのかと思い、学校での曲作りは諦めることとして、学校が終わった後に曲作りをすることにした。
家から徒歩10分の場所にあるレッスン場に通うのは苦ではない。あそこは僕が初めて作曲をした場所でもある。レッスン場という響きも集中して作業ができるような気がした。
「今日もレッスン場に行くの?」
「うん。家では曲作りができないし、明日までには完成させたいからね」
「そっか……」
「何か?」
ここ毎日、学校から帰って来るなりレッスン場に向かう僕を、海が少し寂しそうな顔で見詰めてくる。
多分、毎日家で一人留守番をしているのがつまらなくて寂しいのだろう。
そこはちょっと可哀想だとも思うけど、海を連れて行くと曲作りに専念できないし、言い出しっぺは海なんだから我慢してもらわないと。
「夕飯には一度戻って来るから。晩御飯は一緒に食べよ」
一人で留守番をすることになってしまう海にせめてもの気遣いを見せると、海はちょっとだけ嬉しそうな顔になった。
なんだかんだと海にも甘えん坊で寂しがり屋なところがあるからな。海より先に生まれている僕としては、海が寂しがっている時は年上っぽい態度を取ってしまう。
本当は僕だって今頃曲作りを終わらせて、残り少なくなった高校生活を海と一緒に振り返りながらまったり過ごしたかったところだ。提出物はいつも早めに片付けてしまう僕が、ここまでギリギリになるまで終わらせられなかったことも悔やまれる。
「行ってくるね」
「行ってらっしゃい。頑張ってね」
僕の邪魔をしてはいけないと思っている海は健気だった。後ろ髪を引かれる思いで玄関を出て行く僕を、手を振りながら見送ってくれた。
この健気さが、どうしてあの時は暴走してしまったのかが未だにわからない。
ピアノが置いてあるレッスン室に籠って二時間くらい経っただろうか。
どうにか納得できる形に近付いてきた曲を聴き返し
(もう少しサビの部分を盛り上がる感じにしよう……)
というところまできた僕は、そこでようやく一息入れることにした。
そのタイミングをまるで見計らったように
「律ーっ! ご飯にしよっ!」
レッスン室のドアが勢いよく開いて海が入って来たから、僕は覗き見でもされていたのかと驚いてしまった。しかも――。
「律~。調子はどう?」
何故か悠那さんまで一緒だ。
そう言えば、今日は司さんがランキング番組の収録があるとかで、映画の撮影は早めに終わるって言ってたな。
撮影が終わった悠那さんはフリーになるけれど、司さんはまだ仕事だから暇なんだ。一人で留守番をしている海が可哀想だと思っていたけど、悠那さんと一緒なら退屈しなくて良さそうだ。
突然レッスン室に入って来た二人の姿にはびっくりしたけれど、海の手には大きな袋がぶら下がっていたから、さっきの海の発言と合わせ、僕のために夕飯を持って来てくれたんだとわかった。
それに気付いてふと室内の掛け時計に目を向けると、時計の針はとっくに7時を回ってしまっていた。
夕飯には一度戻って海と一緒に晩御飯を食べるつもりだったのに……。二人が顔を出すまで時間なんてすっかり忘れてしまっていた。
僕がなかなか帰って来ないからお弁当を作ってくれたということなんだろう。果たしてどっちが作ったお弁当なのかは気になるところだ。
「律がレッスン室に籠ってるって聞いたから、お弁当を持ってってあげようって話になってね。海と一緒に作って来たよ」
「それはわざわざありがとうございます」
どうやら二人の合作らしい。どうして悠那さんは海と一緒にお弁当を作ろうだなんて思ったんだろう。海の料理の腕は悠那さんだって知っているはずだし、海の作った料理を受け入れがたいと思っているのは僕より悠那さんの方だと思うんだけど。
海の料理はお世辞でも「美味しい」とは言えないけれど、僕は海の恋人だし、料理のセンスがない海のことも可愛いと思っているから、海の作った料理はわりと普通に食べられる。“変わった味だな”とは思うけど“不味い”とまでは思っていない。
でも、悠那さんは海の料理を平気で残したりするし、海に「美味しくない」と直接言ったこともある。にも拘らず、お弁当を海と一緒に作ろうと思った神経がいまいちわからない。
「っていうか、俺、律が俺達のアルバムの曲作りに参加してるなんて知らなかった。なんで言ってくれなかったの?」
「それは……」
レッスン室に顔を覗かせた時は笑顔だったのに、部屋に入って来るなり膨れっ面になる悠那さんだった。
僕が今回のアルバムの曲作りに参加している話は海以外のメンバーには言っていなかった。自分の曲が採用される自信がなかったのと、曲作りに関しては全くの素人な僕が、一丁前に曲作りをしていると知られるのが恥ずかしかったからだ。
もちろん、採用された暁には報告しようと思っていたけれど、作業が終わっていない段階で、結果もわからないうちは言う気になれなかった。
報告する前にバラされちゃったみたいだけどね。海に。
そりゃ口止めはしていなかったから喋っても仕方ないんだろうけど、今日まで黙っていてくれたのであれば、あと三日黙ってくれていても良さそうなものなのに。
「恥ずかしいので結果が出てから報告しようかと……」
「律も陽平と一緒で、結構秘密主義なところがあるよね」
「うぅ……」
僕が悠那さんと海に共通点があると思っているのと同じように、悠那さんは僕と陽平さんに共通点があると思っているようだ。
そこは否定しないかな。僕と陽平さんは陰と陽の違いはあるけれど、根本的なところではわりと似ているところが多く、どっちもあまり自分のことを自分から話さないところがある。
海を除けば、僕は一番陽平さんと気が合うと思うし、年齢が一緒なら物凄く仲良くなっていたんじゃないかとも思う。
もちろん、歳が一緒じゃなくても仲良くできていると思うし、陽平さんも僕のことは懇意にしてくれていると思っている。
「ま、いいけどね。どうせ後でわかることだし。律がどんな曲を作ったのかは楽しみだから」
膨れっ面をしたからもっと色々言われるのかと思ったけれど、悠那さんはあっさり機嫌を直してしまい、部屋の隅に置いてあるキャスター付きの長テーブルを引っ張り出してきた。
悠那さんは機嫌を損ねやすい性格ではあるけれど、機嫌が直るのも早かったりする。要するに、喜怒哀楽がハッキリしていて、至って素直な性格の持ち主だということだ。僕にはない部分だから少し羨ましいし、悠那さんの素直な性格は好きだった。
だって、素直すぎて嘘がつけない人だから。常に優しく接してくれる人より、僕はそういう人の方が信用できる。それに、悠那さんも基本的には優しくていい人だから嫌いになる要素がない。
積極的で天真爛漫なところには困る時もあるけれど。
「見て見て。三人で食べるからいっぱい作ってきたよ」
テーブルセッティングが終わると、持って来たお弁当をテーブルの上に広げる悠那さんは得意気だった。
一目見た時から“随分大きいお弁当だな”とは思っていたけれど、海が持っていたのはお弁当箱ではなく三段もある重箱だった。
うちに重箱なんてあったんだ。誰が買ったものなんだろう。
「重箱なんてうちにあったんですね」
気になるからつい言ってしまうと
「この前葵さんに貰ったの。これ、Abyssのファンクラブで去年販売したグッズなんだって。Abyssって毎年ファンクラブ限定のグッズを販売してるんだってさ。いいよね、そういうの。俺達も今度しようよ」
という返事が返ってきた。
そうなんだ。Abyssはそんなことまでやってるんだ。ファンからしてみれば、Abyss公式グッズがファンクラブから買えて嬉しいだろうな。
でも、なんで重箱? Abyssファンは重箱を持って出掛けるような人が多いのか? グッズって言えば、もっと可愛らしいものを想像しちゃうんだけど。ペンケースとかフォトフレームとか。実用性があって、かつ普段使いできそうな物が喜ばれそうなイメージだよね。
こうしてちゃんと使われているあたり、重箱にも充分実用性はある気もするけれど。
「一段目と二段目は俺が作ったの。三段目は海が作ったから、律は三段目をいっぱい食べてね」
「ああ、はい。そうします」
そして、さり気なく海の作った料理を僕に押し付けてくる悠那さんだった。
なるほど。自分が食べるわけじゃないなら海に料理を作らせても問題はないということか。ほんと、とことん素直な人だな。
「えー? 悠那君もちょっとは食べてくださいよ。僕、一生懸命作ったんですから」
「だって、海の料理って変な味がするんだもん。俺のデリケートなお口には合わないの」
「デリケート……ですか?」
「うん。それに、海も自分の手料理は律に食べて欲しいでしょ? そのために頑張って作ったんだから」
「それはそうですけど……」
ああ……。簡単に言い包められている。悠那さんのお口がデリケートなのかどうかはよくわからないけれど、好き嫌いはある方だ。辛いのは苦手みたいだし、苦いのも好きじゃないみたい。カレーは甘口がいいって言うし、ピーマンや火が通っていない玉ねぎなんかはいつも残す。
うちは陽平さんが辛いもの好きだから、カレーの辛さではいつも揉める。結果、我が家の献立からカレーは消えた。どうしてもカレーが食べたい時は外に食べに行くか、レトルトを買ってきて食べることになっている。
ついでに言うと、悠那さんが残したものはいつも司さんが食べている。悠那さんが自分の嫌いなものを司さんのお皿の上に乗せていくから、それを普通に口に運んでいるって感じだ。
それはもう、司さんと悠那さんが付き合う前からのことで、僕達の共同生活が始まって以来、悠那さんは自分の嫌いなものを司さんに押し付ける癖がついてしまっているようだ。
そんな悠那さんを見て、昔は陽平さんも
『子供じゃねーんだから好き嫌いすんな』
と注意していたけれど、最近はもう諦めてしまっている。
悠那さんから嫌いなものを押し付けられる司さんは司さんで、特に嫌な顔をするわけでもなく、当然のようにお皿の端に積み上げられていくピーマンや玉ねぎを箸で摘まみ、まるで最初から自分のお皿に盛られていたものかのように食べてしまうから、悠那さんも司さんに「食べて」とお願いすることもない。
司さんのそういうところは凄いと思う。もし、僕が司さんの立場だったら、いきなり自分のお皿に嫌いなものを乗っけてこられたら“何?”って思うし、「やめてください」って言っちゃうと思う。
司さんはのんびりしているぶん、小さいことは気にしないおおらかな性格なんだろう。
悠那さんと海、陽平さんと僕には似ているところがあると思うけど、司さんと似ているメンバーはいないと思う。司さんだけはちょっとタイプが違うって感じがするんだよね。
だからって“合わない”とは思わないし、誰とも似ていないからこそ、司さんが一番頼りになる時もある。
なんだかんだと僕達はバランスの取れた五人組なのである。
「さーて。食べよう食べよう。いただきま~っす」
レッスン室とお弁当という組み合わせもなんだか不思議な感じではあるけれど、重箱三段分も作ってくれたお弁当をありがたく頂くことにした。
紙皿と紙コップという、完全に行楽に来ているような感じの夕飯にはなったけど、二人が僕のために作ってくれたお弁当は嬉しかったし、たまにはこういうのもいいな、って思ってしまった。
「どう? 律」
「うん。いつも通り変わった味だけど嫌いじゃないよ」
「良かった~」
海の作ったエリアには手を付けようとしない悠那さんの代わりに、僕は海の作った料理から箸をつけることにした。
見た目も独特な海の料理は味も独特で、美味しいのか不味いのかは最早謎だった。
僕が涼しい顔をして海の作ったおかずを食べるのを見て、好奇心旺盛な悠那さんは
「え? そんな普通の顔して食べられるものなの?」
と興味をそそられてしまったらしい。
恐る恐る海の作ったおかずにお箸を伸ばすと、野菜炒めらしきものを少しだけ摘んで口に運んだ。
「~っ! 律に騙されたぁ~っ!」
海の料理をほんの一口食べた悠那さんは悲鳴に近い声を上げた。
自分で「お口に合わない」って言ったんじゃないか。なんで食べようと思ったんだ。僕もちゃんと言ったよね? “いつも通り変わった味”だって。美味しいとは一言も言っていないのに騙されたとは心外だ。
「しかも辛いっ! この赤いのケチャップじゃないの⁈」
「それはタバスコですよ。隠し味にちょっと入れたんです」
「全然隠れてないしっ! むしろメインの味付けになってるよっ! タバスコ入れるにしても、もっと他の味付けがあるよね? やっぱり海の料理は口に合わない~っ!」
辛いものがそんなに苦手ではない僕でも少し辛いと感じたこの野菜炒めは、悠那さんにとっては激辛だったに違いない。慌ててお茶を飲む悠那さんが可哀想にも見えたけど、そもそも悠那さんは海の料理を食べるつもりがなかったわけだから、それを貫いていればこうはならなかった。言わば自業自得である。
「あー……酷い目に遭った……」
作った本人の前で酷い言い草だ。紙コップ二杯分のお茶を飲んだ悠那さんは涙目で、顔も少しだけ赤くなっていた。
もし、この場に司さんがいたのであれば、辛いものを食べただけで顔に赤みが差し、涙目になってしまう悠那さんを見て萌えたりするんだろう。司さんにとって、悠那さんのやることなすこと全部“可愛い”になるみたいだから。
「ほんと、海ってちっとも料理の腕が上がらないね。そんなんじゃ将来律と一緒に暮らすことになった時に困らない?」
「努力はしてるんですけど、自分ではどこを改善すればいいのかよくわからなくて……」
「まずはレシピ通りに作れるようになることだよ。レシピにないものは入れちゃダメ」
「わかりました。次はそうしてみます」
それができるのであれば、海も今頃まともな料理が作れるようになってるよ。そのレシピ通りに作ることが海には難しいんだ。
どうしてだか知らないけれど、海は必ずと言っていいほどアレンジを加えたがるし、きちんと分量を量ることも苦手だ。味見なんかしようものなら、そこで益々余計な手が加えられてしまうみたいだから上達のしようがない。
それはさておき、今悠那さん、さらっと“僕と海が一緒に暮らすことになった時”とか言わなかった? え? 僕と海って最終的には一緒に暮らすの?
そりゃまあ、海とは付き合っているわけだし、最終的にはそうなるんだろうけど、現実として海と二人っきりで生活することはまだ考えていないんだよね。
だって、それってまるで僕と海が結婚したみたいになるじゃん。今の歳でそこまでは考えられないよ。
それに、僕達は今後もメンバーとの共同生活を続ける予定だから、メンバーがバラバラになって暮らす日が来ること自体想像できないんだよね。
「でも悠那君。僕もまだまだですけど、司さんもあんまり料理は得意って感じじゃないですよね? それはいいんですか?」
「ん?」
まあ、司さんと悠那さんはそのうち二人で暮らそうと思っているみたいだけど。
この二人の場合、二人っきりで暮らしていようが、誰かと一緒に暮らしていようが、お構いなしにイチャイチャしていたりもするんだけどさ。
「司はいいの。だって、俺が司のお嫁さんだから。旦那さんのために俺がご飯作ってあげるんだもん。それに、司も料理は下手じゃないもん。レパートリーは多くないけど、司の作るラーメン美味しいもん」
「司さんの作るラーメンって即席ラーメンですよね?」
「ちゃんと司風にアレンジしてくれるよ」
「そうですか……。でも、それを言ったら律も僕のお嫁さんですよ?」
おいおい。一体なんの話をしているんだ。どうして料理の腕前の話から、旦那さんだのお嫁さんだのの話になったんだ。
確かに、僕は海を受け入れる立場にいるから海の彼女役ってことにはなるんだろうけど、お嫁さんはやめて欲しい。これでも僕、一応は男なんだよ? 海と一緒にいることと、海のお嫁さんになるのはちょっと違わない? 僕は海の恋人であって、海と夫婦ごっこをしたいわけではないんだけれど。
「あ、そっか。律も海のお嫁さんだから、旦那さんの海が料理下手でも問題ないのか」
でもって、僕が海のお嫁さんってだけで納得しないで欲しい。僕と海の関係は知っているんだから、今更それだけで納得しないでよ。
「でも、律ってあんまり尽くすタイプには見えないよね? しっかり者だから家事も平等にしそうな気がするけど」
「しっかり者だからこそ適材適所なんですよ。お互いどういう役割分担にすればベストなのかわかっているから、炊事は律が担当してくれると思います」
「海は何をするの?」
「僕は炊事以外を担当します」
「うわ……炊事以外は全部海が受け持つんだ。海ってほんと律に尽くすね」
「そうですか? それがお互いにとってベストで平等って感じですけど。それに、律だってなんだかんだと尽くしてくれるんですよ」
「へー。そうなんだぁ」
なんだろう……勝手に二人で盛り上がり始めたぞ? この場合、僕はどんな顔をして二人の話を聞いていればいいんだろう。
悠那さんが僕達の前で司さんのことで惚気るのは日常茶飯事だけど、海が僕の前で僕の惚気話を人に聞かせる姿には慣れていない。悠那さんに向かって「尽くしてくれるんですよ」なんて言われたら、僕は顔から火が出そうなくらいに恥ずかしい。
「でも、そうかも。だって律、学校で海とエッチなことしたんだもんね。律がそんなことするなんて思わなかったからびっくりしちゃった」
「なっ……⁈」
ここは素知らぬ顔をしてやり過ごそうと思っていたのに……。悠那さんの発言に僕は耳を疑ってしまったし、まさかあの話を悠那さんにしたのか? と、海を問い詰めたくなった。
目を丸くして悠那さんと海に交互に視線を向ける僕は、驚いた顔の僕に向かってにやりと笑う悠那さんに
「聞いちゃったもんね~。優等生の律が意外~」
とからかわれて絶句した。
喋ったな、海……。しかも、一番話してはいけない悠那さんに。
この人、こういう話が大好きなんだから、話したらどうなるかくらいわかっただろ。なんで話すんだ。
「海……」
驚いた顔から一転し、怖い顔になって海を睨み付ける僕を、海は苦笑いで誤魔化すだけだった。
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