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Final Season
Happy Together(3)
しおりを挟む映画の撮影期間は四ヶ月の予定になっているけれど、その四ヶ月間ずっと映画の撮影だけをしているわけではなかった。映画の撮影中だってFive Sとしての仕事は当然あるし、単独の仕事だって入っている。
今年から大先輩であるAbyssの葵さんと一緒に番組を持つことになった俺は、多忙な葵さんのスケジュールに合わせ、そっちの仕事にも足を運んでいる。
「悠那君は今映画の撮影中なんだよね。どう? 撮影の方は」
「撮影が押すこともあるけど順調かな。何より司と一緒だから嬉しい」
「だろうね。悠那君からしてみれば願ったり叶ったりの話だもんね」
「そうでもないよ。司以外の人ともラブシーンがあるから、それはちょっと……いや、かなり嫌」
「ははは。悠那君は正直だね」
「でも、司とのシーンを際立たせるために他の人とのシーンは暈されるっていうか、寸止めって感じだからマシかな。裸にもならなくていいし。キスシーンはしっかり撮られちゃうけど」
「え? そんな際どい映画なの? 悠那君と司君は映画で脱いじゃうの?」
「秘密っ♡」
「気になるなぁ」
「へへへ」
そう簡単に会うこともなかった葵さんと一緒の番組を持つことで、定期的に葵さんと会えるようになったのは嬉しかった。葵さんからは学べることが多いし、会うと気さくにいろんな話をしてくれるから楽しいもん。俺達の事情も知っているから司のことも遠慮なく話せるし。
「制作発表会見を見て朔夜がふて腐れてたよ。“なんで司なの? 俺でも良くない?”って」
ま、必ずと言っていいほど朔夜さんの話も出るけどね。
葵さんってAbyssの中では朔夜さんの世話係的ポジションにいるみたいだから、普段自分が面倒を見ている朔夜さんの話をついついしちゃうのかもしれない。
朔夜さんファンの俺としては、朔夜さんの話が聞けるのはありがたいって感じもするけれど、朔夜さんと会うたびにセクハラ紛いな行為を受けてばかりの俺はちょっと複雑な心境だったりもするんだよね。朔夜さんのことは相変わらず好きだけど。
「そ……それはどうかな? いくら相手が男の俺でも、朔夜さんにラブシーンがあったらファンは発狂するんじゃない? 俺、朔夜さんのファンから攻撃されるの嫌だよ」
実は司が映画の話を蹴っていたら司の役は朔夜さんに回っていた……と、今ここで言うのはやめておこう。「俺でも良くない?」って言ってる人が「あなただったかもしれないんですよ」って知ったら物凄く悔しがりそうだもん。
俺は朔夜さんを尊敬しているし憧れてもいる。朔夜さんと共演したくないわけじゃないし“またいつか共演したいな”とも思っている。
でも、今回の映画で朔夜さんと共演していたら……と思うとゾッとするんだよね。
一度はエッチなことをした仲だから、朔夜さんと「ラブシーンを演じろ」と言われたら演じられないわけでもないけど、朔夜さんのファンって“朔夜命!”みたいな人がめちゃくちゃ多いんだもん。相手が誰であろうと、朔夜さんとラブシーンを演じようものなら集中攻撃されるのは間違いなしだよ。
今は“ただ可愛がられている後輩アイドル”って立場で見逃されている俺も、映画で朔夜さんと恋人同士の役なんか演じちゃったら事務所に恨み辛みを綴った手紙が山ほど届くに違いない。それは勘弁して欲しい。
「悠那君なら大丈夫って気もするけど。確かに、朔夜と琉依のファンはちょっと過激だからね」
ちょっと? ちょっとかなぁ。俺、知ってるよ? 去年のクリスマスライブでせっかくAbyssのコーナーがあったのに、女の子がいるって理由でコーナーに出させてもらえなかった朔夜さんと琉依さんのこと。
それは“ちょっと過激”では済まないくらいに過激って証拠だよね。
「昔は朔夜も恋愛ドラマに出てたのに、今は恋愛色の薄いドラマや映画にしか出なくなっちゃって。琉依はお構いなしで出てるけど、朔夜が出るよりは受け入れられてるって感じなんだよね」
「それ、なんかわかる気がする。朔夜さんは少年漫画、琉依さんは少女漫画って感じだもん。朔夜さんには恋愛要素をそこまで求められていないけど、琉依さんは恋愛ドラマに出るからこそ女の人を虜にしちゃう気がする」
「わぁ……今凄く納得しちゃった。今度メンバーに話そ。悠那君凄いね。凄くわかりやすい例えだったよ」
「そう?」
思ったままを口にしたら感心されて褒められた。
実は俺、幼馴染みの祐真の影響で少女漫画って結構読んでたんだよね。祐真は少女漫画が好きだったから。
で、Abyssがデビューした時、圧倒的なビジュアルを持つ琉依さんを見た瞬間、“少女漫画に出てくる人じゃんっ!”って思ったのを覚えている。
それ以来、俺の中で琉依さんは“少女漫画に出てくる人”だから、さっきみたいな例えができてしまったってわけ。
「でも、それを言ったらFive Sのメンバーも少女漫画って感じだよね。みんな綺麗で可愛い顔してるもん」
「そうかなぁ? 葵さんはうちだと誰が一番恋愛ドラマ向きだと思う? やっぱり陽平?」
「陽平はどんなジャンルでもいけるタイプだよ。実際、陽平が今出てるドラマって恋愛ものじゃないし。主役じゃなくてもいい味出してるから、陽平はこれからもいろんなドラマに引っ張りだこになるだろうね」
「陽平って演技上手だもんね。普段の陽平からはあんまり想像できないのに」
現在放送中のドラマにレギュラー出演している陽平は、派手な見た目とチャラそうな演技が好評で、これまでとは違った役柄に高評価をもらっている。
どんな役もそつなく熟しちゃう陽平ってやっぱり凄いよね。俺も見習いたい。
「Five Sで恋愛ドラマ向きってなると司君か海君かな。司君が今まで出たドラマって全部恋愛ものだし、司君の演技って物凄く胸キュンしちゃうじゃん。仕草とか表情がさり気なく可愛くて、女心を鷲掴みって感じだよね。海君はまだ恋愛ドラマに出たことがないけど、出たら絶対女の子は盛り上がるよ」
「俺と律は?」
「悠那君は女の子役で出たら誰も敵わないだろうね。律君は……あと二、三年って感じかな。あの子、あと二、三年したら凄くいい男になりそう」
「ねえ。俺の扱い酷くない?」
「褒めてるんだよ」
メンバーをよく観察し、褒めてくれるのは嬉しいけど、俺だけ扱いがちょっと違う。
メンバーからも“女の子との恋愛ものは無理”って言われてるのに、葵さんまでそんなこと言うなんてショック。俺、そんなに男としての魅力がない?
自分の中では律と大差ないと思ってるのに、俺は女の子役で律があと二、三年ってどうしてなの? 律が恋愛ドラマに出られるなら俺だって出られるはずだよ。
葵さんの意見には不満があるものの、葵さんが俺達の活躍をちゃんと見てくれていることは素直に嬉しい。
もちろん、俺達だって大先輩のAbyssの活躍は全部チェックしてるけど、大先輩のAbyssからチェックされてると知ったら俄然やる気が出てきちゃう。
「実は僕、司君って結構タイプなんだよね」
「えっ⁈」
なっ……なんですと? いきなり何を? 葵さんが司を?
「だって可愛いじゃない。あんなに背が高くて格好いいのに、司君自体は可愛いところがキュンキュンしちゃう」
「え……いや……あの……」
嘘嘘……本気で言ってるの? 確かに司は格好いいと可愛いを兼ね備えていて、プライベートでは格好いいより可愛い要素の方が強めではあるけれど。
(そう言えば、俺達が初めてAbyssと会った時、葵さんが最初に声を掛けたのって司だったような……)
もしかして、葵さんは司を狙ってたりする? どうして俺の彼氏は身近にいる人間から狙われやすいの? 司は俺が狙われやすいって心配してるけど、自分も人のこと言えないじゃん。
俺がいつも朔夜さんにセクハラ紛いに揉みくちゃにされていても、葵さんからわりとほったらかしにされることが多い理由ってまさか……。
ダメダメダメっ! 葵さんに狙われちゃったら司だって誘惑されちゃうかもしれないじゃんっ! だって、葵さんは元祖可愛い系男子だよ? 可愛いと綺麗、色気まで兼ね備えている葵さんに迫られちゃったら、司もふらっと浮気しちゃうかもしれないじゃんっ!
俺に朔夜さんの話をするのも、俺が朔夜ファンと知ってのことで、なんなら俺に朔夜さんに鞍替えしろという暗示だったりする?
っていうか、そもそも葵さんってこっちの人なの? 俺や司と同様に恋愛に性別は関係ない派?
「ダメぇ~っ! 司は俺のぉ~っ!」
いくら尊敬する大先輩の葵さんでも司だけは譲れない。司は一生俺だけのものなんだからっ!
「あははははっ! 悠那君可愛い~。安心して。司君にちょっかい出すつもりなんてこれっぽっちもないから」
「ほ……ほんと?」
「うん。俺は朔夜と違って人の物には手を出さない主義だよ。まあ、司君がフリーだったら話は別だったかもしれないけど」
「良かったぁ……」
どうやら俺から司を奪うつもりはないらしい。ほんと良かった。葵さんがとんでもないことを言い出すから焦っちゃったじゃん。
あれ? でもちょっと待って? 司にちょっかい出すつもりはないって言ったけど、司がフリーだったら話は別ってことは……。
「葵さんって……男の人とお付き合いしたことあるの?」
つまりはそういうこと? 葵さんも俺や律と同じ立場の人間だったりする? だとしたら、めちゃくちゃ頼もしい相談相手の誕生じゃん。
思い返してみれば、葵さんは俺と司がまさに両想いになったところを目撃している人でもあるんだよね。俺はあの時、司と両想いになれたことが嬉しくて他のことには一切意識が向いていなかったけど、目の前で男同士が両想いになるシーンを見たら普通は引きそうなものだよね。
にも拘らず、葵さんはあっさりその状況を受け入れてしまったし、俺に振られる形になった朔夜さんにも「慰めてあげるよ」とか言っていなかったっけ?
「うん。っていうか、僕、男の人としか付き合ったことがないんだよね」
「えぇっ⁈」
期待はしていたけれど唐突のカミングアウトに俺は声が裏返るほどに驚いた。
まさか収録の合間の雑談でこんな暴露話を聞かされるとは思わないもん。そりゃびっくりしちゃうよね。
しかも、葵さんほどの人が今まで付き合った人が一人や二人だとは思えない。“男の人としか”ってことは、過去に何人もの男性と恋愛関係になったことがあるってこと?
「僕って昔から恋愛対象が同性みたいでさ。だから、最初に司君を見た時は“あ、好みのタイプ”って思ったりもしたんだよねぇ。悠那君を見た時の朔夜ほどじゃなかったけど」
「そ……そうなんだぁ……」
どうやら葵さんは“たまたま好きになった人が自分と同じ男だった”というわけではなく、最初から自分は男の人にしか興味がないとわかっているタイプらしい。
俺は司以外の人間と付き合ったことがないし興味もないから、自分が同性しか好きになれないかどうかもわからないけれど、もし、自分の恋愛対象が男だとわかっていたら、好みなんかもあったのかな。好みがあって、好みのタイプを見つけたら頑張ってアプローチとかしてたんだろうか。自分のそういう姿はちょっと想像できないけど。
下手すると狙われていたのかも。司は葵さんに。司が葵さんから誘惑される前に俺と付き合うことになってくれて良かった。
「っていうか、朔夜が悠那君を可愛いって言い出した時はちょっと意外だったんだけどね。だって朔夜、それまで女の子としか付き合ったことがなかったから」
「へぇ……」
葵さんが男の人としか付き合ったことがないのも意外だったけど、朔夜さんが女の人としか付き合ったことがないのも意外だった。
俺に躊躇いなく手を出してきたところといい、手慣れた感じで俺を翻弄してきたことといい、どっちもイケる人なんだと思ってたのに。俺を完全に女の子扱いでもしてたの?
「これでも若い頃はそれなりに苦労もしたんだよ~」
「若い頃って……」
いやいやいや。今でも充分若いじゃん。葵さんの言う“若い頃”っていつの話?
確か葵さんは朔夜さんの二つ上で、俺より三つ年上の朔夜さんが今22歳だから……24歳ってことになるんだよね?
(24歳で一体どんな苦労を?)
聞きたいような聞きたくないような気もするけど、気にならないと言ったら嘘になる。
俺は司が初恋の相手で、その初恋の相手と結ばれて幸せを謳歌している身だから、恋愛に関して苦労らしい苦労は一切していない。
でも、もし早い段階で自分が同性しか好きになれない体質だとわかっていたら、それなりに苦労や苦悩もしただろうな。
「苦労って? たとえば?」
「好きな人と上手くいかなかったりとか、相談する相手がいないとか。遊び相手を探すのも簡単じゃなかったかな。一応僕にも遊びたいお年頃はあったし、性欲もあるからさ」
あわわ……なんて生々しい話を……。天使のような容姿を持つ葵さんの口からそんな発言が飛び出すなんて……。
「僕は悠那君ほど一途じゃないし飽きっぽいところもあるからね。恋人ともそんなに長続きしなくて、あっちこっちで摘まみ食いしてる時期もあったんだよね。今はすっかり落ち着いてるし、特別な関係になってる人もいないけど」
「そ……そうなんだ……」
衝撃の事実。まさか葵さんにそんな過去があっただなんて……。
今や国民的アイドルAbyssのメンバーにそんな過去があっただなんて俺じゃなくたって思わないよ。なんか凄い話を聞いちゃった。
でも、いくら国民的アイドルだって言っても人間であることには変わらない。恋愛に興味津々な時期もあるし、性欲旺盛な時だってあるよね。朔夜さんに彼女がいたことがあるなら他のメンバーにだって絶対そういう経験はあるはずだもん。
それはうちのメンバーにも言えること。うちだって五人中四人は現在恋人持ちだし、陽平だって湊さんと色々あるもん。アイドルだから恋愛しないわけじゃないってことは自分達で証明済みだもんね。
「なんか凄いなぁ……。俺と葵さんって五つしか違わないのに、五年でも圧倒的な経験の差があるって感じ」
初恋自体がわりと最近だった俺としては心の底からそう思う。
そりゃまあ、デビューから七年のAbyssとデビューして二年の俺達じゃ、あらゆる方面で経験の差なんて歴然としてるけどさ。
自分で言うのもなんだけど、俺ってちょっと子供っぽいよね。去年高校を卒業したはずなのに、未だに高校生扱いされているようなところもあるし。
恋愛を経験して少しは大人になれたとは思うけど、一人前の大人にはまだまだ程遠いって感じ。今撮影中の映画にしても俺が演じるには経験不足なシーンも数ヵ所あって、“これはどうやって演じればいいんだろう”って悩んでるところもあるんだよね。
「五年の差は結構大きいと思うよ。悠那君だって五年後には物凄く変わってると思うし」
「だといいんだけど……。俺も葵さんみたいに大人の魅力や色気が出る日がくるのかなぁ」
「大丈夫。悠那君には悠那君なりの魅力や色気が既にあるよ。だから、司君も悠那君にベタ惚れなんでしょ?」
「うーん……」
確かに、司は俺にちゃんと欲情してくれるから色気が全くゼロってわけではないのかもしれない。
でも、司は俺の色気にやられているわけではなく俺の可愛さにやられてるって感じだから、色気で司を翻弄できているとは思えないんだよね。
司は年々大人っぽくなってるし、男の色気みたいなものも身についていっているのに、俺はいまいち変化がないよね。俺も大人の魅力や色気で司を翻弄してみたい。
「それに、悠那君の可愛さはちょっと別格だからね。正直、僕はあまり悠那君に大人っぽくなって欲しくないって思ってるくらいだよ」
「えー……」
それはまた……随分と酷いことを仰る。俺に一生子供っぽいままでいろと?
物心ついた頃から「可愛い可愛い」と褒めそやされてきた俺だから、それが俺の魅力であり最大の武器なんだとは思うけどさ。でも、俺だって可愛いだけじゃ嫌だなって思ってるのに。
葵さんもデビュー当時は「可愛い」を連発されていた人だけど、今は「美人」「綺麗」「色っぽい」と言われるようになってるじゃん。俺も今年で二十歳になるんだから「可愛い」以外の褒め言葉を遣われたいよ。
「ま、元祖可愛い系男子として、可愛い後輩の相談にはいつでも乗るよ」
「え……」
それは願ってもない言葉だった。俺は葵さんが俺達側の人間だとわかった時から葵さんに相談したいことが沢山あって、なんならこっちから「相談に乗ってください!」ってお願いしようと思っていたくらいだ。
多忙な葵さんと共演できる今、これはもしかしなくてもチャンスでしかない。元祖可愛い系男子の葵さんからなら仕事以外の諸々も学び放題。葵さんが俺達側の人間だってわかったから、同性相手のあれこれだって相談し放題じゃん。
「葵さんっ! 早速相談があるんだけどっ!」
「本当に早速だね。いいよ。何?」
果たして天下のAbyssにどこまで教えを請いていいのかはわからない。いくら「相談に乗ってあげる」と言われたからって、いきなりこんな相談もちょっと失礼なんじゃないかとは思うけど……。
今を逃したら次はいつ相談できるかわからないもん。葵さんとこうして一緒に仕事ができる機会も、月に二、三回しかないんだから。
これまでの葵さんとの会話で、こんなことを相談できるのは葵さんしかいないって確信した俺は
「男の人の誘い方を教えてっ!」
身を乗り出し、葵さんに突進する勢いでそう聞いた。
「…………え?」
真剣な顔で相談を持ち掛ける俺に、葵さんの目は真ん丸だった。
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