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Season 1
初恋の行方(中)
しおりを挟む俺からのはしたないおねだりに一瞬目を丸くした朔夜さんだったけど
「嘘……ほんとに?」
朔夜さんはすぐ嬉しそうな顔になって俺の顔を覗き込んできた。
笑顔が幼くて可愛いのは司と一緒だ。
「悠那って初恋もまだなんじゃなかったっけ? 初恋もしてないのにそんなエッチなおねだりはできるんだ」
もう……エッチでもなんでもいい。この身体の疼きを今すぐどうにかして欲しい。
だって俺、さっきから勃ち上がったアレが何もしてないのにピクピク反応しちゃって、パンツの中が大変なことになってそう。
一体いつからこんな身体になっちゃったの? 司とエッチなことしてるから、誰かに触られちゃったらすぐこんな風になる身体になっちゃったの?
「ひょっとしてリーダー君に開発されちゃった? 悠那の身体は男に反応するように調教されちゃったのかな?」
俺の制服を少しずつ脱がせていきながら、朔夜さんはそんなことを言う。
開発? 調教?
よくわからないけど、そういうことなのかもしれない。だって、司とエッチなことしてなかったら、俺の身体はこんなことになってなかったと思うもん。
「図星みたいだね」
シャツのボタンは全部外され、ズボンも両脚から抜き取られてしまった俺は、はだけたシャツの下はパンツ一枚という姿にされてしまった。
「でも、悠那はいけない子だな。リーダー君とエッチなことしてるのに俺にもおねだりしてくるなんて。彼だけじゃ物足りないの?」
「そういうわけじゃ……」
「じゃあ、どういうわけかな? ココをこんなにして」
「ぁんんっ……!」
パンツの上からアレを意地悪くギュッと握られ、俺の腰は大きく跳ねた。
「うわ……パンツ凄いことになってるじゃん。キスだけでこんなにしちゃったの?」
「んん……ごめんなさい……」
そのままパンツの上からいやらしい感じに揉まれて、俺は身体を震わせる。
さっきからずっと微弱な電流を流され続けてるみたいに身体が震えてる。何をされても気持ちいいし、ちょっとした刺激にも物凄く感じちゃう。
ほんと、俺の身体はどうしちゃったの?
「それで……悠那は俺に何をして欲しい?」
ぐしょぐしょになったパンツが気持ち悪くて早く脱がせて欲しいのに。朔夜さんの手は相変わらずパンツの上から俺の揉むだけで、パンツの染みがどんどん拡がっていくだけだった。
「脱がせて……触って欲しいです……」
「それだけ?」
「いっぱい触って……イかせて欲しい……」
恥ずかしいことを言わされて泣きたくなる。でも、言わずにはいられないもどかしさもある。
「可愛いなぁ……」
既に涙目になっている俺を見下ろし、しみじみとそんな風に言う朔夜さんは、俺にキスをしながらようやく俺のパンツを脱がせてくれた。
「あらあら。なんともまあ……いやらしいなぁ……」
「~……」
相変わらず生えてない俺の下半身のナニは、付け根から先端までが全部丸見えで、先端から溢れた蜜が根元まで零れてしまっている。
「こんなにエッチな身体でもココはちゃんと綺麗なピンク色なんだね」
「ぁ……あんまり見ないでください……」
「なんで? 悠那は俺にエッチな姿を見て欲しいんでしょ? 凄く可愛いし美味しそう」
お……美味しそう? 美味しそうってどういう意味?
勃ち上がった俺をまじまじと見られるのは恥ずかしかったけど、俺を眺める朔夜さんの発言には謎が残った。
ココ、「美味しそう」とか言われる場所ではなくない?
身体はいつの間にか広いソファーの上に押し倒され、俺の上に覆い被さるようにしている朔夜さんは、俺の太腿の下に腕を差し込むと、俺の下半身をグイっと持ち上げた。
朔夜さんの顔の前にアレが晒される格好になり、俺は益々恥ずかしくなった。
こんな格好、今までしたことなんかないよぉ……。
「こういうのは初めてかな?」
そう言うと、朔夜さんは何を思ったのか勃ち上がった俺の先端をペロッと舐めてから、俺を口の中に含んでしまった。
「んあぁっ! ……ゃっ、だ……ダメ、っ……ダメぇっ……!」
そのまま口で扱かれて俺はもうパニックだ。
これ、フェラチオってやつだよね? 女の人が男の人にするものだと思ってたけど、男同士でもするものなの?
「ぁんっ、んっ……ゃっ……ぃやっ……離して……ぃやぁっ、んっ」
嘘嘘嘘嘘。朔夜さんが俺の舐めてる。俺、朔夜さんに舐められちゃってるよぉ……。
「ダメですっ……汚い……やめてっ……んんっ」
朔夜さんにこんなことさせられないって思う反面、初めての感覚に腰が溶けちゃいそうなくらいに気持ちいい。
ただでさえいつイってもおかしくない状態だった俺は、朔夜さんの口で何回か吸い上げられただけで、爆発寸前になってしまった。
「ぉ、願い……離して……っちゃう……イっちゃうからぁ……っ」
このまま俺がイっちゃうと、俺が出したものが朔夜さんの口の中にぶちまけられちゃう。そんなの絶対ダメなのに。
俺が泣きそうな声でお願いしてるのに、朔夜さんは俺から口を離してくれなくて……。俺はイきたいのを我慢するのに必死になった。
イきたい……今すぐイっちゃいたい。だって、朔夜さんに口でされるの凄く気持ちいいんだもん。でも……。
「イっていいよ」
一瞬だけ俺から口を離してそう言うと、朔夜さんは再び俺を口に含み、今までよりも強く俺を扱き上げてきた。
「ぁんっ、ぁあっ、んっ……ダメっ……ィくっ……イっちゃぅ……っ」
もう限界。我慢できない。頭の中も真っ白。
ジュッ、ジュッ、って聞こえてくる音も凄くいやらしいし、もう……。
「ゃっ、んっ……んんっ…ぁっ、あっ……あぁぁんんっ!」
ちゅうぅ、って先端を強く吸われた瞬間、俺は腰を震わせながら射精した。
俺の出した精液が朔夜さんの口の中にぶちまけられる。
「はぁっ……はっ……ん……」
残滓まで吸い上げられた俺は、射精後の脱力感にぐったりとしてしまう。身体は相変わらず小さく震え続け、あまりにも強い刺激に朦朧とする視界はぼやけていた。
「可愛くイっちゃったね。ごちそうさま」
俺の出した白濁を飲み込んだ朔夜さんは、ペロッと唇の周りを舐めて笑ったりする。
美味しそうって言ったのは冗談じゃなかったんだ。俺、朔夜さんに美味しく頂かれちゃったってことなのかな。
「悠那……」
まだ自由に身体を動かせない俺の上に、俺と違って体力が有り余っていそうな朔夜さんが覆い被さってきた。
俺、今から朔夜さんとシちゃうのかな。セックス……。
朔夜さんなら……と思う反面、頭の中にチラつく司の顔が消えてくれなかった。
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