僕らの恋愛経過記録

藤宮りつか

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Season 3

    新年早々?!(2)

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「悠那のココ、乳首を虐められて欲しくなっちゃったのかな? ひくひくして中が見えてるよ?」
「やぁん……言っちゃ嫌……言わないでぇ……」
 悠那の身体から腕を解いた俺は、悠那の脚を大きく開かせ、柔らかくて形のいいお尻の奥の悠那の入り口を見詰めると、悠那の入り口は恥ずかしそうにキュッと窄まり、それからヒクンっと可愛く口を開くのを繰り返した。
「俺を誘ってるの? 中、いっぱいくちゅくちゅして欲しい?」
「んん……して欲しい……司に気持ち良くして欲しいよぉ……」
 ただ見詰めるだけで、なかなか触れてくれない俺に、悠那はもどかしそうに腰を揺らした。
「見てるだけなんて嫌……早く触ってよ、司ぁ……」
「悠那は本当に可愛いね」
 ちゃんとおねだりできた悠那を褒めると、悠那の入り口にそっと指を押し付けてから、タイミングを見計らって一気に指を埋めると、悠那は背中を仰け反らせながら俺の指を締め付けてきた。
「あぁんっ……んっ、ぁ……」
「今イきそうになったでしょ。悠那の中、ビクビクってなったよ?  乳首弄られるのはそんなに気持ち良かったの?」
「ぅ、ん……気持ち良かった……」
「かわい」
 俺が指を埋めた瞬間、イきそうになった悠那はなんとかそれを堪え、はぁ、はぁ、と肩で息をしながら、俺の指をどんどん奥まで飲み込んでいった。
 悠那の中はもう充分に柔らかくなっていて、二本目の指を難なく飲み込んでしまうと、まだ欲しいと言わんばかりに、俺の指に甘く絡みついてきた。
「あ、ン……やぁっ……あ、あんっ……そこ……ダメぇ……」
 少し速く指を出し入れしながら、二本の指で悠那が一番感じる場所を擦ると、悠那の腰は俺の指の動きに合わせて動くようになる。
 そして、くちゅくちゅと粘ついた音が聞こえるほどになると、もう堪えられないというように、悠那は背中をベッドに押し付け、腰だけベッドから少し浮かせるような格好になった。
「ゃんっ……ダメっ……あぁんっ……そこばっかり……やめてぇ……」
 俺で感じる悠那を見ていると、どうしてもイかせたい衝動に駆られてしまう俺は、更にもう一本増やした指で悠那の中を掻き回し、絶頂に導こうとしたが、悠那は髪を振り乱しながら首を振り
「やあぁんっ……ぃや……嫌っ……一緒……一緒がいいの……」
 涙を零しながら言ってくるから、俺は喉が渇くほどの欲望を感じ、アレがドクンッ、と大きく脈打った。
「そうだったね。一緒にイくんだったね。ごめん」
 俺は素直に反省すると、悠那の上に覆い被さるように身体を重ね、悠那の流した涙を吸い取るようなキスをしながら、熱くなった自分を悠那の入り口に押し当てた。
 俺が悠那の入り口を先端で擦ると、悠那は待ちきれないというように腰を揺らした。
 先端だけを僅かに埋め、悠那の唇にキスを浴びせながら、ゆっくりと悠那の中へと挿入はいっていく。
「あぁっ…ん……ん……は、ぁっ……」
「っ……悠那っ……」
 押し戻されるような弾力があるのに、悠那の中は俺を誘い込むように動いてくる。
 一気に搾り取られてしまいそうな快感に歯を食いしばりながら、奥まで突き進んでいく俺に、悠那はまたイきそうになってしまったのか、中がビクビクと収縮し、俺を甘く締め付けてきた。
「あぁん……イきそう……またイきそうになっちゃった……」
「んっ……悠那の中、物凄く気持ちいいよ……」
「やっ、あっ……待って……まだ動いちゃ……や……あぁん……」
「無理だよ。悠那の中、気持ち良すぎて……俺も我慢できない」
「んっ、ぁっ、あっ……あんんっ……」
 堪えきれず、悠那を突き上げ始めると、悠那は奥を突かれるたびに、甘くて甲高い声を上げた。
「奥っ……気持ちいいっ……イっちゃう……」
「俺もイきそう……イきそうなくらいに気持ちいい……」
 五日も間が空いてしまったからか、追い詰められるまでが早かった。
 それでも、れてすぐイってしまうのは格好悪いから、悠那を突き上げる速度を調整しながら、何度も何度も悠那の中を掻き回してあげると
「んんっ……ぁ、んっ……あっ、あっ……ぁんん……」
 イきそうでイけない悠那は、絶えず与え続けられる刺激に、可愛い声で喘ぎ続けてくれた。
「あんん……ぁ、はっ……んん……いっぱい……司でいっぱい……」
「っ……いっぱいで気持ちいい?」
「うんっ……気持ちいい……気持ちいいよぉ……」
 何度も絶頂を迎えそうになる悠那の中は、すぐにでも限界を迎えそうな俺を何度も締め付けてくるから、それに煽られた俺は、悠那の腰を掴み、息を弾ませながら悠那の中を何度も出入りした。
 そして、もうこれ以上我慢ができなくなると、悠那と一緒にイけるように、悠那の身体を激しく揺さぶった。
「あっ、あー……イくっ……イっちゃう……」
「いいよっ……俺もイきそう……一緒にイこうねっ……」
「んっ、んんっ……あっ、あっ、ぁんっ……あぁぁんっ……!」
「んっ……!」
 悠那の中が物凄い速さで収縮し、俺をきゅうぅっと締め付けてきたのと一緒に、悠那は絶頂を迎えて射精して、悠那に締め付けられた俺も、悠那の中へと射精していた。
「はぁっ……んんっ……」
「……っ……悠那っ……」
 射精した後も何度か腰を送り、悠那と舌を絡めるキスをしながら、深い快感に酔いしれていた俺だけど……。
 一息ついてもまだ足りない。射精した後も硬度を失っていない俺が、再び悠那の中を捏ねるように突き始めると
「ゃっ、ん……あ……嘘……また?」
 すっかり満たされた顔をしていた悠那は、急に焦ったような声を上げ、俺に突き上げられることにおおいに取り乱した。
「あんっ……や……待って……まだダメ……俺、イったばっかり……」
「悠那はまだイけるでしょ? 五日もできなかったんだから、一回だけで終わるなんて思ってないよね?」
「あぁん……あ、んっ……やぁっ……」
 悠那はイったばかりの中を擦られるのが堪らないのか、射精したばっかりの先端から蜜を滴らせながら、泣きそうな顔になって感じてくれた。
 その泣き顔にも見える感じる顔がめちゃくちゃ可愛くて、悠那を抱き締めながら突き上げると、悠那も俺にしっかり抱き付いて
「あぁん……好き……司、大好きぃ……」
 これでもかってくらいに俺に甘えてきたりもする。
 俺と一緒にイった後の悠那は、俺に奥を突かれるたびに何度も小さな絶頂を迎え、そのたびに俺を堪らなく締め付けてきては、俺を奥へと導いてくる。
「イっちゃう……いっぱいイっちゃうよぉ……」
「ん……いいよ。いっぱいイって」
「ぁん……ぁっ、んん……んっ……」
 一度は萎えた悠那も、いつの間にかすっかり勃ち上がってしまっていて、濃くなったピンク色の先端の孔からは、シーツを濡らすくらいにたくさんの蜜が零れていた。
 俺でいっぱい気持ち良くなっちゃう悠那は本当に可愛くて、どんな仕草や反応も見逃したくない。全部記憶と目に焼き付けてしまいたいって思うのだった。
「ぁんっ……んっ……司……司ぁ……」
「悠那……気持ちいいの? もっと?」
「んっ……もっと……もっとぉ……」
 悠那を突き上げながら、悠那の身体中にキスをしながら、再び絶頂に導くように腰を使うと、悠那もそれに応えるように俺を甘く包み込み、俺を堪らなくさせてくれた。
「可愛いよ、悠那。俺の可愛い悠那……愛してる……」
「司……司ぁ……」
 そこからはもう、身体が感じるままに動き、悠那と一緒に最高の感覚に酔いしれた。
 本能のままに悠那を求め、悠那も俺を求めてくれて……身体だけじゃなく、心も一つになって溶け合った。
 この時の感覚は言葉で言い表せないくらいに幸せで、この時だけは、世界に俺と悠那のたった二人だけって気分も味わえる。
「あん……きちゃうっ……また……気持ちいいのがきちゃうっ……」
「うんっ……また一緒にイこ……」
 悠那が大好きな奥を何度も突き、二人で同じリズムを刻んでいくと、気持ちいい感覚も吐息も全部一つになっていき、俺が一際大きく悠那の奥を突き上げたのと同時に、俺と悠那は一緒に二度目の射精を果たしていた。
「んんっ……ぁん……」
「っ……はっ…ぁ……」
 身体を震わせ全てを出し尽くすと、俺は悠那を包み込むように抱き締めて、まだ昂ぶっている気持ちを伝えるよう、舌を絡ませるキスを何度もした。
「ぁっ……んん……ん……」
 身体の熱が落ち着いてくるにつれ、キスも穏やかなものになっていき、舌を絡ませるキスから、唇が触れるだけの軽いキスに変わる頃には、俺と悠那は心地良い疲労感に包まれていた。
「やっぱり司とするエッチ大好き。物凄く気持ちいいし、いっぱい幸せな気分になれちゃうもん」
 ぎゅっと俺に抱き付いてくる悠那を腕の中に閉じ込め
「俺も大好き。可愛い悠那がいっぱい見られるし、悠那が好きって気持ちでどんどん満たされていく感じがする。毎日だってしたいくらい」
 どんなに愛でても足りないくらいに可愛い悠那に、数えきれないくらいのキスをした。
 帰って来るなり早々、身も心も満たされた俺達は紛れもなく幸せで、この一年も、こうしてイチャイチャしながら悠那との愛を育んでいこうと思う俺だった。



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