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第一部ヴァルキュリャ編 第三章 ロンダーネ
口の悪い料理人
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「「「いっただっきまぁ~すっっ」」」
「お口に合うか分かりませんが、どーぞめしあがれ」
ダイニングルームのテーブルの上には、人数分のオムレツみたいなものが用意されていた。
それと、薄焼き煎餅だかクラッカーみたいなのが大皿に並んでいる。
そばには赤黒いジャムみたいなものが添えられていた。
「おぉーあれか、卵のやつ。名前なんだっけ」
「エゲケ。タクミ好きだっつってたろ」
卵ってことはオムレツで当たりか。
混ぜられた具が見えるし、スパニッシュオムレツみたいなやつかな。
スプーンを入れると、思ったよりふんわりと軽かった。
中から香りに満ちた湯気が広がる。
パクリと頬張って、衝撃が走る。
ふんわっっっ! とろけるっっ。
なんだこれっ?! オムレツじゃないのか?
ほんのりとした卵の甘味に、魚かな? 具のしょっぱさが絶妙に混ざり込む。
なんか色んな具が入っていて、次々とその風味と食感が加わっていく。
見た目はただのオムレツなのに、さながら食材のオーケストラ!
「んんん~~っ美味いよなぁ! 実はさぁー? 奥さん達に話して作って貰ったりもしたんだよ。でもこーはならないんだよなぁー。まぁ、そこがプロなんだろーけど! 今日のは芋も入ってるのか?」
「その辺にあった食材使わせて貰った」
「芋がこんなに甘くとろりとするとはねぇ。アイド、お前やっぱり天才だなぁーっ」
「お褒めいただきありがとうございます」
感動冷めやらぬ俺達とは対照的に、淡々と無表情で返す料理人。
顔を俯かせ、ほとんど目も合わせずに、小さな口へと料理を運び続けている。
調理モードなのか、清潔そうな白布が頭に巻かれ、黄金の髪はすべて覆い隠されていた。
顔だけが露になっているせいか、さっきと大分印象が違う。
意思の強そうな、くっきりした目が視線を奪い、中性的どころかかなり男らしい。
名前はゴードンって感じだ。
「ほんとに美味いですっっ。エゲケって言うんですか? 俺、初めて食べました。えっと、昨夜も、それと、その前も、タクミさんの取り計らいであなたの作った料理を戴きました。どれもとても美味しかったです」
アセウスが好青年の笑顔を放った!
料理人は強い目つきのまま受け止めた。
ぜんぜんきいていない!
「喜んでいただけて何よりです」
料理人は感情なく言い捨て、食べ続けている!
アセウスのきもちがさがった!
ってゲームのバトルモードかっ。
ボックスに あずけている ポケモンが いっぱいのため つかえません!
俺は コミュ力が いっぱいいっぱいのため つかえません。
「じゃあ、お待ちかねの自己紹介といくか。こいつはアイフレッド。アイフレッド・……ファミリーネームなんだっけ?」
「ない」
「あぁ、そーだったか。自由気ままな流離い料理人、アイフレッド。愛称アイドだ。年はいくつだっけ」
「知らねぇ、たぶん17くらい」
「な、近いだろ? 誤解を招く言い方してるが、別にふざけてるとか、雑にあしらってるとかじゃないんだ。こいつ、こー見えて苦労してるらしくてさぁー、仲良くしてやってくれ」
「そーゆーのいいんで。仲良くとか、タクミの言うことは気にしないでください。仕事の依頼を頂ければ十分なんで。つーかこー見えてってなんだよ。見るからに苦労が滲み出てんだろ」
「そーかぁ? 俺には生まれながらの高貴さと育ちの良さが滲み出て見えるんだけどなぁ」
「ちっ! 老眼か?」
軽快なトークがぽんぽん応酬される。
タクミさんとアイフレッドはかなり親しいようだ。
にしては、か。だから、か。
俺はアイフレッドの最後の言葉に同意だった。
タクミさん、一体どこを見てるんだ?
あえて探しても顔ぐらいしかねぇ。
黙っていれば確かに高貴な顔立ちだ。
だが、それを裏切る不躾な態度、ガラの悪い言葉遣い。
襟足から除く金髪もブリーチだろって思えてくるくらい、ヤンキー臭がする。
今なんて、舌打ちしたぞっっ。本人の目の前でっ。
「こいつもなんだ。生まれながらの高貴さと、育ちの良さ、滲み出てるだろ?」
包容力を感じさせる微笑みで舌打ちをあしらうと、タクミさんはアセウスを示した。
こっちは納得する。めっちゃ滲み出てる。
だから、ますますさっきのは納得がいかねー俺。
「同じところがあるから仲良くなれるんじゃないかと思うんだよなー。お前が要らないっつーならアセウスには頼まないけど、アイドが仲良くしてやってくれ。話したろ、こいつ、俺の」
「はいはい、分かったって」
「ありがとなぁー。じゃあ、アセウスとエルドフィンの自己紹介といきますか! 俺の天使ちゃん、アセウスからどーぞ」
皿から口へ、動くことを止めなかったアイフレッドの手が止まった。
ずっと皿へと伏していたアイフレッドの目が、ぎょっとしてアセウスに向けられている。
わかりみ。
いや、普通の反応だと思うよ、それ。
「タクミさん、アイドさんにもそれ言ってんのかよー。さすがに恥ずかしいな。俺はアセウス・エイケンっていいます。セウダ出身で、幼馴染みのエルドフィンと旅をしているんですけど、タクミさんのご厚意でここを拠点にしています。よろしくお願いします」
アイフレッドは固まったままだった。
信じられないものを見るような目でアセウスを見続けている。
わかるよ……。
言う方も言う方だけど、言われる方も強烈だよな。
恥ずかしいなー、って照れるだけで流せるかっっ!? 初対面の前でっ。
このメンタル普通じゃねぇよっっ。
「あとなんだろー。あ、一応《 冷たい青布 》です。力が必要な時は言ってください。もう一人《 冷たい青布 》、昨日から旅に加わった奴がいるんですけど、今ローセンダールの町へ買い物に行っています。そいつも、アイドさんの料理に感激してました」
「アセウスんちであるエイケン家ってのはさぁー、セウダの領主をやってるんだ。アイドも行ったことあるだろ? セウダ。で、アセウスは本来は次期当主様なんだけどさ、勘当同然だっだっけ? 家出して放浪生活をしてるんだ。何年だっけ?」
イケオジがサラッとぶっ込んできやがった。
アセウスの笑顔が少し曇る。
「十五の時だから、三年です。今、十八です」
アイフレッドへの説明用だってのは俺にもアセウスにも分かった。
でも、アイフレッドに言う必要あるのか?
「自他ともに認める職を手に、自由きままな放浪生活。話が合いそうだろ?」
タクミさんは微笑んだ。
いつものニッコリなのに、俺にはニヤッと含みが見えた。
アセウスは愛想笑いで、アイフレッドは無表情だ。
苦労してるって(自分で)言ってた。
アイフレッドも訳ありってことか?
「一番自由気ままなんはタクミだろ。タクミと比べたら俺だってどなた様だってまったく全然歯が立たねぇよ」
アイフレッドはそう吐き捨てると、皿の上で止まっていた手をまた動かし始めた。
言えてる。
態度は悪ぃが、俺はアイフレッドと気が合いそうだ。
「あっははは、そのとーりだ! 二人とも、早く俺くらい自由きままになれよなー。同じところから世界を眺めて語り合う日を楽しみにしてるんだ。俺もそう長生きして待ってはいられないからなー?」
腹黒オジ、そのテンション止めろ。
本気なんだがふざけてるんだか、掴みにくいんだよ。
半ば呆れながらタクミさんに目をやったら、ニッコリと微笑まれた。
え、なんスか。
「次はエルドフィンの番だな! 自己紹介どーぞっ」
う゛、うぜぇ。
「お口に合うか分かりませんが、どーぞめしあがれ」
ダイニングルームのテーブルの上には、人数分のオムレツみたいなものが用意されていた。
それと、薄焼き煎餅だかクラッカーみたいなのが大皿に並んでいる。
そばには赤黒いジャムみたいなものが添えられていた。
「おぉーあれか、卵のやつ。名前なんだっけ」
「エゲケ。タクミ好きだっつってたろ」
卵ってことはオムレツで当たりか。
混ぜられた具が見えるし、スパニッシュオムレツみたいなやつかな。
スプーンを入れると、思ったよりふんわりと軽かった。
中から香りに満ちた湯気が広がる。
パクリと頬張って、衝撃が走る。
ふんわっっっ! とろけるっっ。
なんだこれっ?! オムレツじゃないのか?
ほんのりとした卵の甘味に、魚かな? 具のしょっぱさが絶妙に混ざり込む。
なんか色んな具が入っていて、次々とその風味と食感が加わっていく。
見た目はただのオムレツなのに、さながら食材のオーケストラ!
「んんん~~っ美味いよなぁ! 実はさぁー? 奥さん達に話して作って貰ったりもしたんだよ。でもこーはならないんだよなぁー。まぁ、そこがプロなんだろーけど! 今日のは芋も入ってるのか?」
「その辺にあった食材使わせて貰った」
「芋がこんなに甘くとろりとするとはねぇ。アイド、お前やっぱり天才だなぁーっ」
「お褒めいただきありがとうございます」
感動冷めやらぬ俺達とは対照的に、淡々と無表情で返す料理人。
顔を俯かせ、ほとんど目も合わせずに、小さな口へと料理を運び続けている。
調理モードなのか、清潔そうな白布が頭に巻かれ、黄金の髪はすべて覆い隠されていた。
顔だけが露になっているせいか、さっきと大分印象が違う。
意思の強そうな、くっきりした目が視線を奪い、中性的どころかかなり男らしい。
名前はゴードンって感じだ。
「ほんとに美味いですっっ。エゲケって言うんですか? 俺、初めて食べました。えっと、昨夜も、それと、その前も、タクミさんの取り計らいであなたの作った料理を戴きました。どれもとても美味しかったです」
アセウスが好青年の笑顔を放った!
料理人は強い目つきのまま受け止めた。
ぜんぜんきいていない!
「喜んでいただけて何よりです」
料理人は感情なく言い捨て、食べ続けている!
アセウスのきもちがさがった!
ってゲームのバトルモードかっ。
ボックスに あずけている ポケモンが いっぱいのため つかえません!
俺は コミュ力が いっぱいいっぱいのため つかえません。
「じゃあ、お待ちかねの自己紹介といくか。こいつはアイフレッド。アイフレッド・……ファミリーネームなんだっけ?」
「ない」
「あぁ、そーだったか。自由気ままな流離い料理人、アイフレッド。愛称アイドだ。年はいくつだっけ」
「知らねぇ、たぶん17くらい」
「な、近いだろ? 誤解を招く言い方してるが、別にふざけてるとか、雑にあしらってるとかじゃないんだ。こいつ、こー見えて苦労してるらしくてさぁー、仲良くしてやってくれ」
「そーゆーのいいんで。仲良くとか、タクミの言うことは気にしないでください。仕事の依頼を頂ければ十分なんで。つーかこー見えてってなんだよ。見るからに苦労が滲み出てんだろ」
「そーかぁ? 俺には生まれながらの高貴さと育ちの良さが滲み出て見えるんだけどなぁ」
「ちっ! 老眼か?」
軽快なトークがぽんぽん応酬される。
タクミさんとアイフレッドはかなり親しいようだ。
にしては、か。だから、か。
俺はアイフレッドの最後の言葉に同意だった。
タクミさん、一体どこを見てるんだ?
あえて探しても顔ぐらいしかねぇ。
黙っていれば確かに高貴な顔立ちだ。
だが、それを裏切る不躾な態度、ガラの悪い言葉遣い。
襟足から除く金髪もブリーチだろって思えてくるくらい、ヤンキー臭がする。
今なんて、舌打ちしたぞっっ。本人の目の前でっ。
「こいつもなんだ。生まれながらの高貴さと、育ちの良さ、滲み出てるだろ?」
包容力を感じさせる微笑みで舌打ちをあしらうと、タクミさんはアセウスを示した。
こっちは納得する。めっちゃ滲み出てる。
だから、ますますさっきのは納得がいかねー俺。
「同じところがあるから仲良くなれるんじゃないかと思うんだよなー。お前が要らないっつーならアセウスには頼まないけど、アイドが仲良くしてやってくれ。話したろ、こいつ、俺の」
「はいはい、分かったって」
「ありがとなぁー。じゃあ、アセウスとエルドフィンの自己紹介といきますか! 俺の天使ちゃん、アセウスからどーぞ」
皿から口へ、動くことを止めなかったアイフレッドの手が止まった。
ずっと皿へと伏していたアイフレッドの目が、ぎょっとしてアセウスに向けられている。
わかりみ。
いや、普通の反応だと思うよ、それ。
「タクミさん、アイドさんにもそれ言ってんのかよー。さすがに恥ずかしいな。俺はアセウス・エイケンっていいます。セウダ出身で、幼馴染みのエルドフィンと旅をしているんですけど、タクミさんのご厚意でここを拠点にしています。よろしくお願いします」
アイフレッドは固まったままだった。
信じられないものを見るような目でアセウスを見続けている。
わかるよ……。
言う方も言う方だけど、言われる方も強烈だよな。
恥ずかしいなー、って照れるだけで流せるかっっ!? 初対面の前でっ。
このメンタル普通じゃねぇよっっ。
「あとなんだろー。あ、一応《 冷たい青布 》です。力が必要な時は言ってください。もう一人《 冷たい青布 》、昨日から旅に加わった奴がいるんですけど、今ローセンダールの町へ買い物に行っています。そいつも、アイドさんの料理に感激してました」
「アセウスんちであるエイケン家ってのはさぁー、セウダの領主をやってるんだ。アイドも行ったことあるだろ? セウダ。で、アセウスは本来は次期当主様なんだけどさ、勘当同然だっだっけ? 家出して放浪生活をしてるんだ。何年だっけ?」
イケオジがサラッとぶっ込んできやがった。
アセウスの笑顔が少し曇る。
「十五の時だから、三年です。今、十八です」
アイフレッドへの説明用だってのは俺にもアセウスにも分かった。
でも、アイフレッドに言う必要あるのか?
「自他ともに認める職を手に、自由きままな放浪生活。話が合いそうだろ?」
タクミさんは微笑んだ。
いつものニッコリなのに、俺にはニヤッと含みが見えた。
アセウスは愛想笑いで、アイフレッドは無表情だ。
苦労してるって(自分で)言ってた。
アイフレッドも訳ありってことか?
「一番自由気ままなんはタクミだろ。タクミと比べたら俺だってどなた様だってまったく全然歯が立たねぇよ」
アイフレッドはそう吐き捨てると、皿の上で止まっていた手をまた動かし始めた。
言えてる。
態度は悪ぃが、俺はアイフレッドと気が合いそうだ。
「あっははは、そのとーりだ! 二人とも、早く俺くらい自由きままになれよなー。同じところから世界を眺めて語り合う日を楽しみにしてるんだ。俺もそう長生きして待ってはいられないからなー?」
腹黒オジ、そのテンション止めろ。
本気なんだがふざけてるんだか、掴みにくいんだよ。
半ば呆れながらタクミさんに目をやったら、ニッコリと微笑まれた。
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