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Season 1
第6話 魔法の手
しおりを挟む3月某日。4月から始まるFive Sのバラエティー番組《S級CHALLENGE》の初収録が行われた。
このバラエティー番組は俺達がいろんなことを体験したり、挑戦する内容になっていて、毎回スタッフとメンバーが集まって、何がしたいか、どういうことに挑戦してみたいかを話し合ってから撮影に入る流れになっていた。
記念すべき一回目の企画はバンジージャンプ。
本当は富士山に登るっていう案もあって、メンバー的にはそっちの方がやりたいという意見も多かったけど、生憎時期が良くないという理由で今回は採用されなかった。
で、バンジージャンプ。提案したのは俺。
バンジージャンプに挑むべく、移動する車の中では
「楽しみだなぁ~。一回やってみたかったんだよな」
「一度は体験しときたいですよね。バンジージャンプ」
期待に胸を膨らませている陽平と律。
「バンジーより山登りが良かった。なんでバンジージャンプなの?」
「怖い……絶対飛べない……絶対無理……」
全く楽しみだと思っていない司と海。
これは後で知ったことなんだけど、海は高所恐怖症らしい。日常的な高さだったり、絶対安全な場所からの景色なら問題ないらしいけれど、高い場所に架かっている吊り橋とか、高い場所まで上昇するアトラクションやジェットコースターは無理らしい。今からバンジージャンプに挑戦しなくちゃいけないと思うと恐怖以外の何もないらしく、さっきからずっと律の腕にしがみ付いている。
身体は大きいのに。こういうところは可愛いと思う。
海にしがみ付かれている律は律で、怖がる海の頭を始終撫でてあげたりしてなんとも微笑ましい光景。
この二人ってほんとに仲がいいよね。
「司って案外怖がりなんだね。高い所苦手なの?」
で、俺はもちろん楽しみにしている側の人間。なにせバンジージャンプがしたいって言ったの俺だもん。
昔テレビで見てからずっとやってみたかったんだよね。あんなに高い所から飛び降りるなんて絶対気持ちいいし、爽快感ありそうだもん。
「高い所が苦手なんじゃなくて、高い所から自分の足で飛び降りるのが怖いんだよ。なんでそんな自殺行為みたいなことしなきゃいけないの?」
「自殺行為って……」
「まさか悠那がバンジージャンプしたいだなんて言い出すと思わなかった。ゴキブリで大騒ぎするくらいだから絶対怖がりだと思ったのに」
「虫は怖いんじゃなくて嫌いなの。見るのも嫌なの。司だってゴキブリ見て大騒ぎしたじゃん」
「ゴキブリ得意な人なんていないでしょ?」
「陽平」
「俺、別に得意じゃないし普通に嫌いだけど?」
憂鬱そうな司の顔を見ていると、せっかく記念すべき一回目の放送はもっとみんなが楽しめるものにすれば良かったかな? と思ってしまう。
でも、最終的に決めたのは監督だし。一回目だからインパクトがある方がいいって言われた。他に一回目にふさわしい案が無かったんだからしょうがないよね。
「全く。最初にバンジージャンプやろうとした人の気がしれないよ」
「そう言うなって。潔くバンジー飛べたら格好いいじゃん。な? 悠那」
「そうだよ。テレビ見た人が“司君かっこいい!”ってなるよ?」
「そうかもしれないけど……」
あまり乗り気じゃない司をどうにか乗せようと陽平も協力してくれる。
一方海は……もう何も考えたくないのか、いつの間にか律に凭れて眠ってしまっていた。
車で移動すること約三時間弱。ようやく現地に着いた俺達は
「高くね? え? 思ってたより全然高いんだけど?」
「高さ100mですって。関東周辺では一番の高さみたいですね」
「100mっ⁈ いきなり100mなのっ⁈」
「そのようです。あれ? 怖気づいちゃいましたか? 陽平さん」
「べ……別に……」
その高さにとりあえず驚いた。
車の中では上機嫌だった陽平も、遥か上空にある飛び降り台に若干腰が引き気味だ。
「100m上から飛び降りるってどんな感じだろう。凄い楽しみ。早くやりた~い」
「こういう機会でもない限り、なかなか体験できないですもんね」
俺と律は相変わらず楽しみにしてるけど。
「え~……あんなところから飛び降りるの? ってか、あの高さから飛び降りてほんとに大丈夫? 死んだりしない? 怖すぎるんだけど」
口調はのんびりしてるけど顔には全く血の気の無い司。
「……………………」
最早死を覚悟したのか、死んだ目をして一言も喋らない海。
「予約はしてあるから。とりあえず受付行こうか」
番組スタッフに促され
「はーいっ」
俺は元気よく返事を返した。
受付が済むと料金を支払い――もちろんテレビ局持ち――、必要書類にサインしたり体重を測った後、ハーネスを装着。
そして、いざジャンプ台へっ!
「高っ! いや……無理無理っ! これ無理だって!」
これまで比較的おとなしく嫌がっていた司だけど、実際ジャンプ台までやって来ると急に激しく嫌がり始めた。嫌がって、俺にぎゅぅっと抱き付いてくる。
え……何? ちょっと可愛いんだけど。
「大丈夫だって。まだジャンプ台に来ただけだよ? 怖くない怖くない。景色だって凄くいいよ?」
「景色なんて見れないよ~。今すぐ帰りたい~」
怖がる司を宥めようとするけど、司は俺の肩に顔を埋め、いやいやするみたいに首を振る。
そんな司の様子は全部カメラに撮られてて、この司の姿を見た人がどんな感情を抱くのか俺はなんとなくわかってしまった。
一方、最初から一貫して怖がり続けていた海は、ジャンプ台にやって来ても一言も言葉を発することなく、今にも消えてしまいそうな薄い笑みを浮かべ、手だけはしっかり律の手を握っていた。
「うわぁ~……マジで高い。この高さはさすがにちょっと怖いかも……」
ちょっとだけ身を乗り出し、ジャンプ台の下を覗く陽平にも笑顔が無かった。
「じゃあ挑戦する順番を決めてください」
100mという高さに怖気づいた面々に向かって容赦なく言い放つスタッフの顔が楽しそうだ。
でも、こんな状態じゃ誰も自分が最初に行くなんて言い出さないよね?
「俺から行こうか?」
ここは言い出しっぺの俺が責任を持ってトップバッターに名乗りを上げてみたけど
「いや、ここはじゃんけんで決めよう。俺と海がじゃんけんして、俺が勝ったら年下順。海が勝ったら年上順な」
陽平に却下された。
確かに、怖がっていない人間があっさり先に飛んじゃったら番組的に面白くないし、怖がってる人間もプレッシャーを感じて余計に飛びにくいかもしれない。
そう思った俺は陽平に従おうと思うけど、海はどうだろう。おそらく、この中で一番怖がっているであろう海は、自分が一番最初か一番最後になるのは避けたいはず。もし、海が陽平の提案を拒否したら、順番を決めるだけでも時間が掛かりそう。
でも
「いいですよ。じゃんけんしましょう」
その心配は必要なかった。相変わらず目は死んだままだし、顔には消え入りそうな薄ら笑いを浮かべたままだけど、海は陽平に向かって手を差し出した。
「最初はグー。じゃんけん……」
結果。海が勝って陽平が負けたから、トップバッターは陽平ということに。
「マジか~……でも、ここは最年長として格好いいとこ見せないとな」
順番が決まるとすぐさま陽平の準備が始まり、メンバー全員で陽平を見守った。
入念に安全チェックをされ、いよいよ後は飛ぶだけになると、陽平は恐る恐るジャンプ台に立った。
「わーっ! 怖っ! スゲー緊張するっ!」
バンジージャンプを一回やってみたかったと言っていた陽平も、いざやるとなるとここまで緊張するものなんだ。もしかしたら、俺も実際あそこに立ったら緊張して、なかなか飛び降りられないかもしれない。
「掛け声いりますか? 自分のタイミングで飛びますか?」
ジャンプ台の脇に控えるスタッフさんに聞かれ
「自分のタイミングで飛びます」
と答える陽平。ジャンプ台の上に立ち、何度か大きな深呼吸をしている。
「陽平、頑張って」
「頑張ってください」
そんな陽平にエールを送る俺と律。
「…………行きますっ!」
5分ぐらい経ったかな? ようやく決心のついた陽平は、俯いていた顔を上げると勢いよくジャンプ台から飛び出した。
「ぅ、わぁぁぁぁぁぁ~っ!」
悲鳴というか絶叫というか。とにかく大きな声と一緒に落下していく陽平だったけど、数秒後には
「楽しいぃ~っ! 気持ちいいぃ~っ!」
という声が、遥か下の方から聞こえてきた。
陽平、無事成功だ。
「次は司だよ?」
陽平が飛び出して行ったジャンプ台をぼんやり眺めている司に言うと、司はハッとなって
「無理無理~っ! やだぁ~っ!」
再び俺にしがみ付いてきて離れようとしなくなった。
どうして今日はこんなに可愛いの。こんな大きな身体をしているのに、こんな可愛い姿見せられちゃうと大概の人間はギャップで萌え死ぬと思うけど?
バンジージャンプを終えた陽平が引き上げられてくる頃には半ば強引に司の準備が始められ、俺の手を握って離さない司は、縋るような目で俺を見上げてくるのだった。
「お疲れ様です。格好良かったですよ」
飛び降りる覚悟に5分ほど掛ったものの、最後は潔くジャンプ台から飛び出した陽平は確かに格好良かったと思う。
律に褒められた陽平は
「もうちょっとスムーズに飛び出せたら良かったけどな」
スタートで愚図ついたのが悔やまれるようだった。
「悠那ぁ~……」
「大丈夫大丈夫。陽平も無事帰って来たよ? 司も頑張ろ?」
陽平が戻って来たことで本格的な準備に取り掛かられ、司の顔は不安でいっぱいになる。
いつもは俺にお兄ちゃんぶる癖に。今日は俺が司のお兄ちゃんになったみたい。
準備が終わってジャンプ台に押し出された司は、ぷるぷると震える足でジャンプ台から下を覗き込んでは
「無理ぃ~っ!」
ジャンプ台に背を向け、俺のところに戻って来てしまう。
それを二、三回繰り返した後
「ああもう……ほんとにもう……」
誰も辞めていいと言ってくれないことに諦めがついたのか、ようやくジャンプ台の上に落ち着いた。
腰は完全に引け、前屈み気味ではあるけれど、バンジージャンプを飛ぶ覚悟ができたみたい。
「頑張れ、司」
「怖いのは最初だけだぞ」
そんな司を応援し、励ましてあげる。
司は一瞬恨めしそうな目で俺達を見たけど
「行きますっ!」
次の瞬間にはジャンプ台を蹴り、絶景が広がる空へ飛び出した。
「わぁぁぁぁぁぁぁぁ~っ!」
陽平と似たような悲鳴が聞こえてきたけど、悲鳴以外は何も聞こえてこなかった。
とりあえず、司も無事成功だ。
年上二人が飛んだ後はスムーズで、俺はちょっとだけ緊張したぶん、ジャンプ台に立ってから飛び降りるまでに、若干の躊躇いがあったものの問題なく成功。律も俺と同じ感じ。
そして、一番心配していた海だけど
「掛け声掛けてもらえますか?」
ジャンプ台脇に控えるスタッフさんにそう頼み
「3、2、1……バンジーっ!」
という掛け声と同時にジャンプ台から飛び降りたからびっくりした。
一番怖がっていた海が一番格好良くバンジージャンプを成功させたと思う。
海って意外と潔いんだな。そういうところは男らしくて格好いいかも。
メンバー全員が無事バンジージャンプを飛んだ後、バンジージャンプの感想とこれから始まる自分達の番組に対する意気込みを撮って収録は終了した。
初めてのバラエティー収録はとても楽しかった。
「それにしても、司があんなに怖がるとは思ってなかった。文句を言いながらも結構あっさり飛んじゃうと思ったのに」
初収録を終えて家に帰って来た俺達は、疲れたから夕飯は宅配を頼むことにした。
宅配が届くまでの間、陽平は仮眠を取ると部屋に戻り、律と海も眠たそうに部屋に入って行ったから、俺と司も自分達の部屋で過ごすことにした。
疲れはしたけど不思議と眠たくない俺は、ジャンプ台に昇った途端、急に怖がり出した司を思い出すとついついからかいたくなってしまった。
「この際だから白状するけど、俺は結構怖がりだしビビりなの。痛いのとかグロいの苦手だし、いきなり驚かされるのとかも好きじゃない」
自分が臆病者であることをあっさり認めてしまう司。
実はそうなんじゃないかという予感はしていた。だって、司ってすぐ狼狽えたり動揺したりするんだもん。急に大きな音とかしたら絶対ビクッてするし。
でも、そんな後は必ずなんでもないような顔をして平然を装おうとするから、俺も今まであえてスルーしてあげてただけ。
「司にも可愛いところがあるよね」
これは別にからかっているわけじゃなくて、ほんとにそう思うから言ったのに
「悠那に可愛いって言われたくない」
司はちょっとムッとした顔になり、恨めしそうに俺を睨んできた。
どうやら拗ねているみたい。
「大体、悠那だって基本的には怖がりじゃん。ホラーダメだし、驚かされるのも怖がるし。俺とそんなに大差ないと思うけど?」
「それはまあ……認めるけど……」
バンジージャンプを怖がった司をからかいたい俺だけど、実際、俺が怖がらないのは絶叫系の乗り物とか、身体を使って何かすることに関してだけ。司の言う通りホラー映画は大嫌いだし、お化け屋敷みたいなのもダメだった。近くに虫が飛んできても大騒ぎしちゃうし。
「でも、今日の司はほんとに可愛かった。いつも司が俺の面倒見てるみたいになってるけど、今日は俺が司の面倒見てあげてるって感じだったでしょ? 今日の司なら俺も面倒見てあげてもいいなって思っちゃった」
あれ? からかうつもりが司の可愛さを褒めることになってない?
ま、いっか。司が可愛かったのは事実だし。
「面倒見るって何? あれ、面倒見てるつもりだったの?」
「そうだよ? ちゃんと頭なでなでしてあげたし、手も握ってあげたじゃん」
ジャンプ台でのことを思い出してそう言うと
「ダメ。全然なってない」
と返された。
え……何がダメ? 何が全然なってないの?
きょとんとなってしまう俺に司の手が伸びてきて、司は俺の腕を掴むとそのまま自分の方に引き寄せてきた。
引き寄せられるまま、司の胸に顔を埋める形になった俺は
「悠那の撫で方は荒いんだよ。頭はこうやって撫でるの」
どうしてだか、突然司に頭を撫でられることになっちゃって……。
大きな司の手に優しく頭を撫でられると何故か胸がキュンとなった。
元々俺にはお兄ちゃんがいて、頭を撫でられるなんてしょっちゅうだったし、頭を撫でられるのも好きだけど……。
これ、何か違わない?
そもそも、人の頭の撫で方に決まりなんてあるの? 可愛いから撫でたり、慰めようと思うから撫でたり、褒めるついでに撫でたりするもんだよね? その時の状況に合わせて撫でているわけだから撫で方なんてバラバラなんじゃないの? それに……。
「悠那の頭ってちっちゃくて可愛いね」
こんなに優しく撫でられたこと無いんだけどっ!
え? 何? 魔法? 魔法の手? 司に頭を撫でられてるとなんだか物凄く懐いちゃいたい気分になってくるんだけど。懐いて、甘え倒したくなっちゃう。
「~……」
今にも司に抱き付きたくなる衝動を必死に堪え、物言いたげに司を見上げると司とバッチリ目が合ってしまった。
俺と目が合った瞬間、俺の頭を撫でていた司の手がピタリと止まり、司の目がジッと俺を見詰め返してくる。
そして、司の腕が俺の腰に緩く巻き付いてきたのを感じると、俺は自然と目を閉じてしまっていた。
ちょっと待って? なんか変なことになってない? 変なことになってる気がする。これ……この後一体どうなるの?
気持ちは焦る。動揺もしている。心臓はドキドキして煩いくらい。でも、身体が動かない。このままだと俺、もしかしなくても……。
ピンポーン
「っ⁈」
鼻先に何かが触れたと同時にインターフォンが鳴り響き、俺はハッとして目を開けた。
すぐ目の前に司の顔があることにびっくりしたけど
「宅配届いたっ! 受け取ってくるねっ!」
そこはあえてスルーする。
「司はみんな起こしてねっ!」
いつも通りに振る舞う俺に司がちょっと残念そうな顔をしているように見えるのは気のせいだよね。
それにしても
「Lサイズのピザ二枚とサラダ二つ。フライドチキンのLとポテトのLで間違いないですか?」
「はーい」
俺はあの時、どんな顔で司を見ていたんだろう。司に向かって目を閉じるとか……。それってなんか
『キスして』
みたいになってない? キスなんてしたことないのにっ!
「ありがとうございました。またご利用ください」
「はーい」
俺達の夕飯を届けてくれた配達員さんを見送った俺は
「はぁ……」
自分の失態に落ち込まずにはいられない。
なんか俺、司に失態晒す回数多くない? 他のメンバーにはそんなことないのに。同じ部屋だからかなぁ……。
受け取った商品をテーブルに運ぶ俺は、司に起こされて次々部屋から出てくるメンバーに
「ちょっとは寝れた?」
わざと明るく振る舞った。
何か言いたげな顔で俺を見る司とも目が合ったけど、やや引き攣った作り笑顔を返して誤魔化した。
司の手に頭を撫でられてどうかしちゃったんだ。だって俺、司とキスしたいなんて思ってないもん。
あれはあれだよ。司の手にちょっとうっとりしちゃって、ついつい目を閉じちゃっただけなんだって。もしかしたら、少し眠たくなったのかも。
そう。あれはただの気の迷い……っていうか、気の緩み? 全ては司の手がいけないんだ。そういうことにする。
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