僕らの恋愛経過記録

藤宮りつか

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Season 3

    願いは叶えるためにある⁈(2)

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「そう言えば、そういう話がありましたね」
「そうなのよ。私も危うく忘れそうになってたんだけど、夏前にその話が再び浮上してきて、色々打ち合わせなんかをしながら、話が本格化してきたって感じ。もともと悠那君を使いたいって話は聞かされていたし、悠那君の出演はほぼ確定だったんだけど、その時は脚本がまだできていなかったのと、映画の内容がわからなかったから、脚本が出来上がるまで正式な返事は保留にすることになっていたの。下手に返事をして、とんでもない内容の脚本を持ってこられても困るから」
 そういう話は随分前に聞いた気がする。悠那が高校を卒業した後、いろんな方面から悠那にきた仕事のオファーの中に、映画出演の話もあったと記憶している。
 でも、まだ本決まりじゃなかったし、あれからだいぶ時間が経っているからすっかり忘れていた。
 本決まりにならなかったのは、脚本が出来上がるより先に出演依頼がきたからだったのか。つまり、その映画の脚本は当て書きで、悠那のイメージを元に書かれた話ってわけか。
 にしても、ハッキリ「出ます」とも言っていないのに、それでよく脚本が書けるな。もし、その内容がマネージャーの言うところの“とんでもない内容”だった場合、せっかく書いた脚本が無駄になる可能性だってあったのに。
 俺は製作側の事情というものを全くと言っていいほど知らないからよくわからないんだけど、映画やドラマの配役って脚本ができてからの話だと思っていた。逆のパターンもあるものなんだ。
「で、その脚本が出来上がったってことなんですね?」
「その通り」
「で?」
「それがねぇ……」
 一体どんな脚本が出来上がったのかが気になる俺に、マネージャーは渋い顔をしながら、鞄の中から二冊の台本らしきものを取り出して、俺と悠那の前に置いた。
(何故二冊?)
 映画の話は悠那に来た話なのに、なんでその台本が二冊もあるんだろう。
「私としては受けるべきかどうかを悩むところではあるのよ。まずは二人で読んで、受けるかどうかの意思を聞かせてもらえる?」
「え? 俺も読むんですか?」
「そうよ。脚本が出来上がった時点で司君にも出演のオファーがきたから」
「えぇっ⁈」
 ちょっと待って。これは予想外。予想外の展開だ。今からほんの少し前、「共演したいね」って話をしたばっかりだよね? その直後にそういう話がくるもの? いくらなんでもタイミングが良すぎるって感じがするんだけど……。俺と悠那の二人に話があるっていうのはそういうことだったの?
「えっ! 司と一緒なの? だったら受けるよっ!」
 俺と悠那の二人に、同じ仕事のオファーがきていると知った悠那は、台本を読むまでもないって感じだったが……。
「いいからまずは台本読んで。この前出演したほのぼのラブコメドラマとはわけが違うんだから」
 マネージャーはピシャリと言い放ち、悠那の希望をすんなりとは受け付けなかった。
 ほのぼのラブコメとはわけが違う? マネージャーが受けるべきかどうかを悩むってことは、何か問題のある内容なんだろうか……。
 そもそも、どういうジャンルの話なんだ? 俺と悠那の二人にきた話だからといって、恋愛ものとは限らないよね。もしかしたら、お互い敵対しあう関係なのかもしれないし、なんなら殺し合う設定とかかもしれない。
 だったら俺は出たくない。たとえ演技だとしても、悠那に酷いことなんかしたくないし。
 でも、タイトルからして、そういう内容の話のようには思えないんだよなぁ……。
「とりあえず読んでみようよ、悠那」
「うん」
 ここはまず、台本の中身を知ることが第一だろう。マネージャーが渋い顔をするのも、この台本の中身が俺達にとって好ましくないものだからなのかもしれないし。
「仮台本だからざっと目を通すだけでもいいわよ。おおまかな内容が理解できれば」
「はーい」
「お茶淹れてあげるわね」
「ありがとうございます」
 律と違って本を読む習慣がない俺にとって、急に始まった台本読みの時間はやや苦痛だったが、悠那と一緒にできる仕事に関わるものであれば、少しは真面目に取り組もうって気になる。
 二、三ページ視線を走らせたあたりで、マネージャーが淹れてくれたお茶がテーブルの上に置かれたけれど、その時既に、俺の顔はややしかめっ面になりつつあった。
 これは……この内容は……。
「ねぇ……これ、ほんとに俺のイメージで書かれた脚本なの?」
「らしいわ」
「俺にこういうイメージある? なんかちょっと心外なんだけど」
「この話を書いた脚本家が言うには、今までの可愛らしいイメージを壊すような悠那君をえがきたかったって話よ」
「ふーん……」
 読み始めた台本の中身に、最初は乗り気だった悠那の顔も若干不満そうにはなったけど、読み進めていくうちに、その顔はどんどん真剣になっていった。
 いやまあ……内容的には悪くない気もするよ? 冒頭からしばらくはどうかと思うし、全体的に暗い感じはするけれど、俺(の役)との絡みは多いし。
 多分、読み終わった後の悠那の感想は「出る」だろう。俺的にも、映画の中で悠那とこういうことできるなら出てもいいって思う。でもなぁ……。
「俺は出てもいいかな。っていうか、むしろ出たい。最初は“ん?”って思ったけど、ストーリー的には惹かれるものがあるし、内容もちょっと大人向けっていうか……。今までの俺のキャラクターとは全然違うところが気に入った」
「やっぱり……。悠那君はそう言うと思った」
「何より、司といっぱい絡めるのがいい」
「そこが一番心配でもあるんだけどね。私は」
 流し読みでも、映画一本分の台本を読むのには一時間くらい掛った。細かいところを無視して読んでみても、この映画の内容が、今までの悠那のイメージとは全然違うものであることはよくわかった。内容もかなりダークで濃い。
 それでも、悠那の出した結論は、俺が想像していた通り「出る」という結論だから、悠那が「出る」のであれば、俺の答えも「出る」にはなるんだろう。
「司君は?」
「うーん……」
 確かに、美味しいといえば美味しい役ではあるんだよな。っていうか、俺以外の人間には絶対演じて欲しくない役だから、悠那が出演するのであれば、他の誰にも譲りたくない役ではある。
「悠那が出るなら出ないわけにはいかないって感じなんですけど、正直ちょっと……。内容が過激すぎるところもあるので、そこは悠那にさせたくないって気持ちもありますね」
「そうでしょ? 私もそこがちょっと引っ掛かるのよね。こういう役を演じるのは悠那君にとって勉強になりそうだし、新しい魅力を引き出せそうでいいとは思うんだけど……」
「っていうか、また悠那はこういう役なんですね。悠那に普通の恋愛ものの仕事は来ないってことですか?」
「今のところはそうみたいね」
 悠那に数分遅れて台本を読み終わった俺は、読み終わったばかりの台本を閉じると、溜息と一緒にテーブルの上に置いた。
 幸い、俺と悠那は敵対する間柄ではないし、殺し合うような関係でもなかった。今回も悠那は同性相手にその身を差し出すような役柄だから、俺とは恋仲になる間柄でもある。そして、その描写も結構過激というか、あからさまである。
 これは確かに、前回悠那が出たラブコメタッチの恋愛ドラマとは全然わけが違う。
 前回の役は悠那の可愛さを全面的に押し出した作りになっていたし、ラブシーンも可愛いキスシーンのみ。太腿は丸出しだったけど、それ以外の肌の露出はなかったし、ストーリー的にも明るくて笑いがあった。
 だけど、今回の役柄はそういう感じとは180度違い、悠那の演じる役は身売りして生計を立てているような子だった。ヤクザや麻薬の売人、パトロンまで出てくるから、とても真っ当な世界を描いている話とは思えない。こんな内容の映画にアイドルが出ていいのか? と疑問に思ったりもする。
 俺はもうすぐ成人するからまだいいとしても、悠那は高校を卒業したといってもまだ未成年だ。俺の予想ではこの映画、R指定がつきそうなんだけど……。
 悠那とのラブシーンを演じられるのは嬉しいが、最終的には二人とも死んでしまうようだから、あまり嬉しい役でもない気がする。これは受けるべきがどうか、非常に悩むところである。
 ただ、俺もこういう影がある役は演じたことがないし、こういう暗い内容の映画自体は嫌いじゃない。演じてみたいという気持ちはなくもない。
 問題は、悠那が男と絡むシーンが俺だけじゃないというところ。俺以外の人間とも、そういうシーンがあることが、俺的には非常に面白くないし、悠那を出したくないと思ってしまう原因でもある。
 そうは言っても、悠那は俺とのラブシーンがある限り、なんとしても俺と一緒に出たいって言うんだろうな。
「マネージャー的にはどうですか? 俺や悠那がこういう映画に出て、問題ないと思いますか?」
「問題がないとは言い切れないけど、やってみる価値もあるとは思ってるのよね。二人とも今までにないイメージのキャラクターだし、こういうダークなのが好きな子って多いじゃない。こういうイメージが加わると、今後の活動の幅も広がると思うのよね」
「なるほど……」
 悠那はすっかりやる気だが、俺とマネージャーはやや慎重である。
 Five Sのイメージは明るい、可愛い、元気って感じだから、俺と悠那がこういう役を演じると、多少なりともイメージが崩れるのは覚悟しなくちゃいけないだろう。
 でもま、今は若いから、明るい、可愛い、元気でいいけど、そのうちそれだけじゃ通用しなくなるだろうから、今のうちに引き出しは増やしておいた方がいいのかもしれない。
「ねぇ~、司ぁ~。出ようよぉ~。俺、司とラブシーンやりたぁ~い」
「あのねぇ、悠那……」
「司が出てくれないと、俺、司以外の人と過激なラブシーン演じることになっちゃうよ?」
「それはダメ。絶対許さない」
 俺がマネージャーと一緒になって考え込んでいると、とっくに出演を決めた悠那が恐ろしいことを言ってきて、俺を出演させる方向に持って行こうとする。
 っていうか、俺と一緒に出演したところで、悠那には俺以外の男と絡むシーンがあるのはわかっているんだろうか。自分から男を誘うシーンとか、無理矢理キスされるシーンとか、レイプ紛いな感じに襲われるシーンがあるのは平気なのか? 俺は嫌で堪らないんだけど。
「だったら出ようよ」
「うぅ……」
 俺相手なら、「キスシーン以上のこともしていい」と言っていた悠那は、その言葉通り、他の人間とのシーンはさておき、俺とラブシーンを演じられるならどんな役でも構わないって感じらしい。
 対する俺は「悠那の恋人役なら喜んで受ける」って言った癖に、悠那に俺以外の人間との絡みがあるとわかったら、途端に消極的になってしまうヘタレっぷり。
 いやいや。普通そうなるだろ。俺の目の前で、悠那が俺以外の男に犯されるシーンなんか見たくないし、そんな撮影現場なんて物凄いストレスでしかないじゃん。
「ちなみに、司君が断った場合、司君の役は朔夜君に行くらしいわ。なんでも、悠那君の相手役は慎重に吟味して、悠那君が嫌がらない相手を選んだらしいから、司君か朔夜君の二択みたい。でもま、そうなった場合、スケジュール調整が大変だろうし、撮影自体もかなり遅れることにはなりそうだけどね」
「俺が出ます」
 それを先に言え。
 っていうか、マネージャーはこの映画に俺と悠那を出させたいの? 出させたくないの? どっち?
 内容によっては……みたいなことを言っていたし、俺達を出演させることに渋っている素振りを見せていたけれど、そもそも、悠那をモデルに脚本を書くというなら、当然事務所側の要望は考慮されているだろうし、脚本が出来上がるまでに、念入りな打ち合わせだってされているだろう。正式な出演依頼の返事を保留にしていても、自分の事務所のタレントを使った映画を撮りたいと言われれば、実際に断る事務所なんて滅多にないはずだし。
 そんなわけだから、マネージャーはどういう映画になるかくらいは当然知っていて、そのうえで、NGシーンや何やらのチェックはしていたはずだ。実際に出来上がった脚本に目を通した時も、悠那が断るとは思っていなかったみたいだから、当初の予定通り、悠那の出演は確定だったんだろう。
 ただ、事務所側のNG指定ギリギリまで攻めてきた台本には、さすがに独断で判断しては不味いと思ったから、こうして悠那に確認を取るついでに、ちょうど悠那の相手役として名前があがった俺の返事も確かめにきたんだろう。
 悠那が良くても俺が断る可能性がある内容だから、そうなった場合のことも考えて……。
 悠那に出演の意思があるのであれば、俺も一緒に出演させたいっていうのがマネージャーの本音だろうな。二人揃って出演すれば、そのぶんギャラも入ってくるわけだし、多少は話題にもなる。
 もちろん、映画としては朔夜さんが出た方がヒットは確実だし、製作側は朔夜さんで行きたいという気持ちもあるのかもしれないけど、俺達の倍以上は忙しいAbyssのスケジュールを押さえるのは大変だろうし、ギャラも倍以上だ。今までにない過激なシーンを演じる悠那の気持ちを考えると、業界の仲良し先輩である朔夜さんより、同じグループの仲良しルームメイトである俺の方が適役だと思ってくれたのかもしれない。
 その心遣いには感謝したい。が、そもそも「悠那を題材にどういう話を書いてるんだ」と俺は言いたい。
 これでもし、悠那の相手役が朔夜さんになってしまったら、あの人、どさくさに紛れて悠那に何をするかわからない。際どいベッドシーンがあるのをいいことに、カメラが捉えることのできない布団の中で、とんでもないこととかしてくれそうだ。
 そうじゃなくても、俺は必要以上に悠那と朔夜さんを絡ませたくないし、共演だってこの先永遠にして欲しくないと思っているくらいだ。
 朔夜さんは嫌いじゃないし尊敬しているけど、信用はしていない。
「やったーっ!」
 俺が断れば朔夜さんに……と聞くなり、秒で出演を引き受けることを決めた俺に、悠那は両手を天井に突き上げて喜んだ。
 あんまり喜んでばかりもいられない状況だとも思うんだけど……。
「マネージャーっ! 俺も司も出演オッケーねっ!」
「わかった。じゃあ早速返事をしておくわね」
「よろしくっ!」
 自分が受け持つタレントの仕事が正式に決まったことに安心する反面、マネージャーも心配するところはあるようで、その表情はあまりいい表情とは言えなかった。
「もう一度確認するけど、司君以外の人とのキスシーンや襲われるシーンがあるのはいいのね? 悠那君」
「うん。そりゃ俺だって全く嫌ってわけじゃないし、できればしたくないって気持ちは大きいけど。司と共演できる話がまた来るとは限らないから、このチャンスを逃したくない」
「わかったわ。司君もいいのね?」
「はい。悠那が出るなら」
「了解」
 結局、色々と引っ掛かるところがあるものの、マネージャーの持ってきた映画の話は二人揃って引き受けることにした。
 せっかく悠那と二人っきりで過ごせる貴重なオフに、一体なんの用かと思ったら……。まさか悠那と映画で共演できるという話を持ってこられるとは思わなかった。
 しかも、悠那の希望通り、俺とは恋仲になる役で、キス以上のシーンもしっかり組み込まれているんだから、悠那の願望はこんなにも簡単に実現してしまったということだ。
 強く願えば願いは叶うってこと? 悠那の願いは叶いやすかったりするのかな?
 ま、こんなに可愛い子の願い事なら、神様も“いくらでも叶えてあげよう”って気になるんだろう。俺は神様なんて信じていないけど。
「凄いね。さっき司と話してたこと、ほんとに実現しちゃった」
 マネージャーが帰っていった後、テーブルの上の台本を嬉しそうに見詰めながら、悠那は俺の腕をぎゅうぅ~っと抱き締めてきた。
「実現はしたけど、俺は悠那ほど手放しでは喜べないんだけど?」
 悠那との共演は嬉しい。それは間違いないけど、台本の内容を思い出すと、ただ嬉しいだけではないのも事実。
「どうして? 俺に司以外の人とのキスシーンやエッチなシーンがあるから?」
「それ以外に考えられないでしょ」
「でも、司とはちゃんとしたベッドシーンがあるんだよ? 俺、それだけで出演する価値があるって思ってるんだけど」
「全くもう……」
 ふて腐れ気味な俺を宥めるように、悠那は俺の膝の上に乗ってくると、俺を正面からギュッと抱き締めてくれた。
 そして
「他の人とのどんなシーンより、俺には司とイチャイチャできるシーンの方が大事。だってさ、堂々と司との仲をみんなに見せつけられるんだよ? 最高じゃん」
 そう言うなり、俺の唇にちゅっとキスしてきた。
「ほんと……困った子だね、悠那は」
 俺は悠那の腰に腕を巻き付けると、諦めたように笑い
「敵わないよ」
 触れただけですぐに離れていった悠那の唇を追い、柔らかい悠那の唇に自分の唇を重ねていった。
 そう簡単に気分が晴れるわけでもないけれど、今はそのことを忘れてしまおう。
 それに、不幸中の幸いは、映画の撮影現場には悠那と一緒に俺がいること。悠那の面白くないシーンの撮影も、俺の監視付きの中で行われるわけだから、やきもきしながら悠那の帰りを待つ必要がないのは助かる。
「司、さっきの続きしよ」
「ん。そうだね」
 今度こそ邪魔される心配がなくなった俺達は、テーブルの上に置きっ放しになっている台本に再び手を伸ばすこともなく、二人だけの世界へと堕ちていった。



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