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第一部ヴァルキュリャ編 第三章 ロンダーネ
完全制圧
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「という訳でさー、あーまぢジトレフが羨ましい! 俺もアイド神の作った夕飯食いたいなぁっ」
「……四、回目か? 何度も繰り返し話す意味はなんなのだ?」
ローセンダールの町からの帰り道。
購入した荷物を一杯抱え背負い、俺達三人は坂道を上っていた。
一応言っとくか? 俺、アセウス、ジトレフの三人だ。
「意味はないかなー。エルドフィンの頭の中がそれでいっぱいだってだけだと思う」
その通りである。
幸せな昼食の後、町へ下りる道中、ジトレフと合流した時、買い出しを手分けしてる間。
俺はアイド神に夕食を作って貰えるジトレフへの羨ましさで頭がいっぱいだったのである。
「エルドフィン殿達も夕食を依頼すればいいのでは」
「考えたんだけどさ、値段聞いてビックリして」
「ジトレフ、今私に払わせてくださいって言ったかー?」
「言ってはいない。高いのか?」
「すげー高い。タクミさんを二度見しちゃったくらい。家のこともそーだけど、……もーほんとにタクミさんには頭が上がらないなぁ」
アセウスは首を軽く振ると、頭を横に大きく項垂れた。
ジトレフがその様子を見守る。
「私もそうだ」
「俺もだよー、だからさー、アイド神を仲間にする方法ねぇかなぁー。俺達とじゃなくても、タクミさんの仲間とかさ。そしたら、流石にあそこまでの高額は取らねぇだろ」
「それはこちらの都合だ。仕事なのだろう? 誰かが生計を立てる手段を無償や安価で得ては、その人はどうなる?」
「げっっ。正論」
「何も毎食頼む訳ではあるまい。食べたい時くらい高額でも仕方ないだろう。頼めばいいと思うが」
無表情のジトレフが珍しくまともなことを言っている。
ちぇっ。
そう言われたら何も言えねぇーっつの!
「ダメだって。一度頼んだら際限がなくなるってエルドフィンが。俺も昼に食べたから、少しわかる気がする。俺達はこれから、どこでいくら必要になるか分からないし、そーゆー買い物はすべきじゃないと思う」
そーゆー買い物。
贅沢品ってことだな。
こちらも正論だ。
「そうだな。私も同じだ。資金は限られている」
「同じじゃねぇーだろ? お前は今この瞬間にだって賃金支払われてるんだろ? オッダ部隊からさぁ。ずっりぃーのーっ」
「「ずるくはない」だろー」
げーっ二人してハモってやんの!
ぷっハモったっっ、てアセウスが笑ってる。
ふふっ。
「あー。ずりぃ、ずりぃ!」
「エルドフィン殿、夕食は私の分を食べたらいい。私は食にそれほど執着がない」
「え! まぢ!?」
「ダメだろ。ジトレフの分はちゃんとジトレフが食べるべきじゃね? 頼んでるのはタクミさんなんだし、そーゆー理由では失礼だと思う!」
なんだなんだ?
今日は皆して、真面目かっっ。
アセウスまで熱く語っちゃってんじゃん。
「失礼になるのか。考えがいたらなかったな。礼を失するのは本意ではない」
考えを巡らすような表情のジトレフにアセウスが慌てる。
「え、失礼じゃね? 失礼だよな? エルドフィン」
弱っ(笑)。さっきの勢い失くすの早過ぎっっ。
しかも、俺にふるなし。
俺はアセウスの論点に興味ないことを隠すことなく、ひらひらと片手を振った。
「まぁなー。しかも昼食べた奴をまた食べても、正直そんなになぁー。エゲケ&クネッケは昼で完結したといえばしたからなぁ。ジトレフはちゃんと食えばいんじゃね? で、俺にちょっと分けて貰えれば俺、食うから!」
「結局食うんかよっ」
「わかった。それが失礼にならぬのなら、そうする」
「そっちも素直かよっ」
律儀にツッコミを入れるアセウスを放置し、俺の足取りは自然と早くなった。
真新しさはないが、美味いものがまた食えるというだけで、がぜん楽しみになった!
「ジトレフ! ほんと、ちょっとでいーからな! 一口にしとけよ、こいつ、最近すぐ調子に乗るから。っつーかエルドフィン! お前もう調子乗ってるだろっ、勝手に歩くペース上げてんじゃねーっつーのっ!」
そんなアセウスの声もただのBGM、まるで気にならない。
美味しいご飯ってこんなに元気が出るんだな。
前世でもっといろいろ食っときゃ良かった、その後悔は消えない。
でも、転生しなきゃ気づかなかったんだ。
後悔、っていうのは、ちょっと違うんじゃないか。
そんな風に感じ始めていた。
今度は食うんだっ。味わうんだっっ。
今はそれが、こんなにも楽しいって気づいてるんだから!
*
*
*
のはずがっっ!!
どうしてこーなった?!?!
俺は何故か、美味しい食事ではなく、真っ黒な、全身が震えるような殺気をくらっていた。
タクミさん家の居間中に満ちる、身体に絡み付くような殺意に、俺もアセウスも動けない。
えっっ?!?! なんだっっ?! 何が起こってるっっ?!?!
タクミさん家に着いて、居間で荷物を下ろした。
それぞれの荷物袋に仕分けして、家で使う分は棚に収納させて貰った。
タクミさんは転移の部屋で仕事中みたいで、探しに行ったアセウスはアイド神を連れてきた。
すぐ夕食の時間になるし、その前にジトレフの挨拶を、と図ったのだ。
ワンチャンアイド神夕飯作らないかな、という俺の企みで、食材も買ってきていた。
お世話になっているタクミさんには、金か現物を定期的に渡そうという話が元々あったし、どーせなら夕食の前にアイド神に見せつけつつ食材を渡そう! と俺は企んでいたのだ。
え? お前根性さもしいなって?
そんなことねぇーよ、領主貴族の天使ちゃんだって乗っかってんだから、ごく自然な思考だと思うぜ。
アイド神は昼と同じ格好で、頭を白布で包んでいた。
部屋の中が暗くなったせいか、昼よりも目鼻の彫りが濃い印象で、ますます男らしく、目力が強かった。
ジャ◯ーズアイドルの尖った系、女にモテるんだろうなぁー
しかも人気の料理男子だもんなぁー
なんて眺めていたら、突然黒い殺意が部屋中を呑み込んだのだ!
一瞬だった。
身体を動かせずにいる間に、気がついたらジトレフが床に倒れていた。
いや、違う。
床に何かを押さえ付けている。
絡み付く殺意に必死で抗い、わずかに動く身体で覗き込む。
黒く光る刀身にゾワッと鳥肌が立った。
アイフレッドの白い首筋に、ジトレフの黒い長剣が刃先を立てて当てられている。
アイフレッドの華奢な手足はことごとくジトレフに組伏せられていた。
完全制圧。
でも、なんでアイフレッドが?!
「……四、回目か? 何度も繰り返し話す意味はなんなのだ?」
ローセンダールの町からの帰り道。
購入した荷物を一杯抱え背負い、俺達三人は坂道を上っていた。
一応言っとくか? 俺、アセウス、ジトレフの三人だ。
「意味はないかなー。エルドフィンの頭の中がそれでいっぱいだってだけだと思う」
その通りである。
幸せな昼食の後、町へ下りる道中、ジトレフと合流した時、買い出しを手分けしてる間。
俺はアイド神に夕食を作って貰えるジトレフへの羨ましさで頭がいっぱいだったのである。
「エルドフィン殿達も夕食を依頼すればいいのでは」
「考えたんだけどさ、値段聞いてビックリして」
「ジトレフ、今私に払わせてくださいって言ったかー?」
「言ってはいない。高いのか?」
「すげー高い。タクミさんを二度見しちゃったくらい。家のこともそーだけど、……もーほんとにタクミさんには頭が上がらないなぁ」
アセウスは首を軽く振ると、頭を横に大きく項垂れた。
ジトレフがその様子を見守る。
「私もそうだ」
「俺もだよー、だからさー、アイド神を仲間にする方法ねぇかなぁー。俺達とじゃなくても、タクミさんの仲間とかさ。そしたら、流石にあそこまでの高額は取らねぇだろ」
「それはこちらの都合だ。仕事なのだろう? 誰かが生計を立てる手段を無償や安価で得ては、その人はどうなる?」
「げっっ。正論」
「何も毎食頼む訳ではあるまい。食べたい時くらい高額でも仕方ないだろう。頼めばいいと思うが」
無表情のジトレフが珍しくまともなことを言っている。
ちぇっ。
そう言われたら何も言えねぇーっつの!
「ダメだって。一度頼んだら際限がなくなるってエルドフィンが。俺も昼に食べたから、少しわかる気がする。俺達はこれから、どこでいくら必要になるか分からないし、そーゆー買い物はすべきじゃないと思う」
そーゆー買い物。
贅沢品ってことだな。
こちらも正論だ。
「そうだな。私も同じだ。資金は限られている」
「同じじゃねぇーだろ? お前は今この瞬間にだって賃金支払われてるんだろ? オッダ部隊からさぁ。ずっりぃーのーっ」
「「ずるくはない」だろー」
げーっ二人してハモってやんの!
ぷっハモったっっ、てアセウスが笑ってる。
ふふっ。
「あー。ずりぃ、ずりぃ!」
「エルドフィン殿、夕食は私の分を食べたらいい。私は食にそれほど執着がない」
「え! まぢ!?」
「ダメだろ。ジトレフの分はちゃんとジトレフが食べるべきじゃね? 頼んでるのはタクミさんなんだし、そーゆー理由では失礼だと思う!」
なんだなんだ?
今日は皆して、真面目かっっ。
アセウスまで熱く語っちゃってんじゃん。
「失礼になるのか。考えがいたらなかったな。礼を失するのは本意ではない」
考えを巡らすような表情のジトレフにアセウスが慌てる。
「え、失礼じゃね? 失礼だよな? エルドフィン」
弱っ(笑)。さっきの勢い失くすの早過ぎっっ。
しかも、俺にふるなし。
俺はアセウスの論点に興味ないことを隠すことなく、ひらひらと片手を振った。
「まぁなー。しかも昼食べた奴をまた食べても、正直そんなになぁー。エゲケ&クネッケは昼で完結したといえばしたからなぁ。ジトレフはちゃんと食えばいんじゃね? で、俺にちょっと分けて貰えれば俺、食うから!」
「結局食うんかよっ」
「わかった。それが失礼にならぬのなら、そうする」
「そっちも素直かよっ」
律儀にツッコミを入れるアセウスを放置し、俺の足取りは自然と早くなった。
真新しさはないが、美味いものがまた食えるというだけで、がぜん楽しみになった!
「ジトレフ! ほんと、ちょっとでいーからな! 一口にしとけよ、こいつ、最近すぐ調子に乗るから。っつーかエルドフィン! お前もう調子乗ってるだろっ、勝手に歩くペース上げてんじゃねーっつーのっ!」
そんなアセウスの声もただのBGM、まるで気にならない。
美味しいご飯ってこんなに元気が出るんだな。
前世でもっといろいろ食っときゃ良かった、その後悔は消えない。
でも、転生しなきゃ気づかなかったんだ。
後悔、っていうのは、ちょっと違うんじゃないか。
そんな風に感じ始めていた。
今度は食うんだっ。味わうんだっっ。
今はそれが、こんなにも楽しいって気づいてるんだから!
*
*
*
のはずがっっ!!
どうしてこーなった?!?!
俺は何故か、美味しい食事ではなく、真っ黒な、全身が震えるような殺気をくらっていた。
タクミさん家の居間中に満ちる、身体に絡み付くような殺意に、俺もアセウスも動けない。
えっっ?!?! なんだっっ?! 何が起こってるっっ?!?!
タクミさん家に着いて、居間で荷物を下ろした。
それぞれの荷物袋に仕分けして、家で使う分は棚に収納させて貰った。
タクミさんは転移の部屋で仕事中みたいで、探しに行ったアセウスはアイド神を連れてきた。
すぐ夕食の時間になるし、その前にジトレフの挨拶を、と図ったのだ。
ワンチャンアイド神夕飯作らないかな、という俺の企みで、食材も買ってきていた。
お世話になっているタクミさんには、金か現物を定期的に渡そうという話が元々あったし、どーせなら夕食の前にアイド神に見せつけつつ食材を渡そう! と俺は企んでいたのだ。
え? お前根性さもしいなって?
そんなことねぇーよ、領主貴族の天使ちゃんだって乗っかってんだから、ごく自然な思考だと思うぜ。
アイド神は昼と同じ格好で、頭を白布で包んでいた。
部屋の中が暗くなったせいか、昼よりも目鼻の彫りが濃い印象で、ますます男らしく、目力が強かった。
ジャ◯ーズアイドルの尖った系、女にモテるんだろうなぁー
しかも人気の料理男子だもんなぁー
なんて眺めていたら、突然黒い殺意が部屋中を呑み込んだのだ!
一瞬だった。
身体を動かせずにいる間に、気がついたらジトレフが床に倒れていた。
いや、違う。
床に何かを押さえ付けている。
絡み付く殺意に必死で抗い、わずかに動く身体で覗き込む。
黒く光る刀身にゾワッと鳥肌が立った。
アイフレッドの白い首筋に、ジトレフの黒い長剣が刃先を立てて当てられている。
アイフレッドの華奢な手足はことごとくジトレフに組伏せられていた。
完全制圧。
でも、なんでアイフレッドが?!
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コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
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