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第一部ヴァルキュリャ編 第二章 コングスベル
三人のヴァルキュリャ
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廊下を何度も曲がり、さながら迷路みたいに進む。
ダンジョン系が得意な俺にはバレバレだがな。
俺達は、単に邸宅の中心部へ向かっているのだ。
大事な部屋は中心部に隠せ、まぁ鉄板である。
ついに、行き止まりに辿り着いた。
頑丈そうな扉の鍵をガンバトルが開けている。
開錠したのか、振り向いたガンバトルが兵士達追随に目で合図する。
と、次は俺達にだ。
「入れ。他言は無用だ」
どうやら、ガンバトルと共に部屋に入るのは俺達だけらしい。
こりゃ、期待できそうか?
ガンバトルに続き、アセウス、俺の順に部屋の中へ入る。
薄暗い室内に目が慣れる前に扉が閉められ、一瞬ではあるが身の安全を危ぶむ緊張感が走る。
窓がないのか、室内は真っ暗だ。
壁に設置された灯りが申し訳程度に周囲を照らしている。
ここにもガラスが使われていた。
目を凝らした暗闇の先で、ガンバトルがアセウスを呼び寄せ、何か紐のようなものを持たせている。
おいおいおい、またあの野郎は勝手に。
足元に気をつけつつ、すかさず近寄ると、
「一人で足りる。ゆっくり引け、いいと言うまでだ」
そう言ってガンバトルは俺達から距離を取った。
アセウスが紐を手繰りながらゆっくりと引いていく。
すると、頭上から眩しい日の光が射し込んできた。
思わず見上げると、高い天井にガラス張りと思われる天窓があって、天窓から射し込む光を遮るように大きな布が張られていた。
アセウスが紐を引くにつれて、遮光していた布が端へ寄せられ、天井が露になっていく。
それとともに、眩しい昼の光が遠慮なく室内へと注ぎ込んでくる。
すげぇ……トップライトってやつか。
天空光の柔らかい光で明らかになっていく室内を見回して、俺は息を飲む。
やっべぇ……。
ガラでもなく一瞬見とれちまったよ。
いや、一瞬でもないか。
今も、俺、これ、見とれてるんだろうな。
壁一面を覆うように飾られた大きな織物。
天井から注ぐ柔らかな光を受けて、毛足が美しい濃淡を見せる。
淡い輝きは絵画とも違う、遠景のような質感を醸し出し、さながらそこに実在するように俺達の前に現れた。
金の髪と赤い髪の美しい戦乙女、ヴァルキュリャだ。
その姿は、生きているような躍動感で、見る者を魅了する。
「ローサ……?」
アセウスの呟くような声に俺は我に返った。
あ゛ー。見とれてる場合じゃないっって。
「パッと見、似てるよな。でも違ぇよ」
俺はアセウスにだけ聞こえるように耳打ちした。
そう、似てるけど違うとはっきり言えた。
俺は本人に会ってるから。
この猛々しさの滲み出る美しさはシグル、「三番目」だ。
ということは、恐らく、この金髪のヴァルキュリャは「初代」。
織物には三人の戦乙女が織り描かれていた。
交わす言葉が聞こえてきそうなシグルと「初代」。
その二人の後ろに、控えるように三人目の戦乙女が描かれている。
灰褐色の髪のヴァルキュリャ。
きっとこのヴァルキュリャが「二番目」、今回俺が会って協力を取り付けないといけない相手だ。
「もういい、紐を寄越せ。感想は?」
ガンバトルが冷ややかな声を投げ掛けてきた。
「あ、えっと、素晴らしいですね。これを見せられたらどんな人だってヴァルキュリャが実在したと信じるでしょう。見せていただけたことに心から感謝します」
アセウスがぎこちなく答える。
当たり障りのない感想だな。
「なにやら思うところがあるようだが?」
「あ、すみません。一瞬、知り合いに似て見えたものですから、といっても、子孫なのだから似ていて当たり前なんですけど」
まぁそうだ。
この織物のシグルがローサに似てるって言うなら、カルロヴナやカルナナにだって似ている。
あの二人は雰囲気が乙女っつーより、婦人って感じなんだけど、絵を相手に雰囲気の話をしても大した違いにはならないし。
要は、誰を一番に思い起こすかって話。
なんじゃねぇの?
「まぁ、そうだろうな。俺から見ても良く似ているよ」
ん? あれ? いま……
「ヨルダール家は太古聖戦の時代に、魔物と戦ったヴァルキュリャを選出した誉れある一族だと伝えられてきた。その証として受け継がれてきた織物がこれだ。この三人の中の一人が我がヨルダール家から選ばれたヴァルキュリャだといわれている。どれかまでは特定されていなかったが、選択肢は二つになったようだな」
「……」
アセウスが複雑な表情で俺を見てきた。
だよなぁ。
選択肢は二つもねぇんだけど。
なんかガンバトルめんどくさそうだし、教えてやる気が起こらねぇ。
沈黙したアセウスに代わって俺は口を開いた。
「ヨルダール家のヴァルキュリャ様ってどんな話が残ってるんですか?」
「……槍を持つ神オージンが魔物と戦う軍勢として人間から選ばれた、尊き人間だ。ヴァルキュリャにはオージン神の魔力が授けられ、軽く魔物を凌駕したという。オージン神は尊い一人目に、人間の代表として、実に人間らしい乙女を選ばれた。その戦果を喜び、二人目として、自らに似た乙女を選ばれた。それが槍を持ち力を溜める者・ヨルダールだ」
「ゲイロルル……それって、通り名ですよね?」
「その通りだ。ゲイラホズ、ゲイルドリヴル、グズル、様々な呼び名が残っている。ヨルダール家ではゲイロルルをその名として用いているだけだ。当時の当主、勇敢なトルムンドの娘で、その後当主を継いだ、用心深い鷲ソラリンの姉だ。当時を記した文献がない訳ではないが、何故か本来の名は伝わっていない」
ガンバトルは腕を組みつつ、俺の質問に答える。
えー、思ったより会話が成立してるっ。
俺はその事実に驚いていた。
親切な回答とはほど遠いけどさ。
全部聞き出すのに、何回質問しなきゃいけないんだろう。
めんどくせぇ。
1を聞いたら10答えてくれよ。
残念なことに、前世で鬱陶しかった先輩を思い出してしまった。
会社あるある。指示ができない無能先輩。
え? そんな先輩知らない? うそーぉ。俺めちゃめちゃ知ってる。
最初から全部言えばいいのにさ、「コレやれ」って1言うだけでさ。
やった後になってから「2がない、3もやらないと」って後出しは常。
やり直しを持っていくと「4も普通するだろ、5も欲しいな、6は出来ないか?」て言ってくるアレ!
頭悪いと思わねぇ? 俺ほんと毎回アホ臭くなって嫌だった。
「最初に全部言ってください」っていえば、決まって「聞かなかっただろ、わからなきゃ聞けよ」ってさぁ!
1やれとしか言われてないのに、何を聞くんだよ。
きっと、ガンバトルもそういうタイプだな。
あーやだやだっ! 消えて欲しいわっ。
「オージンに似てるっていうのは?」
「容姿のことなのか、思考のことなのか、何かしら似ていたのだろう」
わかんねぇのね。
それなら、―――― !
ダンジョン系が得意な俺にはバレバレだがな。
俺達は、単に邸宅の中心部へ向かっているのだ。
大事な部屋は中心部に隠せ、まぁ鉄板である。
ついに、行き止まりに辿り着いた。
頑丈そうな扉の鍵をガンバトルが開けている。
開錠したのか、振り向いたガンバトルが兵士達追随に目で合図する。
と、次は俺達にだ。
「入れ。他言は無用だ」
どうやら、ガンバトルと共に部屋に入るのは俺達だけらしい。
こりゃ、期待できそうか?
ガンバトルに続き、アセウス、俺の順に部屋の中へ入る。
薄暗い室内に目が慣れる前に扉が閉められ、一瞬ではあるが身の安全を危ぶむ緊張感が走る。
窓がないのか、室内は真っ暗だ。
壁に設置された灯りが申し訳程度に周囲を照らしている。
ここにもガラスが使われていた。
目を凝らした暗闇の先で、ガンバトルがアセウスを呼び寄せ、何か紐のようなものを持たせている。
おいおいおい、またあの野郎は勝手に。
足元に気をつけつつ、すかさず近寄ると、
「一人で足りる。ゆっくり引け、いいと言うまでだ」
そう言ってガンバトルは俺達から距離を取った。
アセウスが紐を手繰りながらゆっくりと引いていく。
すると、頭上から眩しい日の光が射し込んできた。
思わず見上げると、高い天井にガラス張りと思われる天窓があって、天窓から射し込む光を遮るように大きな布が張られていた。
アセウスが紐を引くにつれて、遮光していた布が端へ寄せられ、天井が露になっていく。
それとともに、眩しい昼の光が遠慮なく室内へと注ぎ込んでくる。
すげぇ……トップライトってやつか。
天空光の柔らかい光で明らかになっていく室内を見回して、俺は息を飲む。
やっべぇ……。
ガラでもなく一瞬見とれちまったよ。
いや、一瞬でもないか。
今も、俺、これ、見とれてるんだろうな。
壁一面を覆うように飾られた大きな織物。
天井から注ぐ柔らかな光を受けて、毛足が美しい濃淡を見せる。
淡い輝きは絵画とも違う、遠景のような質感を醸し出し、さながらそこに実在するように俺達の前に現れた。
金の髪と赤い髪の美しい戦乙女、ヴァルキュリャだ。
その姿は、生きているような躍動感で、見る者を魅了する。
「ローサ……?」
アセウスの呟くような声に俺は我に返った。
あ゛ー。見とれてる場合じゃないっって。
「パッと見、似てるよな。でも違ぇよ」
俺はアセウスにだけ聞こえるように耳打ちした。
そう、似てるけど違うとはっきり言えた。
俺は本人に会ってるから。
この猛々しさの滲み出る美しさはシグル、「三番目」だ。
ということは、恐らく、この金髪のヴァルキュリャは「初代」。
織物には三人の戦乙女が織り描かれていた。
交わす言葉が聞こえてきそうなシグルと「初代」。
その二人の後ろに、控えるように三人目の戦乙女が描かれている。
灰褐色の髪のヴァルキュリャ。
きっとこのヴァルキュリャが「二番目」、今回俺が会って協力を取り付けないといけない相手だ。
「もういい、紐を寄越せ。感想は?」
ガンバトルが冷ややかな声を投げ掛けてきた。
「あ、えっと、素晴らしいですね。これを見せられたらどんな人だってヴァルキュリャが実在したと信じるでしょう。見せていただけたことに心から感謝します」
アセウスがぎこちなく答える。
当たり障りのない感想だな。
「なにやら思うところがあるようだが?」
「あ、すみません。一瞬、知り合いに似て見えたものですから、といっても、子孫なのだから似ていて当たり前なんですけど」
まぁそうだ。
この織物のシグルがローサに似てるって言うなら、カルロヴナやカルナナにだって似ている。
あの二人は雰囲気が乙女っつーより、婦人って感じなんだけど、絵を相手に雰囲気の話をしても大した違いにはならないし。
要は、誰を一番に思い起こすかって話。
なんじゃねぇの?
「まぁ、そうだろうな。俺から見ても良く似ているよ」
ん? あれ? いま……
「ヨルダール家は太古聖戦の時代に、魔物と戦ったヴァルキュリャを選出した誉れある一族だと伝えられてきた。その証として受け継がれてきた織物がこれだ。この三人の中の一人が我がヨルダール家から選ばれたヴァルキュリャだといわれている。どれかまでは特定されていなかったが、選択肢は二つになったようだな」
「……」
アセウスが複雑な表情で俺を見てきた。
だよなぁ。
選択肢は二つもねぇんだけど。
なんかガンバトルめんどくさそうだし、教えてやる気が起こらねぇ。
沈黙したアセウスに代わって俺は口を開いた。
「ヨルダール家のヴァルキュリャ様ってどんな話が残ってるんですか?」
「……槍を持つ神オージンが魔物と戦う軍勢として人間から選ばれた、尊き人間だ。ヴァルキュリャにはオージン神の魔力が授けられ、軽く魔物を凌駕したという。オージン神は尊い一人目に、人間の代表として、実に人間らしい乙女を選ばれた。その戦果を喜び、二人目として、自らに似た乙女を選ばれた。それが槍を持ち力を溜める者・ヨルダールだ」
「ゲイロルル……それって、通り名ですよね?」
「その通りだ。ゲイラホズ、ゲイルドリヴル、グズル、様々な呼び名が残っている。ヨルダール家ではゲイロルルをその名として用いているだけだ。当時の当主、勇敢なトルムンドの娘で、その後当主を継いだ、用心深い鷲ソラリンの姉だ。当時を記した文献がない訳ではないが、何故か本来の名は伝わっていない」
ガンバトルは腕を組みつつ、俺の質問に答える。
えー、思ったより会話が成立してるっ。
俺はその事実に驚いていた。
親切な回答とはほど遠いけどさ。
全部聞き出すのに、何回質問しなきゃいけないんだろう。
めんどくせぇ。
1を聞いたら10答えてくれよ。
残念なことに、前世で鬱陶しかった先輩を思い出してしまった。
会社あるある。指示ができない無能先輩。
え? そんな先輩知らない? うそーぉ。俺めちゃめちゃ知ってる。
最初から全部言えばいいのにさ、「コレやれ」って1言うだけでさ。
やった後になってから「2がない、3もやらないと」って後出しは常。
やり直しを持っていくと「4も普通するだろ、5も欲しいな、6は出来ないか?」て言ってくるアレ!
頭悪いと思わねぇ? 俺ほんと毎回アホ臭くなって嫌だった。
「最初に全部言ってください」っていえば、決まって「聞かなかっただろ、わからなきゃ聞けよ」ってさぁ!
1やれとしか言われてないのに、何を聞くんだよ。
きっと、ガンバトルもそういうタイプだな。
あーやだやだっ! 消えて欲しいわっ。
「オージンに似てるっていうのは?」
「容姿のことなのか、思考のことなのか、何かしら似ていたのだろう」
わかんねぇのね。
それなら、―――― !
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